サバゲーマーを通じて見えた自分の可能性。そして、目的。
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コメディタッチで話を作っていたけど、巴の感情を考えると、結構、心に溜まっていた負担と不安が蓄積して、その鬱憤を晴らしたという意味では、一つの話に色々な意味が凝縮されたストーリーになっていたと思う。
この3つを満足させることが出来れば、人生が有意義であると考えることが出来るかも知れない。これは仕事をしているか、していないかに関わりなく、何かをするという選択する時に重要になってくると勝手に思っていたりして。
一つは時間。人生という名の列車は常に止まることなく終着点を目指している。その終着点が人によって違ってくるけれど、誰の場合でも時が経つごとに終着点が近づいてくる。その終着点までに何かしなければならないという残された時間という不安。
それは身体面でも精神面でも追い込まれていくので、早めに決断をしないといけないというプレッシャーを感じてしまう。新しく入った緒花が精一杯頑張って成長して初々しさを目の当たりにすればするほど、巴が認識する時間という面での有効利用が出来ているのか気になってくる。
それは自分に残された時間だけではなく、過去、自分が生きてきた時間というのも、それで良かったのかどうかという不安も複利のように溜まってしまう。過去の栄光が巴にあったのかどうかはわからないけど、そういった時間が虚しく過ぎてしまったことに後悔を感じてしまったり。
そして、目的。仕事か結婚かという部分での自分の目的が何かというのは自分で決断を下さないといけない。それは両立も出来るかも知れないし、出来ないかも知れない。むしろ、どっちかに絞って進んだ方が賢明という道もあったりで、自分が望んでいる生き方は何かという部分を考えないといけない。
それが母親や小さい頃の同級生などの周りに振り回されてしまっている自分もいて、何がしたいのかという部分で見失っている巴の葛藤が興味深かった。
それは今までもそうだったように、『花咲くいろは』では、各キャラが人生に目的を見出すまでの人間模様を描いていて、民子なら一人前の板前になって自分一人でも生きていけるようになりたかったり、菜子なら誰とでも上手く話せるような人になりたいと思っていたり、緒花はこれから見つけていきたいという意欲がやっとわいてきた感じで、比較的若い人にスポットが当たっている分、今回の巴は新しかった。
前に仕事で怒ってくれる人がいるだけでも嬉しいことだという話をしましたけど、年齢を重ねて上の人がいなくなると、自分で自分を怒らないといけない。自分で何事も制御できないといけないというものですね。
それが、最後の責任につながってくる。責任を与えられれば、与えられるほど、それなりに成果はあげられるし、やりがいも出てくる。前回の緒花の初給料もそうだけど、仕事という責任の対価として給料が出るわけで、そこに責任という、給料に比例するような重圧が加わるけど、その分、見返りも大きい。
でも、その責任は一つの失敗で命取りになるので、その分、仕事に緊張感が生まれてくる。その緊張感が程よければいいけれど、一定異常の緊張を超えてしまうと、それがストレスとなって蓄積される。
その一例が休憩中に取るお菓子。何度となく、お菓子を食べる巴の姿が映しだされたけど、それはストレスが溜まっているという映像での証拠だったり。甘いモノは疲労やストレスを解消する作用があるので、気づかずに甘いモノを一杯食べていたりするので、注意が必要だ。
それが日常になると、身体に表れて太ってしまったり、病気になってしまったりする。太るのを避けようとして、甘いモノを制限すれば、今度はストレスが再び蓄積されるだけでなく、甘いモノを食べられないという制限に対するストレスも生まれてしまう危険性。
だから、そこら辺の事情は女将さんはわかっていて、有給休暇を取ることも別に構わないし、巴が含みを持たせて寿退職みたいに、そのまま辞めてもらっても構わないという姿勢を取ったことも、ある程度は、巴のことをわかっている女将さんならではの対応だと思う。
それにお客様第一の姿勢を貫く女将さんとしては、責任に押しつぶされてしまうかも知れない巴に対しては好き勝手にやらせている部分があったと思う。
まあ、構ってくれて喜んだ彼らだったので、結果オーライだったけど、クレームがついた所で、女将さんは、そのお客にお引き取り願ったことだろうと思う。それが巴のストレス発散につながるなら安いもの。
それに辞めてもらっても構わないという態度は経営の問題もあるだろうけど、巴自身の決断に対して支持する姿勢を貫いた結果なのだと思う。そういう意味では冷たい態度でも優しさを見せることが出来たという一例にもなりました。
それに、緒花や菜子という後輩がいてくれることで、自分にもまだ輝きが残っているし、その道を歩んできたことが間違っていないと認識できたことも巴にとっての幸せにつながったと思う。残された時間も、仕事を選んだ目的も、現場指揮官としての責任も全てプラスにつながった良い話だったと思いました。
コメディタッチで話を作っていたけど、巴の感情を考えると、結構、心に溜まっていた負担と不安が蓄積して、その鬱憤を晴らしたという意味では、一つの話に色々な意味が凝縮されたストーリーになっていたと思う。
結婚か仕事か、人生においての岐路に立つ
時間と目的と責任。
この3つを満足させることが出来れば、人生が有意義であると考えることが出来るかも知れない。これは仕事をしているか、していないかに関わりなく、何かをするという選択する時に重要になってくると勝手に思っていたりして。
一つは時間。人生という名の列車は常に止まることなく終着点を目指している。その終着点が人によって違ってくるけれど、誰の場合でも時が経つごとに終着点が近づいてくる。その終着点までに何かしなければならないという残された時間という不安。
それは身体面でも精神面でも追い込まれていくので、早めに決断をしないといけないというプレッシャーを感じてしまう。新しく入った緒花が精一杯頑張って成長して初々しさを目の当たりにすればするほど、巴が認識する時間という面での有効利用が出来ているのか気になってくる。
それは自分に残された時間だけではなく、過去、自分が生きてきた時間というのも、それで良かったのかどうかという不安も複利のように溜まってしまう。過去の栄光が巴にあったのかどうかはわからないけど、そういった時間が虚しく過ぎてしまったことに後悔を感じてしまったり。
そして、目的。仕事か結婚かという部分での自分の目的が何かというのは自分で決断を下さないといけない。それは両立も出来るかも知れないし、出来ないかも知れない。むしろ、どっちかに絞って進んだ方が賢明という道もあったりで、自分が望んでいる生き方は何かという部分を考えないといけない。
それが母親や小さい頃の同級生などの周りに振り回されてしまっている自分もいて、何がしたいのかという部分で見失っている巴の葛藤が興味深かった。
それは今までもそうだったように、『花咲くいろは』では、各キャラが人生に目的を見出すまでの人間模様を描いていて、民子なら一人前の板前になって自分一人でも生きていけるようになりたかったり、菜子なら誰とでも上手く話せるような人になりたいと思っていたり、緒花はこれから見つけていきたいという意欲がやっとわいてきた感じで、比較的若い人にスポットが当たっている分、今回の巴は新しかった。
前に仕事で怒ってくれる人がいるだけでも嬉しいことだという話をしましたけど、年齢を重ねて上の人がいなくなると、自分で自分を怒らないといけない。自分で何事も制御できないといけないというものですね。
それが、最後の責任につながってくる。責任を与えられれば、与えられるほど、それなりに成果はあげられるし、やりがいも出てくる。前回の緒花の初給料もそうだけど、仕事という責任の対価として給料が出るわけで、そこに責任という、給料に比例するような重圧が加わるけど、その分、見返りも大きい。
でも、その責任は一つの失敗で命取りになるので、その分、仕事に緊張感が生まれてくる。その緊張感が程よければいいけれど、一定異常の緊張を超えてしまうと、それがストレスとなって蓄積される。
責任を果たさなければならないというプレッシャーとストレスの相互作用で、自分の判断を追い込んでいき、今回みたいに思いつめることになる。
ストレスが溜まると甘いものが欲しくなる?
その一例が休憩中に取るお菓子。何度となく、お菓子を食べる巴の姿が映しだされたけど、それはストレスが溜まっているという映像での証拠だったり。甘いモノは疲労やストレスを解消する作用があるので、気づかずに甘いモノを一杯食べていたりするので、注意が必要だ。
それが日常になると、身体に表れて太ってしまったり、病気になってしまったりする。太るのを避けようとして、甘いモノを制限すれば、今度はストレスが再び蓄積されるだけでなく、甘いモノを食べられないという制限に対するストレスも生まれてしまう危険性。
だから、そこら辺の事情は女将さんはわかっていて、有給休暇を取ることも別に構わないし、巴が含みを持たせて寿退職みたいに、そのまま辞めてもらっても構わないという姿勢を取ったことも、ある程度は、巴のことをわかっている女将さんならではの対応だと思う。
それにお客様第一の姿勢を貫く女将さんとしては、責任に押しつぶされてしまうかも知れない巴に対しては好き勝手にやらせている部分があったと思う。
巴は辞める覚悟で色々な対応をしたけれど、4名の迷惑なお客様よりも、1人の重要な従業員は天秤に比べることもないくらいに、巴側についていた今回の女将さんの態度だったと思う。
まあ、構ってくれて喜んだ彼らだったので、結果オーライだったけど、クレームがついた所で、女将さんは、そのお客にお引き取り願ったことだろうと思う。それが巴のストレス発散につながるなら安いもの。
それに辞めてもらっても構わないという態度は経営の問題もあるだろうけど、巴自身の決断に対して支持する姿勢を貫いた結果なのだと思う。そういう意味では冷たい態度でも優しさを見せることが出来たという一例にもなりました。
それに、緒花や菜子という後輩がいてくれることで、自分にもまだ輝きが残っているし、その道を歩んできたことが間違っていないと認識できたことも巴にとっての幸せにつながったと思う。残された時間も、仕事を選んだ目的も、現場指揮官としての責任も全てプラスにつながった良い話だったと思いました。
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