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やっぱり個人戦は楽しい。団体戦のような連帯感からの責任とかの駆け引きはないけれど、かるたの試合として勝つための執着を見ることが出来ることが嬉しい。


やっぱり問題になるのは囲い手ですよねー。でも、そこから何かを導き出すことが出来る千早は逆境でも負けるよりも強くなれるための布石を着々と打っている気がします。左利きの人に対しての囲い手。あれ、机くんって左利きじゃなかったっけ?

囲い手の難しさ


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まあ、それはいいとして真剣勝負での囲い手でA級レベルともなると違ってくるのでしょう。右と右の対戦だったら、敵陣右、自陣左の場合、親指の隙間から取れそうですが、敵陣左、自陣右の場合、小指から手の甲にかけて水平だからこそ取りにくい。

左利きなら相手から見て左の方に手を微妙に傾けたりして戦略は練れるし、千早の言う通り対左利きのために札の配置を変えても面白い。なので、人間の手の構造って不思議だなーって、何だか小学生が言いそうなレベルの感想です。

こうやって改めて競技かるたで手の使い方を学ぶと、体の不思議から強くなるためには方法論はいくらでもあるということを思い知らされます。ネタは一つで終わらない。焼き直しで競技かるたを語らなくてもいいくらいに奥が深いもので色々な見地から見て、何を描き何を感じ取るのかって無限大だよねっていう(小並感

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で、自陣が取れない千早だけど、やっぱり右手にかける重心が取れないせいで近くの札は取れないんですよね。いつも千早は前傾で敵陣の札を取りに行く姿勢で顔を出しているからこそ、戻ろうと思っても戻れない。

また体の不思議で、自陣を取りに行くとバランスが取れなくなるんですよね。敵陣なら体を伸ばして右手に重心をかけなくていい。だけど、自陣なら右手に重心を素早くかけて左手で払う。

千早の喩えで自転車のブレーキが半分かかっているのはきっとそういう意味だと思う。敵陣への加速は出来るけれど、自陣へ急ブレーキをかけて止める動きは出来ないんですよね。

なら、前傾姿勢をやめて、自陣を確保するために右手の重心をなくす姿勢にするのも手ではあったんですけれど、今度は敵陣の札が姿勢の差で取れなくなる。そうなると、左手の不利、右手の負傷、自陣の札全滅という逆境はいくらなんでもきついってものじゃない。この状況じゃB級相手でも勝てないかもしれないですね。

千早の自陣の総入れ替え


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と、思ったら、自陣の札を対照的に総入れ替え。こういった千早の読めない思考があるからこそ面白いんですよね。本当に勝負になった。確かに全部覚え直ししないといけないのでマナー違反ですよね。

それを一枚取るごとにやられたら相手はたまったものじゃない。そういう意味では許しが貰えてよかった。そこから取り方の感覚。千早の敵陣の攻めはいつも見ているからわかっていたけれど、自陣の取りってこんな感覚で取っていたんですね。

フィーリングに近いというか、頭の中で覚えている配置から取るまでのシミュレートが全て出来ている。きっとここにあるとわかっているからこそ体が勝手に動く。

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札は自分の思った通りに置いてあるからお手つきを気にせず安心して取れる。逆に敵陣は札の移動をしたりして覚え直しが何度も必要。だからこそ、千早は攻めかるたにこだわるんですね。

今更になって攻めかるたに対する執着の意味がわかりました。自陣はもう体が覚えているからこれ以上早くすることは出来ない。

相手がどんな配置にして戦略を練ってくるのか考えて敵陣を抜いて相手の戦意をなくし、札を多くさせる。そんな千早のかるたに新と一緒に惚れてしまいましたよ。新が千早との緒戦で一枚抜いた時に千早が左で取ったとよく覚えていたな。私は両手で突っ込む感じしか覚えていなかった。勉強しなおしですねw。

まさかの新の応援?


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そして、新のかるたが肉まんくんを通して見れると思ったら、新の両親のおかげで冷めてしまったよ。というのは冗談で、これにはちょっとミスリードされました。新のことを心配するという意味では合っているかも知れないけれどね。

そういえば、確かに高校選手権優勝したらというセリフのあとに千早たちが映ったのでスッカリ忘れていましたよ。新ファンとして失格ですね。そこにそんな伏線があると知って、尚更、新を応援したくなりました。

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太一に東京の大学に行くと明言したのも、ここで優勝するという自分への追い込みだったのですね。それに詩暢に団体戦決勝を見に行くように促していたのに新自身は結局見なかったのは個人戦での優勝に賭けていたということなんですね。

すべての伏線がストンとオチました。まあ、詩暢が団体戦決勝を見に行ってしまったのが裏目に出なければいいけどね。これで新に負けたら、この新の一言も戦略のうちに見えてしまうw。

肉まんくんの思いの描き方


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今回、ようやく肉まんくんに焦点が当たりました。個人的にはこれが嬉しかったですね。新の実力をはかるための試合に過ぎないように見えたし、ただ新の静かで早いかるたの取りを見るためだけに肉まんくんがいると思っていた。

それにいつも通り、肉まんくんらしく卑屈な思いで太一や千早に憧れるような感じで終わると思っていました。机くんやかなちゃんとくらべて二年生組では一番肉まんくんが印象というかキャラが薄いんですよね。

千早と同じでA級なのに。強さの秘訣というか、どういうかるたで強いかがわからなかった。今回もわからなかったけど、きっといつもこんな思いで戦っていたんだと思います。一番頑張っていない。執着心が全くない。

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頑張って優勝しようという思いは人一倍あるけれど、そこでどんなかるたで戦略を練って相手を負かすかは考えていない。団体戦決勝で札送りで良さを見せただけ。

リサーチのために犠牲になった机くんや体を痛めてでも勝ったかなちゃんにも劣ってしまう。そのいつも抱いている劣等感が肉まんくんの本当の強さなんだと勝手に思っています。

負けないために平常心を保ちつつ、ダイナミックに体を動かし、何としてでも相手に負けない気迫で押し切る。試合の反省を次に活かそうとする。

そして、強いやつに負けないだけの闘争心はいつまでも忘れない。そんなかるたを見せて最後を飾ってくれた肉まんくんのためにも新は優勝して欲しいな。

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だけど、ついに詩暢ちゃんと千早の対戦が見れるわけですね。嬉しいけれど、悔しいな。せっかくの機会なんだから、千早が万全の状態で勝負して欲しかった。

いや、そうなると、団体戦も出ないで個人戦に賭けることになるだろうけどね。ここは詩暢ちゃんに華を持たせてあげましょう。だけど、千早は右手を使って本気モードになる所が格好良かったですね。

痛いだろうけれどこの試合に賭ける意気込みは伝わってきた。だから、千早らしさを詩暢ちゃんには感じ取ってほしいな。少しでも……。