箒の出番があったので嬉しいんだけど彼女の悲しむ顔は見たくない。厳しいけれども、明るい笑顔が見たいです。
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箒の「強さ」に対する過去エピソードは、ラウラに対してではなく、今回の自分の教訓のための伏線だったか。これにはやられた。だけど、この一夏の行動には疑問。
箒が言っていた「強さ」と一夏の思っている「強さ」には齟齬が発生している。箒は「強い」という概念は身体的な強さというものではなく、内面の精神的「強さ」を考えているのに対し、一夏は弱者を救うのが「強さ」。
そこには身体面でも精神面でも支えてあげる必要があるという面で自分の「強さ」を証明しようとした。
だが、どうだ。その自分の「強さ」を過信したあまりに、自らを犠牲にし、結果、作戦は失敗。無法で危険な無人ISを取り逃がすことになった。
それは一夏の思考が間違っているのか、それとも、箒が間違っているのかはわからない。結果、一夏には身体的な「強さ」はなかった。それだけはわかった。
しかし、我らが鈴音様が久しぶりにシリアス場面で登場したと思ったら、ただ単にみんなの喝をこめた殴り役とか、扱いがひどいのか良いのか……。これ、どこかで一組と二組の人気ない者同士で争っているよ、とか言われそうだ。
それに、弱者を救うのが強者の定めだとして、一夏が弱者と思った密漁船が本当に弱者なのかどうかという点だ。犯罪者を見殺しにしていいかという面で彼はなりふり構わずその弱者を助けた。
例えば、火山が噴火しているので近隣の住人は危ないから避難するようにと言われている中で、ここぞとばかりに空き巣に入って金銭を根こそぎもらっていこうとしている奴らが今回の密漁船だとする。
危険区域とわかっていながら、そこに入り込み自らの間違いに気付く。その時にはもう手遅れだったということがよくある。
で、そんな人達をレスキュー隊が命をかけて助けだそうとするだろうか？
彼らを救ったとしても、きっと後悔はせずにまた助けに来てくれるだろうと思って、自分の判断は間違っていなかったと反省の色も見せないかも知れない。そうしたら、また間違いを繰り返す。そして、いつかは犠牲者を出す。それが遅かれ早かれ……。
一夏のやろうとしたことは、二兎追うものは一兎をも得ず状態なんですよ。犯人を捕らえるか、犯罪者を守るか、どちらかを選択しなければいけない中で、一夏の判断は後者を選んだ。
その点が、今回出た過去エピソードで箒を守るためにふるった一夏の暴力の正当性が示された点にも彼の間違ってきた歩みを感じる。箒を守るために暴力をふるった。
確かに良いエピソードなのかも知れない。だけど、殴られた方は何がいけないのかわからないと思う。だから、因縁を残す。敵意や悔恨を残す。
その選択が箒の中では美化されているが、本当の「強さ」というのは、そういう悪口に耐えることではないのか、と思ってしまう。クラスの女の子がバカにされている。
バカにしているその子たちも年を重ねるごとに周りが見えてきて、間違いに気付くだろう。
そうやって、苦難を乗り越えたときに人は成長を感じるんだと思う。本当の優しさで示す正義感。そこに箒の求めている「強さ」はあると思っている。
だからこそ、箒は何も悩む必要も悔やむ必要もない。浮かれていると千冬姉から警戒されていたが、彼女は役割をこなした。それも認められている。だから、自分を責めて間違った道を歩むことがないようにして欲しい。
といいつつも、早速ルール違反で自分たちで動き出しましたけどね。もう、赤信号みんなで渡れば怖くない的なノリでしたが、話的には面白くなってきたので、可。
だけど、密漁船もそうだけど、ルールを守らないことが正当化されそうな流れになりそうで、彼女たちと、この世界の行く末が心配です。
箒の「強さ」に対する過去エピソードは、ラウラに対してではなく、今回の自分の教訓のための伏線だったか。これにはやられた。だけど、この一夏の行動には疑問。
「強さ」を示す相手と判断を間違えないで欲しい
箒が言っていた「強さ」と一夏の思っている「強さ」には齟齬が発生している。箒は「強い」という概念は身体的な強さというものではなく、内面の精神的「強さ」を考えているのに対し、一夏は弱者を救うのが「強さ」。
そこには身体面でも精神面でも支えてあげる必要があるという面で自分の「強さ」を証明しようとした。
だが、どうだ。その自分の「強さ」を過信したあまりに、自らを犠牲にし、結果、作戦は失敗。無法で危険な無人ISを取り逃がすことになった。
それは一夏の思考が間違っているのか、それとも、箒が間違っているのかはわからない。結果、一夏には身体的な「強さ」はなかった。それだけはわかった。
箒が勘違いしているだろう精神的な甘さは「弱さ」ではなく、判断基準の違いだと思うんだ。別に箒が自分自身の行動を悔やんでも仕方ないんですよね。
しかし、我らが鈴音様が久しぶりにシリアス場面で登場したと思ったら、ただ単にみんなの喝をこめた殴り役とか、扱いがひどいのか良いのか……。これ、どこかで一組と二組の人気ない者同士で争っているよ、とか言われそうだ。
それに、弱者を救うのが強者の定めだとして、一夏が弱者と思った密漁船が本当に弱者なのかどうかという点だ。犯罪者を見殺しにしていいかという面で彼はなりふり構わずその弱者を助けた。
例えば、火山が噴火しているので近隣の住人は危ないから避難するようにと言われている中で、ここぞとばかりに空き巣に入って金銭を根こそぎもらっていこうとしている奴らが今回の密漁船だとする。
危険区域とわかっていながら、そこに入り込み自らの間違いに気付く。その時にはもう手遅れだったということがよくある。
で、そんな人達をレスキュー隊が命をかけて助けだそうとするだろうか？
これは「強さ」でも「弱さ」でもなく、ただ単にバカ正直すぎるバカで終わってしまう。助ける相手を間違えないで欲しい。
彼らを救ったとしても、きっと後悔はせずにまた助けに来てくれるだろうと思って、自分の判断は間違っていなかったと反省の色も見せないかも知れない。そうしたら、また間違いを繰り返す。そして、いつかは犠牲者を出す。それが遅かれ早かれ……。
暴力をふるうことが「強さ」に直結するのだろうか？
一夏のやろうとしたことは、二兎追うものは一兎をも得ず状態なんですよ。犯人を捕らえるか、犯罪者を守るか、どちらかを選択しなければいけない中で、一夏の判断は後者を選んだ。
それが自分の「強さ」に対する考えの甘さとは言えないだろうか。
その点が、今回出た過去エピソードで箒を守るためにふるった一夏の暴力の正当性が示された点にも彼の間違ってきた歩みを感じる。箒を守るために暴力をふるった。
確かに良いエピソードなのかも知れない。だけど、殴られた方は何がいけないのかわからないと思う。だから、因縁を残す。敵意や悔恨を残す。
その選択が箒の中では美化されているが、本当の「強さ」というのは、そういう悪口に耐えることではないのか、と思ってしまう。クラスの女の子がバカにされている。
だけど、それを反論して自分は彼女の味方であり続け、その悪口に耐える仲間となることが一番の解決策だと思う。
バカにしているその子たちも年を重ねるごとに周りが見えてきて、間違いに気付くだろう。
そうやって、苦難を乗り越えたときに人は成長を感じるんだと思う。本当の優しさで示す正義感。そこに箒の求めている「強さ」はあると思っている。
だからこそ、箒は何も悩む必要も悔やむ必要もない。浮かれていると千冬姉から警戒されていたが、彼女は役割をこなした。それも認められている。だから、自分を責めて間違った道を歩むことがないようにして欲しい。
といいつつも、早速ルール違反で自分たちで動き出しましたけどね。もう、赤信号みんなで渡れば怖くない的なノリでしたが、話的には面白くなってきたので、可。
だけど、密漁船もそうだけど、ルールを守らないことが正当化されそうな流れになりそうで、彼女たちと、この世界の行く末が心配です。
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