

二人の間は急速には縮まらないけど、少しずつ縮まっていく。
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隣の席の男の子、それは爽子にとって遠い存在で、友達と未だに呼べない。現実面での距離は近いのに、遠く離れているように感じるのは、風早という存在が大きすぎるから。
憧れになっている風早との日々は楽しくて、嬉しくて、この幸せが逃げないように、しっかりとつかまっていたくて…。だからこそ、今年最初に会えた人が、風早だということが嬉しい。
その嬉しさを友達に伝えたくて、最後の「ありがとう」が短いけれども、こういう状況にしてくれて、協力してくれたことに対して理解して、そして、感謝しきれないくらいに、心では感謝をしたいんだろう。
だけど、あまり、ケータイメールを打つのが早くない爽子にとっては、この風早と一緒にいる一瞬一瞬を大事にしたい。だからこそ、風早に許可をとった。
風早にとっては別に長くなっても構わない。一緒にいられるだけでいい。そんなことより、爽子へのメールを他の誰かに一番をとられたことが悲しい。
だけど、そう簡単に独り占めできるものでもない。ただの友達なんだから。一方的な片想いなんだと思っているとなおさら…。
段々回を重ねる毎にわかってきたけど、風早は爽子以外の部分では、結構、うまくやっているけど、爽子が絡むと、どうしても独占欲が強くなったり、本当に爽子にとっての一番になれるかが不安なんだと思う。


その不安な気持ちをおこがましいという爽子の言葉がさりげなく気持ちを否定しているようで、そこにまた不安が重なっていく。だからこそ、前に進もうと思っても進まない。そのじれったさ。
風早はそのじれったさに満足はしていないんだと思う。爽子の謙遜さは時に人を傷つける要素にもなりえる。それは爽子を好きでたまらない人にとって、自分は拒絶されているんだと…そう勘違いするくらいに。
なので、少しでも行動で示す。さりげない仕草、ちょっとした優しさ。黙っていても伝わる、その配慮。滑りやすい石段で手を差し伸べたときに、爽子は一瞬、躊躇した。だけど、風早の気持ちに根負けした。
それだけ、爽子のことを想っている。これだけはわかって欲しい。そんな手の差し伸べ方でした。このカップルの場合は、当たり前が当たり前じゃなくなっているんですよね。爽子は未だに遠い存在だと思っているし…。


私は今回の件では矢野の気持ちに心うたれましたね。この子は自分の幸せを願っているけど、他人の幸せの方が嬉しいと、そう感じられるタイプだと今になって気づきました。
だって、風早と爽子、龍と吉田。新年早々5人組の中で一人になることの寂しさ。その寂しさをもろともせず、風早と爽子がうまくいっていることに心から満足する。
吉田とも離れてしまったし、恋に燃える女である矢野が独り身であることに、悲しさや悔しさといった感情がなかった。別にそんなことはどうでもいいみたいな感じで、悲しさを背中に感じない。
で、矢野にナンパしてきた二人組。ここで独り身で寂しいと感じたなら、少しは遊んであげて、大勢になり寂しさを紛らわそうとするかも知れません。
コンビニで遠藤さんたちを誘った男子たちと同じ気持ちで、ほんのちょっとしたきっかけに縋るかも知れない。
一人でいるより、大勢でいる方が楽しいものね。だけど、きっぱりと断った。そこに迷いは微塵も感じられなかった。
そんな所に矢野の成長を感じられるんだ。爽子や吉田に注目しがちだけど、こういった縁の下の力持ちである矢野の努力も見てもらいたい。(見た目は派手だけどねw)
とまあ、全キャラが幸せを感じつつ、誰もが悪意を持っていないキャラばかりで、心が清らかになっていくのを感じました。やっぱり、この作品は他の恋愛ドラマとは一味違った雰囲気を見せつけました。
隣の席の男の子、それは爽子にとって遠い存在で、友達と未だに呼べない。現実面での距離は近いのに、遠く離れているように感じるのは、風早という存在が大きすぎるから。
憧れになっている風早との日々は楽しくて、嬉しくて、この幸せが逃げないように、しっかりとつかまっていたくて…。だからこそ、今年最初に会えた人が、風早だということが嬉しい。
その嬉しさを友達に伝えたくて、最後の「ありがとう」が短いけれども、こういう状況にしてくれて、協力してくれたことに対して理解して、そして、感謝しきれないくらいに、心では感謝をしたいんだろう。
だけど、あまり、ケータイメールを打つのが早くない爽子にとっては、この風早と一緒にいる一瞬一瞬を大事にしたい。だからこそ、風早に許可をとった。
風早にとっては別に長くなっても構わない。一緒にいられるだけでいい。そんなことより、爽子へのメールを他の誰かに一番をとられたことが悲しい。
だけど、そう簡単に独り占めできるものでもない。ただの友達なんだから。一方的な片想いなんだと思っているとなおさら…。
段々回を重ねる毎にわかってきたけど、風早は爽子以外の部分では、結構、うまくやっているけど、爽子が絡むと、どうしても独占欲が強くなったり、本当に爽子にとっての一番になれるかが不安なんだと思う。


その不安な気持ちをおこがましいという爽子の言葉がさりげなく気持ちを否定しているようで、そこにまた不安が重なっていく。だからこそ、前に進もうと思っても進まない。そのじれったさ。
風早はそのじれったさに満足はしていないんだと思う。爽子の謙遜さは時に人を傷つける要素にもなりえる。それは爽子を好きでたまらない人にとって、自分は拒絶されているんだと…そう勘違いするくらいに。
なので、少しでも行動で示す。さりげない仕草、ちょっとした優しさ。黙っていても伝わる、その配慮。滑りやすい石段で手を差し伸べたときに、爽子は一瞬、躊躇した。だけど、風早の気持ちに根負けした。
それだけ、爽子のことを想っている。これだけはわかって欲しい。そんな手の差し伸べ方でした。このカップルの場合は、当たり前が当たり前じゃなくなっているんですよね。爽子は未だに遠い存在だと思っているし…。


私は今回の件では矢野の気持ちに心うたれましたね。この子は自分の幸せを願っているけど、他人の幸せの方が嬉しいと、そう感じられるタイプだと今になって気づきました。
だって、風早と爽子、龍と吉田。新年早々5人組の中で一人になることの寂しさ。その寂しさをもろともせず、風早と爽子がうまくいっていることに心から満足する。
吉田とも離れてしまったし、恋に燃える女である矢野が独り身であることに、悲しさや悔しさといった感情がなかった。別にそんなことはどうでもいいみたいな感じで、悲しさを背中に感じない。
で、矢野にナンパしてきた二人組。ここで独り身で寂しいと感じたなら、少しは遊んであげて、大勢になり寂しさを紛らわそうとするかも知れません。
コンビニで遠藤さんたちを誘った男子たちと同じ気持ちで、ほんのちょっとしたきっかけに縋るかも知れない。
一人でいるより、大勢でいる方が楽しいものね。だけど、きっぱりと断った。そこに迷いは微塵も感じられなかった。
そんな所に矢野の成長を感じられるんだ。爽子や吉田に注目しがちだけど、こういった縁の下の力持ちである矢野の努力も見てもらいたい。(見た目は派手だけどねw)
とまあ、全キャラが幸せを感じつつ、誰もが悪意を持っていないキャラばかりで、心が清らかになっていくのを感じました。やっぱり、この作品は他の恋愛ドラマとは一味違った雰囲気を見せつけました。
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