レベル5同士の闘い。レベル5としての戦い。レベル6に向けての諍い。
>> 続きを閉じる
いやー、初っ端からいいですね。もう体力も気力も限界にきて、思考を止めないように一歩ずつ目的地に向かって足を進める美琴。そこからは疲労の色も見え始めて、いつもの美琴ならとにかく何も考えずに前へ進めと言い聞かせながら強引に突破するんですよね。
だけど、麦野の狙いは美琴に対して一歩遅かった。あと少し、滝壺を使って追い込んで撤退か死を覚悟する程度にまで追い込むことが出来なかった。この塩梅がいいですよね。
ご都合主義ではなく、ただ美琴の状態がAIMストーカーの力では把握することが出来ないし、これだけ居場所を突きとめて、攻撃を仕掛ければ相手もかなり弱っているし、そろそろ目的地で待ち構えて、滝壺の心配をした。その優しさが裏手に出たという感じが小憎らしいです。
そして、悪役がやりそうな相手の武器を使っての美琴の戦略。ここで美琴を冷静にさせてしまったのが麦野の最大の失態ですよね。美琴の性格を知っていればやりようがあったけど、掃除屋としてのプライドからか敵の戦力を計らないで勝負に出た。いや、レベル5同士だから知っているのか。
そこにケリをつけようと向かう麦野とフレンダの人形爆弾を使って目的地に待ち構えているだろう敵への対処。こんな美琴を見たことがなかっただけに、電撃だけじゃないその知恵は今後活かされていくだろうと思う。まだ中学生だもんな。
そこからフレンダの爆弾を味方につけた美琴と麦野の対決。なんていうか、『シャナ』のフリアグネを思い出しました。同じように自在に操れる人形が爆発するしね。そのきっかけの違いはあれど、その勝負の幕開けと共に四体の人形爆弾を持っている美琴と麦野だと、麦野に向けて放り投げた爆弾を電撃で着火させ爆発させる。いやー、上手い攻撃です。
ただ、このメルトダウナーの能力は少しチートじゃないですかね。前回の対戦を見た時には攻撃特化型だと思っていたら、防御も出来るなんてね。本当に第4位と第3位の順位付けが間違っていますよね。いや、中学生相手に順位の一つ違うだけで怒り狂っている良いオトナもどうかと思いますけどねw。
アクセラレータみたいに絶対的な力とその証明が欲しいんでしょうね。美琴の心など全く気にしないで。そこで美琴に対して、この研究所を潰そうとする理由くらい聞いてあげるのが大人の礼儀ってもんじゃないですかね。話している隙に狙われる可能性もあるけれど、それぐらいの悪役としての余裕が欲しかった。
対する美琴は手に持っている四体ぐらいかと思いきや、わざわざ金属を仕込んで何十体も操作しているところに痺れました。いやー、この発想はなかった。金属があれば自由に操れるという発想から人形爆弾に金属を仕込んで、あちこちにある爆弾を集めて、金属(金属片?)を入れている姿を想像すると何だか笑えますね。
爆弾の回収を忘れたフレンダがここにきてまた活きてきたw。だけど、あれだけあれば、フレンダといえど美琴が集めるより前に全てを回収できなさそう。むしろ、美琴と鉢合わせしてまた電気で下を痺れさせるだけで済まなそうですw。そういう意味ではフレンダは運が良かった。
そして、次々と人形爆弾を撃破していく麦野。こちらもアイテムのアイテム(スミマセン)っぽい回路らしきものを取り出して攻撃を散弾銃みたいにする所も伊達にレベル5やっていませんね。
もっと頭を使えば、その散弾銃を人形だけに照準を合わさずに時々美琴に対しても飛ぶようにすれば勝ち目があったのかもしれません。まあ、数が数だけに近くで爆発されたらたまったもんじゃないですから、攻撃よりまずは防御ですよね。
で、人形爆弾を減らされて窮地に追い込んでここでますます余裕を見せる麦野さん。まあ、ここで大人の余裕を見せちゃう所に甘さを感じます。
まだ何かあるかもしれない、相手を追い込んで始末するための術の最善策は常に何かというのをプロなんですから中学生相手に知恵勝負で負けているんじゃないよ、だから、第4位なんだよ、と思いましたが、美琴が人形爆弾を背中に隠すというのは予想出来なかっただけに乾杯ですw。
そこで金属が入っている人形だから麦野の頭にぶつけて気絶。ここで爆発させて相手を殺そうと思わない所に美琴の良心が見えます。相手は自分を殺そうと思っているのだから、殺してしまったとしても正当防衛だと言い切れるけど、やっぱりフレンダの時と同じく後味が悪いんですよね。
クローンで18万円で買えるシスターズを殺すよりも、普通に生きてきた人間を殺すということに対しても美琴は健全なんですよね。だからこそ、食いしばってでも目的を完遂しようとしている。その姿がなんとなく格好いい。
『超電磁砲』では木山せんせいとの対決が醍醐味だったけど、それ以上の戦略の面白さを実感出来ました。電気って便利ですねw。
で、目的地に辿り着いて爆発させて研究所を潰したまでは良かったけれど、気絶していた人間がいつまでも気絶しているわけではないことを美琴は知らなかったんでしょうか。一本道で帰りも同じ。
そうなると、復活している可能性は高いわけで、すぐに事を済ませたとしても、また勝負になるという所まで頭が回らなかったのでしょうね。情けをかけて気絶に済ませて勝ち誇っているように見える中学生に対して、オトナは容赦ないわけです。まあ、今度は逃げればいいだけですから楽は楽なんですけどね。
そこから先は考えていて、もう今回の美琴はフレンダに賭けていますよねw。あのフレンダなら仕掛けている。きっと、いや間違いなく封鎖のためにテープを貼り巡らせている。そんな期待を胸に鉄橋を選んだ。鉄なら電磁場で美琴は助かるし、鉄を粉々に焼き切ることができる。
しかも、真っ二つじゃなくて色々な角度で貼っている所にフレンダのこだわりを感じます。もう本当にフレンダさまさまで、これだけ準備するのにどれだけ時間がかかったんだろうね。
もし、美琴がずっと来ずに研究員がこの研究所を使っていたら、必ず十人以上は死んでますねw。かといって回収しづらいし、間違えてフレンダ自体が吹っ飛んでしまいそうだし。よく頑張ったフレンダ。これからはアイテムを離れて、美琴と一緒に手を組もうと黒子との三角関係をつい期待してしまうくらいに好きになってしまったよ。
で、予想通り鉄橋を焼き切って、麦野を底に落とそうとしたけれど、助けようとしているんですよね。もし、それで麦野が万が一助かったとしても、プライドの高い麦野のことだから、美琴の優しさに乗じて一緒に転落死を選んでいたと思う。
運良くメルトダウナーの能力で落下を緩衝出来たのが幸いでした。その能力がわかっていれば、美琴はすぐに焼き切ったでしょうね。
だけど、殺すのはやっぱり嫌だったわけで美琴に少しの躊躇いがあって、そこで麦野が引いてくれることを望んだ。でも、引かなかった。なら、仕方ないと割りきって一緒に生きる道を最後まで模索していた所にちょっと感動。
まあ、そこから麦野は美琴に関心を示して、依頼主ではない関係者を脅迫して事実を知ることになるわけだけど、その高笑いが何を示すものだったかわからないですね。バカな計画というのには同意だけど、そこから麦野はどうするか。全く読めない。
まさか散々やられた美琴に協力するはずがないし、順位も変わらないし、思想が全く違うからね。かといって、実験に協力するかといえば、アクセラレータというレベル6移行計画のために自分たち掃除屋が使われて、レベル5同士で戦わせて潰そうとした研究者がいるわけです。
依頼主であれど、信用は出来ないし自分ではなくアクセラレータを最強にするというのは麦野の感情を鑑みるに面白くないと思うのですよね。だから、中立的な立場で面白い方につくんじゃないかな。
実験も成功させないし、美琴は憎んだまま、今まで通り掃除屋を続けながら、いつも通りを貫くのかと。いや、最後の研究所がもぬけの殻というのはちょっとおかしい。
美琴が絶対にそこに来るとわかって、再度勝負を挑んでもいいわけですよね。二戦二敗だし。だけど、そんな個人的な怨嗟よりも学園都市の闇を知った麦野なりのやり方が気になります。
そして、愛しの布束さんはどうなってしまったのか、今回の出番がなかっただけに超心配です。せめて、声だけでも聞かせてくれ、とミサカはミサカは誘拐犯に対しての常套句を口にしてみたり。
上条さんの登場で本当にシスターズ編は終わりなのか、すごく気になります。だけど、これに対しての答えはいらないです。それはそれでサプライズになる可能性もあるし、シスターズの移送から研究者が何もしないということもなさそうだしね。
感情プログラムがインストールされないままのシスターズの今後は気になるけれど、『禁書目録』につなげれば感情プログラムはインストールされていなかったので、このままかなって思ったりね。
呆気無い終わり方だけど、哀愁漂っていいですね。美琴だけが感じて、美琴だけが戦って、美琴の中で終息する。それはそれで最高だったよ。
いやー、初っ端からいいですね。もう体力も気力も限界にきて、思考を止めないように一歩ずつ目的地に向かって足を進める美琴。そこからは疲労の色も見え始めて、いつもの美琴ならとにかく何も考えずに前へ進めと言い聞かせながら強引に突破するんですよね。
美琴を追い詰めることは出来なかった麦野
だけど、麦野の狙いは美琴に対して一歩遅かった。あと少し、滝壺を使って追い込んで撤退か死を覚悟する程度にまで追い込むことが出来なかった。この塩梅がいいですよね。
ご都合主義ではなく、ただ美琴の状態がAIMストーカーの力では把握することが出来ないし、これだけ居場所を突きとめて、攻撃を仕掛ければ相手もかなり弱っているし、そろそろ目的地で待ち構えて、滝壺の心配をした。その優しさが裏手に出たという感じが小憎らしいです。
そして、悪役がやりそうな相手の武器を使っての美琴の戦略。ここで美琴を冷静にさせてしまったのが麦野の最大の失態ですよね。美琴の性格を知っていればやりようがあったけど、掃除屋としてのプライドからか敵の戦力を計らないで勝負に出た。いや、レベル5同士だから知っているのか。
そこにケリをつけようと向かう麦野とフレンダの人形爆弾を使って目的地に待ち構えているだろう敵への対処。こんな美琴を見たことがなかっただけに、電撃だけじゃないその知恵は今後活かされていくだろうと思う。まだ中学生だもんな。
フレンダの力をなめるなよ!
そこからフレンダの爆弾を味方につけた美琴と麦野の対決。なんていうか、『シャナ』のフリアグネを思い出しました。同じように自在に操れる人形が爆発するしね。そのきっかけの違いはあれど、その勝負の幕開けと共に四体の人形爆弾を持っている美琴と麦野だと、麦野に向けて放り投げた爆弾を電撃で着火させ爆発させる。いやー、上手い攻撃です。
ただ、このメルトダウナーの能力は少しチートじゃないですかね。前回の対戦を見た時には攻撃特化型だと思っていたら、防御も出来るなんてね。本当に第4位と第3位の順位付けが間違っていますよね。いや、中学生相手に順位の一つ違うだけで怒り狂っている良いオトナもどうかと思いますけどねw。
アクセラレータみたいに絶対的な力とその証明が欲しいんでしょうね。美琴の心など全く気にしないで。そこで美琴に対して、この研究所を潰そうとする理由くらい聞いてあげるのが大人の礼儀ってもんじゃないですかね。話している隙に狙われる可能性もあるけれど、それぐらいの悪役としての余裕が欲しかった。
対する美琴は手に持っている四体ぐらいかと思いきや、わざわざ金属を仕込んで何十体も操作しているところに痺れました。いやー、この発想はなかった。金属があれば自由に操れるという発想から人形爆弾に金属を仕込んで、あちこちにある爆弾を集めて、金属(金属片?)を入れている姿を想像すると何だか笑えますね。
爆弾の回収を忘れたフレンダがここにきてまた活きてきたw。だけど、あれだけあれば、フレンダといえど美琴が集めるより前に全てを回収できなさそう。むしろ、美琴と鉢合わせしてまた電気で下を痺れさせるだけで済まなそうですw。そういう意味ではフレンダは運が良かった。
そして、次々と人形爆弾を撃破していく麦野。こちらもアイテムのアイテム(スミマセン)っぽい回路らしきものを取り出して攻撃を散弾銃みたいにする所も伊達にレベル5やっていませんね。
もっと頭を使えば、その散弾銃を人形だけに照準を合わさずに時々美琴に対しても飛ぶようにすれば勝ち目があったのかもしれません。まあ、数が数だけに近くで爆発されたらたまったもんじゃないですから、攻撃よりまずは防御ですよね。
で、人形爆弾を減らされて窮地に追い込んでここでますます余裕を見せる麦野さん。まあ、ここで大人の余裕を見せちゃう所に甘さを感じます。
まだ何かあるかもしれない、相手を追い込んで始末するための術の最善策は常に何かというのをプロなんですから中学生相手に知恵勝負で負けているんじゃないよ、だから、第4位なんだよ、と思いましたが、美琴が人形爆弾を背中に隠すというのは予想出来なかっただけに乾杯ですw。
そこで金属が入っている人形だから麦野の頭にぶつけて気絶。ここで爆発させて相手を殺そうと思わない所に美琴の良心が見えます。相手は自分を殺そうと思っているのだから、殺してしまったとしても正当防衛だと言い切れるけど、やっぱりフレンダの時と同じく後味が悪いんですよね。
クローンで18万円で買えるシスターズを殺すよりも、普通に生きてきた人間を殺すということに対しても美琴は健全なんですよね。だからこそ、食いしばってでも目的を完遂しようとしている。その姿がなんとなく格好いい。
『超電磁砲』では木山せんせいとの対決が醍醐味だったけど、それ以上の戦略の面白さを実感出来ました。電気って便利ですねw。
で、目的地に辿り着いて爆発させて研究所を潰したまでは良かったけれど、気絶していた人間がいつまでも気絶しているわけではないことを美琴は知らなかったんでしょうか。一本道で帰りも同じ。
そうなると、復活している可能性は高いわけで、すぐに事を済ませたとしても、また勝負になるという所まで頭が回らなかったのでしょうね。情けをかけて気絶に済ませて勝ち誇っているように見える中学生に対して、オトナは容赦ないわけです。まあ、今度は逃げればいいだけですから楽は楽なんですけどね。
もう一度言う! フレンダをなめるなよ!
そこから先は考えていて、もう今回の美琴はフレンダに賭けていますよねw。あのフレンダなら仕掛けている。きっと、いや間違いなく封鎖のためにテープを貼り巡らせている。そんな期待を胸に鉄橋を選んだ。鉄なら電磁場で美琴は助かるし、鉄を粉々に焼き切ることができる。
しかも、真っ二つじゃなくて色々な角度で貼っている所にフレンダのこだわりを感じます。もう本当にフレンダさまさまで、これだけ準備するのにどれだけ時間がかかったんだろうね。
もし、美琴がずっと来ずに研究員がこの研究所を使っていたら、必ず十人以上は死んでますねw。かといって回収しづらいし、間違えてフレンダ自体が吹っ飛んでしまいそうだし。よく頑張ったフレンダ。これからはアイテムを離れて、美琴と一緒に手を組もうと黒子との三角関係をつい期待してしまうくらいに好きになってしまったよ。
で、予想通り鉄橋を焼き切って、麦野を底に落とそうとしたけれど、助けようとしているんですよね。もし、それで麦野が万が一助かったとしても、プライドの高い麦野のことだから、美琴の優しさに乗じて一緒に転落死を選んでいたと思う。
運良くメルトダウナーの能力で落下を緩衝出来たのが幸いでした。その能力がわかっていれば、美琴はすぐに焼き切ったでしょうね。
だけど、殺すのはやっぱり嫌だったわけで美琴に少しの躊躇いがあって、そこで麦野が引いてくれることを望んだ。でも、引かなかった。なら、仕方ないと割りきって一緒に生きる道を最後まで模索していた所にちょっと感動。
麦野の考え
まあ、そこから麦野は美琴に関心を示して、依頼主ではない関係者を脅迫して事実を知ることになるわけだけど、その高笑いが何を示すものだったかわからないですね。バカな計画というのには同意だけど、そこから麦野はどうするか。全く読めない。
まさか散々やられた美琴に協力するはずがないし、順位も変わらないし、思想が全く違うからね。かといって、実験に協力するかといえば、アクセラレータというレベル6移行計画のために自分たち掃除屋が使われて、レベル5同士で戦わせて潰そうとした研究者がいるわけです。
依頼主であれど、信用は出来ないし自分ではなくアクセラレータを最強にするというのは麦野の感情を鑑みるに面白くないと思うのですよね。だから、中立的な立場で面白い方につくんじゃないかな。
実験も成功させないし、美琴は憎んだまま、今まで通り掃除屋を続けながら、いつも通りを貫くのかと。いや、最後の研究所がもぬけの殻というのはちょっとおかしい。
美琴が絶対にそこに来るとわかって、再度勝負を挑んでもいいわけですよね。二戦二敗だし。だけど、そんな個人的な怨嗟よりも学園都市の闇を知った麦野なりのやり方が気になります。
そして、愛しの布束さんはどうなってしまったのか、今回の出番がなかっただけに超心配です。せめて、声だけでも聞かせてくれ、とミサカはミサカは誘拐犯に対しての常套句を口にしてみたり。
上条さんの登場で本当にシスターズ編は終わりなのか、すごく気になります。だけど、これに対しての答えはいらないです。それはそれでサプライズになる可能性もあるし、シスターズの移送から研究者が何もしないということもなさそうだしね。
感情プログラムがインストールされないままのシスターズの今後は気になるけれど、『禁書目録』につなげれば感情プログラムはインストールされていなかったので、このままかなって思ったりね。
呆気無い終わり方だけど、哀愁漂っていいですね。美琴だけが感じて、美琴だけが戦って、美琴の中で終息する。それはそれで最高だったよ。