名前を上げることの意味を深く考えるとかなり親密な関係を築いているんだなぁ、と感じさせる。そして、さおりん。orz
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さおりん最強だよ。また、涙腺がゆるくなってしまった。このいじらしさがたまらなく青春を感じさせる。まだ、自分はやれる。やっていける。そんな気持ちで現実と闘いながら、彼女は生きている。
そんな強気なさおりんとの関係を出来るだけ維持しつつも変化させたくない二鳥修一の楽観主義。そんな調子だから、高槻さんにも振られるのよ、みたいな感じでさおりんが突き放しそうですが、そういう部分も好きな要素に入るんだろうなぁ。
あくまで男の子という枠組みにとらわれるのではなく、女の子に対する憧れという可能性にかけている彼の想い。それは別に常軌を逸しているとか、頭がオカシイとか、そんな感覚で見るのではなく、彼自身の人生に対する目標がまだ明確になっていないからかも知れない。
よく小さい頃は男の子だから特別だとか、女の子だから優しくしてあげなさいとか、そういう異性に対する自分にないものがあるという欲求があるんですよね。それは年を重ねるごとにだんだんと理解してきて、手に入らないものはあるという諦めにも似た割り切り方ができてくるものなんですよ。
でも、先の見えない将来を考えると、今の自分がもっているもの。今の自分ができること。自分が今なりたいもの。そういったものをひっくるめて、現状の判断するんですが、やっぱり楽しい未来が見えないと目の前にある楽しみにすがりついてしまう。
しかも、自分のもっているものが可愛い顔という感覚で周りから見られると、自分の持ち味や才能はこういった類のものなんだと思い始めて、その魅力を生かせるのが女の子という変えられない性別にたどりついてしまう彼の感覚は決して間違っているわけでもないし、悪いことでもない。
でも、それに捕らわれ続けて、自分にはこれしかないと思い始めると、新しい魅力に気付けずに年を重ねて自分を追い込んでいくことになる。それまでに何か別のことに興味が湧いてきて、人は楽しみや趣味を見出し、人生の意義を感じ始めるものなんですよね。
彼の言動から、あまり先を見越してはいないのだけど、マコちゃんが現実を見ろと急かしてくる。彼に悪気はないのだけれど、二鳥修一としては今の自分を肯定し続けることだけで精一杯で、他人の目は気にしないようにしている。
そこにお姉ちゃんの友達の杏那という一般人からの評価。まあ、モデルをやっているくらいだから、今を楽しんでいる一人の人からの評価というのは彼にとっては重い。それが気持ち悪いという解釈で捉えてしまうのは彼自身が少し落ち込んで消極的になっているから。
推測。推察。考えなくていいことまで考えてしまう。それが成長という大人への階段。
だから、彼なりに厳しい現実と向き合いながらも、成長しているんですよね。
違う自分を求めるという意味でお互い共感し合っている部分があるせいでもある。
でも、彼女は彼女で成長する体と悩んでいて、それをユキさんという大人の女性にわかってもらっているという安堵感がある。二鳥修一と違うのはきっとその部分。彼女は彼女なりに苦しんでいるけど、良き理解者が多いという意味で心に余裕が出来ている。
だから、切羽詰ったような感じでロミオとジュリエットの劇での告白に対して、あまり真摯に反応できなかった。そんな今更気づいた自分を奮い立たせるような彼女の励ましがとても心強かった。
少し恥ずかしい告白っぽいことを言っているので、もしかしたら、からかわれたり、相手にされなかったりしないかな、と二鳥修一は考えたかも知れないから、彼の勇気と彼女に対する信頼は絶大なものです。
そんな彼女との名前の交換。これって、結婚式の指輪の交換と似ていますよね。結婚式でお互いの絆の証として物に頼ることになるのですけど、こちらは言葉なので婚約の言葉とかが近いのかも知れない。
でも、友情と理解で結ばれた会話というのはかなり深い思いを抱いた。心強い友を得た喜び。友情って、こうやって育んでいくものなんですよね。
お互いの良い面・悪い面を知り合って、恥ずかしいことも格好いいことも全部ひっくるめて、それがその人自身で構成されているわけですから、それを受け入れることで、ようやく友達といえるのかも知れないと現代のネット社会で希薄な人間関係を考えると、随分考えさせるシーンでありました。
きっと、これから毎回書いていくだろう、さおりんへの愛。アニメキャラに惚れるとかキモがられるかもしれないが、別に構わない。毎回、苦しい現実と向き合っていく彼女の悲痛な思いで胸が痛む事に比べれば大したことない。
馴れ合いは好きではない彼女。関係あるかないか、その割り切り方がすごい。知り合いレベルなら別にいらない。必要ない。友達になってくれるなら構わないけど、友達になってあげるという憐憫にも似た気持ちなら、ただのはた迷惑なので勘弁して欲しいという強気な態度。
その態度が大人っぽくて、男っぽくて、飾ってなくて、更科さんが憧れてしまう。まあ、それに対して不満を述べる白井さんの気持ちもわからないでもない。同じように問題児を抱えている佐々かなことは仲良くなれそうな気がしてきました。お互い苦労しますねー。
だから、そんな付き合いはお断りで、先生が用意してくれた二鳥修一との合同脚本のチャンスを逃したくはないと考えているわけです。彼女は先生に対して不満を述べていましたけど、先生のなめている態度が気に入らないだけで、二鳥修一との合同脚本は彼女なりに楽しんでいるんだろう。決して、ツンデレなんかじゃないんだからねっ!(いや、これはマジでw)
なんとか、きっかけを作りたい。そのきっかけを逃したくない。そんな想いからくる彼女なりの告白。それが高槻よしのとかぶってしまったという悔しさ。
それが気分を害して、やっぱり辛い言葉で彼にあたってしまう。こんな自分を見せたいわけじゃない。
きっと、こんな自分じゃ、彼から好かれない。でも、こんな感情を抱いてしまうのも私。それを含めて好きになって欲しい。それが無理だというのがわかっているからこそ、はがゆい思いで彼との時間を過ごす。
そんな幸せな時間もやっぱり空気が読めない先生のせいでぶち壊しになる。時間だけが過ぎていく。そんな焦りが彼女を襲う。それを共有できる仲間がいない。彼女は彼女一人で戦わなければならない。そんな劇というひとときの時間としての彼女なりの最後のあがきなんだろう。
さおりん最強だよ。また、涙腺がゆるくなってしまった。このいじらしさがたまらなく青春を感じさせる。まだ、自分はやれる。やっていける。そんな気持ちで現実と闘いながら、彼女は生きている。
そんな強気なさおりんとの関係を出来るだけ維持しつつも変化させたくない二鳥修一の楽観主義。そんな調子だから、高槻さんにも振られるのよ、みたいな感じでさおりんが突き放しそうですが、そういう部分も好きな要素に入るんだろうなぁ。
成長と手に入らないものに対する憧れと現実と…
あくまで男の子という枠組みにとらわれるのではなく、女の子に対する憧れという可能性にかけている彼の想い。それは別に常軌を逸しているとか、頭がオカシイとか、そんな感覚で見るのではなく、彼自身の人生に対する目標がまだ明確になっていないからかも知れない。
よく小さい頃は男の子だから特別だとか、女の子だから優しくしてあげなさいとか、そういう異性に対する自分にないものがあるという欲求があるんですよね。それは年を重ねるごとにだんだんと理解してきて、手に入らないものはあるという諦めにも似た割り切り方ができてくるものなんですよ。
でも、先の見えない将来を考えると、今の自分がもっているもの。今の自分ができること。自分が今なりたいもの。そういったものをひっくるめて、現状の判断するんですが、やっぱり楽しい未来が見えないと目の前にある楽しみにすがりついてしまう。
しかも、自分のもっているものが可愛い顔という感覚で周りから見られると、自分の持ち味や才能はこういった類のものなんだと思い始めて、その魅力を生かせるのが女の子という変えられない性別にたどりついてしまう彼の感覚は決して間違っているわけでもないし、悪いことでもない。
でも、それに捕らわれ続けて、自分にはこれしかないと思い始めると、新しい魅力に気付けずに年を重ねて自分を追い込んでいくことになる。それまでに何か別のことに興味が湧いてきて、人は楽しみや趣味を見出し、人生の意義を感じ始めるものなんですよね。
だから、二鳥修一はまだ成長過程。その成長過程を存分に楽しみたいという思いが強い。
彼の言動から、あまり先を見越してはいないのだけど、マコちゃんが現実を見ろと急かしてくる。彼に悪気はないのだけれど、二鳥修一としては今の自分を肯定し続けることだけで精一杯で、他人の目は気にしないようにしている。
そこにお姉ちゃんの友達の杏那という一般人からの評価。まあ、モデルをやっているくらいだから、今を楽しんでいる一人の人からの評価というのは彼にとっては重い。それが気持ち悪いという解釈で捉えてしまうのは彼自身が少し落ち込んで消極的になっているから。
中学生に入るまでの彼なら初回の杏那の「可愛い」の一言から、どんな要素であれ、ポジティブにとらえていくだろうから、段々現実が見えてくるようになってしまった。
推測。推察。考えなくていいことまで考えてしまう。それが成長という大人への階段。
だから、彼なりに厳しい現実と向き合いながらも、成長しているんですよね。
その心の支えになっているのが高槻よしので、彼女は絶対に二鳥修一のことを否定しない。
違う自分を求めるという意味でお互い共感し合っている部分があるせいでもある。
でも、彼女は彼女で成長する体と悩んでいて、それをユキさんという大人の女性にわかってもらっているという安堵感がある。二鳥修一と違うのはきっとその部分。彼女は彼女なりに苦しんでいるけど、良き理解者が多いという意味で心に余裕が出来ている。
名前の交換。相手を好感。
だから、切羽詰ったような感じでロミオとジュリエットの劇での告白に対して、あまり真摯に反応できなかった。そんな今更気づいた自分を奮い立たせるような彼女の励ましがとても心強かった。
少し恥ずかしい告白っぽいことを言っているので、もしかしたら、からかわれたり、相手にされなかったりしないかな、と二鳥修一は考えたかも知れないから、彼の勇気と彼女に対する信頼は絶大なものです。
そんな彼女との名前の交換。これって、結婚式の指輪の交換と似ていますよね。結婚式でお互いの絆の証として物に頼ることになるのですけど、こちらは言葉なので婚約の言葉とかが近いのかも知れない。
お互いの愛を確かめ合うという段階にはまだ全然踏み入れていない。いや、傷の舐め合いなのかも知れない。
でも、友情と理解で結ばれた会話というのはかなり深い思いを抱いた。心強い友を得た喜び。友情って、こうやって育んでいくものなんですよね。
お互いの良い面・悪い面を知り合って、恥ずかしいことも格好いいことも全部ひっくるめて、それがその人自身で構成されているわけですから、それを受け入れることで、ようやく友達といえるのかも知れないと現代のネット社会で希薄な人間関係を考えると、随分考えさせるシーンでありました。
今週のさおりん先生の有り難きお言葉
きっと、これから毎回書いていくだろう、さおりんへの愛。アニメキャラに惚れるとかキモがられるかもしれないが、別に構わない。毎回、苦しい現実と向き合っていく彼女の悲痛な思いで胸が痛む事に比べれば大したことない。
馴れ合いは好きではない彼女。関係あるかないか、その割り切り方がすごい。知り合いレベルなら別にいらない。必要ない。友達になってくれるなら構わないけど、友達になってあげるという憐憫にも似た気持ちなら、ただのはた迷惑なので勘弁して欲しいという強気な態度。
その態度が大人っぽくて、男っぽくて、飾ってなくて、更科さんが憧れてしまう。まあ、それに対して不満を述べる白井さんの気持ちもわからないでもない。同じように問題児を抱えている佐々かなことは仲良くなれそうな気がしてきました。お互い苦労しますねー。
だから、そんな付き合いはお断りで、先生が用意してくれた二鳥修一との合同脚本のチャンスを逃したくはないと考えているわけです。彼女は先生に対して不満を述べていましたけど、先生のなめている態度が気に入らないだけで、二鳥修一との合同脚本は彼女なりに楽しんでいるんだろう。決して、ツンデレなんかじゃないんだからねっ!(いや、これはマジでw)
なんとか、きっかけを作りたい。そのきっかけを逃したくない。そんな想いからくる彼女なりの告白。それが高槻よしのとかぶってしまったという悔しさ。
せっかく、彼女なりに考えて出した言葉なのに、二鳥修一に拒否される想い。
それが気分を害して、やっぱり辛い言葉で彼にあたってしまう。こんな自分を見せたいわけじゃない。
きっと、こんな自分じゃ、彼から好かれない。でも、こんな感情を抱いてしまうのも私。それを含めて好きになって欲しい。それが無理だというのがわかっているからこそ、はがゆい思いで彼との時間を過ごす。
そんな幸せな時間もやっぱり空気が読めない先生のせいでぶち壊しになる。時間だけが過ぎていく。そんな焦りが彼女を襲う。それを共有できる仲間がいない。彼女は彼女一人で戦わなければならない。そんな劇というひとときの時間としての彼女なりの最後のあがきなんだろう。
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