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ルリグの中の人、ルリグの外の人、その境に……。


第一期の第三話で神認定アニメと化した第二期であります。何がいいってまずは空気ですよね。

第二期も始まるということで、軽くおさらいをしてみたいと思います。まずはこの変女子中学生のどこか楽しげで仲間との結びつきを大事にしてそこから出来た輪でつるんで駄弁ってそれだけでいいみたいな軽い感覚だと思うんです。

もちろん、るう子たちもそういった立場を得ているように思えていたんですが、WIXOSSに出会う前から彼女たちは準人間不全なんですよね。そこが日常系らしいけど日常系っぽくない面白さを孕んでいるんですよね。

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るう子は母親との離別、遊月は弟への恋愛、一衣は友達とのコミュニケーション、そんな彼女たちに与えられた欲望を満たすプレゼントの惑わす言葉。負の感情を正の感情へと昇華させる絶好の機会となりました。そこで3人が揃って集まってWIXOSSをする。

まずはそれだけで彼女たちの負の感情は払拭されるようにも思えるんですよね。一衣は作中通り、るう子たちと賭けないカードバトルのWIXOSSをして友達になれたわけで、るう子はそれで母親から捨てられたことを忘れさせる大切な仲間を得ることでそれだけで負の感情を紛らわすことが出来る。

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遊月は恋愛の禁忌に目が行き過ぎているため、恋愛の好きという感情を人生で一番大事なことであると思い込むぐらいに人生経験の浅い中学生ならでは。香月の気持ちは? 周りからの視線は? 駆け落ちしたとしてその先にある未来は? そういったことを考えるとリスクが高すぎてその恋愛衝動を抑える方向に向けた方が現実的だと思われます。

るう子たちと友達になったきっかけを機に他の異性に目を向けてみる余裕が欲しくなってきます。理詰めで考えると面白く無いですね。そう、大人じゃムリなことをこの中学生には出来る。今しかできないことを出来る無限の可能性を秘めているわけなんですよね。

そこから何を考え何を悩みどう打開していくか奮闘している姿や、自然と芽生えた仲間意識、自分のことだけでなく他人を優先する姿勢、目を瞑って背けてもおかしくない残酷な現実に立ち向かっていく勇気、それらが詰まったこれらのストーリーに涙してきてなんとも言えない気持ちになります。

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スミマセン、3人の人間関係だけで長くなってしまいました。第一期の感想書いていれば良かったと後悔。

で、本編に進むとまずは気掛かりなのはタマちゃんですよね。うちのタマ知りませんか。もうこうなったらセレクター集めてみんなとバトルで人海戦術だ。ヤバイ、戦闘狂の考えが浸透してきてしまったようだ。まあ、このタマちゃんの戦闘狂設定とわからない知らない設定は後々のキーポイントになりそう。

マユとのどういった関係かしらないけれど、マユにとっての不思議がタマちゃんだとするとタマちゃんが不思議起こしちゃえばそれだけで解決? みんなとバトル出来る? ああ、早くタマちゃんを人間に戻して普通のWIXOSSでパジャマバトルパーティーとかしたいよね。この作品の空気では120%やってくれそうにないけれど。

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そこに私が愛しのあきらさんを加えては頂けないでしょうか。もうあの顔になってもあきらっきーはあきらっきーのままで俺は受け入れるよ。多少のお痛は情緒不安定で許してあげて、これから教育させていけば自分に正直な明るい聡明な女性になれると思うのにな。

彼女の場合はモデルでも活躍しているし、その美貌やユーモアセンスで周りからも好かれているのに、自分より上がいる、ただそれだけで全てを賭けてのバトルを申し込んでしまうところに貪欲過ぎる節が有ります。

『その強欲は破滅』みたいなサブタイが彼女に似合いそう。あきらさん、早く出てきて下さい。語録を書くメモの準備は出来ていますので。もういっそ、あきらさんの願いをかなえてルリグにして持ち歩きたい(変態。

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しっかし、イオナのルリグになりたいという狂気はまさに狂気というべきか。私、人間やめます、みたいな宣言するようなやつとは関わりたくないけれど、私の願望はルリグに入ることよ、みたいな宣言だったら・・・、今度は痛い子扱いされますね。

イオナのるう子に対して願望がないことは冒涜だと言っていたけれど、ルリグに入る方がどうかしていますよ。もうなんていうかカードが好きで好きでたまらなく好きでカードの世界に入りたいと一時期思ったことがありました程度の願望にしか見えなくて、遊月が言った友達と遊んだり、香月と恋人はムリだとしても、自分の行きたい所に行けるし、食べたいものも食べれるし、カードの中って不自由以外の何物でもないような。

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まあ、そのカードに行きたいという稀有な人がもう一人いたわけで、ちよりというのかな。新井里美さんのツッコミが強烈すぎて頭に入らないよw。その子にとってはやっぱり小説の中の一ページみたいなもので憧れの世界として出来たらいいなぐらいの浅い考えなんですよね。

だからこそ、イオナのルリグに狂気を感じざるを得ないわけで、その反面、アホの子がいてくれたおかげでイオナはこの子と同じ安易な考えで入ったわけではない打算的要素が他にありそうな気もしてそこは期待しています。

一番の目的はイメージ映像に出ていたけれど、ルリグであることでセレクターを縛ることが出来る。さすがに、タマちゃんみたいにバトルバトルバトルと駄々をこねることはしないでしょうが、3回負けたら失格という枷、ある一定以上勝ち続けることで、無限少女となったるう子の最強プレイヤーの身体を乗っ取ることが出来るわけです。

るう子の体がWIXOSSに強いだけで魅力的に思えないんだけど。それにるう子は真実を知らないとでも思っているんでしょうか。イオナの魂胆はいまだに謎です。

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ところで、イオナもタマちゃんと同じ戦闘狂という分類でいいんだろうか。タマちゃんにとってのバトルはカードの世界がつまらないから、唯一ストレス発散出来るバトルに望みを見出しているじゃないだろうかって勘ぐっています。

だからこそ、タマちゃんはるう子が全世界のルリグに閉じ込められた少女たちを助け出し、自分がルリグになっても仕方ないという希望を胸に託したわけです。だけど、タマちゃんは反対して、るう子がルリグに閉じ込められることを悲しみと思っていて、その中に一生いることが辛いことだと自らの感覚で感じているんだと思います。

タマちゃんにとってはバトルよりもるう子と会って等身大の友達でいたい。それがるう子も願っていると考えるとこの相思相愛がこの作品の中での一番の愛のカタチなんじゃないかと思います。