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せっかく五年生組と六年生組の融合というカタチで最高の試合を演出させようとしたつもりがどうしてこうなった?的な感じで気になる所が多すぎて何とも言えない気持ちになりました。本当は気にしたら負けなんですよね。


また、バスケ描写で苦言を呈することになります。マジで安西先生、ちゃんとしたバスケが見たいです。これはラノベ原作の描き方としては悪くないんだけど、映像化するとこれほどまでにバスケに見えないバスケというのも珍しいかも知れないです。

高等テクニックとか何にもいらない。その代わり、普通のバスケにして欲しいと切実に願ってしまいます。せっかく素材がいいだけに。だから、結構バスケに関しては辛口というか、言いがかりというか、ケチをつけるカタチになってしまいますのでご了承下さい。

ちょっとおかしいパースと場面


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今回は動く場面が多すぎて(特に怜奈のアリウープ場面とかぬるぬるでビビった)、バスケのシーンとしておかしい場面が多く、スタッフの人たちはバスケのことあまり知らないんじゃないかと思ってしまいます。

それは後々で言うとして、これだけは言える『絶対におかしいよ、ロウきゅーぶ!』の3点だけはちょっと笑ってしまいました。『小学生は最高だぜ!』は本当どうでもいいのです。梶裕貴の十八番になりつつあるし、『ロウきゅーぶ!』のSSもそれの略みたいだし(Small SizeかSecond Seasonの線が一番しっくりくるけど、ロリ根目線なら梶裕貴セリフでしょう)。

で、冒頭からやってしまいました。パース崩れ。最初のシーンと後のシーンを逆にしてみるとわかりやすいです。後のシーンの方では正面から捉えているのですごく描きやすい。そして、かげつがゴール下にいることがこれだとわかります。これだけで十分なのに、最初のシーンで斜めからカメラを当てたかったのでしょう。

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こうなっています。これでは、ゴール下はガラ空き状態で、五年生組が全員自陣の左側だけを守っています。後の正面シーンがなければ、この五年生組は何を守ろうとしているんだ?という感じで萎えてしまうんですよね。せっかく盛り上げていこうとしているのに最初から躓いてちょっと笑ってしまいました。

私みたいな素人でもパッと見おかしいと気付くのに、やっぱり怜奈のアリウープの方の描写に力を入れたかったというか、制作の『Project No.9』の力量を垣間見た気がしました。第1期もそうだけど試合シーンが、大体静止画か使い回しかかなり近寄るか横からとあまり試合の状況がどうなっているのかわからない。俯瞰で見せた時には止まっている。きっと、わかりやすくしすぎたためにどうしてこうなった?というのが多いんです。

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そして、そこからの2つ目。硯谷からの追い上げでもっかんたちが不利な状況に立たされている場面です。ゴール下もしっかり固められて……ないw。これよく見たらセンターサークル付近に5人が固まっている。そうしたら、もっかん以外の4人は自陣でもっかんの後ろにいることになります。

もし、敵陣にその中の1人でもいたらロングパス一つでゴール下でフリーになってシュートが出来る。もしくは、もっかんの後ろからダッシュで敵陣に入れば同じようにロングパスでフリーという、このカットだけでセンターサークルに敵の5人が集まりすぎているザルの守備を見せてしまっているので、これは簡単に打開出来そうだ、と思わせてしまうのが悲しい。せっかくのシリアスシーンが台無しや、って感じでした。

線の二つを入れるだけでゴール下になるのに、それを忘れてしまったのか、それともセンターサークル付近で守る守備が硯谷にとって最強の守りだとスタッフが思っていたのか……。いや、後者はないだろう。書き忘れだと信じたい。

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それと、これはスタミナ切れという描写としてかも知れないけど、雅美がシュートしているんです。敵も味方もボールが動いているからこそ、そのボールを目で追うひなたと敵はわかります。ひなたと愛莉がポカーンとしているのがコメディ要素なのかわかりません。せっかく逼迫した状況でこれからが正念場という所でこんな表情見せられたらたまったものじゃないです。

愛莉好きとしてはそれだけはどうにかして欲しかった。これじゃ、本当に成長していないただのアホの子のままじゃないですか。いや、アホの子とは思っていないけど、せめてボールの軌道を見るくらいはして欲しいです。

それに愛莉にはリバウンドがあるのだから、ボールの軌道からゴールに当たってどの位置に落ちてきそうか考えて動いて欲しいのです。そうなると、雅美がシュートを打った瞬間、必然的にゴールの方を見るんですよね。それが全く出来ていない。それが出来るセンターは強いですけど。まだそれが出来ないからこそ弱いままなのですが、せっかく負けられないと意志を固めた場面でこれはないわーw。

なので、試合のスポ根描写に関しては何とも勿体無い結果になっているんですよね。修正入れればいい話なので、もっと試合に集中させて楽しませて欲しいというのが『ロウきゅーぶ!』ファンとしてのは切なる願いでした。

葦原怜奈の存在


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まあ、それに続いてという感じになるんだけど、葦原怜奈vsつばひーのドリブルの距離がキャプ翼風味になっている。怜奈が速いドリブルで抜いて、つばひーの無限地獄という実際のバスケでは考えられない作戦とも言えない作戦があるわけで、怜奈が椿を抜いた後に柊が待っているのはわかりますよ。

ただ、柊を抜くまでに怜奈はノンストップでドリブルしているんです。そのドリブル速度よりも早く柊の後ろに回り込めるかと考えると現実的にあり得ないだけに萎えてしまうんですよね。

それにそれだけドリブルしたら、ゴール下まで行っていてもおかしくないわけで、ミニバスと言いながら、どれだけ広いコートで勝負しているんだろうか、と考えてしまうわけです。それを自慢気に誇っている昴がムカツクw。怜奈よりも昴の好感度がどんどん下がっていく。

もっと優秀な審判連れて来て!


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そして、一番気になったのは審判の私語へのジャッジ。バスケのことをそれほどよく知らないし、このミニバスの公式規定がわからないから何とも言えないけど、私語で「ファウルにするよ」と言って、マジでファウルにしちゃっている審判はどうなんだろう? 普通なら審判への暴言とかジャッジへの苦言とかならわかりますけど、私語を慎しまきゃいけない理由ってなんだろう?

健全なるスポーツの場で口喧嘩はスポーツマンシップに則っていないというのならわかるし、その私語によって試合再開が遅れる遅延行為ならわかる。だけど、審判は確実に私語によってファウルにしている。

私語といったって、味方への声出しとかバスケって楽しいねとか話していてもファウルとして扱われてもおかしくないんですよね。それこそ無口でやれと言っているようなもので、それってバスケとして楽しいのか何とも言えない。

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普通の審判ならその口喧嘩なんて無視してボールを渡してすぐに試合再開させるんですよね。何で待ってあげているのかわからない。この審判のレベルも小学生レベルになってしまっているので、それだったら審判なんて出さなければいいんですよね。

それと、審判がよく見ていない証拠として、怜奈がマークしている真帆のドリブルで真帆自身が足を滑らせただけで、怜奈は接触していないのにファウルと取った時点でわかりました。全く審判としてもっとよく見ていてくださいよ。きっと小学生女子のレベルだからそれほど時給もらえないからやる気なさそうなのもわかりますけどね。

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それと、怜奈は5ファウルで退場しそうだし(それを意識して硯谷は怜奈を代えるべきなんですよね)、怜菜のテクニカル・ファウル2つと今回の口喧嘩で言い争いの2つのファウルで、チームとして4つ目以降のファウルになったので相手に2つのフリースローが与えられるんですよね。だけど、それすらもない。

そして、チームで言い争っていたら5人のファウルになるので、なんと8つのフリースローが与えられる。もっかんだったら6つくらいは入れそうだろうから、それだけでもう大差がついてしまうんですよね。

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その後もファウルを意識しながら硯谷はやらなきゃいけない上に、ファウル1つで2つのフリースローが待っているということでテクニカル・ファウルでまた入れられる繰り返しで試合にならない。

そのルールがないから、テクニカル・ファウルがファウルとして機能しない。よほどのことがない限りは退場しないと思うけど、止められそうもなかったらファウルをしてしまえばいい話ですからね。

その後を描いてくれないとそのファウルの重たさというのが理解出来ないと思います。まあ、怜奈がファウルばかりで失点量産となったら第3クォーターはなかっただろうけどね。

個の力より組織の力なの?


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まあ、これは公式バスケなんでもっかんたちがやっているバスケはそれとは違うので、バスケ経験者としてそういった細かい所で勿体無く感じてしまう。このファウルも狙ってやれば怜奈を退場させることが出来るからできるだけ彼女にファウルさせるように作戦を言い渡したら確実なのに、それすらやらない昴はやっぱりコーチに向かないw。

あと、組織の力が個の力を上回った怜奈への教訓だったけど、バスケで守備が下手だったら、どれだけ攻撃で得点入れようと外しますよね。何とか怜奈の力で点が取れても、守備で一人空いたならフリーで打たせる事が出来てイーブンになる。

戦略としては、怜奈の個の力が相手の5人を抜いて得点する(マジで得点しているからありえないw)なら、他の4人は上がらずに体力を温存できる。そうしたら、第3クォーター以降のスタミナ勝負で勝てるという見込みはあります。

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ですが、その個の力で点が取れなくなったとわかったら、今度は敵にスティールされて怜奈のマークが空いて点を許す。それがわかったなら普通は交代しませんか?w

美星の言葉では第3クォーターまで全員出せばいいと言っていたけれど、怜奈はも第2クォーターで出ているので途中交代はありでしょう。見せたいのは個の力と組織の力、友情という絆と勝利への道ということで描いているけれど、わかりやすすぎてテーマとして薄くなってしまっているんですよね。

もうほとんど怜奈の自滅で、五年生組のリベンジはするまでもなかったわけで、その怜奈を抑えるのは厄介ということで怜奈対策としてのつばひーの守りだと思って硯谷のキープレイヤーかも知れないと懸念していたのに、試合になるとその怜奈のおかげで敵が一人いないも同然とドヤ顔で言う昴は柔軟性があるのか行き当たりばったりなのかわかりません。

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で、個人的には怜奈に活躍して欲しかったんですよね。最強の硯谷として第2期の締めとしてのラスボスの存在感が欲しかった。その怜奈を抑えこむためにつばひーのダブルチームでも抑えることが難しいか(よくよく考えれば、守備に特化した選手が慧心にはいないなw)、そのダブルチームでも得点しにくいか、もしくは得点を量産するか色々ストーリーとしての面白みがあると思ったんです。

だけど、その怜奈は自滅で隅に追いやられ、その他の硯谷のメンツが弱すぎて、ぷくくーってなってもおかしくないくらいに、慧心の五年生組に好き放題やられているんですよね。硯谷の五年生組と同格かそれ以上でないとこれじゃ怜奈がいてもいなくても簡単に慧心にやられていた気がします。ライバルとしてどうなんだろう?

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それで最後は怜奈がアリウープパスを決めて点差はそれほど開いていない? あれ、硯谷は滅茶苦茶やられていたきがしたんですが、点数計算間違ってないか?w

あとアリウープなのかどうかも微妙。背の高い選手がゴールの上でダンクするくらいのシュートパスが本場のアリウープだと思うんですよね。あれだと、ゴール前に高いパスを上げてそれを怜奈がそのまま決めただけって感じに見える。

難しいことよりも簡単なことが一番


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それを都大路にやって欲しかった。むしろ、慧心でももっかんが愛莉にアリウープでダンクでいけるんじゃないか。ミニバスならダンクも出来る高さだと最初の頃に言っていたけれど、それも見せずじまいに終わってしまいそうです。

それに昴はミニバスでアリウープが見れたと驚いていましたが、ゴールの低いミニバスだからこそアリウープがやりやすいのではないかと。

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それを驚くならつばひーの2人抜きを軽く決めてしまう怜奈の方が難易度高いし、跳ね返ったリバウンドを即ゴールにワンタッチで入れてしまう都大路のプレイや雅美の腕の長さを考えてシュート体勢からの背後への紗季へのパスとか何気にすごい。

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バスケだと難しいことを一回決めるより、簡単なことをミスなく十回決めた方がうまい選手なんですよね。それこそ、難しいことを一回決めて2点取ったとしても、残りの九回を敵にスティールされて入れられれば18点ですからね。

そういう意味でロングシュートの堅実さを誇る雅美は最高のシューターですけどねw。そこに誰も驚かないのが不思議なものです。そこで最後の紗季のシュートにつながるんですよね。

フリーで簡単に入れられそうな距離で正面。ただ時間がなく外せばチームが負けというプレッシャーがある。簡単なことが簡単に出来る選手は強いですよ。

そこが雅美と紗季によって表されていたから満足でした。いつも展開は同じなんだけど、最後を決める選手が違うだけでも風景が変わって見えますね。

やっと見れたリバウンド勝負!


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そして、打って変わって第3クォーターが最高でした。初っ端からもう見れないと思って諦めていた都大路と愛莉のリバウンド勝負最高です。これが見れただけでも満足なんですよね。

ゴール下を制圧すればほぼゴールは時間の問題。そして、守り一辺倒にならざるを得ない敵へのプレッシャーとなる。

だからこそ、第3クォーターで5人のバスケを思い出したという理由だけで点差が開いた原因で練習もせずにいた子を信じて六年生みんなが怜奈の味方についたのは冷めてしまいましたが、愛莉対策としての都大路の出場だけで、そんなことはどうでもよくなってしまいました。

やっぱり、リバウンドはバスケでは一番大事な要素だよ。それこそ、ミニバスで小学生女子はシュートが外れやすいんだから。てか、もっかんたちが入れすぎなんだよ。そんなにシュート精度のいいミニバスの小学生女子のシューターなんていないから。まあ、その部分は地味なので得点だけ見るとカットされているだろうけどね。

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それと怜奈のディフェンスやばすぎだろう。巧い選手なら守備も巧いんですよね。相手がどのような攻撃をするか読みつつ体が反応する。

ただ、1 on 1とかで守備は適当にやって、攻撃の時だけ格好良く決めたいという人もいるので一概には言えないんですけどね。きっと怜奈はそういう選手。

チームでの勝負なので、もっかんやミミと違って使いづらい。そういう意味では守備の練習を疎かにしない姿勢を彼女には学んで欲しいかな。

もっとパス回そうぜ(動き多くしようぜw)


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あと、お前らドリブルしすぎってぐらいに抜いていくなぁ。この第2期のテーマになりつつある組織という友情の絆が個の力を圧倒するということは今まで散々言ってきたけれど、パスで崩すことがあまりないんですよね。きっと作画が大変なんだと思う。ゴールが入るシーンとかほぼ使い回しだしねw。

第1期の男子との試合のラストでもっかんがシュートと見せかけて、真帆にノールックパスを送った所とか燃えたんだけどね。敵の布陣を崩すにはパスが一番で、慧心も愛莉をダブルチームしているなら、速いパス回しで誰かがフリーになる。

そこを利用してゴールまで結び付けられるだろうと思う。むしろ、愛莉にダブルチームっておかしくないかw。テクニックがあるもっかんのダブルチームならわからないでもない。

けど、愛莉の身長を考えたら、たとえ二人がマークしていても愛莉の頭の上にパスを出せば中継役にも使えるし色々と身長のある選手を舐めている硯谷の作戦もどうかと思う。それに愛莉それほど得点決めていないしね。

泣いても笑ってもここで決まる


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で、延長戦ということで楽しみが増えました。本当は紗季のシュートが弾かれてオシマイでも良かったんですよね。まあ、それは心に闇を抱えてしまうのであくまで明るく終わらせるには、この試合を勝って終わらないといけないんですよね。

そうなると、最後の勝ちを決めるショットはスクープショットにならざるを得ないわけで、それはそれで嫌だなw。今回は真帆と紗季が活躍したわけで、その二人の見せ場はないとして、主人公的なもっかんが最後を決めるのが一番あり得る。

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だけど、ここは1点差でもっかんのスクープショットが入れば逆転勝利という場面で溢れた所を愛莉がすぐさまダンクするという流れだったら愛莉萌えの私としては嬉しいし、第1期の愛莉の身長で男子に勝つために成長した彼女の最後のカタチを見せられそうなんですよね。

まあ、あれだけ押していた慧心が負けていたのか想像つかないですけどね。ここはスタミナ勝負で負けているとかそんな描写があれば良かったのにな。

そうなると、スタミナ切れの慧心が延長戦でバテて何も出来ない結末があるだけにそれは言えないんだろうな。そういった逆境であっても勝ちきる強さにスポ根としての面白さがあるんですよね。

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まあ、何はともあれ、最後は最後で負けて終わるエンドが一番いいなぁ。勝って第3期の公式試合からの続きというサプライズがあったなら最高過ぎるんだけどね。でも、泣いている彼女たちは見ていたくないとはいえ、少しぐらいは負けた悔しさを味わって欲しい。

第2期になってから負けていないからチートすぎるんですよ。その代わりを五年生組と葵が担っているから、六年生組が自然と何連勝していてもいいわけで、そう考えると五年生組は上手く機能したなぁって感じます。

あとは、かげつと愛莉と都大路のリバウンドを見せてくれ。スクープショットよりも格好良いし、確実だから奇跡みたいな感じで終わらなくてもいいから。なんてね。きっと難しいだろうなぁ。