六花だけの『夏』ではなく、みんなが楽しめる『夏』にしたい。そのために奮闘し、自らの「存在理由」も会得した彼女が徐々に強くなっていく。
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少しだけ臭う謎の白い液体が全身を包み込む森夏。あぁ、この空間に永遠に居たいと思えるほどに愛しくなってきた『夏』。本性を表した森夏と早苗の掛け合いとか最高なのDEATH。
これなら、早苗も森夏のサーヴァントになる日も近いんじゃないか。むしろ、逆もありえるけどw。やっぱり森夏がモリサマーであることは早苗が理解しないまま進められるようですね。それだけでかなり面白い。
マスターを信奉するような早苗がマスターと同列のモリサマーに対して土下座するなら今のうちっていう発言をしちゃうんだからw。モリサマーが森夏だと早苗が気づいたとしても、一生モリサマーはモリサマーとして彼女の中で機関によって消された尊き命として生き続かせようとして美談として自分に言い聞かせるような気がしますDEATH。
しかし、六花の算数、もとい、数学に対しての苦手意識が笑えた。こんな中二病セカイを創りだすほどの想像力温で日本語も全て中二用語に同時翻訳できてしまうほどの才能の持ち主の代価は大きかった。数式が難しいってレベルじゃねーぞ。なんで九九の話になっているんですか。
小学生へと逆戻り。意外と7の段とか難しいよねー。8とか9とか楽なのにさー。って感じで小学4年生くらいの会話になりつつある。だけど、そこはイメージで補完する。
六花レベルになると、数字が何かの魔力コードに思えてしまって、今回みたいに頭の中の妄想が繰り広げられて、時間がなくなって2点という結果になるんだと思ってしまう。
「何!答えは18だと!」「フハハハハ、お前の戦闘力はそれほどのものか。私の戦闘力は54だ。そして、あと2回変身を残している。この意味がわかるな?」「おのれ、せめてこの数式を解く過程に奴の弱点がないのか。せめて桁違いという間違いがあれば…」というような感じで私は数学のテストの時に妄想していたような感じがします。
だから、今現在こんなことに。でも、六花の気持ちが痛いほどわかる。数学のテストって基本出てくるのはアルファベットとか数字だけだから楽しいと思えないんですよね。
確かに解ければ楽しいですよ。解けなくなると頭が溶けてくる。一問躓くと、あと難問が何問も続くのか、もう嫌だーって感じになるから、スラスラと解ける早苗が羨ましいDEATH。
だから、数学という数のセカイにアルファベットに化けた数字の悪魔がやってきてからというもの、戦いに敗れる日々が続き、敗者は敗者として生活するしかなくなってしまった。そして、アルファベットに対する苦手意識という恐れを抱いてからは英語も苦手になるという負の感染。
六花は「4×7」よりも「7×4」の方がレベルが高いという思考になったけど、きっと中二病以上の次元に達する腐の方たちは「4×7」と「7×4」で議論できそうなレベル。
どちらが受けでどちらかが攻めか。私は「7」のヘタレ攻めがだと読んだ。「4」が「死(し)」とも読めるから、その死に対して恐れを感じている「4」に対して、ラッキーセブンの「7」が救いを差し伸べる感じ。だから、答えは「7×4」だ。
いや、ラッキーセブンといえどその「7」も周りからの期待に応えられなくて落ち込んでいる所へ「4」が共感してくるという説も捨てられない。あれ、何を話しているんだろうね。今では「×」という記号を見るとカップリングしか思い浮かばなくなった私の思考もどうかと思い始めてきたw。そういう意味では中二病に戻りたい。
で、結局は神頼み。今は姿なき神の化身よ、邪王真眼の使い手である我が命ずる。その力を我に与え、戦闘での我が能力(2点)とそなたの力を合わせようではないか。
次に訪れるであろう戦闘で我の能力でも太刀打ち出来ぬ心配がある故、そなたの力を勝手ながら借りさせてもらう。次の戦闘に負ければ滅びる世界(『結社の夏』)を共に救い闇の力から守ろうではないか。
という願掛けでした。神頼みなのに、まさかの上から目線。プライドだけは人一倍強い六花が可愛くて仕方ない。それがしもべであるサーヴァントにも負けてしまっている事実。ようやく恥ずかしさというのを感じ始めてきた。
まあ、勇太のベッドの下のアレを見て人間に毒されたと言った時の六花も良かったし、段々と勇太たちと交流するうちに一人の世界に入り込んで無感情で無表情だったのが照れ始めたりデレはじめたりすると最強ですね。まあ、勇太が森夏に対して話をしていると、さりげなーく割り込んでくるけれどね。
元中二病同士の共感に六花が勝てるかどうか。森夏は頑張って治そうと努力しているけれど、勇太はどうしても六花と一緒に居たいような感覚があるから、どっちの魔力のほうが強いのか今の我々にはまだまだ予期できない。
でも、ようやく明らかになった森夏がチア部に入った理由ってチアリーダーになりたかったからか。委員長でリーダーが中二病と対極という実感はわかないなぁ。
それよりも、クラスメートらよ、また、チア部の部員よ、権力を握った我がお前らのマスターとなったも同然。お前たちの思考も地位も全て我の前では無力。せめてマスターに尽くし這いつくばって生きていくがよい。みたいな感覚にならないですかね? あ、僕だけでしたね。スミマセン。
でも、早苗と対峙しない時の普段の森夏は確かに人間との交流を求めるために人との距離を円滑にする責任ある立場になった方が荒療治としていいかもしれませんね。
モリサマーとして早苗に優しさを見せたように、現実では八方美人で終わることなく色々な人に対してその魅力を振りまいて欲しいです。だけど、早苗と一緒の時のダークモリサマーも魅力的だよなぁ。
で、本気の勇太の補習へと。ここの話が不意打ちすぎてかなり泣けた。皿を洗うあたりから何だかBGMも変わって雰囲気が変わったなぁ、って思ったら、六花の寂しさを感じさせる過去へと真空異動ですよ。
六花には早苗と姉の十花しかいない。わかってはいたけれど、それを感じさせない明るさが彼女にあるからこそ、その現実が言葉となって表れた時の衝撃って大きいな。インターネットで早苗と知り合っただけ。十花は家族。縁は切れないからいるだけ。
でも、やっぱり家族は家族で人並以上に愛があるんですよね。その愛が片方なくなったら両翼の翼から片翼の翼となって六花は落下してしまう。だからこそ、十花の代行としてその片翼に勇太が近づいていっているような気がします。
そんな六花のか弱い女の子の一面でもあり、今が楽しい、昔は…。というような感覚を勇太が六花から感じたように、過去は全て忘れ去ってないものにしてしまいたいという恥ずかしさも、それはそれで人との関わりとして残せるという選択を、こんな不憫な子を前にして簡単に放棄していいものなのか?と感じさせる瞬間でもありました。
「私を認識している存在はそれだけ」。この言葉の重みがすごい。エヴァの「私が死んでも代わりはいるもの」に通ずる部分がありますね。いつも通りの六花の発言だと思いきや、この言葉は別に六花的セカイで翻訳された言葉ではなく、そのままの意味なんですよね。
くみん先輩や森夏とは部活を通して少し仲良くなったし、クラスメートもいるけれど、認識という意味では薄い。六花がこの世界からいなくなったとしても、別に困らない(くみん先輩は六花を見て楽しんでいるし、昼寝部がなくなるから困る可能性もあるけど、あの人なら普通に流しそう)。
それがこういった六花の中二病セカイ。闇と光の世界の根源なのかも知れません。闇と光がある。二つの力があってそれで拮抗している。それは光があれば闇が消え去り、闇が全てを包めば光はなくなる。どちらにしてもどちらかが消える。一人が闇で一人が光なら、それはいずれ一人になり孤独になる。
だけど、二人以上が闇で、二人以上が光なら、結果は二人以上が残るんですよね。だから、一人だけが「闇」にいた中学生時代の勇太としては必ず周りに誰かがいたからこそ一人だけが生き残る未来が見えていなかった。
だからこそ、周りがいて一人だけ至高の存在として高みにいる優越感があるからこそ恥ずかしいと感じる。対して、六花の「闇」は仲間作りの闇なんですよね。
これは森夏と早苗に通ずる部分があるけれど、一人で「闇」のセカイにおいておかれることが寂しいと思ったからこそ、Eメールアドレスで「rikka0612」と六花の名前と誕生日(だと思われる)で「ここに私がいる」というメッセージを発信している。
その上、インターネットで仲間を探して、一緒に「闇」のセカイでお互いを認識し、その感覚を共有し続けたい。モリサマーの「マビノギオン」はギャグ要素として扱われているけれど、早苗にとっての仲間ということでそれは何物にも代えがたいものなんだと考えると、勇太と六花では状況も感覚も違うのだと痛感しました。
そして、猛勉強。そんな中に空気の読める十花さんがいて、二人だけの空間を邪魔しないでいてくれる。別にゆめはと遊びたいとかそんなんじゃないんだからねっ。きっと、それが離婚の理由だったりw。こういう遊び要素大好きです。で、やっつけではあるけれど、きちんと勉強して2点が52点に。
プールでの一件がなければ、余裕でクリアだったんだけど、それは自業自得なんで部長として六花が『夏』を守れたのは大きい。その『夏』を通じて、森夏やくみん先輩にもコードを教えて認識してもらう。認識させてもらう。
くみん先輩は面白いから「いいよー」って感じで承諾してやりとりできそう。だけど、恋のライバルでもあり、中二病を嫌っているし、早苗とも関わりのある六花に対してそれほど好意を持っていない森夏と仲良くするのは難しそう。
だけど、それは勇太と約束したことで、六花も六花なりに森夏に合わせて、仲良くして自らの輪を広げていくという気持ちだけでもなんだか嬉しいですね。合わない人は合わないけれど、それでも、きっかけは作って積極的に、という六花の決意というのは彼女の成長を感じますね。
そんな姿勢を見せた六花の誠意に対して、最大限の誠意を返さねばならないと、中二病に戻って役になりきって、そのコードを送り演出する。この「Black raison detre」は『夏』の女性陣でED歌っているからわかっていたけれど、その意味はわからなかった。
「黒の存在理由」。カッコイイ。しかも、「黒」が六花で「存在理由」がそのEメールアドレスというつながりだとすると、勇太がいるから「黒」は存在し続けなければいけない!みたいなプロポーズにも近いメッセージ。
そんなことは考えてもいないだろうけれど、それに対して満面の笑顔を見せて「ありがとう」と伝える六花の顔が眩しすぎてなんだかキュンってきましたよ。もうどんなことが起きようとも六花だけを愛し続けたい、そんな最高の笑みでした。
少しだけ臭う謎の白い液体が全身を包み込む森夏。あぁ、この空間に永遠に居たいと思えるほどに愛しくなってきた『夏』。本性を表した森夏と早苗の掛け合いとか最高なのDEATH。
これなら、早苗も森夏のサーヴァントになる日も近いんじゃないか。むしろ、逆もありえるけどw。やっぱり森夏がモリサマーであることは早苗が理解しないまま進められるようですね。それだけでかなり面白い。
マスターを信奉するような早苗がマスターと同列のモリサマーに対して土下座するなら今のうちっていう発言をしちゃうんだからw。モリサマーが森夏だと早苗が気づいたとしても、一生モリサマーはモリサマーとして彼女の中で機関によって消された尊き命として生き続かせようとして美談として自分に言い聞かせるような気がしますDEATH。
数学は不可視境界線管理局の使わした刺客
しかし、六花の算数、もとい、数学に対しての苦手意識が笑えた。こんな中二病セカイを創りだすほどの想像力温で日本語も全て中二用語に同時翻訳できてしまうほどの才能の持ち主の代価は大きかった。数式が難しいってレベルじゃねーぞ。なんで九九の話になっているんですか。
小学生へと逆戻り。意外と7の段とか難しいよねー。8とか9とか楽なのにさー。って感じで小学4年生くらいの会話になりつつある。だけど、そこはイメージで補完する。
六花レベルになると、数字が何かの魔力コードに思えてしまって、今回みたいに頭の中の妄想が繰り広げられて、時間がなくなって2点という結果になるんだと思ってしまう。
「何!答えは18だと!」「フハハハハ、お前の戦闘力はそれほどのものか。私の戦闘力は54だ。そして、あと2回変身を残している。この意味がわかるな?」「おのれ、せめてこの数式を解く過程に奴の弱点がないのか。せめて桁違いという間違いがあれば…」というような感じで私は数学のテストの時に妄想していたような感じがします。
だから、今現在こんなことに。でも、六花の気持ちが痛いほどわかる。数学のテストって基本出てくるのはアルファベットとか数字だけだから楽しいと思えないんですよね。
確かに解ければ楽しいですよ。解けなくなると頭が溶けてくる。一問躓くと、あと難問が何問も続くのか、もう嫌だーって感じになるから、スラスラと解ける早苗が羨ましいDEATH。
だから、数学という数のセカイにアルファベットに化けた数字の悪魔がやってきてからというもの、戦いに敗れる日々が続き、敗者は敗者として生活するしかなくなってしまった。そして、アルファベットに対する苦手意識という恐れを抱いてからは英語も苦手になるという負の感染。
六花は「4×7」よりも「7×4」の方がレベルが高いという思考になったけど、きっと中二病以上の次元に達する腐の方たちは「4×7」と「7×4」で議論できそうなレベル。
どちらが受けでどちらかが攻めか。私は「7」のヘタレ攻めがだと読んだ。「4」が「死(し)」とも読めるから、その死に対して恐れを感じている「4」に対して、ラッキーセブンの「7」が救いを差し伸べる感じ。だから、答えは「7×4」だ。
いや、ラッキーセブンといえどその「7」も周りからの期待に応えられなくて落ち込んでいる所へ「4」が共感してくるという説も捨てられない。あれ、何を話しているんだろうね。今では「×」という記号を見るとカップリングしか思い浮かばなくなった私の思考もどうかと思い始めてきたw。そういう意味では中二病に戻りたい。
邪王真眼の使い手>神
で、結局は神頼み。今は姿なき神の化身よ、邪王真眼の使い手である我が命ずる。その力を我に与え、戦闘での我が能力(2点)とそなたの力を合わせようではないか。
次に訪れるであろう戦闘で我の能力でも太刀打ち出来ぬ心配がある故、そなたの力を勝手ながら借りさせてもらう。次の戦闘に負ければ滅びる世界(『結社の夏』)を共に救い闇の力から守ろうではないか。
という願掛けでした。神頼みなのに、まさかの上から目線。プライドだけは人一倍強い六花が可愛くて仕方ない。それがしもべであるサーヴァントにも負けてしまっている事実。ようやく恥ずかしさというのを感じ始めてきた。
まあ、勇太のベッドの下のアレを見て人間に毒されたと言った時の六花も良かったし、段々と勇太たちと交流するうちに一人の世界に入り込んで無感情で無表情だったのが照れ始めたりデレはじめたりすると最強ですね。まあ、勇太が森夏に対して話をしていると、さりげなーく割り込んでくるけれどね。
元中二病同士の共感に六花が勝てるかどうか。森夏は頑張って治そうと努力しているけれど、勇太はどうしても六花と一緒に居たいような感覚があるから、どっちの魔力のほうが強いのか今の我々にはまだまだ予期できない。
チアリーダーになった森夏に踏まれたい
でも、ようやく明らかになった森夏がチア部に入った理由ってチアリーダーになりたかったからか。委員長でリーダーが中二病と対極という実感はわかないなぁ。
それよりも、クラスメートらよ、また、チア部の部員よ、権力を握った我がお前らのマスターとなったも同然。お前たちの思考も地位も全て我の前では無力。せめてマスターに尽くし這いつくばって生きていくがよい。みたいな感覚にならないですかね? あ、僕だけでしたね。スミマセン。
でも、早苗と対峙しない時の普段の森夏は確かに人間との交流を求めるために人との距離を円滑にする責任ある立場になった方が荒療治としていいかもしれませんね。
モリサマーとして早苗に優しさを見せたように、現実では八方美人で終わることなく色々な人に対してその魅力を振りまいて欲しいです。だけど、早苗と一緒の時のダークモリサマーも魅力的だよなぁ。
勇太の六花へのさりげない優しさ
で、本気の勇太の補習へと。ここの話が不意打ちすぎてかなり泣けた。皿を洗うあたりから何だかBGMも変わって雰囲気が変わったなぁ、って思ったら、六花の寂しさを感じさせる過去へと真空異動ですよ。
六花には早苗と姉の十花しかいない。わかってはいたけれど、それを感じさせない明るさが彼女にあるからこそ、その現実が言葉となって表れた時の衝撃って大きいな。インターネットで早苗と知り合っただけ。十花は家族。縁は切れないからいるだけ。
でも、やっぱり家族は家族で人並以上に愛があるんですよね。その愛が片方なくなったら両翼の翼から片翼の翼となって六花は落下してしまう。だからこそ、十花の代行としてその片翼に勇太が近づいていっているような気がします。
そんな六花のか弱い女の子の一面でもあり、今が楽しい、昔は…。というような感覚を勇太が六花から感じたように、過去は全て忘れ去ってないものにしてしまいたいという恥ずかしさも、それはそれで人との関わりとして残せるという選択を、こんな不憫な子を前にして簡単に放棄していいものなのか?と感じさせる瞬間でもありました。
「私を認識している存在はそれだけ」
「私を認識している存在はそれだけ」。この言葉の重みがすごい。エヴァの「私が死んでも代わりはいるもの」に通ずる部分がありますね。いつも通りの六花の発言だと思いきや、この言葉は別に六花的セカイで翻訳された言葉ではなく、そのままの意味なんですよね。
くみん先輩や森夏とは部活を通して少し仲良くなったし、クラスメートもいるけれど、認識という意味では薄い。六花がこの世界からいなくなったとしても、別に困らない(くみん先輩は六花を見て楽しんでいるし、昼寝部がなくなるから困る可能性もあるけど、あの人なら普通に流しそう)。
それがこういった六花の中二病セカイ。闇と光の世界の根源なのかも知れません。闇と光がある。二つの力があってそれで拮抗している。それは光があれば闇が消え去り、闇が全てを包めば光はなくなる。どちらにしてもどちらかが消える。一人が闇で一人が光なら、それはいずれ一人になり孤独になる。
だけど、二人以上が闇で、二人以上が光なら、結果は二人以上が残るんですよね。だから、一人だけが「闇」にいた中学生時代の勇太としては必ず周りに誰かがいたからこそ一人だけが生き残る未来が見えていなかった。
だからこそ、周りがいて一人だけ至高の存在として高みにいる優越感があるからこそ恥ずかしいと感じる。対して、六花の「闇」は仲間作りの闇なんですよね。
これは森夏と早苗に通ずる部分があるけれど、一人で「闇」のセカイにおいておかれることが寂しいと思ったからこそ、Eメールアドレスで「rikka0612」と六花の名前と誕生日(だと思われる)で「ここに私がいる」というメッセージを発信している。
その上、インターネットで仲間を探して、一緒に「闇」のセカイでお互いを認識し、その感覚を共有し続けたい。モリサマーの「マビノギオン」はギャグ要素として扱われているけれど、早苗にとっての仲間ということでそれは何物にも代えがたいものなんだと考えると、勇太と六花では状況も感覚も違うのだと痛感しました。
『夏』を守り「存在理由」を得た邪王真眼の使い手
そして、猛勉強。そんな中に空気の読める十花さんがいて、二人だけの空間を邪魔しないでいてくれる。別にゆめはと遊びたいとかそんなんじゃないんだからねっ。きっと、それが離婚の理由だったりw。こういう遊び要素大好きです。で、やっつけではあるけれど、きちんと勉強して2点が52点に。
プールでの一件がなければ、余裕でクリアだったんだけど、それは自業自得なんで部長として六花が『夏』を守れたのは大きい。その『夏』を通じて、森夏やくみん先輩にもコードを教えて認識してもらう。認識させてもらう。
くみん先輩は面白いから「いいよー」って感じで承諾してやりとりできそう。だけど、恋のライバルでもあり、中二病を嫌っているし、早苗とも関わりのある六花に対してそれほど好意を持っていない森夏と仲良くするのは難しそう。
だけど、それは勇太と約束したことで、六花も六花なりに森夏に合わせて、仲良くして自らの輪を広げていくという気持ちだけでもなんだか嬉しいですね。合わない人は合わないけれど、それでも、きっかけは作って積極的に、という六花の決意というのは彼女の成長を感じますね。
そんな姿勢を見せた六花の誠意に対して、最大限の誠意を返さねばならないと、中二病に戻って役になりきって、そのコードを送り演出する。この「Black raison detre」は『夏』の女性陣でED歌っているからわかっていたけれど、その意味はわからなかった。
「黒の存在理由」。カッコイイ。しかも、「黒」が六花で「存在理由」がそのEメールアドレスというつながりだとすると、勇太がいるから「黒」は存在し続けなければいけない!みたいなプロポーズにも近いメッセージ。
そんなことは考えてもいないだろうけれど、それに対して満面の笑顔を見せて「ありがとう」と伝える六花の顔が眩しすぎてなんだかキュンってきましたよ。もうどんなことが起きようとも六花だけを愛し続けたい、そんな最高の笑みでした。