涼宮ハルヒの溜息 (角川スニーカー文庫)
谷川 流
角川書店
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世界観

[日常][恋愛][SF][学園][コメディ][シリアス]

あらすじ

宇宙人未来人超能力者と一緒に遊ぶのが目的という、正体不明な謎の団体SOS団を率いる涼宮ハルヒの目下の関心事は文化祭が楽しくないことらしい。行事を楽しくしたい心意気は大いに結構だが、なにも俺たちが映画を撮らなくてもいいんじゃないか?ハルヒが何かを言い出すたびに、周りの宇宙人未来人超能力者が苦労するんだけどな―スニーカー大賞“大賞”を受賞したビミョーに非日常系学園ストーリー、圧倒的人気で第2弾登場。

短文感想(ネタバレなし)


ハルヒシリーズの中でもこの『溜息』だけがちょっとオススメ出来ないかも知れないです。自主制作映画の裏側を映しているけれど、そこにハルヒらしさがあまり出ていないように感じるんですよね。このままだとただのわがままな女の子になってしまうということで、ハルヒという人格の保ち方を再確認する作品となりました。

ただ、これは惰性で読んでいってもいいかと思います。ここで切ってしまうのは勿体なさ過ぎる。次の『消失』が最高なだけにそれを読んでからにしてからにして欲しいと願ってしまいます。ハルヒシリーズの中でも最高傑作だと言われているほどなので。

なので、『溜息』の扱い方ですが、キャラ見せという意味でもストーリーという意味でも少し弱いです。もっとコメディを含めて読者を飽きさせない工夫が欲しかったというのがあります。ただ、谷川流もハルヒシリーズ始めて第2作目になっているので、その『消失』に向けての前段階と考えるとありだと思います。

個人的にはハルヒシリーズに出てくるキャラみんな好きなんですけどね。誰が好きかと問われるとハルヒと答える私は人とは違っているのが不思議なくらいにハルヒ嫌われすぎて可哀想っす。絶対にハルヒみたいな子がそばにいたら楽しく思えるよ。