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ともだち。みんながともだち。一人じゃない。一人だけじゃない。九人のμ's。九人いてのμ's。それを再確認する最高の神回となりました。


初ライブの『START:DASH』は一曲。オープンキャンパスのμ's初シングル『僕らのLIVE 君とのLIFE』も一曲。ことりがセンターの二回目のライブ『Wonder zone』も一曲。前回、穂乃果が倒れて終わったステージも一曲。ということで、続けられる体力がないんですよね。

いや、ライブを続けて放送したらアニメ番組じゃなくて、ただのPV映像になってしまうからだと思うけど、前回はセットリストがあって続けてステージをやる予定だったんですよね。

だからこそ、勿体無いというか、最高のステージになる予定だったのに、という悔しさが残るんですよね。でも、その曲を次回も見れるわけではなく、その場だけの曲ということで一曲の希少価値が上がっているような気がします。

この新曲を逃したら次はないぞ的な感じが逆に人気の秘密になっているのかもと邪推して考えています。だって、ランクシステムの仕組みがわからないんだものw。

廃校阻止!


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そして、久しぶりというか初めての鬱的な展開。これ以上は打開しようのない壁。そのすぐ先には念願のラブライブがあるわけで穂乃果の夢は叶いつつあった。けれど、その前に弾かれてしまう絶望感や悲壮感。

みんなの期待の大きさほど自分に降りかかる責任というのが大きくなるわけで、その重圧に押しつぶされることなく、普通に登校出来ている穂乃果の心の強さというのに改めて実感しました。

でも、第三者の声が苦しい。やっぱり悲しさがそばにある穂乃果らしくない表情を見ると、この作品はいつも明るさで満たされているのがいいのかもなんて思ったりもしました。(ってどっちやねん!

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その後はやっぱりこうなるよねー的な感じで目的の廃校阻止は叶っているわけです。これ、ラブライブに出なくても今のままでも大丈夫だったんじゃね、というオチはあまり好きではなかったりします。

目的と夢をごっちゃにしちゃっている穂乃果や理事長や絵里もそうなんだけど、せっかくの全体的な大きなテーマがあるのだから、頑張った結果としての廃校阻止になっていた方が大きなカタルシスを得られると思うんですよね。

穂乃果が風邪でダメになっても、μ'sのステージが途中で失敗しても問題なかったのは何故だったのかという部分で深く描いて欲しかったかも。

これだとラブライブに向けて暗雲が立ち込めて全てが台無しになってしまう今までは何だったの?という彼女たちの悲痛な気持ちを感じ取りたかったという私はドSなんでしょうね。

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それと理事長も一年生のまきりんぱなが気付く前に生徒会長としてμ'sとして学校のために頑張ってきた絵里に一番に報告に行くべきでしょう。全くもってこの理事長もドSなんだと思ってしまいます。

てか、今更になって来年度の生徒募集して人が集まるものなんでしょうかね。時期がいつかはわからないけど、まだ夏だと思うので、半年間の猶予はあるけれど、その間に中学受験者は高校をもう絞っていそうな気がします。

しかも、再来年はわからないという真姫の言葉で後輩なしかもしれない高校に入る稀有な人って存在するんでしょうか。中学の進路志望の先生から、「今から国立音ノ木坂学院を第一志望にします」と言われたら、何故?と真面目に考えてしまいそうです。

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スクールアイドルが頑張っていたからという理由だけで進路を決めちゃうのは良くない。もっと将来のことをよく考えてから決めなさいとか言われそうな予感。

まあ、これも今更で最初から廃校するかも知れない学校を救うというテーマ自体無理があったような気がするようなしないような……。いや、あまり気にしないでおこう。スクールアイドルは救世主だったんや。

そして、来年は絵里と穂乃果の妹のクラスだけしかなくて20人ぐらいしかいなかったら笑えるんだけど。仮にも国立なんだからもっと人来いやーw。

本当の主役はことり?


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それと、この作品では穂乃果が主役だと思ったら、いつの間にか『Wonder zone』含めて、ことりが主役になっていたような気がする。全員センター発言(にこ先輩除く)で穂乃果以外はことりぐらいしかはっきりしたセンターはなかったし、ことりだけの回もあったし、今回もことりの今後だけで話が進んでいる。

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花田十輝先生はことり推しだったのか。そして、まきりんぱなは気を使って穂乃果の家に入らなかったけど、その次のシーンではまきりんぱなの所ににこがいるという不思議。

本当の意味で先輩後輩の垣根を超えた付き合いが出来るのはにこだけかも知れないといつも通り、推しておきます。もうあと一回しかないからね。にこの活躍する出番があるかどうかさえ危ぶまれてきましたよw。

今回の熱い演説スルーで終わってしまいそうな予感。いやー、お笑い要員としてのにこだったけど、今までの苦悩を乗り越えみんなと共に戦ってきた思いをこう雄弁に語ろうとする姿には涙なしでは見られませんでした(棒)。

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そして、絵里がμ'sに必要だったかどうかという部分で希はカードじゃなくて、自分の気持ちで伝えて欲しかったな。

前に絵里にもμ'sに入ってもらおうと頼む希の叫びが良かっただけに、その証明として、結果として、絵里が入ったことで穂乃果も頑張ろうとする勢いが増したし、海未が望んだ最高のダンスも習得できた。絵里の支えがあって今ここにあるμ'sがあると言って欲しかったな。

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そこから、ことりメインのシリアスへと入ります。留学というのはわかっていたことだけど、穂乃果たちに縛られてやりたいことも出来なくなってしまう方が可哀想な気がします。もっと明るく服飾のために留学します。頑張ってねー!って感じの雰囲気になると思っていました。

でも、この先それぞれの大学に進んで別れてしまうのは現実として受け止めなければいけないことだし、学校を守れたというμ'sの雰囲気を壊してまで言うことではなかったような気がします。

言うなら穂乃果だけで良かった。せっかくの廃校阻止が達成できて喜んでいたのに水を差すのはあまり良くないような気がして……。

それとも、μ'sとして三年生が卒業してもスクールアイドルを抜けだして活動する予定だったのかも。それなら、みんなに言う必要はあったけど、反応を見るにそれほど気にしていなかったので廃校阻止と自らの実力向上と仲間との結束のためのμ'sだったのでしょう。

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で、ここからが良かった。穂乃果の落ち込みがラブライブ出場取り消し。ランキングシステムからも抜ける。それが穂乃果だけのために全てが台無しになってしまったという現実には穂乃果は勝てたけど、ことりが留学してしばしお別れしてしまうことが穂乃果にとって重かったというのが対比していていいですね。

絵里と散々口論しまくって立ち向かい、にこ先輩への対策や一年生を巻き込んでのライブという思い出の全ての基盤が、海未と穂乃果、そして、ことりの三人によって築かれていた。そんな自分の中でのことりの立ち位置の重要性を再認識させられたというエピソードが今回の核ですよね。

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『A-RISE』の三人とファーストライブでやった観客なしの自分たち三人だけのμ'sの出発を重ねあわせて、あの時の幸せは戻ってこないとネガティブな気持ちになる。

PCの向こうにいる『A-RISE』よりも輝いていたと思えてきた『START:DASH』。『A-RISE』に敵わないのは努力しても追いつかないからじゃなく、ことりが抜けたらもうそれはμ'sじゃない。

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三人でスタートしたはずなのに、またことりがいないアイドルとして再スタートできるだろうかという不安が穂乃果を襲う。海未には留学のことを言って自分には言ってくれなかった信頼の崩壊。

ことりと海未の気遣いと優しさが疑心へと変化する自責の念。それらがまとまって穂乃果の頭の中を渦巻いている情景を見せられると本当に涙腺がゆるんできます。穂乃果にとってのことりは、μ's以上の価値があったという意味ではちょっとした悲しいサプライズですね。

私、アイドルやめます!


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そして、スクールアイドル辞めます発言。その前のにこの本気の怒りには同調して悔しい思いを抱きました。絶対ににこが築いてきたスクールアイドルよりも最高のスクールアイドルにしてみせるといった発言を撤回するようなものですからね。ことりへの穂乃果の信頼の崩壊よりもひどい。

あれだけ振り回して、夢を見させて、にこにとっても花陽にとっての伝説のラブライブへの出場も無駄にしてしまった穂乃果は責任を取るために辞めるという選択肢を選ぶという逃げ。

穂乃果は今までみんなを前に引っ張っていった分、後ろに引っ張った時の大きさが半端ない。だからこそ、海未はみんなを代表して穂乃果を叩いたんだと思います。

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みんなの怒りの矛先を穂乃果のまま終わらせたくなかったから。これで穂乃果が辞めて無気力になったとしたら、今までの思い出を全否定し、みんなとの絆を砕いてしまうことを何とも思わない最低な人間としてランクダウンしてしまう。

だったら、目を覚ますためにも、みんなが穂乃果に対して期待をまだ抱いている今こそ立ち直らせて、また頑張ろうとみんなを引っ張っていく穂乃果の姿を見せたまま九人でのライブを行おうと穂乃果に思わせること。

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そのための言葉。そのために平手打ち。これでもダメだったら、みんなももしかしたら諦めて嫌悪感が薄まるかも知れない。だけど、それだけ。やっぱり好意をもったまま終えることがない。

ことり一人のために、周りの七人を切り捨てる。そのことがどれだけ重要かということを一人じゃなく海未も含めてちゃんと考えなさいという叱咤激励。

このシーンが大好きすぎて、もう最終回を前に波乱が起きて最高の展開になってきました。これだから『ラブライブ!』はやめられない! だけど、EDはなしでも良かったかな。『きっと青春は聞こえる』のせいで悲しさが少し明るさが見えてきてしまうので、このまま海未と一緒に悲痛な気持ちで余韻に浸りたかったです。