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「小学生はまったく最高だぜ」と言いたくはなかったけれど、まさに今回の智花を見るとその一言の的確さを感じます。


スタジオバルセロナとProject No.9の合同制作の第1期。第2期はProject No.9の独立ということで、スタジオバルセロナは可愛さ重視でProject No.9はアクション中心だから、回毎に担当している制作会社によって魅せ方が異なっていましたが、今回の回を見る限りだとProject No.9だけでも十分にやっていけそうな気がします。

昴さんの名言に期待


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で、第2期ということで今までの雰囲気を崩さずに提供出来たことは嬉しいことです。SNS空間がちょっぴり変わっていただけでキャラの作画とか滅茶苦茶可愛いんでこれを続けていけば今期は勝つる。

第2期の見どころは昴がロリコン魂を発揮して警察沙汰になるか、スポコンとして智花たちが成長するかのどちらかですね。どちらもあり得そうだけどw。

まあ、前者を期待する人はいないけれど、ネタとしての昴さんには期待しています。「小学生はまったく最高だぜ!」以上の名言を生み出せるか彼の言動には気をつけて見ないといけません。

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第1期は智花たちの強さの証明をして終わったけれど、個人的にはそれを継続して欲しかったかな。マンネリと言われないまでも、最初は試合が早くみたい。智花たちが華麗に踊り、戦略がハマリ昴が叫ぶ光景がキーなんで、そこまでの過程も大事ではあるんですよね。

試合もそうだけど、これからも五人でバスケをやっていけるかどうかという不安と、昴がコーチをやめるかもしれない不安と、今回で智花がバスケに専念できない不安の3つが智花の肩にかかっているわけなんですよね。そんな重圧を耐えようと努めて明るく振る舞う智花がやっぱり可愛いっす。

夏祭り! 浴衣! はだける!


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そして、今回は日常回ということで夏祭りです。小学生だけで集まって暗い夜中に夏祭りとか危険過ぎるけれど、この『ロリキュー』のセカイでのロリは「イエスロリータ・ノータッチ」の精神だから大丈夫。安心して眺めるだけに留めることが出来ます。

その精神を裏切っているのが主人公の昴なわけで、お前が智花の家に行って直談判する方が智花の親御さんの不安が増すというものではないか。

コーチと名乗っていても、高校1年生と可愛くてもうじき中学になる小学6年生でお宅訪問とかどう見ても怪しいじゃないですか。状況が悪化すると何故わからない。そういう意味では見た目は男子高校生でも心は小学6年生と変わらない思考の昴が彼女たちの関係をかき回してくれます。

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で、その昴は智花ルート一直線なわけで、浴衣で昴と会えた時の第1期OPが流れた時には吹いた。もうお前たち付き合っちゃえよ。なんだよ、見せつけてくれちゃって。これ確実に智花ファンは壁ドン状態だろうよ。

そして、その出会えた喜びの空気を凍らせるようなBGMの中断からの母親。これは修羅場なのか。智花を使った罠だったのか、という若干智花ファンでもある私に救いの手を差し伸べて母親からの昴への叱責があると思っていたら脳天気な母親でガッカリした。くそー、本気でガッカリした。

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これだと昴と智花のデート確定じゃないか。二人で電車に乗って、昴は小学生におべっか使って恋人気分の二人。そして案の定つながらない電話。まあ、紗季や真帆たちが空気を読んで二人だけの状況を作り上げたと言えなくもない。

この一線を超えるまであとどれくらいかという場面で緊張感が走る。あと年齢を二つか三つ歳が上がれば何の問題もないんだからもう少し待ってあげて欲しい(建前)。悔しいことに昴から褒められて照れる智花を見ているとそれだけで脳が麻痺してしまうから、やっぱり小学生時代の智花と付き合ってみたいです(本音)。

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これが高校の先生とか噂で広まったら、今度は昴のせいでまたバスケ部が1年間休部してもおかしくない。まあ、昴にとっては中学生になっても智花たちをコーチしてやるきっかけが出来て最高だぜとまさに外道な考えを内心で思っているかもしれないだけにもう昴は選手として戻れるか微妙な感じになってきました。

そして、フリースローに。せっかくの夏祭りなんだからバスケ関係ないことで楽しもうぜ。まあ、そんな意見など無視して、女子に言わせたいセリフNo.1の「〜たら何でもする」を男子に言わせちゃう所がこの作品らしい。

むしろ、そのセリフを吐く男子は信用出来ません。ラブコメ的展開では智花がいうべき場面なんだけどな。それに昴も智花にそういうことを言わせようとしているだろ。もし、犯罪性を帯びるようなことになったら、あっちが誘うようなセリフを言ってきたんですみたいなことを言えるように。

智花に言わせたかった……


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昴のフリースローが見たいから、「決められたら私何でもします」「なんでも?」「はい、なんでも……」みたいなシチュエーションを期待しているのに、昴じゃ萌えません。萌えないんですよ。智花他五人しか萌えません。

それでもしも、もしもだよ。智花が一線超えちゃうようなことを口走って肉体関係になってしまったらどう責任取ってくれるんですか?とマジギレしてみる。

最近の小学生は進んでいるんだからね。毎日足繁く通っている憧れの男子に要求することのレベルが小学生の発言とは思えいようだったらどうするんですか。第2期では早くも危ないセリフを言える昴には幻滅しました。

その発言に引くのではなく照れてしまう智花がやっぱり可愛い。ことごとく可愛い。もう昴と一緒にいる表情だけで最高の写真集が出来そうな勢いですよ。くっ、これが葵だったら何の問題もないのに。このシチュだけでこの作品は最高だぜと言い切れる。

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そして、当たり前のごとくパーフェクトの智花。さて、お願いは何かな、と期待する昴に、「花火を一緒に見て下さい」ということに内心は落胆したであろう。それぐらい「お願い」のうちに入らない。

むしろ、昴が智花と一緒に花火を見て下さいと土下座で頼み込むぐらだと思う。ざまーみろ。と思いつつもその後の言葉が聞き捨てならなかった。「なるべく近くで……昴さんの近くで……」。ぐは、やられた。

この「近く」って受け取り方次第だと思うけど、二度も言うってことは本当に近くに、もう顔と顔の距離が30cmも離れていないぐらいだと思う。花火を見たいのか昴を見たいのかわからない乙女心でした。

昴じゃない男子だったらこのセリフで落ちてた。攻略完了。先生、これはパワハラと考えてもいいんじゃないでしょうか。その智花の先生が従姉妹って所に作為を感じます。問題になってももみ消せる従姉妹の存在っていいですね。

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てか、昴と智花は忘れているだろうが、花火を二人で見る前提で話を進めているように感じるんだが、せめて何度か紗季や真帆たちに電話して五人プラス危険な保護者で楽しむ予定だったろうが。

周りの小学生四人の保護はどうしてくれるんじゃー。智花もせっかく小学生最後の夏祭りなのだから、仲の良い五人と一緒に過ごしたかったのではないか、と淡い期待をよせてみる。

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でも、友情より恋愛ですよね。わかっていました。わかっていたけれど、智花がそんな子だったなんて……。まあ、そこで偶然紗季や真帆たちと出会えたことは智花にとって幸か不幸か。それと、約束は近くで見たいだったろうが。なんで手までつないでいるんだよ。詐欺だよ。これは完全なる詐欺だよ。

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智花にとって厳格な父親として頑固で強固な壁としてこれからも立ち塞がると思っていただけに、昴たちの一言二言で簡単に落ちて笑えた。まさか第2期の初めから両親公認の中になるとは思わなかった。

これは最終回もしかするともしかするかもよ、なんて言ったりするけれど、確実に人気が落ちるからそういうことはしないだろう。智花と昴は年齢を超えてこの友達以上恋人未満の微妙な関係をキープし、バスケ部五人の中で強固な絆をさらに強くしていく物語として期待しています。