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「にっこにっこにー!」


やめろ、『伝説の勇者の伝説』をdisるのは。ツッコミたい気持ちはわかるというか、このタイトルをつけただけで話題になってアニメにもなるくらいだから、作品のタイトルって大事。

だから、『伝説のアイドル伝説』は伝説になるんです。てか、略し方も同じだから、どうしても伝勇伝意識しちゃうっていうか、させちゃうよね。で、こっちは伝伝伝って伝説しか残ってないやないかい、という略し方によるアイデンティティの喪失というか、日日日っぽいよね。

いつか、そのような作品が出て来てくれることを臨もうやないか。『アイドルマスターシンデレラガールズ』が来たとしても、伝伝伝があるから大丈夫。ってなわけですね。その頃には『ラブライブ!』はなくなっているだろうけどな。

って、花田さん自虐ネタ好きですね。花田さんのパロラッシュは何気に好きだったりします。今回のサブタイだってエヴァだし。

にこの居場所の喪失


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で、矢澤にこの登板回。とにかく、この子は窃盗で捕まればいいと思うよ。っていうぐらいにちょっかい出すのが好きだからある意味かまってちゃんなんですよね。アイドル研究部があって、アイドル部がないのはおかしいと思います。

という以前にスクールアイドルが部活として認知されているのがおかしいので、おかしいという感覚がおかしいので、気にしない方向で。まあ、希によって明かされる真実があるわけなんですよね。まあ、花陽がなぜアイドル研究部に入っていなかったのか不思議。

これはもしや、矢澤にこによる矢澤にこのための矢澤にこの部活。部長権限で花陽を入れなかったという可能性が考えられます。スクールアイドルはにこにとっての居場所。それが穂乃果によって上書きされるなら、本当ににこたちを超えないといけない。

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そうすると、スクールアイドルになる人たちに絡んで辞めさせようとしたのは本気っぽくてなんだかいいよね。花陽というアイドルになりたいけれど、アイドルには相応しくないなんていうネガティブな発想ではなく、スクールアイドルとして目指して挫折しても、あくまで観客として、見る側に徹するにこの姿勢があるわけです。

むしろ、穂乃果が学校のために何かをしようとして動き出した活動姿勢はいいですが、それが穂乃果たちにどういったメリットがあるのかわからないままやっていることに無意味さを感じるわけです。

その時点で、憧れのアイドルを知っているにこが辞めさせようとしたら、本当に穂乃果たちを止めることが出来たかもしれない。だけど、穂乃果たちはアイドルに対しての憧れを持った。

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そして、にこはもしかしたら、穂乃果たちがにこに対して協調姿勢になるかもしれないということで、講堂でのライブの時に隠れていた。ライブは失敗だったんだから、自分と同じように解散しちゃえばいいんだ。

そして、穂乃果たちが憧れで終わることでアイドル研究部を肯定できる。今の自分を肯定できる。誰がやっても無理なんだ。だから、間違ったことはしていなかった。そう思いたい。

やっぱり、にこは、穂乃果たちも自分たちには無理だから、自分たちは自分たちのポテンシャルをわきまえて見るだけに徹しようとする姿勢でにこと同じような感覚を味わえばいいのDEATH。

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なーんて、にこに対しての思いがあったりして、花陽は全く動けなかったアイドル志望の子だけど、にこは動いた上でのアイドル羨望になったんだと。そういう意味では花陽の寂しさ以上ににこの寂しさが際立ってきます。アイドルに何が必要かわかっているにこ。アイドルの何がいいのかわかっている花陽。ここまではいい。

だけど、アイドルなんて寒いと思っているりん、そこまで本気じゃなくてもと思ってしまうような穂乃果、そんな人たちが成功して、自分たちが失敗するぐらいなら、協力する必要はない、協力して自分の中での自分自身のアイドル活動を否定したくない。

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もしかしたら、にこがサポートしないで彼女たちに部活動をさせて場所を提供して失敗するかもしれない。それだったら、それまで。だけど、にこはちょっと穂乃果たちにアイドルになれそうな確証とまではいかないまでも、アイドルとして、にこたちの行った活動以上のことが出来そうな予感がしてしまった。

それがにこにとって辛いことで、今までのことがなかったように、にこが頑張ってやってきても、穂乃果という短絡思考な人間がやって成功するなら、自分たちがやってきたことって何?と問いかけたくなる。そのにこにとっての心理面での葛藤が素晴らしかったですね。

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希に語られるまではただのやっかみにしか見えなかったのが、一気にセンチメンタルへと落としてくれる。この落差がたまらないにゃー。キャラ付けは大事だよね。

って、私がキャラ付けしてもしょうがないけれど、キャラ付けって二次元だったらある程度は理解できるけど、三次元アイドルがやっていたら、それってただの表と裏で二重人格だと思われるので、ある意味、表しか見えないアイドルってファンへの裏切りだよね。

だから、アイドルファンである私は素のままでいたい穂乃果を応援したい。でも、にこの二面性なら笑えて許せるので、その二つの性格を併せ持つ一石二鳥のアイドルって斬新だよね。どっちの性格も好きなら最強だけど、どちらかが許せなかったら、アンチに変わりそうな危険なアイドルです。

まあ、7人いればひとりぐらいそういう子がいても面白いかな。海未とにこ推しの私としては手堅く海未をキープでにこ全面バックアップですよ。ああ、なんだかアイドルに踊らされているな。にこ先輩、私もアイドル研究部に入れてください。

ロリ海未が可愛すぎてアレ


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それにしても、穂乃果の回想で出て来たロリ海未が最強すぎて、にこのロリっぽさが可愛いと思っていた私のこころを撃ち抜きましたよ。いやー、お持ち帰りしたい。

むしろ、海未はこのまま育って欲しくないと思ってしまった人たちも数多く……いないと思うな。ここで私がこんなこと言っていると変態呼ばわりされてしまうので、今までのは却下。

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今の海未でも大好きです。といっても、倍近く年齢が離れている時点でアウトな予感もするんだけど、文章レベルも低いし、精神年齢も低いから、釣り合うと思います(必死

笑顔にさせる仕事なの


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そして、名言来ました。「アイドルっていうのは笑顔を見せる仕事じゃない。笑顔にさせる仕事なの」。いやー、素晴らしいっす。まさにそうですよ。海未がアイドルになるためにはダンスや歌で笑顔が崩れないようにするための基礎体力をつけるという段階があったわけですが、さらに上の段階へ。

むしろ、この抽象的な方が難しいんですよね。具体策は一杯ある。笑顔を見せて、ファンも笑顔になる。だけど、ファンがいない今の段階で笑顔を見せても、ああ、笑顔が可愛いね、ぐらいにしか思ってくれない。いや、もしかしたら、ただの作り笑顔だろ、みたいな感じで悪く思われかねない。

特に同性。女性にもそんな笑顔を見せるとなると、そこに嫉妬が入る可能性もある。そんな人たちを笑顔にするのって超大変というか、今完璧に出来ているアイドルなんていないんじゃないですかね。

むしろ、そんなアイドルがいたら、松田聖子を超えて、超トップアイドルとして歴史に名を残すレベルじゃないといけない。そういう意味では、このにこの名言はこころに沁みます。むしろ、この名言を部室に貼るぐらいの意気込みは欲しいです。

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でも、そんな底辺にいるスクールアイドルとして、その言葉は重い。出来るのか出来ないのか問われたら確実に出来ない。

どこまでの人たちを笑顔にできるのかは本当に未知数。会場で歌って踊っている時に見せる「ファンの笑顔が最高だった」というアイドルたちの言葉に、また笑顔を浮かべる私みたいなアイドルヲタクがいるわけですから、その精神だけでも持ち続けて欲しいと思ってしまいますね。

言葉だけじゃないハートなんだよっていいますが、それもキャラ付けでアイドル的社交辞令の言葉だとしたらげんなりしてしまいますけどね。そんなことはないと彼女たちを信じているよ、といういつまでも卒業できないアイドルヲタクでした。

にこの涙


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そして、最後のにこの涙はずるいですよ。もう、これだけやられたら、もらい泣きするじゃないですか。たとえ、少し潤んだだけでも、涙は見せていないように見せてジャージで拭っている姿だけで、こんなにこの葛藤を乗り越えるだけの支えがこれからも出来る穂乃果たちの意気込み。

自分についてきてくれる。自分が引っ張っても文句を言っても負けない挫けない泣かない。恥ずかしいとは思っていても、それでもやってくれる。希が知っているにこたちのスクールアイドルがどういった理由でやめていったかわからないけれど、こういうのを強いられて恥ずかしいからやめる。

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もっと、面白いことがあるからやめる。にこには付いていけない。そんな気持ちでスクールアイドルが解散させられてしまった現実があるかもしれないから、今度はにこ自身が頑張る。同じ過ちを繰り返さないように。

だけど、何が過ちだったかわからないにこにとっては、にこ自身が厳しいと思ったことをやらせて、それでも付いてきてくれるなら本物だとわかる。別に、「にっこにっこにー」をみんなにやらせる必要はない。

みんなはみんなのキャラ付けがあるし、それぞれに出来ることがあるわけで、「にっこにっこにー」はにこのキャラ付けなんだから、と不満を述べない。これ以上、どうしたら解散するのか、にこから離れていくのか分からない。いつまでも付いてきてくれる。じゃあ、今度こそ本物のスクールアイドルになれるかも……。

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そう考えてしまったにことしては昔解散してしまった悔しさや悲しさをアイドル研究部にいることで紛らわせていたのが、今度は自分が引っ張ってもやめようとしない子たちがいる。

なら、もう大丈夫。安心してスクールアイドルを目指せる。アイドル羨望に思考を切り替えていたにこだっただけに、自らがまたアイドルとしての道を踏み出せ、そして、にこを信頼して支えてくれる仲間がいる。

諦めていた夢が現実になるかも。ドン底からいきなり天へと舞い上がっていく感情の変化ににこがついていけなくなって、涙が溢れてしまうのはかなりよくわかります。私も泣きたいです。

全然関係ないけど、海未のうみちんというあだ名はいいけれど、にこに付けると、にこちんという危ない単語になることに気づいたので、今後、穂乃果がにこのあだ名にちんを付けないことを祈ろうw。