艦隊これくしょん1088

大和の登場が吹雪に一つ大人の階段を登らせた。


吉野脚本で雑に扱う艦娘たちとあおしま脚本のギャグとカオスなドタバタ劇から、久々に丁寧に作られたように感じてようやく花田脚本本領発揮って感じです。

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別に丁寧に作られたから面白いというわけでもないんですけどね。
今回だと大和の出撃への憧れ一本にテーマを絞っているから、それが面白くなければ楽しめない作りになっています。

ギャグとかだと一つでもクスリと笑わせればそれで成功だったりもするんで一長一短ありますね。
個人的に言えば大和の話は大成功だったと思うんです。

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孤島に閉じ込められた姫様という感じで、どこか清楚でおしとやかな感じの大和を、吹雪という戦場の中で成長してきた彼女が救ってあげようとする、ボーイ・ミーツ・ガールならぬガール・ミーツ・ガール。

吹雪の中では海での楽しさを大和にも味わってもらいたいとする優しさがあって、それは自分が楽しいから楽しいというだけでなく、ホテルという意味に込められた切なさと過剰反応を示した大和の心情を慮ったからこそなんですよね。

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今までは吹雪のお節介で終わった所も少なからずあっただけに、ここは成長と見ていいと思います。

大和がちょっと歩いただけで飯という資材を消費しまくる燃費の悪さは予想できたけど思った以上に消費カロリーが激しいようです。

どれだけ食べても太らないというある種女性の完璧な理想像がそこに赤城と共にいるわけですが、資材というお金が飛んでいってしまうというのも考えものですね。

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資材をお金や食べ物に置き換えるとロマンがなくなりますので、吹雪はそんなことを気にせず、大和にも出来る限りのことはしてあげたいと海に出るすべを提案したのは良かったです。

まあ、吹雪ちゃんならそうするだろうと思って、睦月や夕立が見ていたというのも長年付き添ってきた信頼の証なのかもしれません。

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そこから大和を海に連れだしてのお話が最高でした。

輪形陣とかは勉強していつかの実戦に備えている大和の意思とか、吹雪も大和を無理に励ましたり憐憫の目で見たり頑張ろうとさせるとかそんなことは一切なく、ただ大和とこうして一緒に海に出れたことが嬉しいと言動に全て現れていてこの瞬間が生きている喜びなんだなぁと感じさせるひとときを提供してくれました。

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大和にとって朗報だったのが第2戦隊の撃ち逃れの敵機が現れたこと。
大和にとっては置物でいたくないという部分と吹雪たちの身を守る上でも有効であるという結論から攻撃の一発で全てにかたをつけるというもの。

また資材投入で長門にバレてしまう可能性が高かったけれど、そんなことを考えているよりも緊急事態ということで体が動いてしまったんでしょうね。

規律違反とはいえ、この機会を逃して敵機が大きな火種となって鎮守府を襲いかねないことも考えれば柔軟な対応だとある程度は褒めてもらってもいいかと思います。

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これで規律違反になっていたら艦娘よりも高速修復剤などの資材優先のブラック鎮守府確定でしたよ。

長門が目をつむってくれて助かりましたが。陸奥が長門のリスとのお遊びをからかっていたので和んだけれど、そんなことされても怒らない長門秘書艦の器の大きさが感じ取れた回でした。