ちょっと急ぎ気味だったけど、見所が沢山ありすぎたな。そして、暗い展開になってきた。救いはあの子の可愛さ?
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時計屋のサイモンは良き犠牲になったのだ。てか、妙齢とも言えない年を食った婆さんと手をつながれて、狭い密室の中で二人とか、頼まれてもやりたくないわw。何、この羞恥プレイ。
あのトリックのタネ明かしはしなかったけど、その前に見せていた手品のトリックの応用で解けるようなものだったので、そこは省いたのかも知れない。サイモンが何モンで、どんなに頭が優秀であろうと、どんなトリックでも見破れようと、状況把握が出来ていないと生きていけない。そこがヴィクトリカとの違い。
ヴィクトリカは「止めろ」と言ったけど、止められない。それは久城一弥個人ではどうしようもないほどに味方がいない。誰もがバックについている恐ろしいモノに対して抵抗する気が起きない。それは自分の命が惜しいから。そして、抵抗しても無意味だとわかっているから。
そんな敵陣の中での孤軍奮闘にしか過ぎないサイモン自身のプライドが邪魔になり、自らの頭脳と言動が偏ったものでしかないという証明となった不幸。基本は出来ているけど、応用が出来ないみたいな。
普通に考えてだよ。普通に考えて、殺人が起きれば、犯人を探すよりも自分の身の安全を第一にするよね。トリックがわかってもわからなくても、人を一人殺しても構わないような感覚の人間がそばにいるなら、まずその人から逃げたいと思うよね。そういう意味では探偵は変わった嗜好というか思考の持ち主だ。
そんな人間が一人ではなくグループとして自分を取り囲んでいるかも知れない不安がある。なら、他人に過ぎない被害者を救済するなんてことは考えない。それが十人の中で十人がそう考える。もし、百人の中で一人がその殺人のトリックを明かし、殺人犯を特定したとしても、相手が大きなテロ組織みたいなものだったら、その人も殺されて、THE ENDだ。殺人なんてなかった。その人は急にいなくなった。それだけで済みそう。
だからこそ、サイモンがそのトリックがわかっても、相手の土壌に踏み込んで荒らそうという姿勢はどれだけの規模かわからないテロ組織に武器も持たずに単身乗り込んでいくもの。異議を出した時点で、その人はもう死んでいる。そういう意味では場数を踏んだヴィクトリカは親の期待に応えて、周りの空気を読む面で才能を開花させている。
まあ、このトリックは箱の裏側を見せていない時点で、後ろの箱の開け閉めが出来るのだと思う。だから、カーテンに隠れてスタンバっていた黒子たちが、後ろから二人の椅子を交換しただけなんだと思う。これぐらいに簡単なトリックなら、今までの難しそうなトリックを見破っていたサイモンなら解けていたと思う。
だけど、解けなかったんだろう。それが自分のプライドに火をつけてしまっただけなのかも知れない。後ろに黒子がいるとわかっているなら、ナイフが出た時点で死を覚悟しないといけない。いや、黒子がナイフを持っていたら、同じようなものか。些細な無知が命取りとなった事例として嫌な事件だったね。
もう一人の婆さんはただ単に返り血を浴びただけですね。生きてても死んでても、観客には別に関係ないからね。とりあえず、演出で怖がらせるために倒れとけみたいな感じでピクピクしている婆さん萌え〜。
で、色々と腑に落ちないのが幻燈機や洪水ですね。まあ、投影機ぐらいで困惑するドイツ軍もドイツ軍だけど、オカルト省と科学アカデミーというバックが見えてきただけで混乱している。
とりあえず、オカルト省にブロワ公爵がいて、科学アカデミーという組織があって、ブライアン・ロスコーとコルデリア・ギャロという灰色狼の第3勢力がいるということでいいのかな。今回殺されたサイモンは科学アカデミー。そう考えると、サイモンは敵地とわかっていながら、敵に見を委ねたってことですかね。ますます、バカだ。
そして、一度だけロスコーがオカルト省に手を貸したということで、オカルト省はヴィクトリカを人質にして、コルデリア・ギャロとブライアン・ロスコーを呼び出した、と。そうなると、呼び出されたロスコーは口封じのために殺されに行ったようなものですね。
でも、ロスコーとしては科学アカデミーにとって重要な形見箱を取り返しに行っただけみたいなので、そこは上手く乗り切れると踏んだんだろうな。それで、科学アカデミーはその箱を取り返し、また隠した、いや持ち出したということか。となると、最終列車の中にその箱を持っている人がいる確率が高いですね。本当に科学アカデミーにとって重要な箱なら海に沈めるわけにはいかないし。
個人的にはロスコーはいい奴だと思っていたけど、今回で180度見方が変わりましたね。幻覚の霧を多くして、水門を開いたりして、オカルト省をつぶそうとしたのがロスコーだとしたら、みつどもえの争いになる。
ロスコーは人を救いはするものの、人を殺すような人間ではないと思ったんだけどな。だから、コルデリア・ギャロはロスコーに手を貸しているのだと思っていた。でも、救った動機が灰色狼の知恵だとするなら、ブロワ公爵と対して変わらない。道具としてみているか、人としてみているかの違いだしなー。
もしかしたら、コルデリアがヴィクトリカに会えないのも、ロスコーが縛っているせいだとすると、今後は人間の悪意みたいなドロドロしたものが溢れ出ている作品にもなりそう。
だけど、この子の見た目が可愛くて、久城一弥との黒き死神のタッグとして何か期待できそうな雰囲気。凛とした感じがたまらないです。何かスカートのポケットを探る仕草をしていたので、もしかしたら、この子が形見箱を持っているのかも知れないですね。第一印象で決めていましたので、これから出番があるといいなー。
時計屋のサイモンは良き犠牲になったのだ。てか、妙齢とも言えない年を食った婆さんと手をつながれて、狭い密室の中で二人とか、頼まれてもやりたくないわw。何、この羞恥プレイ。
科学を信じ、周りを信じてしまった不注意
あのトリックのタネ明かしはしなかったけど、その前に見せていた手品のトリックの応用で解けるようなものだったので、そこは省いたのかも知れない。サイモンが何モンで、どんなに頭が優秀であろうと、どんなトリックでも見破れようと、状況把握が出来ていないと生きていけない。そこがヴィクトリカとの違い。
ヴィクトリカは「止めろ」と言ったけど、止められない。それは久城一弥個人ではどうしようもないほどに味方がいない。誰もがバックについている恐ろしいモノに対して抵抗する気が起きない。それは自分の命が惜しいから。そして、抵抗しても無意味だとわかっているから。
そんな敵陣の中での孤軍奮闘にしか過ぎないサイモン自身のプライドが邪魔になり、自らの頭脳と言動が偏ったものでしかないという証明となった不幸。基本は出来ているけど、応用が出来ないみたいな。
普通に考えてだよ。普通に考えて、殺人が起きれば、犯人を探すよりも自分の身の安全を第一にするよね。トリックがわかってもわからなくても、人を一人殺しても構わないような感覚の人間がそばにいるなら、まずその人から逃げたいと思うよね。そういう意味では探偵は変わった嗜好というか思考の持ち主だ。
そんな人間が一人ではなくグループとして自分を取り囲んでいるかも知れない不安がある。なら、他人に過ぎない被害者を救済するなんてことは考えない。それが十人の中で十人がそう考える。もし、百人の中で一人がその殺人のトリックを明かし、殺人犯を特定したとしても、相手が大きなテロ組織みたいなものだったら、その人も殺されて、THE ENDだ。殺人なんてなかった。その人は急にいなくなった。それだけで済みそう。
だからこそ、サイモンがそのトリックがわかっても、相手の土壌に踏み込んで荒らそうという姿勢はどれだけの規模かわからないテロ組織に武器も持たずに単身乗り込んでいくもの。異議を出した時点で、その人はもう死んでいる。そういう意味では場数を踏んだヴィクトリカは親の期待に応えて、周りの空気を読む面で才能を開花させている。
まあ、このトリックは箱の裏側を見せていない時点で、後ろの箱の開け閉めが出来るのだと思う。だから、カーテンに隠れてスタンバっていた黒子たちが、後ろから二人の椅子を交換しただけなんだと思う。これぐらいに簡単なトリックなら、今までの難しそうなトリックを見破っていたサイモンなら解けていたと思う。
だけど、解けなかったんだろう。それが自分のプライドに火をつけてしまっただけなのかも知れない。後ろに黒子がいるとわかっているなら、ナイフが出た時点で死を覚悟しないといけない。いや、黒子がナイフを持っていたら、同じようなものか。些細な無知が命取りとなった事例として嫌な事件だったね。
もう一人の婆さんはただ単に返り血を浴びただけですね。生きてても死んでても、観客には別に関係ないからね。とりあえず、演出で怖がらせるために倒れとけみたいな感じでピクピクしている婆さん萌え〜。
みつどもえの争いはこれからも続くのだろうか?
で、色々と腑に落ちないのが幻燈機や洪水ですね。まあ、投影機ぐらいで困惑するドイツ軍もドイツ軍だけど、オカルト省と科学アカデミーというバックが見えてきただけで混乱している。
とりあえず、オカルト省にブロワ公爵がいて、科学アカデミーという組織があって、ブライアン・ロスコーとコルデリア・ギャロという灰色狼の第3勢力がいるということでいいのかな。今回殺されたサイモンは科学アカデミー。そう考えると、サイモンは敵地とわかっていながら、敵に見を委ねたってことですかね。ますます、バカだ。
そして、一度だけロスコーがオカルト省に手を貸したということで、オカルト省はヴィクトリカを人質にして、コルデリア・ギャロとブライアン・ロスコーを呼び出した、と。そうなると、呼び出されたロスコーは口封じのために殺されに行ったようなものですね。
でも、ロスコーとしては科学アカデミーにとって重要な形見箱を取り返しに行っただけみたいなので、そこは上手く乗り切れると踏んだんだろうな。それで、科学アカデミーはその箱を取り返し、また隠した、いや持ち出したということか。となると、最終列車の中にその箱を持っている人がいる確率が高いですね。本当に科学アカデミーにとって重要な箱なら海に沈めるわけにはいかないし。
個人的にはロスコーはいい奴だと思っていたけど、今回で180度見方が変わりましたね。幻覚の霧を多くして、水門を開いたりして、オカルト省をつぶそうとしたのがロスコーだとしたら、みつどもえの争いになる。
ロスコーは人を救いはするものの、人を殺すような人間ではないと思ったんだけどな。だから、コルデリア・ギャロはロスコーに手を貸しているのだと思っていた。でも、救った動機が灰色狼の知恵だとするなら、ブロワ公爵と対して変わらない。道具としてみているか、人としてみているかの違いだしなー。
もしかしたら、コルデリアがヴィクトリカに会えないのも、ロスコーが縛っているせいだとすると、今後は人間の悪意みたいなドロドロしたものが溢れ出ている作品にもなりそう。
だけど、この子の見た目が可愛くて、久城一弥との黒き死神のタッグとして何か期待できそうな雰囲気。凛とした感じがたまらないです。何かスカートのポケットを探る仕草をしていたので、もしかしたら、この子が形見箱を持っているのかも知れないですね。第一印象で決めていましたので、これから出番があるといいなー。
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