天体のメソッド0711

誰かの犠牲の上に幸せは成り立っている?


みんなニッコリという単純明快でありながらも、誰もが幸せになる未来を提示しそれを実現するということは難易度の高いことだと思う。誰かの幸せは誰かの不幸せで成り立っているとどこかの偉い人が言ったように、今までの乃々香と汐音の関係がまさにそうであるかのように見えていました。

天体のメソッド0707
対照的でありながらも母親を通じて仲良くなった二人は距離を縮め、お互いのことを慮る関係も束の間、乃々香の引っ越しで仲違い。その仲が良くなってみんなニッコリの実現は一度は出来たようにも感じた。

ただ、汐音の和解が乃々香を除く他の3人に出来たということでもなさそうで、汐音は自身の引っ越しと共に願いが成就しないように心は彼女たちから離れるように決めたわけで。

と、今回でノエルが円盤から離れたことで倒れた原因が明らかになったことに加え、自身が乃々香たちと離れることに決めたこと、汐音が柚季たち(ノエル含む)に本当のことをバラしたという点でしょうか。

天体のメソッド0710
汐音が柚季たちに話した点は成長とみていいのかな。普段なら誘っても即断るくらいなのに自ら率先してこはるたちのところに伝えにくるというのは優しさの証なのか、それともこれ以上つきまとわないで欲しかったのかわかりませんが、事情が伝われば汐音に対する誤解も全て解けるわけでこの5人のこじれもノエルの願いの側面をおいて一本化できた気がする。

つまりはノエルを選ぶか湊太を選ぶか。まあ、湊太やろ、留学するんだし当たり前だよね。これで円満解決、ノエルもニッコリって、みんなニッコリしないでノエルはニッコリするんやろか。

天体のメソッド0709
むしろ、汐音の今までしてきたことってノエルは消えないまでもノエルがニッコリ出来ない結末なんで、それ自体がノエルを思ってのことだと汐音は感じていてもノエル自身のことを考えていない自分本位な考え方なのではなかろうか、とか思ったりしました。

ノエル自身は乃々香たちの願いが叶ってもどこかに移動するだけだし、ノエルが乃々香たちとの別れを惜しんでいるとしてもそのことがつい表に出てしまう性格なので隠しているというわけではないと思う。

そうなると、ノエルの気持ちを聞いてから決めるのが早いし、初回の元凶だった伝言ゲームのデメリットを消すためにもみんなで一度話し合った方がいいと思うんですよね。

天体のメソッド0708
ああ、でも、汐音はまだノエルが消えて欲しくないと信じてやまないので5人になった瞬間にニッコリしてしまう可能性も否定できないから自身の引っ越しまで5人で会うことはないんだろうな。

そういう意味でもこうなったらノエル自身が消えて、汐音が気にしていることを全部なくしてしまおうという自己犠牲的精神なんだと思う。俺(湊太)が離れればいい、いや、私(柚季)が離れればいい。

天体のメソッド0712
そうやって、誰かのためになるのなら自分の幸せを犠牲にしても構わないというのは私的にも大変好物なのですが、その誰かの幸せを犠牲にした上で他の4人の幸せがあるのなら、それはいずれ誰かが自責の念にかられ崩壊するであろうひとときの平安でしかないんですよね。

でも、汐音の本意を聞いたならノエルだけでなくそういうことになりますよ。自分も誰も犠牲にしないみんなニッコリな解決方法を見つけ出してくれることを切に願います。