なんだ、これは。なんだ、この欝で神展開は!
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泣かせたいのか?どうしても、視聴者を泣かせたいのか?所々に泣けるポイントを置かれちゃ、こちらも号泣せねばなるまい。もう、この回、大好きです。
九鳳院に帰ってきて、こぼしてしまった飲み物を拭く紫。そんな日常の光景も、他の人にやらせればよい、いや、紫はそういうことをやってはいけない。普通の一般人とは違うから。この一言を話したときの、紫の絶望ぶりも、ツカミから突っ走ってます。
それで、五月雨荘で、ボーっと過ごしている3人。放心状態かと思いきや、意外に、普通。牡蠣を食べたいといっている真九郎も普段通りで、少し笑えた。柿じゃなくて、牡蠣だったか。一瞬、ちょっと驚いた。
万冊の束の闇絵のだましっぷりに、愕然とする真九郎がいい味出してます。闇絵って、無表情なのに、こういうこと平気で出来ますよね。なんというか、だましやすいというか、だまされやすいというか。
昨日の夜の手相を視た話は、環の部屋にいたという事実からも、ウソということに。その一万円は九鳳院からの買収としてか、紅花の侘びか。それとも、真九郎を勇気付けるために、闇絵が自腹切ったか。どれだとしても、なんかさびしい。
スーパーで冷凍えびピラフを持ったところで、回想シーン。ここで、サバの味噌煮を出してきたかー。五月雨荘の少し明るい空気のノリだったので、わー、なんか不意打ちで泣けてきた。
弥生との会話で、紫が五月雨荘に来る前の話しを聞く。外の世界からの隔離。死んだような目。誰にも頼れず、誰とも話さず。そんな紫の足はガクガクでした。奥の院から全く出なかったので、足が衰えちゃったのか。
でも、あんなに紫を真九郎に預けるのを反対していた弥生が、真九郎を励ます光景ってなんか不思議。自分の失敗話まで話すぐらいだし。弥生が守っていた人の「オレンジ、オレンジがいい」が最後の言葉って、何かかわいそう過ぎる。
ここで真九郎の言葉、「切り替えられるほど、強くありません」。今までのことを忘れることが強くなることなのか。無理して自分を納得させることも強さなのか。強さの定義が問われますね。今までは、大事な人を守るために、強くなると決めてきた真九郎にとっての、目的の転換の強要。このときにも、真九郎は違和感を覚えていたでしょうね。自分が強くなるための理由とは違う現実に。
真九郎は自分に言い聞かせて納得させたいのに、銀子の態度がつらすぎる。明らかに失望の眼差しですよ。「良かったね。パッと頭を切り替えられて」「うまくいくといいわね」などと、いつもの皮肉っぽい銀子でありながら、真九郎の心にバッサリと斬りつける言葉を放つ姿が切なすぎる。
そんな銀子を前にして、強がって、切り替えたように見せた真九郎の、五月雨荘に帰ってから、友達に携帯電話での一言。なんだろう、この部分が一番予想外だった。なんていうか、現実を上手く受け止められない放心状態になっている真九郎の後姿とか、演出が上手い。もう、自分がなにしていたのかさえわからなくなっていて、心は錯乱状態なんだろうね。
そこで、友達の話からゲームという単語が、…壊してしまったDSと紫のために買うDS。買ってもらえると聞いて喜んでいた紫。約束を守れなかった。それを思い出したくないために、部屋の掃除。とにかく何かしていないと、紫のことを思い出してしまうんで、つらいんでしょうね。
でも、掃除をしていれば、色々と紫との生活を思い出してしまう。紫の楽しみの一つだったテレビ。受信状態が悪い、そんなテレビでも、喜ぶ紫。環と一緒にあぐらをかいて見ている姿が目に浮かびますよ。電気ストーブ、寒いからほしいと環に頼んでいた紫だったけど、真九郎だけが使う羽目に。
そして、紫との会話のひとつひとつを思い出しては反芻して答えてしまう真九郎。それを自己防衛のように、空に向けて、言い訳をしてしまう真九郎が寂しすぎますよ。
仕事と紫、どっちが大事なの?と問いかけたくなるようなシーンでした。このとき、特別な人間関係を仕事を理由にして、なくしてしまう自分の姿が間違っていることに気づいたんでしょう。
引越し。九鳳院に紫の場所がばれて、引越しすることになった前回では、納得していたので、環、闇絵と別れたくないとのことよりも、紫と一緒にいた思い出の場所、五月雨荘を離れたくないってことなんでしょうね。
紫を外に出す以外にも目的はあった。恋愛させること。7歳の紫が真九郎に恋をしていたので、それで終わり。そんな紅花の話を聞いて、より一層、紫を外に出して、普通の生活をさせてあげたいと思ったのでしょう。まだ、本当の恋をしていたわけじゃない。それだったら、紫の母との約束を果たしていない。
こう、感情をむき出しにして、怒鳴りつける紅花も珍しいけど、紅花に絶対服従の真九郎の意志の強さがこう、こみ上げるものがありますね。
そして、九鳳院との真っ向対決へ。
環の、真九郎を見直した感じの表情とか、絶対に真九郎は無事に帰ってくると信じている姿とか良いですね。そして、闇絵の貸したマフラーは紫のために。環からも七五三の写真を渡してほしいとの依頼。でも、紫は帰ってくるとは限らないと思っているところもせつなすぎる。
マフラーは紫が帰ってからあげればいいだけだし。写真も同じ。それを真九郎に渡したということが、九鳳院の恐さの片鱗を味わった者としての勘なのかも。
でも、こんな生死をかけた別れかもしれないのに、真九郎に抱きついてはしゃいでいる環と闇絵。そして、送り出すときも笑顔で。こんな生き生きとした表情を見せ付けられれば、真九郎も頑張らざるを得ない。でも、真九郎の姿が見えなくなって、環と闇絵が心配の表情になるところは、真九郎を勇気付けるために表情を作っていたと考えると、また、涙が。
捕らわれた紫を救出する。次回も期待できそうな展開ですね。
泣かせたいのか?どうしても、視聴者を泣かせたいのか?所々に泣けるポイントを置かれちゃ、こちらも号泣せねばなるまい。もう、この回、大好きです。
「紫がこぼしたんだから、紫が吹かなきゃダメだろ」
「自分でやることすら、できなくなってしまった」
九鳳院に帰ってきて、こぼしてしまった飲み物を拭く紫。そんな日常の光景も、他の人にやらせればよい、いや、紫はそういうことをやってはいけない。普通の一般人とは違うから。この一言を話したときの、紫の絶望ぶりも、ツカミから突っ走ってます。
それで、五月雨荘で、ボーっと過ごしている3人。放心状態かと思いきや、意外に、普通。牡蠣を食べたいといっている真九郎も普段通りで、少し笑えた。柿じゃなくて、牡蠣だったか。一瞬、ちょっと驚いた。
万冊の束の闇絵のだましっぷりに、愕然とする真九郎がいい味出してます。闇絵って、無表情なのに、こういうこと平気で出来ますよね。なんというか、だましやすいというか、だまされやすいというか。
昨日の夜の手相を視た話は、環の部屋にいたという事実からも、ウソということに。その一万円は九鳳院からの買収としてか、紅花の侘びか。それとも、真九郎を勇気付けるために、闇絵が自腹切ったか。どれだとしても、なんかさびしい。
スーパーで冷凍えびピラフを持ったところで、回想シーン。ここで、サバの味噌煮を出してきたかー。五月雨荘の少し明るい空気のノリだったので、わー、なんか不意打ちで泣けてきた。
弥生との会話で、紫が五月雨荘に来る前の話しを聞く。外の世界からの隔離。死んだような目。誰にも頼れず、誰とも話さず。そんな紫の足はガクガクでした。奥の院から全く出なかったので、足が衰えちゃったのか。
でも、あんなに紫を真九郎に預けるのを反対していた弥生が、真九郎を励ます光景ってなんか不思議。自分の失敗話まで話すぐらいだし。弥生が守っていた人の「オレンジ、オレンジがいい」が最後の言葉って、何かかわいそう過ぎる。
「同じ失敗はするな」といって、次の仕事をくれた」
「次の…」
ここで真九郎の言葉、「切り替えられるほど、強くありません」。今までのことを忘れることが強くなることなのか。無理して自分を納得させることも強さなのか。強さの定義が問われますね。今までは、大事な人を守るために、強くなると決めてきた真九郎にとっての、目的の転換の強要。このときにも、真九郎は違和感を覚えていたでしょうね。自分が強くなるための理由とは違う現実に。
「あれは?護衛の」
「ああ、あれは失敗しちゃったじゃん。あの仕事のことはもういいよ。とにかく新しい仕事をしくじらないようにしなきゃ」
「ふぅん」
「何?」
「あんたって、そういうこと言える人になったんだ」
「どういうこと?」
「いいわよ。そういう考え方って必要だし」
真九郎は自分に言い聞かせて納得させたいのに、銀子の態度がつらすぎる。明らかに失望の眼差しですよ。「良かったね。パッと頭を切り替えられて」「うまくいくといいわね」などと、いつもの皮肉っぽい銀子でありながら、真九郎の心にバッサリと斬りつける言葉を放つ姿が切なすぎる。
「普通さー、学校から帰ったら何やってんの?」
「俺、普段何してたかな?」
そんな銀子を前にして、強がって、切り替えたように見せた真九郎の、五月雨荘に帰ってから、友達に携帯電話での一言。なんだろう、この部分が一番予想外だった。なんていうか、現実を上手く受け止められない放心状態になっている真九郎の後姿とか、演出が上手い。もう、自分がなにしていたのかさえわからなくなっていて、心は錯乱状態なんだろうね。
そこで、友達の話からゲームという単語が、…壊してしまったDSと紫のために買うDS。買ってもらえると聞いて喜んでいた紫。約束を守れなかった。それを思い出したくないために、部屋の掃除。とにかく何かしていないと、紫のことを思い出してしまうんで、つらいんでしょうね。
でも、掃除をしていれば、色々と紫との生活を思い出してしまう。紫の楽しみの一つだったテレビ。受信状態が悪い、そんなテレビでも、喜ぶ紫。環と一緒にあぐらをかいて見ている姿が目に浮かびますよ。電気ストーブ、寒いからほしいと環に頼んでいた紫だったけど、真九郎だけが使う羽目に。
そして、紫との会話のひとつひとつを思い出しては反芻して答えてしまう真九郎。それを自己防衛のように、空に向けて、言い訳をしてしまう真九郎が寂しすぎますよ。
「真九郎はいつもいつも忙しいって、言ってばっかりだ」
「だって、仕事なんだ…。仕事なんだよ…。俺はプロなんだ」
仕事と紫、どっちが大事なの?と問いかけたくなるようなシーンでした。このとき、特別な人間関係を仕事を理由にして、なくしてしまう自分の姿が間違っていることに気づいたんでしょう。
引越し。九鳳院に紫の場所がばれて、引越しすることになった前回では、納得していたので、環、闇絵と別れたくないとのことよりも、紫と一緒にいた思い出の場所、五月雨荘を離れたくないってことなんでしょうね。
紫を外に出す以外にも目的はあった。恋愛させること。7歳の紫が真九郎に恋をしていたので、それで終わり。そんな紅花の話を聞いて、より一層、紫を外に出して、普通の生活をさせてあげたいと思ったのでしょう。まだ、本当の恋をしていたわけじゃない。それだったら、紫の母との約束を果たしていない。
「紫にもう一度聞きたいんです」
「紫の目はおびえていました」
「紫の口から真意を聞きたいんです」
こう、感情をむき出しにして、怒鳴りつける紅花も珍しいけど、紅花に絶対服従の真九郎の意志の強さがこう、こみ上げるものがありますね。
そして、九鳳院との真っ向対決へ。
「乾杯用の酒でも用意して待ってようかな」
環の、真九郎を見直した感じの表情とか、絶対に真九郎は無事に帰ってくると信じている姿とか良いですね。そして、闇絵の貸したマフラーは紫のために。環からも七五三の写真を渡してほしいとの依頼。でも、紫は帰ってくるとは限らないと思っているところもせつなすぎる。
マフラーは紫が帰ってからあげればいいだけだし。写真も同じ。それを真九郎に渡したということが、九鳳院の恐さの片鱗を味わった者としての勘なのかも。
でも、こんな生死をかけた別れかもしれないのに、真九郎に抱きついてはしゃいでいる環と闇絵。そして、送り出すときも笑顔で。こんな生き生きとした表情を見せ付けられれば、真九郎も頑張らざるを得ない。でも、真九郎の姿が見えなくなって、環と闇絵が心配の表情になるところは、真九郎を勇気付けるために表情を作っていたと考えると、また、涙が。
捕らわれた紫を救出する。次回も期待できそうな展開ですね。