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待ちに待った雅美回だったけど、微妙な感じに終わってしまったような気がする。ただ、見終わったあと意外に満足という不思議な印象でした。


なんでしょう。なんといえばいいんでしょう。これはもう狙ってやっているとしか思えないよね。第1期の頃の『ロウきゅーぶ!』はどこへいった?w

萌えシチュは作るんじゃない! 作られるんだ!


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個人的に作られた萌えシチュには萌えないんですよね。これをやれば視聴者は喜ぶだろうという魂胆よりも、日常の中でふいに起こった恥ずかしい出来事みたいなのに萌えるんです。

話の流れを無視して葵の胸を揉んだり剥いだりしても、嬉しくはない……こともない(せめて剥いだ後の光を消せw)ので、それは時と場合によりだけど、せっかく紗季と雅美の対決ということで、雅美が意固地になって真面目に勝負を挑んでいる場面なんですよね。

そこから一人ではなく六年生組との仲を少しずつ育んでいくというシリアスな流れの中で葵のおっぱいがどうって話になるのは強引さが感じられるんですよね。

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それに葵とつばひーの間には前回の大会で六年生組との勝負で負けたことから深い溝が出来ているはずなのに、なぜかそのことは気にせず葵もそばにいるというのがどうしても気になる。

この垣根をなくすために一つぐらい泣ける話を間に挟んでもいいくらいに葵は傷ついているんですよね。だからこそ、コーチとして未熟さを感じた葵に感動したわけです。

ここはコメディとシリアスのバランスで、胸を揉むというコメディとしてはいいんですが、そのコメディを重要視する代わりに葵への恨みがつばひーにはなくなってしまうように見えて前回の感動を返せと言わんばかりの構成はどうかと思いました。

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せめて、つばひーが葵の努力を知って認めるか、葵への嫌がらせとして服を剥ぎ取って竹中という男に裸を見せる羞恥プレイをして復讐するかどちらかなんですよね。って、後者だったら確実に視聴者は引きますけどねw。

狙ってはいないけど、実際にはそうなっているこういうシチュ萌えは気をつけないと作品自体の雰囲気を壊しかねない。もう第2期になってから葵はエロ要員ですけどね。

幼女のエロは見せられないから代わりに高校生のエロを見て我慢して下さい、そして、幼女のエロはBDで見れます。という戦略ならBDの売れ行きがすごいことになりますね。葵が人柱になるけれど。

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しかし、そう考えると私は何のアニメを見ているんだ?って話ですよね。第2期になってからスポ根少なめにしてロリ根+葵エロ増し増しって感じでしょうか。

もうバスケなんてやらなくて小学生たちのキャッキャウフフな物語でいいんじゃないか。かといって、ロリ根要素も不満なんですよね。小学生の温泉とかあったし、俺の愛莉の胸に飛び込んで何プレイだかわからない辱めを受けるという感じで、それは葵で十分(酷いw)で小学生は見ているだけがいいんですよ。

その純真な挙動に堪能するわけでそこに不自然なエロを入れるともはやそういった目線でしか彼女たちを見れなくなって、いつの間にか視姦してしまう。

いや、そんな目で見るなと私の脳内でバトルが行われている。やっぱり異様に愛莉がエロすぎて悔しくて時々負けてしまう。そういう意味では第2期大成功だねって言われるのもファンとして悔しい。

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ロリとエロしか語っていないのも正直どうかと思うけど、今回はそれぐらいしか注目点がなかったような気がする。なんでこの二つの店は小学生が新レシピを考えているの?ってぐらいにファンタジー。

てぃんくるのキャラ原案も手伝って、いつの間にか、両方の店を切り盛りしているのは紗季と雅美だと勘違いしてしまう。真帆のパーティーの時もそうだったけど、この世界の大人は大人になりきれていない大人なので、子供の方が立派なんですよ、と割り切るようにしています(ネタが尽きてきたとか言わないでw)。

大人のいない子供寿司


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紗季のお好み焼きの方が手軽に食べられるから人気出るわけであって、寿司は高いからどんなに美味しくしても金銭感覚的にお好み焼きの方が取り上げやすいんですよね。

でも、雅美の手で握った寿司な言い値で買うぞと言いたいぐらいに、レシピとか考えずに『可愛い女子小学生が握っている寿司屋』と写真付きの看板立てるだけ(看板娘だけに)できっと行列が出来ること間違いなしですよ。労働法に引っかかるけれど、これは労働ではなく両親のお手伝いだと言い切ればいい。

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寿司屋では小学生が食材に触っているという魅力にお好み焼きは到底叶わないわけです。所詮、小学生が焼いただけのお好み焼きよりも、可愛い小学生の汗が少しだけ混じっていて頑張って握っている姿も見れるというのはVIP待遇なわけで、この小学生の雅美が握った寿司は2年後には食べられないわけです。

それだけでも価値があって、今その時価の寿司なんです。小学生との淡い思い出の一つとして食べた人の心に一生残り続けるわけで、中学生以降になってからでは遅いんです。今だからこそ出来る。

それこそマスゴミが頑張るべき所でそういった特別な店があるというのを広めるべきです。特集として組んで欲しい。雅美が高校生になるまではそれでいける。あとは知らないw。

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てか、屋台に出して小学生が売り子の方が問題な気がする。これは確実に怒られる。色々な方々から。むしろ、紗季の両親はどこへ行った?w

こんな店の看板出しておいて小学生+冴えない食に詳しくない高校生を任せている現状を主催者が見たらその時点で閉店ですよ。

もしかしたら、主催者と紗季の父親と雅美の父親が結託してコアな層を狙っているのかもしれない。

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普通の人ならなんで小学生が作ったものにお金を出さないといけないのさ、それだったらもっと安くしてくれよ、とか言われると思うんです。だけど、それがロリ根の人たちであれば別で文句よりも絶賛するわけで、きっとそれで店は上手くいったんだと穿った見方をしていたりね。

それに飴が油揚げを煮込んでいる鍋に入ったなら、なぜその子を責めるより前にその飴を排除しなかった?w ちょっと入ったぐらいだったらそこら辺の汁を飴ごと一緒に捨てれば済んだのに。

むしろ、父親が来ていないのがいけない。何が『雅美なら大丈夫』だ、馬鹿馬鹿しい。雅美じゃなくてお前の方が問題だなんて言えない。そこは雅美推しとして涙腺崩壊ポイントだっただけに雅美を泣かせるならもっといい泣かせ方があっただろうと、ドSの私がケチをつけます。

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で、バスケ要素も少しは入れておかないとというわけで、飴を加えている赤髪が小学五年生だと……(ざわざわ)。てっきり葵コーチ解任からコーチがこの子になって最強五年生組が出来上がると思っていただけに小学生だったとは、かなり裏をかかれました。

てぃんくる絵のなせる技、年齢不詳。どんな子でもロリっぽくなる神絵師さんです。だから、この子が40歳だと言われても、昴の母親を見て、あーそうかもって感じで見ていたし、むしろ、態度からして大人だと思っていました。

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小学生が一人で出歩いてはいけません、と私が責任もって家に送っていきますと言いたいぐらいに年齢を聞いたら見方が変わる変人でスミマセン。六年生よりも下ってことでかなりポイント高いですよ、これは。

なぜ早く出しておかなかったのかと、スタッフに小一時間問いつめたいぐらいです。でも、五年生組では雅美が一番というのは変わらないよ。今回が雅美回なので、スピンオフで雅美ヒロインの話が始まると期待していますよ、蒼山サグさん。

ライスバーガーは紗季の優しさの表れ


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そして、まさかのライスバーガー。ここも紗季と雅美が文字通り手を組む感動ポイントなのに、五目寿司を焼くという行為に笑えてしまった。無理ありすぎだろw。

エビが入っているとはいえ、五目寿司だぞ。味は絶対保証できない。コラボとはいえ、寿司屋とお好み焼き屋の宣伝としては最悪な発想だった。これが万が一美味しくてもその店に行きたいと思わない。

けど、逆に考えるんだ。五目寿司を握っているのは雅美であることに変わりはないということに。それならお手軽な価格になりそうなライスバーガーならお得じゃないか。

でも、焼いている工程があるのが問題だなー。せっかくなら雅美が握ったままで欲しいから、焼かないでおにぎりにしてくれませんか、と言いたくなってしまう。そこはロリ根の勇気が試される場面だ。こんな小学生を前に言えるかどうか。

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もし、そのおにぎりにして欲しい発言に紗季が悲しんでいる姿は見たくない。雅美を取るか紗季を取るか悩みどころではありました。

てか、五目寿司は雅美にとって美味しいと周りにわからせることは出来るけど、紗季の方は何のメリットもないよね。お好み焼きも一緒に焼けばいいのに、と思ってしまうけど、それでお好み焼きの方だけ売れ行き絶好調になったら、雅美が悲しんでしまいますものね。

そこはさりげない紗季の優しさが感じられる場面ではありました。この作品は見えない所に感動ポイントを仕込んであるから困る。

仲直り&公式大会出場


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そこから仲直りというのも意外に普通だった。もっと孤独になって敵意むき出しの理由が雅美に根付いているかも知れなかっただけに、つばひーも含めて全員仲直りだもんなー。ここはバスケで起きた問題はバスケで解決して欲しかったかな。でも、不満はないです。

不満になるのは公式大会の方ですね。六年生組は五人の絆がメインで仲良く出来るために遊びの延長としてバスケがあると思いました。

それはそれで貫き通して欲しかったのが一点ありますが、いつかは小学校を卒業して昴のもとを離れられるからその絆はバスケじゃなくても強いものだと証明することが出来る。それがあるので一概には言えませんが、それだったら今までバスケをやっていた意味は何だったの?ってなります。

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そして、一番の問題は公式戦に出られるということですが、この第3期は決まっていないだけに、五年生組と六年生組が合わさって化学反応を起こした試合を見られるのはあとすこしだということ。

これでは尻すぼみになるというか緒戦で燃え尽きてしまうか、俺たちの戦いはまだこれからだ、という感じで公式大会の途中で終わってしまうということ。これじゃ、公式大会にする意味がなくて、親善試合で硯谷と対戦して終わりで良かったかも知れないと思ってしまう。

まあ、親善試合と公式大会じゃ本気度が変わってきますからね。そういう意味では昴が本気のスタメンに誰を選ぶのか気になる所ではあります。

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まず、もっかんは確定ですよね。ひなたと紗季と真帆とつばひーから一人かな。センターの勝負はかげつよりも愛莉の経験で愛莉も確定。

ただ、高い選手は一人よりも二人いたほうがいいのでどちらも入れる可能性が高い。ミミも上手さで言えば確定。ロングシュートが放てる雅美もほぼ確定。

個人的ベストメンバーはもっかん、ミミ、愛莉、かげつ、雅美でしょうか。リバウンドは愛莉とかげつで制して、もっかんとミミが技術をみせてシュートするかひきつけた所で雅美にパスしてロングシュートを狙う。

うん、きっとこれでいけると思うけど、こういう戦略を練られる回をもっと見たかった。もしかしたら、六年生組の連携を重視して、スタメンは六年生組で疲れた所を五年生組を随時入れて勝負させるのもいいかも知れない。