所詮、すべては戯言なんだよ

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皆さん、シャイニー。ゆっこは新しい挨拶を次々と開発していくな。シャイニーで思い出したけど、寿美菜子の「Shiny+」はかなり良い曲なので、是非、20枚くらい購入することをお薦めします。今からでも遅くない。店頭に急げ。むしろ、急がば回れ。


しかし、今回はゆっこ無双だったな。もう、ゆっこのライフポイントはゼロよ。って言いたくなるくらいに、ゆっこの沈み込む姿を何度も見て、リアルで泣きそうになった。それでも、次のシーンでは、元気なゆっこに戻っているんだから、この子の精神力はハンパないでー。リアル高校生の4,021円は社会人にとって、ひと月分の給料プラスアルファみたいな感じなんだろうな。落としたお金の分、楽しめればいいのにね。現実は甘くないね。


その裏では、デニムっ娘のお母さん探しが展開されていた。母をたずねて三千里のごとく、壮絶なストーリーと壮大な設定があるんだろうな。むしろ、お姉さんも、全身デニムっ娘っていえば、お母さんも一言でわかると思うよ。デニムで笑いすぎたせいで、その後の記憶がおぼろげだよ。デニム幼女を想像して小一時間悶えてた。結構ピンポイントでストライクゾーンかも知れない。やべー、ちょっと、デニム幼女探してくる。笹食ってる場合じゃねー。


久しぶりに見たみさとの可愛さは異常だなー。もう、オチはわかっているのに、このワクワク感はなんだろうね。彼女の存在感と自己アピールはすごいと思いますよ。むしろ、みさとは学校では笹原としか関わっていないような気がしてきて、違法ではない本物のストーカーの名を欲しいままにしてきたけど、こんな鉢合わせの偶然にちょっとしたときめきを覚えるんだろう。

そして、その嬉しさという動揺を隠すために、色々と言葉を発してごまかすけれども、そのごまかしは必要ないとばかりに、いつも通りの笹原が悔しくてたまらないんだろう。少しくらい、照れている私に対して、反応を示してくれてもいいのに、なんていう、自分の魅力に疑問を抱いたりして、心の葛藤を繰り広げている様子が可愛くてたまらない。


そう簡単に、私はあなたの思い通りにならないのよ、とツン成分を発揮してみるも、結果的に思い通りになってしまった自分が恥ずかしい。いや、もしかしたら、心の中ではあうんの呼吸が出来ていて、言葉を介さないでも、通じ合える仲に……。キャーッ！（笹原が撃たれる音）


そして、安中さん。もうね、安中さんとみさとは、この作品でのサブキャラの中では二強の存在だよ。群を抜いて面白い。面白いのに可愛いのに不条理。なんだろうね、この子たちの日常って。ありそうで、なさそうで、あったら嫌で、いや、あったらあったで日常が楽しくなるかも、という、このもやもや感を残しつつも、最後はなんだかんだ言いつつも、爽快感と爆笑だけが残るという感じで言葉に出来ないので、10回ほど見て、「えー」というくらいしか出来ない。


てか、安中さんもナスに弾丸がめりこんだ時点で気づいていれば、いや、気付いても、このおっちゃんなら、てか、このおっちゃんのせいで、世の中が怖くなってきた。気のいいおじさんも、心の奥底ではこういった商売というお金に対する欲求に負けて、人に対する優しさを忘れてしまったというね。そんな哀しさだけが残る。そして、それは制裁されるわけではなく、ヘタのついたナスだけが残る。射的は上手いけど、ヘタ（下手）のついたナスで返される不条理。「えー」。


ゆっこ成分と小ネタが多かったためか、なの成分が足りない。その分、はかせがその可愛さを担当。本当の意味でなのになろうとしている。可愛さも何もかもとられた、なのの存在意義が軽薄になってきそうだけど、はかせがなのに挑戦して、その（ネジの）痛みを覚えたことで、少しだけ、ほーんの少しだけ、なのの気持ちがわかったんじゃないかな。

わかっていて、なおも、ネジを外さないはかせの気持ちはもしかしたら、ネジという特殊性ということで、はかせに創られた存在であることをなのに植えつけているのかも知れない。取れるけど、あえて取らない。そこにネジがある限り、はかせを意識せざるを得ない。はかせを忘れられない。忘れて欲しくない、はかせという孤独な少女の絆を愛する気持ち。


だから、策士のなのであっても、はかせはのらない。この流れには笑えたけど、泣けた。ひどいよ、ひどすぎるよ。小一時間でもいいから、ネジの取れた普通の人としての生活を望んでいたなのとは違って、ネジを外したなのは、はかせにはなれない。東雲研究所に置ける、自分の誇りとして、はかせはままごとであっても、遊びではかせの名をなくすことはいやなんだろうな。名刺も作るくらいだし。

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まさか、この作品で生死をかけた戦いが見られるとは…。ギャグアニメとしての限界点を超えようとしているな。まあ、死ぬ気で頑張るよりも、死ぬ気で熱を出そうとするゆっこの思考回路はメッチャクチャ混線 ♪

親の愛情＝キルデレ

でも、娘に対しては厳しい親の愛情。なんだろう、教頭の孫からの愛情と相まって、それが本当に愛なのか疑わしくなってきたよ。愛と言う名の非道な好意だよ。そりゃ、ゆっこだってポエムに逃げるさ。むしろ、その才能を伸ばしていって、ACに起用されれば全国区だよ。全国区で恥さらしだよ。

教頭の孫が「こんにちワン」って言っているので、密かにその枠を狙っているのかも知れないよ。てか、いつもゆっこは部屋の中で、ほぼ勉強したくねーという孤独な戦いと勝負しているんだなぁ、と厳しい現実を感じますよ。


勉強したくねーという呪縛を逃れたときには、働きたくねーという呪縛が待っている。

呪いから解かれたときには既に死んでいるという結末で、人生、楽あれば苦あり。その楽は風邪を引いたという苦にも等しい試練を乗り越えた先には、苦あれば苦あり、だよ。極悪非道なこの世の中に絶望した！

敗れた…何もかも敗れた

そして、テスト日程に絶望した！　2日目の保健体育に時定高校は情熱を注ぎ過ぎだよ。なんだよ、みんな日本体育大学への進学を目指しているのかよ。そして、恐怖の3日目をあえて、放送しないという…。

1日目で玉砕したゆっこだけど、3日目の地獄は放送規制が入るほどの過酷な試練だったというわけか。てか、砂消しで、先生敗れました、もとい、破れました、と言えば、その時に消しゴムがないことを訴える余裕がゆっこにあれば。

囲碁サッカー部は仮の姿、本当は大工財閥の息子

個人的に大工財閥の力がツボに入った。本当に大金持ちの息子がいるのかよ。それだったら、せめて部活は木工ボンド部にしておけば…って、ぴぴるぴるぴるぴぴるぴー ♪

でも、カネだけの男よりも農家の長男の笹原先輩の方が優雅だ。これはつまり、お金があってもなくても、要は気の持ちようで、富んでいる、まず死んでいる、いや、貧しんでいる人も、気分次第でどうにでもなるってことさ。

そういう意味では、同じように愛される人がいるという点での共通点。それが積極的か消極的な子の違いだけでお金が目的ではない純粋な恋愛が見れてニヤニヤしています。

教頭死亡フラグ

そして、悪意の塊であるかのような教頭が、まさかの背景暴露。キリ番といえど、アクセス数が100のサイトのキリ番にこだわる教頭が小さすぎる。そこに「大チャット大会」という頑張り。

これは権力に憧れるというよりも、誰か自分と構って欲しいと思う寂しさから、誰かを憎むようになってしまったのですね。その方向が愛する方向にベクトルを変えれば、ただの良いおじいちゃんとして楽しく過ごせられただろう。

そのためのさりげない孫の優しさ。チョコボール（泥）をお土産にもってきてあげた愛情。そこに涙し、一刻も早く食べなければいけないプレッシャーと言う名の重圧がのしかかり、そこに果敢に挑んだ教頭に涙する。涙と涙の重ね塗りやでー。


「あどでー、あどでー」が「後で」に聞こえるから、「後で食べてね」という罠。孔明の罠。上手に発音が出来ない幼き年齢という立場を盾にして、おじきへと突き刺す槍。大人の世界へと一歩足を踏み出す。そして、糾弾する。そんな甘ったれた目で俺を見るな。

そこに釘をさす「一刻も早く」という言葉。理解していないと思ったら大間違いだぞ。子供の無邪気な瞳と夢を優先するか、自らの体を壊すか、孫と自身、どっちが大事だと迫る瞳の輝きに勝てなかった教頭の姿をその後見た者はいない。

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安中さん無双や。何、このバリエーション豊かな「えー」。ツッコミ不在の『日常』の中にあって、素晴らしい「えー」というツッコミの連続でした。

「えー？↑」が基本で、「えー↓」が落ち込む感じで、「え↑ー↑」が驚きで、「え↑ー↓」がどうしたらいいのかわからない感じで、「え↓ー↓」が脱力感で…って、自分が何を言っているのかわからなくなってきた。「えー」。

「えー」

って、まだまだ続くよ。この「えー」は。もう、爆笑しすぎてお腹痛いからね。さくさくと進むよ。地獄はこれからだよ。不意打ちだってするよ。これはいじめじゃないよ。いじめという名の世の中を渡り歩く訓練だよ。

新キャラだって容赦しないよ。リボン付けて目立っていて桜井先生と話して以来の久々の登場だからって、そんなに世の中をなめきった態度に喝を入れてあげてんだよ。「えー」。


流しそうめんって宣伝してあっても、実際は「流し」しか書いてないからね。こんな時代だからこそ、柔軟に対応するのが、『日常』を生き残っていくために必要なことなんだよ。

いつまでも、甘ったれた態度で過ごしていることに対して、年季を重ねた私からの実際的なアドバイスなんだからね。「えー」。

時代は待っちゃくれないし、世間もそんな優しくないよ！

エコとユーモアと初心という時代に即したやり方ってもんがあるんだよ。それについていけなければ、この世界を渡り歩いていけないよ。

正晴さんは除外だよ。彼は挑戦したんだから、その意気を今の若い子に見習って欲しいもんだよ。そんな立派な彼でも障壁にぶつかって帰ってきているんだから、世間はよっぽど厳しいというのがわかるだろう。「えー」。


それに、今の若い子は挑戦すらしない。せっかく、この私が「流し」の究極形態を教えてやろうというのに、変なリボンをつけた高校生一人だけかい。全く、あきれてモノも言えないね。

せめて、この子には私からの個別特訓ということで、無料で教えてあげるよ。無料なんだから、エコに対して、文句を言わない。まあ、きつい言葉ばかりもあれだから、たまにはユーモアでボールを転がしてあげて、厳しい特訓から興味をそらさないようにしてあげるよ。私にも、そんな優しい面があるんだよ。「えー」。

安中さんの中の人の本気

って、なんか変な御託ばかりを並べてもあれだから、この辺で。安中さんの可愛さと相まって、脱力感のある「えー」が耳に心地良くて、安中さんの目の描き方とかが最高で、そのおかげでシュールギャグに対しての悲観度合いが半端ないです。

もう、この子が「えー」を口走る度に、こっちも「えー」ってなる。時代を先どった「えー」。朽ち果てた「へぇ〜」を超える存在になって欲しい。今回は「30えー」もらいました。ありがとうございます。

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みおのお姉可愛すなぁ。もう、みおに普通に構ってもらえないからって、ちょっかいという名の交流のきっかけを求めているんだけど、全てが全て裏目にでてしまうお姉さんの空振り感がすごい。

みおとお姉の冷めつつも温かい関係

そこに全く悪気がないからこそ、みおとしては対処に困る。言ってもわかるなら、メンッとドウッ。鳴かぬなら殺してしまえホトトギス。お姉なんて、いなくなってしまえばいいのに、と思いつつも、嫌わないで律儀に突っ込んであげる所に姉妹愛を感じました。

とりあえず、フェイクでケーキの箱を手前に置いて、奥にラーメンの箱にいちご（一日に五コ）限定のショートケーキを隠しておく。

この見えない攻防がお姉への信じらんない信頼と経験の証。お姉は謝ろうとするけど、それすらも許さないみおの態度。侘びの気持ちから会話のきっかけを作ったら負けだと思っている。まんまとお姉の策略にハマってたまるかという反骨精神。


そして、桂馬でダメなら、王将を立てればいいじゃない的な発想に負けたみお。いちごがないショートケーキなら、残ったパンを食べるしかないじゃないという、一日五コしか作らないケーキ職人が泣きそうな言葉。

実はサプライズだったのさ、とばかりに、お姉の誕生日を忘れているみおの代わりに自分へのプレゼントとして、いちごをもらってあげて、忘れたことを許してあげるお姉の優しさ。これぞ姉妹愛。

だけど、オチではお姉の誕生日じゃないとなったけど、これはお姉の誕生日を覚えていたという、みおのお姉への関心を、お姉自身が確かめたかったという超長い前フリだったというわけなのさ。もう、そんなに構ってほしいなら、お姉は私がもらっていきますね。

まさかの豆テスト結果発表…

豆テストのヌーディスト笹原先輩もどきが再降臨。このプリントをめぐるたびに笑いがこみ上げる。レ点を付けられた人は浮かばれないな。これ抗議の声が殺到するだろうけど、豆テストだからいいか、という気持ちで衝動を抑えきった感じなんだろう。冒頭のテスト終わりの衝撃と感動と友情と努力の結果を見ると尚更笑えてくる。

こんな豆テストを作るような先生たちが作ったテストであんな喜びようだもんな。「man」が正解だったら、「woman」を是非、みお先生に描いてもらいたい。きっと、大事な所に貝殻をつけたような露出度全開の素敵な女性を描いてくれるに違いない。まあ、群馬ならよくあること。

ゆっこのうざさ vs 老舗のベテラン店員

そして、うぜぇゆっこの出番。もうね、いつものゆっこの笑顔を見るだけで舞い上がってしまうね。「あらやだ、恋かしら？」。

もうね、この子はブタもおだてりゃ木に登るがごとく、少しだけの知識で事情通ぶる所がうぜぇのですが、いつでもテンションMAX状態の彼女といれば、何事も楽しく過ごせそうで、みおと麻衣ちゃんが羨ましいよ。パンパンやられた店員の対応がやるきねー。さすが老舗。うぜぇ客への対応も完璧だ。　


クレームがつくとわかって、あえて客がクレームを言い出す前に泣く姿勢。前倒しというサービス精神を忘れていない。まあ、泣かれたことで、何故か被害者なのに加害者意識を芽生えさせて、罪の意識を感じてしまう不思議。

申し訳ないから、また来てあげないといけないなぁ、と、この店員やりおる。この店員の攻略は難易度高いわ。そして、沈黙のプレッシャーを最後まで与え続ける麻衣ちゃんの教育精神も相まって、いつも通り、可哀想なゆっこで終わりました。

はかせにとってのなのの教育というつながり

そして、はかせとなのサイド。はかせが上位存在でなのが下位存在だけど、立場上は逆転。はかせがなのに自分の教育機能を付けた点で、悪いことはわかっているし、その欲望に対して自分を制御できないこともわかっている。

だから、ロボであるなのに、制御してもらう。今回も叱られるのはわかっていて、それが正しいのもわかっているけど、はかせとしての自制がきかない。


なので、なのが罰を与えることで、自らの欲望の制御が出来るように作った。はかせ自身で反省することもできるけど、それははかせの言葉を借りれば、まだ早いと思う。

叱られることで、自らの体で学び、なのという母親代わりの存在というつながりが持てる。子供としての責任転嫁もまだまだ許されるだろうと思って巧妙につくりつつも、そんな弱い自分自身を認めてくれる存在がいることにホッとするんだろうな。

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天気がいいから「テンキーでも買っちゃおうかな」は誰にでもいつでも使えるから便利だな。スラマッパギーと組み合わせて、これからの三日間は、このあいさつをリアルで使おう。もれなく、立場がぽぽぽぽーんってなります。

攻めて責めて、ゆっこには逃げ場所を…

いやー、ゆっこといると楽しいな。もう、この子はどんなに屈辱的な仕打ちを受けても、獅子の子落としみたいに、崖からはいあがってくる信頼感があるから安心だなぁ。

絶対に相手を嫌わないのは友人として最高ですよ。スルーをスルことが愛情表現になるなんて、このポジティブ思考を見習いたいよ。あれ、なんか、私もゆっこみたいなことを呟いた危険な香り。あぁー、ブラウザを閉じないでー。


それにしても、三人の逃避行というオチが高度すぎてわからんかった。一人で逃げることも許されない現実。これがバーチャル世代か。バーチャルのくせにリアルでの追求が痛いよ、苦しいよ。

いや、逆に考えるんだ。滑ったギャグで逃げ出したい気持ちを一人ではなく三人で分かち合っていると。三つよりの綱は一本の綱より強い。これが本当の友情だよ。友情の行き着いた先がこれだよ。特急に乗ったご覧の有様だよ。まさに「攻（責）めの碁石、守りのサッカー」。って、イミフなつながり。

アンタのことなんて何とも思っていない（わけでもない）んだからねっ！

個人的にはみさとがツボった。この子は出てくるだけで気持ちいいな。気持ちよくブッパナシテクレマスヨ。笹原先輩の引き立て役ではなくなってきた彼女の個性が半端ない。

毎回、生きることの幸せを実感させてくれますよ。勘違いしないでよねっ！　ハンカチがハンカチの体をなさなくなったのはアンタのせいなんだからねっ！　アンタが…あんなこと言うから……。


うーん、甘酸っぱい青春や。でも、しかし、ストーカーだ。いや、傷害罪だ。犯罪という障害さえも軽く乗り越えてしまう愛。ディープラブですよ。これが世界の真理の結果ですよ。たまたまゴミを拾って、街の清掃と平和のためにゴミを学校に持ってきて、その持ち主に自分で捨てろっていう、普通で普通すぎて話にもならないくらいに日常の出来事なんだからねっ！　そこから、私がアンタに抱く気持ち深読みするなんて、おこがましいにも程があるわよ。

でも、アンタがよく街にゴミを落とす（何故、よく落とすことを知っている？）から、私がアンタが落とすゴミを（毎日）拾ってあげてもいいんだからっ！　これは告白を超えてプロポーズｗ。あれですね。笹原（農）家の息子の長男と結婚というに玉の輿狙いですね。その回答が知りたくて、今日も寝られない夜を過ごすことになりそうです。

はかせとなのの相互理解で安らかに眠れる幸せなひととき

そして、寝るといえば、はかせとなの。寝る前のひとときが日常的な一場面になっているけど、この母娘関係にも似た、しつけと我慢出来ない欲望と嘘。嘘ついたことは怒らないけど、欲望の制御は教える。彼女の未来を考えて。

はかせの嘘は日常茶飯事だし、ある程度はなのの知力でも見極められるし、あからさまにわかるからこそ、責めない。悪気のない嘘も嘘だけど、発展性のない嘘にいちいち付き合っていたら、はかせは叱られてばかりになる。


そんなはかせの無邪気さと小さな嘘は妥協して、あまり彼女を傷つけないようにするなのの気持ちが優しくて泣ける。でも、しっかりと大事なことは教える。教育は怠らない。はかせが立派な大人になれるように、なのがサポートする。そんな信頼関係と創作者と創作物の関係。

で、なのははかせを創作者として認めているけれど、自分が創作物という物という言葉に反応する。物ではなくて、者で扱って欲しい。せめて、はかせの前では一人の人間でいたい。本当は周りからも奇異の目で見られたくない彼女の普通願望。人としてのスタートラインを踏ませて欲しいという彼女の気持ちをはかせは十分に理解している創作者と創作物（者）との慰めあう平等な関係がたまらなく愛しいと思えてしまう。こんな家庭に生まれたいですね。

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相変わらず、突拍子もないことをやってくるなぁ。日常×京アニのタッグって、実は相性が良いんだろうな。どっちも好き勝手出来るという意味で、おふざけバンザイって感じなんだろう。売上に直結するかわからないけど、こういう漸進的試みは色々やって欲しい。無難にまとめるよりは楽しめる。

「あ、そーれ、ひーめ」

でも、本当、冒頭の7分ぐらいの寸劇はネット社会だからこそ、受け入れられるんだと思う。これが肌に合わないという人も大勢いるだろうけど、それでも、ツッコミたい衝動は誰もが感じると思う。一人で自己完結するには勿体無いシロモノを用意したものだ。

毎回、盛大なるツッコミを入れたい所だけど、ハイセンスなボケなので、ハイセンスなツッコミでないといけないみたいな感じで、ツッコミを視聴者に委ねている分、どう反応していいものか対応に困る。それに賛否両論あったとしても議論の焦点が個人の笑いの感覚なので、自分が面白いと思った部分を周りがどう感じたかも説明が難しい。自分が正常なのか、作品が正常なのか、はたまた、自分が異常で、作品も異常なのか。

もうね、「あ、そーれ、ひーめ」と発した空気がたまらないんですよね。悪い空気を打開しようとして、なんとかしようと焦った末の結論を、その言葉に凝縮する感覚がね。そして、それに続くみんな。この結束力があれば、この国は安泰だな、と思わせるほどに気持ちが共有できているという雰囲気がたまらない。要は命は燃やしてもいいけど、野心は燃やすな、ってことなんでしょうかね。教訓として。

みおのお姉ちゃんのお姉ちゃんっぽさ

しかし、このツカミが印象強すぎて、他のことが思い出せないよ。もう、ネタを思い出せない寿司職人みたいなものだよ。クックック。この自嘲気味の笑いがなんともムカツクんだけど、その潔さも気持ちよかったりで、どうしてくれよう。

個人的には、お姉ちゃんの時代が来ましたね。みおのお姉ちゃんのアクが強すぎて、なのの可愛さが引き立っている。何を言っても、本気で怒らない、なのははかせで教育されているなぁ。いつもは親心からはかせと接しているなのの新たな一面が引き出せた気がする。


みおのお姉ちゃんのお姉ちゃん属性が強すぎて、赤の他人でも姉妹のように感じてしまう、この距離感がたまらない。そのために、なのが妹っぽく感じてしまう不思議。からかわれても、ほんの兄弟喧嘩のように振る舞える二人の仲がなんとも言えない。

はかせとなのと阪本さんの二人と一匹だけの世界から、なのが広い世界への憧れを抱き始めたような感じで、何故か涙が出てしまう。そういう意味では、ネジを取って欲しいというはかせへの頼みは切実な願いでもあったと思って、結構、真剣に世間の普通に対してのこだわりを持っていたんだな、と再認識。

なのが憧れる”普通”とはかせの寂しさ

でも、今回のなのの外への憧れという感情を、制作者であるはかせは予想できていたと思うので、はかせがこのネジをつけている理由って、はかせがなのを独り占めしたい欲求からなんじゃないだろうか。はかせにはなのがいてくれるし、なのにははかせがいる。そういう閉鎖的な社会で独りじゃないと実感できる。

だったら、なのが抱いた感情はいつまでも心のなかに閉まって置かなければならない。それが、とてつもなく寂しく感じてしまう。いつかははかせも成長し、大人になり、老人になり、亡くなってしまう。そうしたときに残されるなの。なのが外に出たら、はかせは独りになるけど、なのも将来独りになる。そんな未来の心配。


だけど、今は阪本さんがいる。それが大きいのですよね。なのが外に出たとしても、家の中には阪本さんがいることで、はかせの寂しさは紛らわせる。それに別の意味で、なのとは違う可愛らしさがある。だから、阪本さんがいる今、なのは外の世界での交流を学んだ方がいいのかも知れない。みおには「変”なの”」と言われるかもしれないけどね。

と、寂しい締めくくりになったけど、今回のEDもどこかアンニュイな気分にさせる曲調だったから、たまにはこんな感じで書いてもいいよね。

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今回の『日常』面白すぎだろう、常考。泣けるほど笑った。なにこれ、なにこの化学反応。そして、反応しない時定高校の生徒たち。スルーが基本、段々とゆっこたちと他の生徒たちとの世界が離れていく。

留まることを知らない笑いのインフレが加速していく。もうやめて、これ以上の笑いは自分たちのハードルを上げるだけだよ。と、言いたくなるけど、毎回、上がっていくクオリティに驚かされる日々が続く。

五月雨ジョージ

五月雨ジョージがレギュラー化しそうな勢いのイレギュラーで飛び込んできて、この顔を見るたびに毎回吹いてしまう。何度見ても飽きない。味がある絵ってすごいよね。みおの描いた絵にも照れてしまうくらいに絵の質はある程度はわかっている上で、自分の方がカッコイイと思えるゆっこの自信という牙城は絶対に崩れないのだろうか。

しかも、こいつは左ハンドルでタクスィー↑業をやっている上でスーパーマンズの一員という、裏の設定が見えてきて、こりゃあ、五月雨ジョージ×ゆっこの薄い本が出るな。その前に、みおが描くデイダラボッチ×テングの薄い本が出るのか。色々な需要があるんだな。もう、わけがわからないよ。

「廊下は異常ありません」

校長が 好調すぎて 最上川。

校長の背中が柔らかすぎて吹いた。ギックリ腰にならないほどに鍛えあげられた身体の強さ。生徒たちが目指すべき姿がそこにはあった。校長は笹原先輩の進化系なのだろうか。防弾チョッキ、あまり役に立ってないからというツッコミすら無粋に感じてしまう。

そして、争いの末に仲直りする両者。校長のダメージと鹿のダメージに違いはあれど、ラストバトルを見込まれた校長という小さな抗争だったのだろう。まあ、これ、ナレーションが入ることで、日常が平和に解決したかに見えたけど何の感動も与えてないから。感動なんてしないんだからねっ！！

ゆっころがし

それにしても、ゆっこが頭角をあらわしてきたというか、作品のダメさ加減を補って余りあるというか、ダメダメな人間なんだけど、憎めない。どこか共感と憐憫を呼ぶような立場になってきた。ゆっこがいじめられると何か嬉しい。ゆっこが調子乗るとどこか楽しい。あぁ、ゆっこはバカだな。

と、思いつつも、ゆっこはみおと麻衣ちゃんを合わせた3人グループの中で役割を与えるのが本当上手い。あくまでこのグループを仕切っているのがゆっこであることに間違いはないんだけど、最終的ポジションとしてはいつも覆って終わる快感。


10円サッカーでも、みおに審判という役悪、いや、役割を与えることで彼女も仲間に加わっているんだよ、という認識を与えているんですよね。あくまで、いつも3人で遊んでいるということを忘れたくない、ちょっとした優しさ。それが裏目に出ることがあっても、いつまでも、その姿勢は変えない。そんなゆっこの可愛さ。

それに対抗する麻衣ちゃん。3人ではいない。いつも1人であることが自然みたいに振舞うけど、独りじゃない。だけど、ゆっこに対してはツンで通す。デレ成分はどうやら、今回は囲碁サッカー部に取られたみたいですね。そんな感じで何が起ころうと気丈にしているけど、いつかゆっこの逆襲があると信じたいです。

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