試合の方は最後の最後にやらかしてしまった。これだったら、延長なしで雅美からのパスを受けて紗季にとって難しいシュートで同点となって試合終了で良かったよ。延長戦なんていらなかったんや。でも、日常パートはすごく良かったです。もっかん大好きやで!
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確か、真帆は捻挫だったはず。捻挫だったら2,3日の間は腫れが引かないしほぼ動けない。となると、保健室の先生の誤診か捻挫でもなんでも試合に出てやるぜ的な気合が真帆に入っているのかわかりませんが、足がつっただけでもその試合に出場することが難しいのに、捻挫でも「へっちゃら」だと言う真帆もスーパー超人なのかも知れませんね。
そこで、小学生女子が捻挫で出て症状が悪化するプレーを行った場合、日常生活にも支障がくるほどの大怪我になりかねないのが心配なんですよね。
しかも、小学生女子という身体が成長期にあって丈夫でないからこそ、本気で無理をさせないようにしないといけないんですよね。スポーツを甘く見てはいけない。昴は真帆の試合に出たい意志を知りつつも、それが今後の生活に関わってくるからと言って選手の怪我を慮って慰めたり冷静にさせるのがコーチの役目だけど、バスケ馬鹿の昴にそれを求めるのは無理か。
本当に小学生は最強だぜって感覚で見ているのかもしれない。大きな怪我を見たり経験したりしていない昴には知らない領域だと思うし。実際には近くに顧問の美星がいるのだから美星にも責任があるわけで、何のためにこの試合をベンチで見ているのか考えて欲しいな。
むしろ、そういった怪我で出られなくなって不完全燃焼を感じて終わる方が真帆にとっての精神的な成長につながるので、そこはもうちょっと考えて欲しかったなぁ。
そして、怪我をさせてしまった怜那は負い目を感じてそこでつながりがもてるようになるとか。まあ、真帆が元気で怜那も視聴者もホッとさせて終わりたかったんでしょうね。ここは現実よりも夢の中です。
そして、硯谷もその怜那をなんで延長戦で出すのかが不思議だった。距離を詰めないでただ突っ立っている棒ディフェンスが入りそうなシュートを止めてファウルを犯すまでは活躍していたけれど、延長での5ファウルの退場って読めているだろうから、怜那のことを考えるとこちらも出すべきじゃないんですよね。
疲れきっている中でファウルを犯して退場になったというミスを周りがフォローしてくれるかわからない。精神的にも酷過ぎる。五人のバスケを学びなおしてくるという怜那が素直で良かった。
普通なら、退場されてチームに迷惑をかけて居づらい雰囲気でも耐えられる強さを持っているという証拠なので、終わりよければ全てよしですね。第2クォーターの怜那だったら、もう二度と五人のバスケなんてやらないと思っていたでしょう。
コーチが出場を許したのは怜那が退場してでも延長戦に出たいと申し出たためだと思うけど、できるだけフェアプレーが出来るように成長してから試合に出すべきだと思うんですよね。小学生ならなおさらそのファウルに対して甘くみてしまうとその後はファウルすることが当たり前みたいな選手になってなかなか改善出来ないんですよ。
そういう意味ではどんなにビッグプレーを見せても練習に参加せずに1 on 1でファウルが身についてしまった選手の更生はほぼ難しい。そういう意味で硯谷のコーチが怜那のことを拒否したのならわかるんですけど、4ファウルの状態でも出し続けているしなー。
仕方ないファウルとはいえ、その姿を格好良く描いてしまったことが勿体無いです。私がコーチならこの試合以降六年生が何を言ってこようとも怜那は試合に出さないと思う。
それぐらいしないと今度は硯谷がファウルの多い学校と周りから見られて、コーチの指導のもとファウルを故意に犯しているんじゃないかという疑惑が浮かんだり悪い噂が飛びますからね。
こういう問題児の扱いについては硯谷の中ではなく、慧心の五年生組に入れて、プレーするとどうしてもファウルになってしまう葛藤を心のなかで動かしながら、昴コーチと相談しながら改善されていくエピソードを見たかったですね。きっとこれじゃ将来的に怜那は潰れてしまう。
背が高いだけで昴から重宝されて、将来の日本を担っていくとまで言われている愛莉に対し、プレーの上手さが光っている怜那も育て方次第なんですよね。きっとまた違うコーチのもとで教えてもらえば一気に花開く選手だけに、これじゃ怜那の勇姿ももう見れないだろうな。そんな不安を残す退場でした。
そこからようやくフリースローがもらえた。今までファウルによってのフリースローは何度もあったはずなのに、ここで見せてくれたのは嬉しい限り。だけど、2本中の1本目は入っても外れても周りの選手は関係ない。だけど、2本目はフリースローを放った瞬間からプレーが再開されるんですよね。
だから、入りそうでも入らなそうでも周りが一気に動き出してリバウンドを取りに行くプレーが普通なんです。愛莉がリバウンドを取ってそれを入れれば2点になる。それなのに、1本目と同じで誰も動かない。何でしょう? そういうルールでもあるのでしょうか。
素人くささをそこで出してしまうとこの戦いが魅力的にならなくなってしまう。真帆が最高のシューターで愛莉がリバウンド得意だったなら、1本目は普通に入れて、2本目はわざと外してリングの手前で弾くようにする。
そして、そのリバウンドを愛莉が取ってそのままシュート。これで、フリースローの2点で終わる所がフリースローの1点と愛莉が入れた2点で3点となって逆転になるんですよね。
わざと外して相手に取られてカウンターというケースもあるので、愛莉がリバウンドに相当自信があってその特訓を受けているのならそれでこそ最高のセンターとしての役割を果たせる。愛莉の活かし方は一杯あるのに、それを「みんなを信じている」という言葉で殺してしまう昴に段々憎しみがw。
そして、硯谷のザルのディフェンスをドリブルで交わす。もっかんたちはみんなの力と言いながらも、最終的に個の力なんですよね。組織での守り、組織での攻めは出来ていない。抜かなくても良い所を無理して抜いていく。
それこそ一人でバスケをやっているんじゃないかと言いたい所なんですが、「エースがいる」と昴は楽観視しているドヤ顔を何とかして欲しい。マジでカメラは昴を映さないでw。
そこから硯谷のエースと慧心のエースが言葉でのやり取りで今までの勝負の総括をする。審判、第2クォーターでの味方のアドバイスよりも、ここで笛を吹け。違うチーム同士での私語は試合を遅らせる行為としてファウルにしてもおかしくない。
まあ、ここで笛を吹いてファウルを与えたら、せっかくのもっかんの情熱シーンが冷めてしまいますけどね。だからこそ、前回の審判のファウルはいらなかったんや。そのせいでどうしても気になってしまう。
この時の審判は急にお腹を壊してトイレにでも行っていたんでしょう。まあ、他の審判が代わりを務めるけどねw。で、もっかんのシュートで逆転するわけですが、その時に「みんなとつながっているとわかるから」というもっかんの思いと反して、一人でドリブル突破してシュート。うーん、場面と言葉が合っていない。
せっかくの前振りでこの試合にかける意気込みとチームの絆として相手のエースに宣戦布告したんだから、せめてそのシーンぐらいはひなたや愛莉を使って敵陣を翻弄させるぐらいの連携を見せて欲しかった。
そして、一番おかしいと感じたのがノーカウント。こういうのあると冷めるからやめて欲しい。何がノーカウントだ、バカバカしい。ノーカウントになるんならもっかんがシュートを打つ前に試合終了の笛を吹くんだ。この試合は審判のレベルの低さを痛感する戦いとなりました。
昴はいますぐにでも審判に猛抗議するべきだと思う。そして、観客もおかしいと気付いてざわついてもおかしくないわけで、なんとも言い切れぬ幕開けとなり、最悪な終わり方でした。これなら、もっかんのシュートが入らず終わったほうがスッキリ出来る。
この規定では何にも知らされていないからわからないかもしれないけど、ブザービーターという言葉を審判は知らないのでしょうか。
詳しく話すと、これもルールの引用なのですが、クォーター終了直前にゴールに向かってボールが放たれ、ボールが空中にある瞬間に終了のブザーが鳴った場合、そのボールは空中にある間有効であり、それがバスケットを通過してゴールとなった場合はその得点は有効とされる。
サッカーとは違い、これがあるからバスケの面白さがあるわけで、これがノーカウントになるんなら、それはバスケではない。残された時間が1秒足らずでこれ以上攻めこむのは無理だとわかった場合、どこにいたとしても最後は誰かのシュートで終わるんですよね。
それこそ、超ロングシュートになったりするので得点は奇跡的に近いわけですが、打たないよりはマシなんですよ。それが今回は普通にもっかんが打った時には終了のブザーは鳴っていなかった(今まではブザーがなっていたので、それが今回静寂に包まれているので、どこでブザーが鳴ったのかわからない所がもどかしい)。
演出上もっかんが試合終了前にシュートを放たなかったということはあり得ますが、それだともっかんの優秀さが一気に崩れ去る。「間に合わなかった」と試合終了後に言ったことからも、もしかしたら、その可能性はあり得る。いや、そうしておきたい。それなら打つ前にブザー音を鳴らして欲しい。その方が悔しさが増しますし、こんないちゃもん付ける人もいないわけで……。
ただ、バスケをやっている人なら誰でも知っている最後のシュートを放棄しているわけですから、もっかんのイメージが最悪になってしまうのが悲しい。確かに硯谷のエースが潰しに来ていたからその間に打てなかったというのもあるけれど、現状わかりにくいのが問題なんだよね。ここはもっと演出を凝って欲しい所ではありました。
けれど、審判は「ノーカウント」と言っているので、誤審に見えるんですよね。そのノーカウントはもっかんがシュートを打っていなかったという説明が必要になる。
それすらもなく、そのシュートがゴールに入っているからこそ、最悪な誤審とも思える。この審判の無知によって今まで硯谷と慧心の選手の頑張りが無駄だったかのように思えて脱力感を感じました。
それなら、もっかんが近くでシュートを打つよりも真帆がボールを取った瞬間、1秒を切りそうだから、無理に遠くからシュートして呆気無く外れた方が負けたという実感がわきますし、それが奇跡的に入ればそれこそ奇跡が起きたと思って感無量で試合を終われる。
ああ、公式試合だと思ったら違っていたでござると思って諦めます。これ、原作がおかしいのか、それとも、アニメがおかしいのか気になりますね。全巻買ってあるのであとで読んで見よう。
原作はある程度読んだけど、最初はバスケを知っていて書いているように見えたんだけど、違ったのかな。それぐらいは最終回なんだから調べておいて欲しいかな。ルールと審判ってこれほどまでに大事だと痛いほどにわかった試合でした。
もっかんたちの奮闘を見ているよりも粗探しみたいになってしまったのが残念な所です。この試合の最初から最後までずっと文句言いっぱなしだったと思う。公式試合に出ないで五年生組との大会で終わっていれば良かったんじゃないかな。OP的にも。
まあ、それはともかくとして、審判の件は頭から消して、試合終了後は良かったです。もっかんの「中学生になっても高校生になっても昴さんは私たちのコーチです」にちょっと笑ってしまったけどね。
中学生になったもっかんたちのことより進級する五年生組の小学生のコーチを昴はやりそうで、何というか、小学生は最高だぜのせいで昴をそんな目でしか見られなくなったw。
くっ、このロリ発言から昴をいまいち信用出来ない自分がいるわけで、もっかんたちの輪の中に昴は入っているのだろうか?と、もっかん目線では入っているけれど、昴という人物が変態なだけに昴目線では中学生になったからお別れだね、ということであっさり引き下がりそうな感じがするから、なんとも言い切れない。
ここで昴コーチともっかんを除く選手の間に深い溝がありそうな気がします。体育館で泣いてはいるけれど、昴にはやっぱり態度で示して欲しい。
それが出来ないのが悔しい。「バスケがある限り」つながっているとは言ったけれど、それは彼女たちを安心させる上っ面の言葉にしか見えなくなってしまっているから、せめてもっかんたちとの絆を目に見えるもので残したかったですね。卒業祝いのプレゼントとかね。やっぱり態度で示すというのは大きいと実感。
そして、さりげなく、もっかんとは会っている昴のシーンが続くわけで、いや、プライベートとコーチでは違うとわかっていますよ。でも、せっかくいつまでもつながっている発言をした後なんだから、五人とも平等につながっているシーンがあっても良かった気がする。
これだともっかんを通じた他四人とのつながりみたいに見えてしまって軽薄な感じがする。まあ、もっかんとはプライベートでもコーチでも一緒で、他四人とはコーチとしてだから、コーチとしては一度幕を引いて、プライベートでもっかんとのつながりを新たに見せてきたのかもしれません。
そこから昴との出逢いが描かれて終わったのは良かったですね。ちょっと無理矢理な感じがしましたけど、こういったエピソードの方がなんかバスケの試合よりもいいです。
純真無垢なもっかんをさらに純真無垢にした姿。母親は俺だよ、もっかん。一緒にボール遊びしよう。と言いたくなるそばで変態じゃなかった頃の若々しい昴が登場ということで、年齢さえ離れていなければ恋愛モノとして面白い。そこに低年齢が入るから穿った見方になってしまうのもあって、『ロウきゅーぶ!』だからこその斬新さを感じました。
それこそ、中学生のもっかんを高校生の昴が教えるという感じで年齢差はそれほどないんだから、そこを重点的にやれば、ロリ根とスポ根と恋愛が加わって最高のアニメになったと思う。中学生はロリと言えるんだろうか、昴さん?w
けど、中学生のもっかんだったらどうなんだろう。てぃんくる絵だから幼く見えるけど、昴ともっかんはそれほど年齢が離れているわけじゃないし、葵ともっかんは身長差だけ違って、顔の幼さはどちらも同じなんですよね。
ウケがいいのはやっぱり小学生だと思うんですが、第3期があるとすれば昴がやる高校生のバスケの公式試合で熱いスポ根を描きつつも中学生女子のバスケはわいわいと楽しくやれればいいよねーって感じで五人が絆を深めていく日常をやって欲しい。
きっと、もっかんたちがバスケ部に入ったら、確実にボール拾いや愛莉ともっかんだけ優遇されてそこで実力差が出て同じ1年だけど、生まれ持った天才の素質には勝てないと紗季や真帆やひなたが憂いている構図とかで日常でも溝が生まれて一緒にいなくなるのが容易に想像出来る。
いつの間にか、もっかんは一人だけになってしまって、愛莉がその仲を何とかしようとする。これはこれで面白そうだけど、こんな泥沼じゃ見てくれないだろうな。いや、彼女たちを信じるんだ。きっと、バスケと友情だったらもっかんはどっちも選びそうだけど、友情を選ぶと思う。
そのためのバスケなんだから。でも、どっちも可能になるならバスケで絆を深めてそこから色々な人と楽しく遊びたい。それが理想の姿だけど、それはきっと描かれないだろうから、脳内補完ですね。
そういう意味では第3期で中学生でも最高だぜという昴の姿を証明して欲しかったけど、需要が減ってしまいそうな予感がするので、ここでひとまず『ロウきゅーぶ!』も終わりなんでしょうね。清々しい終わり方で予定調和だけど、これなら最終回として相応しい回ではありました。試合以外でw。
確か、真帆は捻挫だったはず。捻挫だったら2,3日の間は腫れが引かないしほぼ動けない。となると、保健室の先生の誤診か捻挫でもなんでも試合に出てやるぜ的な気合が真帆に入っているのかわかりませんが、足がつっただけでもその試合に出場することが難しいのに、捻挫でも「へっちゃら」だと言う真帆もスーパー超人なのかも知れませんね。
そこで、小学生女子が捻挫で出て症状が悪化するプレーを行った場合、日常生活にも支障がくるほどの大怪我になりかねないのが心配なんですよね。
しかも、小学生女子という身体が成長期にあって丈夫でないからこそ、本気で無理をさせないようにしないといけないんですよね。スポーツを甘く見てはいけない。昴は真帆の試合に出たい意志を知りつつも、それが今後の生活に関わってくるからと言って選手の怪我を慮って慰めたり冷静にさせるのがコーチの役目だけど、バスケ馬鹿の昴にそれを求めるのは無理か。
本当に小学生は最強だぜって感覚で見ているのかもしれない。大きな怪我を見たり経験したりしていない昴には知らない領域だと思うし。実際には近くに顧問の美星がいるのだから美星にも責任があるわけで、何のためにこの試合をベンチで見ているのか考えて欲しいな。
むしろ、そういった怪我で出られなくなって不完全燃焼を感じて終わる方が真帆にとっての精神的な成長につながるので、そこはもうちょっと考えて欲しかったなぁ。
そして、怪我をさせてしまった怜那は負い目を感じてそこでつながりがもてるようになるとか。まあ、真帆が元気で怜那も視聴者もホッとさせて終わりたかったんでしょうね。ここは現実よりも夢の中です。
フェアプレーしない選手は教育しないと……
そして、硯谷もその怜那をなんで延長戦で出すのかが不思議だった。距離を詰めないでただ突っ立っている棒ディフェンスが入りそうなシュートを止めてファウルを犯すまでは活躍していたけれど、延長での5ファウルの退場って読めているだろうから、怜那のことを考えるとこちらも出すべきじゃないんですよね。
疲れきっている中でファウルを犯して退場になったというミスを周りがフォローしてくれるかわからない。精神的にも酷過ぎる。五人のバスケを学びなおしてくるという怜那が素直で良かった。
普通なら、退場されてチームに迷惑をかけて居づらい雰囲気でも耐えられる強さを持っているという証拠なので、終わりよければ全てよしですね。第2クォーターの怜那だったら、もう二度と五人のバスケなんてやらないと思っていたでしょう。
コーチが出場を許したのは怜那が退場してでも延長戦に出たいと申し出たためだと思うけど、できるだけフェアプレーが出来るように成長してから試合に出すべきだと思うんですよね。小学生ならなおさらそのファウルに対して甘くみてしまうとその後はファウルすることが当たり前みたいな選手になってなかなか改善出来ないんですよ。
そういう意味ではどんなにビッグプレーを見せても練習に参加せずに1 on 1でファウルが身についてしまった選手の更生はほぼ難しい。そういう意味で硯谷のコーチが怜那のことを拒否したのならわかるんですけど、4ファウルの状態でも出し続けているしなー。
仕方ないファウルとはいえ、その姿を格好良く描いてしまったことが勿体無いです。私がコーチならこの試合以降六年生が何を言ってこようとも怜那は試合に出さないと思う。
それぐらいしないと今度は硯谷がファウルの多い学校と周りから見られて、コーチの指導のもとファウルを故意に犯しているんじゃないかという疑惑が浮かんだり悪い噂が飛びますからね。
こういう問題児の扱いについては硯谷の中ではなく、慧心の五年生組に入れて、プレーするとどうしてもファウルになってしまう葛藤を心のなかで動かしながら、昴コーチと相談しながら改善されていくエピソードを見たかったですね。きっとこれじゃ将来的に怜那は潰れてしまう。
背が高いだけで昴から重宝されて、将来の日本を担っていくとまで言われている愛莉に対し、プレーの上手さが光っている怜那も育て方次第なんですよね。きっとまた違うコーチのもとで教えてもらえば一気に花開く選手だけに、これじゃ怜那の勇姿ももう見れないだろうな。そんな不安を残す退場でした。
フリースローとドリブル
そこからようやくフリースローがもらえた。今までファウルによってのフリースローは何度もあったはずなのに、ここで見せてくれたのは嬉しい限り。だけど、2本中の1本目は入っても外れても周りの選手は関係ない。だけど、2本目はフリースローを放った瞬間からプレーが再開されるんですよね。
だから、入りそうでも入らなそうでも周りが一気に動き出してリバウンドを取りに行くプレーが普通なんです。愛莉がリバウンドを取ってそれを入れれば2点になる。それなのに、1本目と同じで誰も動かない。何でしょう? そういうルールでもあるのでしょうか。
素人くささをそこで出してしまうとこの戦いが魅力的にならなくなってしまう。真帆が最高のシューターで愛莉がリバウンド得意だったなら、1本目は普通に入れて、2本目はわざと外してリングの手前で弾くようにする。
そして、そのリバウンドを愛莉が取ってそのままシュート。これで、フリースローの2点で終わる所がフリースローの1点と愛莉が入れた2点で3点となって逆転になるんですよね。
わざと外して相手に取られてカウンターというケースもあるので、愛莉がリバウンドに相当自信があってその特訓を受けているのならそれでこそ最高のセンターとしての役割を果たせる。愛莉の活かし方は一杯あるのに、それを「みんなを信じている」という言葉で殺してしまう昴に段々憎しみがw。
そして、硯谷のザルのディフェンスをドリブルで交わす。もっかんたちはみんなの力と言いながらも、最終的に個の力なんですよね。組織での守り、組織での攻めは出来ていない。抜かなくても良い所を無理して抜いていく。
それこそ一人でバスケをやっているんじゃないかと言いたい所なんですが、「エースがいる」と昴は楽観視しているドヤ顔を何とかして欲しい。マジでカメラは昴を映さないでw。
そこから硯谷のエースと慧心のエースが言葉でのやり取りで今までの勝負の総括をする。審判、第2クォーターでの味方のアドバイスよりも、ここで笛を吹け。違うチーム同士での私語は試合を遅らせる行為としてファウルにしてもおかしくない。
まあ、ここで笛を吹いてファウルを与えたら、せっかくのもっかんの情熱シーンが冷めてしまいますけどね。だからこそ、前回の審判のファウルはいらなかったんや。そのせいでどうしても気になってしまう。
この時の審判は急にお腹を壊してトイレにでも行っていたんでしょう。まあ、他の審判が代わりを務めるけどねw。で、もっかんのシュートで逆転するわけですが、その時に「みんなとつながっているとわかるから」というもっかんの思いと反して、一人でドリブル突破してシュート。うーん、場面と言葉が合っていない。
せっかくの前振りでこの試合にかける意気込みとチームの絆として相手のエースに宣戦布告したんだから、せめてそのシーンぐらいはひなたや愛莉を使って敵陣を翻弄させるぐらいの連携を見せて欲しかった。
ブザービーターを知らないクソ審判め!
そして、一番おかしいと感じたのがノーカウント。こういうのあると冷めるからやめて欲しい。何がノーカウントだ、バカバカしい。ノーカウントになるんならもっかんがシュートを打つ前に試合終了の笛を吹くんだ。この試合は審判のレベルの低さを痛感する戦いとなりました。
昴はいますぐにでも審判に猛抗議するべきだと思う。そして、観客もおかしいと気付いてざわついてもおかしくないわけで、なんとも言い切れぬ幕開けとなり、最悪な終わり方でした。これなら、もっかんのシュートが入らず終わったほうがスッキリ出来る。
この規定では何にも知らされていないからわからないかもしれないけど、ブザービーターという言葉を審判は知らないのでしょうか。
詳しく話すと、これもルールの引用なのですが、クォーター終了直前にゴールに向かってボールが放たれ、ボールが空中にある瞬間に終了のブザーが鳴った場合、そのボールは空中にある間有効であり、それがバスケットを通過してゴールとなった場合はその得点は有効とされる。
サッカーとは違い、これがあるからバスケの面白さがあるわけで、これがノーカウントになるんなら、それはバスケではない。残された時間が1秒足らずでこれ以上攻めこむのは無理だとわかった場合、どこにいたとしても最後は誰かのシュートで終わるんですよね。
それこそ、超ロングシュートになったりするので得点は奇跡的に近いわけですが、打たないよりはマシなんですよ。それが今回は普通にもっかんが打った時には終了のブザーは鳴っていなかった(今まではブザーがなっていたので、それが今回静寂に包まれているので、どこでブザーが鳴ったのかわからない所がもどかしい)。
演出上もっかんが試合終了前にシュートを放たなかったということはあり得ますが、それだともっかんの優秀さが一気に崩れ去る。「間に合わなかった」と試合終了後に言ったことからも、もしかしたら、その可能性はあり得る。いや、そうしておきたい。それなら打つ前にブザー音を鳴らして欲しい。その方が悔しさが増しますし、こんないちゃもん付ける人もいないわけで……。
ただ、バスケをやっている人なら誰でも知っている最後のシュートを放棄しているわけですから、もっかんのイメージが最悪になってしまうのが悲しい。確かに硯谷のエースが潰しに来ていたからその間に打てなかったというのもあるけれど、現状わかりにくいのが問題なんだよね。ここはもっと演出を凝って欲しい所ではありました。
けれど、審判は「ノーカウント」と言っているので、誤審に見えるんですよね。そのノーカウントはもっかんがシュートを打っていなかったという説明が必要になる。
それすらもなく、そのシュートがゴールに入っているからこそ、最悪な誤審とも思える。この審判の無知によって今まで硯谷と慧心の選手の頑張りが無駄だったかのように思えて脱力感を感じました。
それなら、もっかんが近くでシュートを打つよりも真帆がボールを取った瞬間、1秒を切りそうだから、無理に遠くからシュートして呆気無く外れた方が負けたという実感がわきますし、それが奇跡的に入ればそれこそ奇跡が起きたと思って感無量で試合を終われる。
ああ、公式試合だと思ったら違っていたでござると思って諦めます。これ、原作がおかしいのか、それとも、アニメがおかしいのか気になりますね。全巻買ってあるのであとで読んで見よう。
原作はある程度読んだけど、最初はバスケを知っていて書いているように見えたんだけど、違ったのかな。それぐらいは最終回なんだから調べておいて欲しいかな。ルールと審判ってこれほどまでに大事だと痛いほどにわかった試合でした。
もっかんたちの奮闘を見ているよりも粗探しみたいになってしまったのが残念な所です。この試合の最初から最後までずっと文句言いっぱなしだったと思う。公式試合に出ないで五年生組との大会で終わっていれば良かったんじゃないかな。OP的にも。
一生昴は彼女たちのコーチでいれるのか?
まあ、それはともかくとして、審判の件は頭から消して、試合終了後は良かったです。もっかんの「中学生になっても高校生になっても昴さんは私たちのコーチです」にちょっと笑ってしまったけどね。
中学生になったもっかんたちのことより進級する五年生組の小学生のコーチを昴はやりそうで、何というか、小学生は最高だぜのせいで昴をそんな目でしか見られなくなったw。
くっ、このロリ発言から昴をいまいち信用出来ない自分がいるわけで、もっかんたちの輪の中に昴は入っているのだろうか?と、もっかん目線では入っているけれど、昴という人物が変態なだけに昴目線では中学生になったからお別れだね、ということであっさり引き下がりそうな感じがするから、なんとも言い切れない。
ここで昴コーチともっかんを除く選手の間に深い溝がありそうな気がします。体育館で泣いてはいるけれど、昴にはやっぱり態度で示して欲しい。
それが出来ないのが悔しい。「バスケがある限り」つながっているとは言ったけれど、それは彼女たちを安心させる上っ面の言葉にしか見えなくなってしまっているから、せめてもっかんたちとの絆を目に見えるもので残したかったですね。卒業祝いのプレゼントとかね。やっぱり態度で示すというのは大きいと実感。
そして、さりげなく、もっかんとは会っている昴のシーンが続くわけで、いや、プライベートとコーチでは違うとわかっていますよ。でも、せっかくいつまでもつながっている発言をした後なんだから、五人とも平等につながっているシーンがあっても良かった気がする。
これだともっかんを通じた他四人とのつながりみたいに見えてしまって軽薄な感じがする。まあ、もっかんとはプライベートでもコーチでも一緒で、他四人とはコーチとしてだから、コーチとしては一度幕を引いて、プライベートでもっかんとのつながりを新たに見せてきたのかもしれません。
出逢いは出会いの前から……
そこから昴との出逢いが描かれて終わったのは良かったですね。ちょっと無理矢理な感じがしましたけど、こういったエピソードの方がなんかバスケの試合よりもいいです。
純真無垢なもっかんをさらに純真無垢にした姿。母親は俺だよ、もっかん。一緒にボール遊びしよう。と言いたくなるそばで変態じゃなかった頃の若々しい昴が登場ということで、年齢さえ離れていなければ恋愛モノとして面白い。そこに低年齢が入るから穿った見方になってしまうのもあって、『ロウきゅーぶ!』だからこその斬新さを感じました。
それこそ、中学生のもっかんを高校生の昴が教えるという感じで年齢差はそれほどないんだから、そこを重点的にやれば、ロリ根とスポ根と恋愛が加わって最高のアニメになったと思う。中学生はロリと言えるんだろうか、昴さん?w
けど、中学生のもっかんだったらどうなんだろう。てぃんくる絵だから幼く見えるけど、昴ともっかんはそれほど年齢が離れているわけじゃないし、葵ともっかんは身長差だけ違って、顔の幼さはどちらも同じなんですよね。
ウケがいいのはやっぱり小学生だと思うんですが、第3期があるとすれば昴がやる高校生のバスケの公式試合で熱いスポ根を描きつつも中学生女子のバスケはわいわいと楽しくやれればいいよねーって感じで五人が絆を深めていく日常をやって欲しい。
きっと、もっかんたちがバスケ部に入ったら、確実にボール拾いや愛莉ともっかんだけ優遇されてそこで実力差が出て同じ1年だけど、生まれ持った天才の素質には勝てないと紗季や真帆やひなたが憂いている構図とかで日常でも溝が生まれて一緒にいなくなるのが容易に想像出来る。
いつの間にか、もっかんは一人だけになってしまって、愛莉がその仲を何とかしようとする。これはこれで面白そうだけど、こんな泥沼じゃ見てくれないだろうな。いや、彼女たちを信じるんだ。きっと、バスケと友情だったらもっかんはどっちも選びそうだけど、友情を選ぶと思う。
そのためのバスケなんだから。でも、どっちも可能になるならバスケで絆を深めてそこから色々な人と楽しく遊びたい。それが理想の姿だけど、それはきっと描かれないだろうから、脳内補完ですね。
そういう意味では第3期で中学生でも最高だぜという昴の姿を証明して欲しかったけど、需要が減ってしまいそうな予感がするので、ここでひとまず『ロウきゅーぶ!』も終わりなんでしょうね。清々しい終わり方で予定調和だけど、これなら最終回として相応しい回ではありました。試合以外でw。