離婚したせいでママがいない。離婚したせいでパパがいない。なんで、世の中にはそんな嫌われるような「離婚」という言葉を使って、離婚しちゃうんだろう?
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結婚して、離婚して、子供だけ取り残されて……。このパターンって今の現代社会では多いと思うのですよ。シングルマザーというのも一時期流行りましたし、同棲してそのまま別れるパターンもあって、子供だけが残されるんですよね。選択しなくていい選択をしなければならない。させない場合もある。
そして、残された子供は何もしていないのに、何かを失って始まる。あるべきものはある周りと違って、自分だけがない。
そしたら、人と違っているので、異端者扱いになってしまうのが子どもというコミュニティの一つ。きっと、そんな子どもの中にもルールがあって、そのルールを破っている人は間違っていると知らず知らずのうちにボーダーを引いてしまうんですよね。
きっと、子どもの頭ではまだ理解出来ない部分で、○か×か、正解か間違いか、とにかく、それだけを学べばいいので、曖昧な部分というのは理解出来ないので、全て間違いにしてしまう。
そこには多数決もあったり、子どもの中での常識もあったりするのでしょう。そこに間違いを犯した人がいれば、責めるのは当然。ある意味、間違いを正しいに変えてあげようとする優しさが、そこには隠れているのかも知れません。
でも、間違いを犯したといっても、最初からそうだったという事実は覆せない。だったら、何か自分は間違えてしまったのかな? と、不安に思ってしまうのも仕方なかったり。
まずは自分が理解することから始めないといけない。だけど、教えてもらえる人がいない。そしたら、全て、自分のせいだと感じて、何を反省していいのかわからないような堂々巡りの自責の念にかられる。
だから、コウキは防衛手段として、逃げることをりんちゃんに提示したんですよね。その場にいれば、いつまで経っても結論が出ない非難を浴びるだけ。
だったら、時間が解決してくれることに期待する。そんな事実を理解しているコウキ自身が学んだ理解のない周りに対してのやり方。でも、逆でもあるんですよね。
一人違うと責められるよりも、りんちゃんと二人でいることで、コウキが孤独感を感じなくて済む。それはコウキの優しさでもあり、仲間としての憐憫と愛着と共感なんでしょう。
だからこそ、離婚というワードは子どもにとっても理解しにくい。いや、オトナになっても理解しづらいです。
結婚するなら、それだけの覚悟と責任を背負うべきだということを軽視している節があるので、もう少し、家族を作るということに自覚を持つべきだとは思っていたりします。そんなオトナの厄介事をりんちゃんの年で理解するのは難しい。
ここで大吉が、離婚した、と断定してもいいかも知れない。でも、そうなると、本当の母親が出てきた時にややこしいことになる。でも、説明が出来ない。
りんが、こんな難しい事情を説明して納得できる頭に成長してからの方が心のストレスの面でも良いかも知れない。それも優しさ。嘘をつかない優しさ。そこに大吉なりの信念があって、嘘をつかないからこそ、支離滅裂な展開にならないんですよね。そんな誠心誠意応えてくれる大吉だからこそ、りんは信頼する。
だから、りんは人を見る目がすごいんですよね。何も理解できていなくても、誰かが悪意を持っているとか、誰が信頼に足る人物なのかを見極められる。それは本能ではなく、経験なんだと思う。
一人でいることが多い中で、周りが自分をどういう目で見て、どういう風に付き合いたいのかを瞬時に見極めないと、やられる。心がやられる。人は好きだけど、その好きが嫌いになるのは嫌い。きっと、そんな感じ。
でも、それはりんだけでなく、小学生になる子どもたちに、親が人を疑うことから始めさせなければいけないという面では、今の子どもたちは結構不憫だったりします。
まあ、その点はりんはクリアしているので大丈夫だけど、自分だけを守るように家庭でも学校でも教えなければいけない現状は、かなり悲しい事実として受け止めていきたいです。
もし、自分の子供に、オトナは疑って、子ども同士は疑わなくていいの? みたいな質問されたら、どう答えていいかわからないですよ。
そんな中でりんはすくすく成長して、女の子としてのお洒落に目覚めて、なんとか綺麗でいたいと思ってしまう。それは当然のことだし、オトナから美人と言われて、同じくらいの子から可愛くないと言われたら、少しでも着飾って、見返してやりたいと思いますよ。
でも、その部分では自我が目覚め、プライドを取り戻してきた証拠でもあって、そんな成長がかなり嬉しい。それに、嬉しくて、ついつい踊っちゃったりんちゃんカワユス。パパ、見てなかったよ。安心して、お遊戯会見に行くよー。って、これは逆効果だな。言葉って難しい。
あとは、仕事を捨て、りんを選んだ大吉の覚悟。悪口を言われようと、憎まれ口を叩かれようと、それは黙って受け入れるしかない。
そんな彼らの気持ちまでもわかってあげられる大吉の心の広さは無限大ですね。まあ、ストレスとして貯まっていきそうですが、りんちゃんを見て納得した元部下の人の声で救われたかな。
そういう意味では今回は心温まる話でしたが、結構痛烈に”今”のおかしさを発信しているようで、中身の濃い30分でありました。
そして、ついに繋がる正子さんの正体。事情を聞くだけになるのかも知れないけれど、進展して欲しくないと思っていたり。このままの関係がいいと思っている私としては、あまり真実を知るよりも、今の関係で幸せに暮らせればいいかな。でも、りんのことを考えると、やっぱり、正子さんに引き取ってもらうのが一番の選択なんだろうな。
結婚して、離婚して、子供だけ取り残されて……。このパターンって今の現代社会では多いと思うのですよ。シングルマザーというのも一時期流行りましたし、同棲してそのまま別れるパターンもあって、子供だけが残されるんですよね。選択しなくていい選択をしなければならない。させない場合もある。
離婚って、誰が悪いの?
そして、残された子供は何もしていないのに、何かを失って始まる。あるべきものはある周りと違って、自分だけがない。
そしたら、人と違っているので、異端者扱いになってしまうのが子どもというコミュニティの一つ。きっと、そんな子どもの中にもルールがあって、そのルールを破っている人は間違っていると知らず知らずのうちにボーダーを引いてしまうんですよね。
逃げるのではなく、その場から去る
きっと、子どもの頭ではまだ理解出来ない部分で、○か×か、正解か間違いか、とにかく、それだけを学べばいいので、曖昧な部分というのは理解出来ないので、全て間違いにしてしまう。
そこには多数決もあったり、子どもの中での常識もあったりするのでしょう。そこに間違いを犯した人がいれば、責めるのは当然。ある意味、間違いを正しいに変えてあげようとする優しさが、そこには隠れているのかも知れません。
でも、間違いを犯したといっても、最初からそうだったという事実は覆せない。だったら、何か自分は間違えてしまったのかな? と、不安に思ってしまうのも仕方なかったり。
まずは自分が理解することから始めないといけない。だけど、教えてもらえる人がいない。そしたら、全て、自分のせいだと感じて、何を反省していいのかわからないような堂々巡りの自責の念にかられる。
だから、コウキは防衛手段として、逃げることをりんちゃんに提示したんですよね。その場にいれば、いつまで経っても結論が出ない非難を浴びるだけ。
だったら、時間が解決してくれることに期待する。そんな事実を理解しているコウキ自身が学んだ理解のない周りに対してのやり方。でも、逆でもあるんですよね。
一人違うと責められるよりも、りんちゃんと二人でいることで、コウキが孤独感を感じなくて済む。それはコウキの優しさでもあり、仲間としての憐憫と愛着と共感なんでしょう。
だからこそ、離婚というワードは子どもにとっても理解しにくい。いや、オトナになっても理解しづらいです。
結婚するなら、それだけの覚悟と責任を背負うべきだということを軽視している節があるので、もう少し、家族を作るということに自覚を持つべきだとは思っていたりします。そんなオトナの厄介事をりんちゃんの年で理解するのは難しい。
ここで大吉が、離婚した、と断定してもいいかも知れない。でも、そうなると、本当の母親が出てきた時にややこしいことになる。でも、説明が出来ない。
りんが、こんな難しい事情を説明して納得できる頭に成長してからの方が心のストレスの面でも良いかも知れない。それも優しさ。嘘をつかない優しさ。そこに大吉なりの信念があって、嘘をつかないからこそ、支離滅裂な展開にならないんですよね。そんな誠心誠意応えてくれる大吉だからこそ、りんは信頼する。
だから、りんは人を見る目がすごいんですよね。何も理解できていなくても、誰かが悪意を持っているとか、誰が信頼に足る人物なのかを見極められる。それは本能ではなく、経験なんだと思う。
一人でいることが多い中で、周りが自分をどういう目で見て、どういう風に付き合いたいのかを瞬時に見極めないと、やられる。心がやられる。人は好きだけど、その好きが嫌いになるのは嫌い。きっと、そんな感じ。
子どもの将来を決める家庭と学校の方針は?
でも、それはりんだけでなく、小学生になる子どもたちに、親が人を疑うことから始めさせなければいけないという面では、今の子どもたちは結構不憫だったりします。
まあ、その点はりんはクリアしているので大丈夫だけど、自分だけを守るように家庭でも学校でも教えなければいけない現状は、かなり悲しい事実として受け止めていきたいです。
もし、自分の子供に、オトナは疑って、子ども同士は疑わなくていいの? みたいな質問されたら、どう答えていいかわからないですよ。
そんな中でりんはすくすく成長して、女の子としてのお洒落に目覚めて、なんとか綺麗でいたいと思ってしまう。それは当然のことだし、オトナから美人と言われて、同じくらいの子から可愛くないと言われたら、少しでも着飾って、見返してやりたいと思いますよ。
でも、その部分では自我が目覚め、プライドを取り戻してきた証拠でもあって、そんな成長がかなり嬉しい。それに、嬉しくて、ついつい踊っちゃったりんちゃんカワユス。パパ、見てなかったよ。安心して、お遊戯会見に行くよー。って、これは逆効果だな。言葉って難しい。
あとは、仕事を捨て、りんを選んだ大吉の覚悟。悪口を言われようと、憎まれ口を叩かれようと、それは黙って受け入れるしかない。
そんな彼らの気持ちまでもわかってあげられる大吉の心の広さは無限大ですね。まあ、ストレスとして貯まっていきそうですが、りんちゃんを見て納得した元部下の人の声で救われたかな。
そういう意味では今回は心温まる話でしたが、結構痛烈に”今”のおかしさを発信しているようで、中身の濃い30分でありました。
そして、ついに繋がる正子さんの正体。事情を聞くだけになるのかも知れないけれど、進展して欲しくないと思っていたり。このままの関係がいいと思っている私としては、あまり真実を知るよりも、今の関係で幸せに暮らせればいいかな。でも、りんのことを考えると、やっぱり、正子さんに引き取ってもらうのが一番の選択なんだろうな。
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