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太一と新の物語が終わりの始まりを告げようとしている。


太一の試合が面白そう、新と詩暢の試合とか夢にまで見たとか思っていたけれど、千早が負けてしまったら何だかちょっとだけ気分が沈んできましたよ。やっぱり、この作品の主人公は千早だと改めて認識しました。

太一がA級になること


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今回はA級を賭けての理音と太一の戦いに、A級頂点の新と詩暢の戦いが決まっただけなんですよね。だから、あまり書くことなくてただやっぱりそうなったか程度なんですよね。5戦しかないということで各級32名ってことですよね。意外に少ない。5連勝すればいいだけって太一が言っていたけれど、本当にそう思えてしまう。

けど、第1期の初回に太一が千早に言っていたようにA級になることの難しさって未だに引きずっているのがいいんですよね。一度、かるたをやめた人間が再度始めてもそう簡単になれるわけじゃないという証明というかなんというか。まあ、肉まんくんは軽くA級に上り詰めた所にある種の才能を感じるんですよね。待遇悪いけどw。

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で、第2期になって新一年生も入ってから、太一のA級昇格を目標にしている千早としてはここで太一の試合を見ていることが、瑞沢高校かるた部としての将来を見据えた上での新と太一のどちらを見るかの決断。

これは恋路が関係せず、しかも、憧れの詩暢ちゃんが見れる状況でも太一が一番だというのは、個人戦よりも団体戦を優先した結果とも言えるので、太一の試合を放送するまでが一区切りという意味では上手い尺の使い方でした。

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千早が言うように、やっぱり一人で勝つより、みんなで勝つ方が難しいんですよね。それで団体戦で優勝したからといって浮かれ気分になるわけにはいかないわけです。

さらに団体戦の連覇に向けて今から個人の底上げが一番で、そこからチームの絆を描いた物語として、恋よりもかるた人生のライバルよりも、近くでかるたを愛する心で周りがつながっているということを千早が一番大事にしていると示す意味では今回は重要だったかもしれません。

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太一も肉まんくんも千早もA級。この3人だけ負けなければ問題ない。最強布陣。だけど、かなちゃんに机くんに、ポテンシャルが測れない筑波に菫もいる。そこで机くんが感じた疎外感が今では消えているんですよね。

筑波の性格と菫の太一への恋があるから隠れているけれど、チーム作りとして誰もがそんな寂しい思いを抱えないで済むチームが出来上がった。そして、団体戦優勝。誰もが欠けていたらダメだった。そう思えた連帯感があったからこその結果。

千早の目指すかるた部のかるた


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そこに個人でも強くなって、富士崎みたいなかるた常連校として名を馳せたい。もっとかるたをやる人を増やすためにも個人戦でも結果を出すことが大事。

例え、新と詩暢の試合を千早が見たとしても、太一が負けて机くんも負けて、結果的に瑞沢高校は団体戦だけ優勝という結果で燃え尽きちゃったことに満足しないと思うんですよね。

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詩暢ちゃんの団体戦に出て個人戦を疎かにすることに対する間違っているように思える信念を千早自身が怪我のために証明出来なかったから、太一が代わりに証明しようとしている。

詩暢に対するアンサーとしての太一という役割を考えると、第2期は太一のための物語といっても過言じゃないかもしれないですねw。孤独を強いられても、情熱で頑張った結果、詩暢と頂点を目指す戦いをしている新が可哀想だけど。

「人が崩れるのは長所」


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そこから、新に対するじいちゃんの言葉がえがった。「人が崩れるのは長所」。ちょっと目からうろこでした。短所を気にして、負けないかるたをして正確に札を捉え、お手つきもせずに地道にやっていくことが頂点への道だと思っていただけに、その短所を狙うんではなく、長所を潰す。

この言葉も一人でかるたをやっている人にはわからない感覚だけに、ここで使ってきたこの作品の上手さを感じます。一人でやっていれば、間違いなく音を聞いて札をとる繰り返し。そこで自分の長所を伸ばして、短所をなくしてきたのが中学生時代の千早だと思います。

だけど、B級から上に上がれなかった。何度もかるた会で練習したので一人でなかったと信じたいけれど、そこで強くなるために原田先生から自らの技術アップを教わってきたと思うんです。そこから先、かるた部が出来てから千早は人と戦うごとに人とやるかるたについて極めていったからこその強さだと思うんです。

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だから、そこに新のじいちゃんの言葉があって、相手とやっているのを前提(って、当たり前だけどw)で、そこで相手の長所を攻めて責めてなくしたように感じさせる。何だか卑怯に見えますが、これが作戦であって人との勝負の醍醐味でもあるんですよね。

新は更に自分が経験して人の心の弱さを知っている分、その弱さを出すように長所を崩して攻めるかるたを出来るという意味ではじいちゃんは本当にかるたを知っていたんだと思っていて、そのじいちゃんが亡くなった悲しさを改めて感じさせます。