今期も忙しいので、ながら見になっていたなぁ。生活リズムが変わったのが大きくてリアルタイムに見れなくなってしまって録画にまわしてしまい、そのまま放置という感じが悪循環を生み出してしまいました。感想を書いている『中二病』と土曜日の『SAO』と『生存』だけは頑張ってみていた思い出が。

だから、それほど深く見ていないんですよね。浅く広くって感じで今回の総括はあまり参考にならないというか、『中二病』だけ大プッシュみたいな感じです。あとはそれほど心に響いてくるものはなかったかな。

今季終了対象作品は15本です。感想は週に1本という少なさ。ブログが過疎らないために書いているようなものですね。来期は何とかしたいけど、来年上旬は大変だからなぁ。
とりあえず、好きなアニメ順に書いています。

−秋季終了アニメ全体感想−


この記事では、

 中二病でも恋がしたい!
 となりの怪物くん
 ソードアート・オンライン
 ハヤテのごとく! CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU
 生徒会の一存 LV2
 K
 ひだまりスケッチ×ハニカム
 てーきゅう
 ガールズ&パンツァー
 武装神姫
 ToLOVEる ダークネス
 お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ
 BTOOOM!
 神様はじめました
 好きっていいなよ。


の全体感想を書いています。

中二病でも恋がしたい! - アニメ画像039
★中二病でも恋がしたい! [評価:SS]

感動し過ぎて言葉が出てこないわ。なんというか、ツカミから最高で設定も良くて文句のつけようがない心温まるストーリーを持ってきて、私の心をつかみ、そこからは怒涛のごとく、笑いと痛さと楽しさと感動の嵐。脚本を最後まで担当した花田十輝の実力を改めて感心しました。

どの回も無駄はなく、これだけの個性的なキャラがいれば普通のコメディ的なノリで作りそうだけど、それは『Lite』で消化して、本編は勇太や六花の辛くて悲しい思いを含めつつシリアスを上手に見せてくれました。シリアスすぎては視聴者もげんなりしてしまいますが、そこは脚本の妙というか、コメディとシリアスの起伏やバランスが絶妙なんですよね。だからこそ、面白いと感じるんです。詳しくは私の書いた各話感想を見て頂ければ。そこで書き尽くした感が強いので。

でも、面白いのは京アニで『ハルヒ』のセカイ系を『中二病』のセカイで一部で否定しつつも肯定したという部分ですね。いわば、勇太や六花は『ハルヒ』などの作品から影響を受けて、自分が特別かもしれないと感じ自分だけのセカイを作り上げている印象が強かったです。六花は勇太のセカイを継承したみたいに見えるけど、実際には六花は六花なりのセカイを後になって構築しているわけですからね。

つまりは、誰もがみんな一つのセカイを持っていて、世界は自分を中心に回っている。そんなエゴにも近い感情を肯定して、それがオリジナリティとアイデンティティとなっていったわけです。そんな自分の魅力を他者が感じるくらいに存分に引き出し、友だちになったり、恋人に発展したりとセカイが色々広がっていく感じが愛おしく感じます。でも、自分のセカイはそんな友情や恋愛によって壊されてしまうのは勿体無い、過去のものとして記憶から消す必要もなくて、その時の楽しさは大切に残しておいて、昔も今も未来も全て大事にしていこうとするポジティブ思考が伝わってきて心温まるお話になりました。

京アニで言えば前回の『氷菓』が『ハルヒ』の2番目に続いて好きだといいましたが、その2番めにこの『中二病』が入りましたね。ジャンルが違うので比べたくはないけど、この3つはきっといつまでも好きで居続けると思います。京アニも石原監督も花田十輝先生もみんな大好きだー。


公式サイト - アニメ画像009
★となりの怪物くん [評価:A]

この作品ってすごいですよね。第何期までやるんだろうってくらいに告白の嵐。そして、「だが、断る」の流れで、友達以上恋人未満の関係でありながらもケンカしたり仲直りしたりお互いに認め合ったりちょっとだけ照れ隠しを見せたりして、どちらが主人公でどちらがヒロインなのかわからないくらいに何だか二人とも可愛いんですよね。

その上、夏目さんが良い味出していて、二人の間をこっそり覗くような感じで何か色々楽しくやろうと思って雫を仲間にしようとするけれど、こちらは知り合い以上友達未満な関係を希望する雫がいて、可哀想なことになっていました。だけど、それでもめげずに雫に飛び込んでいく愛着がたまらないです。別に何も考えていないわけでもなく、ただ一緒に楽しくやれればいいという優しさと楽しみと青春の共有みたいな感じで動いている夏目さん、マジ格好いいっす。

そして、委員長の花澤香菜さんです。花澤さんってだけでキャラのイメージできる感じの最初でしたが、段々と内面を出してきて不満や欲求とか色々抱えているものをみんなに背負ってもらう姿勢まで溶けこむようになったのがなんだかたまらなく愛おしいです。貴重なメガネで委員長キャラです。いや、貴重でもないなw。

とまあ、総合的に含めて吉田の周りも雫の周りも巻き込んでの友情劇や群像劇、それに二人の恋愛劇も含めて毎回、楽しませてもらいました。結構、回の終わりはシリアス風味なのに、いつもはコメディって感じの明るさが良かったんですよね。ギャグ的な要素だけでも十分に最高な作品でツッコミを入れたいと思っているうちに良い雰囲気になってなんだか名古屋か、いや、和やかな感じになって温かみのある作品でした。


公式サイト - アニメ画像006
★ソードアート・オンライン [評価:A]

『アクセル・ワールド』が格闘ゲームなら、こっちはオンラインゲーム。どちらもバトルすることには変わりがないけれど、『SAO』は死をかけた戦い。キリトの目線で見るなら、無残にも散っていく命に虚しさと儚さを感じるのと対照的に命を大切にしないテロ行為を行う茅場がいるわけです。

だけど、茅場の本当の狙いはわからない所がミソなんですよね。これって、同じ電撃文庫で熾烈なトップ争いを繰り広げている『禁書目録』と同じで、木原教授の狙いに逆らい続ける上条がいるわけで、どちらも科学者なんですよね。その科学の延長線上にあるものが何かという面では違う方向性をもっていますが、どちらの作品も科学が進歩し過ぎた先には人間は何も得ることがなく、失うことだけの虚しさが残っていそうです。

そういう意味では『SAO』はまだゴール出来ていないんですよね。逆に言えば、ゴールさせないことでシリーズとして完結することなく書き続けることが出来るといううまみがあるんですよね。ファンの目からすると、これで終わってしまうのはもったいないみたいな感じも得られるから、ゴールはあるけど、ゴールに入らせないということで、作者も読者も楽しめる一石二鳥な作戦です。

ただ、一つ問題なのは終わらないコンテンツとして存続させるためには、マンネリ化、達成感、開放感、奥深さ、そういったものを提供したり解除させなくてはいけません。なので、『禁書目録』では上条の他にもアクセラレータがいたり、美琴がスピンオフとして超電磁砲として登場させたりして、上条の神の手によって一応の結末を毎回迎えているんですよね。それが正義であれ悪しきにつけても。そこで視聴者や読者は一応の満足感を得て、次を所望するわけです。

これを『SAO』に適用すると、プレイヤーの死は正真正銘の死を意味する過酷なアインクラッド編。妹との確執と実質妻状態のアスナを救うためのフェアリーダンス編。それぞれ2巻ずつでて、1クールに収まるので、これはアニメ化しやすかったと思います。1クールで一つの完結を迎えるのですからね。もしかしたら、原作者の川原礫は最初からアニメ化を狙っていたかもしれない。

その中でも好きだったのがアインクラッド編。フェアリーダンス編は長編で長かった分、アインクラッドの一話完結型のストーリーが好きでしたね。キャラも好きだったし、誰もが死を覚悟しながら生きている世界で徐々に生きる力を取り戻していく感じ。それがたまらない。で、案の定、それが裏切られてしまう過酷な現実が辛くてなんだか心を痛めるシーンの連続でした。そういう意味では死なないフェアリーダンス編によって万事解決。

ってわけにもいかないですよね。一応の解決はしたけれど、まだまだ「世界の種」問題は残っていて、そこに何かが隠されているというのがこれからも見たいと感じさせる最終回でありました。


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★ハヤテのごとく! CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU [評価:B]

この作品はストーリーがない程、面白いんですよね。必然的にキャラの掛け合いがメインになり、パロラブコメとして何でもありな感じが好きだったんですが、黒椿が入ったことでややこしい展開というか面白さが薄れてしまったのは否めない。だけど、今までの人間関係とかキャラを見ているだけで幸せを感じられるのだから不思議なものです。『ハヤテのごとく!』は永久に不滅にして欲しかったです。

やっぱり、この作品には数撃ちゃ当たるキャラ数よりも、唯一無二のヒナギクが必要なんだな、と改めてキャラとしての面白さを実感しました。好きなキャラは西沢さんだったりマリアさんだったり多くいるわけですが、そのキャラとハヤテたちとの人間関係の発展がそれほどないのがもったいない。この作品にストーリーはない方がいいといいましたが、そういう意味では人との絆というストーリーは必要なんですね。なんだかややこしい。

個人的には第2期を超えることは出来なかったというのが残念だけど、そういう作品は一杯あるから気にしない。でも、せっかく最後だというのに周りの盛り上がりに欠けていたのは段々と『ハヤテのごとく!』というコンテンツに飽きているのかもしれないですね。内容も周りの反応も残念な結果になったけど、それも『ハヤテのごとく!』っぽいからいいんじゃないですかね。グダグダな感じが面白くてw。


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★生徒会の一存 LV2 [評価:B]

うーん、不完全燃焼感が否めない。大好きだ。本当にこの作品は大好きだ。どのキャラも魅力的だし、第2期があるとの知らせには浮かれてその日の出来事も忘れてしまうからいに喜んだ。だけど、真冬と知弦の声優交代で落ち込んだ。まあ、あれですよ。私は大の平野綾ファンですが、『偽物語』で降板させられて代わりに坂本真綾が入った時の気持ちと同じです。同じに見えるけど何か違う。毎週、その違和感と戦わないといけない。

まあ、それは序の口ですよ。問題はこれからですよ。なんで、オリジナルを挟むかな。第1期と比べると佐藤卓哉監督の手腕に恐れいったとばかりに第1期と同様、スタジオディーンでやって欲しかった。まあ、それはいいっすよ。ニコ生で第9話までって時点で色々とひどいので、なんだか原作ファンとしてはたまらない気持ちになりました。

だけど、だけど、面白い回は一杯ありました。第0話的な話は『新生徒会の一存』へとつながっていくわけで魅力的なキャラの生かし方が最高だったし、真冬と会長が二人並んでショッピングとかスクープですわ。いけない、アリシアさん口調になってしまった。

でも、ハーレム的にはちゃんと箱庭でやっている掛け合いだけで楽しめるアニメなので、それだけで十分に楽しませてもらった。だけど、第2期で原作全部消化した感じがもったいない。せめて、第3期で原作を全消化して、『新生徒会の一存』で第4期とか期待していた分、そこは悲しいことになりました。


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★K [評価:B]

今日最終回だけど待てないので、第12話まで。「抜刀」が話題を呼び、流行語大賞に入ってもおかしくないくらいにみんな抜刀して、EDで「納刀…ふぅ…」の流れが出来上がっているという意味ではムーブメントを創りだす挑戦作でした。キャラデザとかキャストとか見ると腐向けな感じがするけれど、実際には覆面ラノベ作家『GoRA』が脚本を書いているので、ラノベ界隈では担当している脚本がどの作家なのかすごく気になっていました。

特にラノベから身を引いてしまったように感じてすごく残念に思っていた来楽零が書いているミステリーとかかなり面白かったし、『シャナ』の原作者の高橋弥七郎が参加していたり、古橋やあざのあたりが上手くまとめていそうで、なんだかこの集団で一つのものをまた創りあげて欲しいと思うくらいに面白かった。特にレッドの炎を撒き散らすシーンとかは高橋弥七郎だと思ったんだけどなぁ。ヘリを飛ばせる回とは意外だった。

あとはもうちょっとわかりやすければ良かったんですけどね。そこは7人もいればバラバラになるわ。でも、それぞれラノベで出すから、全部集めるとなるときついわーw。新しいアニメノベライズの流れきてるわー。


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★ひだまりスケッチ×ハニカム [評価:B]

『ひだまりスケッチ』というコンテンツは大好きなんだけど、なんだかマンネリ化してしまった印象を受けました。これは私の問題だと思うけど、他に色々あったから、普通に生活している彼女たちを見て、何か面白さを見つければ楽しく見られたのですが、『ひだまりスケッチ×☆☆☆』までのストーリーとしての起伏が少し薄いんだよなぁ。コメディとして見ていた分、きちんと笑いを取りにいくわけではなく、淡々としていて眠くなってきちゃう。

でも、ゆのっちを含めてみんなが可愛いし純真だから、惰性で見ても楽しめるんですよね。突き抜けた面白さはないけれど、ながら見なら最高だと思う。しかし、『ひだまりスケッチ』シリーズはDVDで全部持っているけれど、今回は買うかどうか微妙だなぁ。せっかく後藤邑子さんが復活したっていうのに、『ひだまりスケッチ』らしさをもっと出して欲しかったですね。批判しているわけではなく、今のままでも楽しめているから全然問題ないです。また、時間に余裕が出来た時に見てみよう。


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★てーきゅう [評価:B]

原作はもちろん読んでますことよね? 読んでいなければ鉄砲玉送り込みますわよ。なすの先輩の変貌ぶりがなんとも言えないぐらいに面白かった本編。

超速ギャグコメとしてもはやツッコミのセリフを削ってでもネタを出しまくろうとしているけど、無理だった。面白さは伝わったと思うけど、これだけ早いとギャグの一つひとつを感じる前に次のギャグが出てくるので、少しは余韻に浸らせてよ、ってコメディに言うセリフじゃないよね、という意味でのアニメでの挑戦状を叩きつけた感じ。

個人的には水着回とバイト回はもうちょっと尺があれば神回として歴史に名を残したような面白さだったので、ちょっと残念だった。でも、こういう作品こそ4クールぐらいやって欲しいと思う。いや、それでも、1クールで24分の方が長いのか。第二期を行わないとどうなるかわかっていますわよね。

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★ガールズ&パンツァー [評価:B]

今期、1クールで見ればダントツの人気を誇った『ガルパン』。はたして、その人気の秘密はどこにあるのか、色々調べてみたけれど、結局はよくわからないというのが結論。水島努監督のエンターテイメントの提供と、島田フミカネがキャラ原案で、簡単なストーリーでわかりやすさとキャラの友情に重きを置く吉田玲子脚本に素晴らしい原画。確かにこれだけ見れば売れそうではありますけれど、そこまで売れるのかというぐらいに人気だった。

確かに見ていると面白いには面白い。ほのぼの風味の女の子が戦車のゴツさとミスマッチしている姿も何だか新しさを感じる。だけど、『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』が戦車にのっていたけれどウケは良くなかった。こっちは本気でストーリーも雰囲気もダークな感じだったから、今の時代はそれほど考えることもなく見られる楽しい雰囲気を求めているのかもしれない。まるで『けいおん!』みたいに。そういう私もこういうアニメも見ていたいって思いますもん。でも、買いたいかどうかと問われれば、うーん、どうだろう?みたいになってしまう。

だけど、冷泉麻子は俺の嫁。もう、この子が出てから一気に楽しくなった。脱力系っていいよね。主人公のみほが普通の性格で唯一戦車に通じているような子で、それ以外の魅力がない分、周りが際立って見える不思議。『咲-Saki-』とかと同じで個性的なキャラが多く出てくるとなんだか楽しくなってくるよね。だけど、出し過ぎるとキャラ名を覚えられなくなってついてこない視聴者もいるから、ここは研究の余地ありですね。


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★武装神姫 [評価:B]

きらめーくーよー♪
OPのそれだけ聞くだけで涙が出てくる。作品の雰囲気ともマッチしていて、ほんわかしている感じが好きでしたね。ほんわかという意味では『ガルパン』とも同じだと思う。でも、話数が進むごとに全く違う両作品になりましたね。どちらも面白い。どちらも違った面白さがある。でも、この二つを続けて見たくはないですね。

こっちはバトルという意味では物足りなさは感じますが、アスミンたちのキャラがいるだけで楽しいです。可愛いし、頑張っている姿を応援したいし、誰もが正義みたいな感じがいいですね。悪役はいない方が好きですね。ただ、主人を守るというのと、その主人への愛がなんだか自分に対しての愛みたいに感じてしまって、一体、いや、四体くらい欲しいものです。


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★ToLOVEる ダークネス [評価:B]

これ、書こうかどうか迷ったけれど、書きます。別に悪い事書くわけじゃないからいいよね。とにかくこの作品はキャラの可愛さだけに注目してみていました。シチュエーションとか恋愛関係とか一切関係なく、画面で可愛い女の子たちがキャッキャしているだけでなんだか楽しい。

そして、ちょっとだけエロいからそれも少しだけ期待してしまったりして、ストーリーとか全くわからないです。でも、エロくない程度のエロさがかなりエロいってことに気付かされてなんだかもう時代の最先端をいく可愛さを突き抜けていく感じでした。古手川唯とか黒髪ロングで大好きでたまらない。この絵柄は真似したいけど、何気に難しいんですよね。そういう意味ではこれも長く続きそうなコンテンツです。


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★お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ [評価:C]

原作者が鈴木大輔ってだけで、もう先が読めちゃってる。いや、原作の第1巻は読んだんですけどね。秋子のおかげでアニメになったといっても過言ではないくらいに、秋子にハマりました。他の子たちは変人には変わりないのだけど、あくまで普通の変人でなぜか行為をしようという恋を持っているから、それほどキャラに愛着はわかなかった。

だけど、ストーリーはあってないようなものだから、恋の発展とかには興味がなく、ただ秋人と変人の会話を楽しむだけになるので、そのキャラが好きでなければ結構苦痛ですね。私は秋子にドハマりしていたので、秋子部分だけ、秋子が読んでいるマンガを見ているかのごとく、グフフと見ていました。この二人だけで1クールやってもいいんじゃないかな。お兄ちゃんと秋子さえいれば問題ないよねっ。


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★BTOOOM! [評価:C]

バトル・ロワイアルものは『未来日記』が最強だと思っていたけれど、意外に面白い。これはニコニコで見ていたからだと思うけれど、主人公のニートでチートっぷりが面白い。動けるニートとして、動けないおっさんヒロインを助けるという、ある意味、新境地を拓いた作品。きちんとヒロインは用意されているけれど、過去のトラウマがいつまでたっても払拭されないから、本当におっさんの方が正ヒロインに見えてくるw。だから、OPで手をつながないのね。

でも、ニコニコでのツッコミがないと、色々あらが見えたり、戦略が微妙だったりと、それほど突き抜けた面白さはないんですよね。だけど、惰性で見ると主人公が格好良く見える不思議。あと、人が死ぬシーンはあまり見たくないので、その部分で残虐な演出がリアルっぽくも嫌悪感を抱く作品でもありました。


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★神様はじめました [評価:C]

なんだか懐かしい感じを受けましたね。このような古めかしさを大事にしながら、大地丙太郎監督が映像化したという意味では結構貴重な作品だったのかも知れない。だけど、ストーリー的にはそれほど好みでなかったのが残念だった。今期は少女マンガが三つもあるのに、一番期待していなかった『怪物くん』が一番おもしろかったという意味では前情報だけでは判断できませんね。

懐かしいといっても、『妖狐×僕SS 』をさらに古くした感じだから、話題性では難しかったのかも。それより前に放送しておけば。まあ、あっちは忠義を尽くしまくりで、こっちは忠義にいやいやながらなので、根本的に違うけどね。だけど、回毎の感動があっちはすごかったからなぁ。やっぱり、それと比べてしまうよ。だから、ごめんって感じです。


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★好きっていいなよ。 [評価:D]

うーん、『君に届け』みたいな感じの恋愛を期待していたんだけどな。ちょっと期待はずれって感じでした。恋愛ってもうちょっと悩むべきだと思うんですよ。恋に恋している女の子だから、大和に対しても無我夢中になってしまうんですよね。もうちょっと距離を置いてから仲良くなっていく過程が見たかったですね。

なによりもイケメンだからこそ許される行為だろう、それ。っていう場面が多くて、なんだか異世界に入ったような気分でした。鬱な感情を入れつつ良い物語にしようとしたけれど、ちょっとそれが薄い。それだったらもっと深くまで入っていって本当に救ってあげたり助けたりする精神があればいいのにな。お互いの傷を舐めあっているように、キスをするのがいけすかないんでしょうね。でも、周りからの支持は得ているので、こういう趣向の作品は一つあった方がいいみたいですね。



個人的今季ベストキャラクター、OP・ED、声優受賞発表

中二病でも恋がしたい! - アニメ画像013
ベストキャラクター賞 「小鳥遊六花(中二病でも恋がしたい!)」

私のブログを見れば分かる通り、ほぼ今期は『中二病』の圧勝でした。いや、それ以外の作品に面白いのはたくさんあったけど、痛いほどに気持ちがわかった六花が最高でした。彼女から時間とともに消化されてしまいたくない感情を抱いてしまうほどの強烈なインパクトとセリフ回しとセカイの共有という意味ではこのキャラ以外に考えられないんですよね。六花、可愛いよ、六花。

六花の一言一言が重い。現実的な意味でも中二病的な意味でも。なんだか六花が言葉を発することで、その見えない魔力にとらわれたかのような錯覚を起こしてしまうくらいに彼女のセカイというのはなんとも居心地がよく楽しく見えてしまうんですよね。それが悪魔の誘惑か闇の力であっても、彼女のそばにいればなんだか幸せな気分でいられる。痛いぐらいが気持ちいい、そんな子でした(性的な意味でなく


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ベストサブキャラクター賞 「水谷雫(となりの怪物くん)」

これは二人に絞ったけれど、どっちも好きだから選べなかったのでどっちも。アスナと雫。どちらも一人で生きていけるかもっていう最初の印象では似通った性格ではありますけど、ストーリーを積み重ねるごとにオリジナリティがそれぞれ出てきましたね。

雫は一人で生きていけると確かに思う。誰かに依存したり、誰かに頼ったり、誰かに甘えたりしなくても大丈夫な強い女性として孤独をものともしない姿勢が好きで、たまに、吉田のセリフとか行動で、一人じゃなくても出来る事や楽しい事が一杯あることに気付いて、渋々に見えるけれど、周りと溶け込もうとしているのが可愛い。

だけど、あくまで溶け込もうと努力しまくって周りに合わせようとするのではなく、ただ淡々とそばにいるだけ。自ら近づくのではなく、近づくなら危険を承知でこいよ、という姿勢に変えただけで、そこが雫の良い所でもあり、悪い所でもあるんですよね。

だから、吉田が近づいてきたら、逃げたり追い返したり無視したりして、一緒にいるのをためらったりする。でも、一緒にいるってことだけで一人幸せを感じている雫がいて正直になれない分、時々人間っぽさが表れて共感してしまうんですよね。誰とも深入りはしない。だけど、遠ざけたくはない。この微妙なバランスが面白いです。


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ベストサブキャラクター賞 「アスナ(ソードアート・オンライン)」

とにかく驚いたの一言。魅力的な容姿と凛とした強さ。茶目っ気もあるけれど、なんだかこわい新妻気取りのアスナを見ているだけでニヤニヤの連続でした。だけど、そんなアスナもやるときにはやる。本気で、誰かを助けるため、そして、誰もが助かるために行動するアスナの姿勢は見習いたいですね。

でもね、キリトがアスナと結婚(仮想世界だけど)するという部分には度肝を抜かれました。いやー、これは予想外でした。恋人同士ならオンライン世界でも日常茶飯事だし、結婚もある。だけど、この仮想世界でいつまでも生き続けなくてはいけないという状況ではリアルもバーチャルも一緒なので、本当に好きでない人とは結婚できないと思うのです。いつまでも一緒にいたい、助けあっていきたい。お互いがお互いを想い合う気持ち。特にアスナのキリトへの思いの強さに惚れましたね。


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ベストOP賞 「King / angela(K)」

なんか毎回、ご飯ズが作ったアニメは入れている気がする。決して、空耳が好きだから選んだんじゃないぞw。(ファミチキ食べながら)

全体的に動かし方が好きなんですよね。angelaの曲に合わせる映像って普通に難しいと思うんですよね。あの微妙なテンポに合わせるには映像を凝らないといけない。別にカッコ良かったりセンス良かったりはしなくてもいいけれど、視聴者が食い入るように見てしまうほどに映像美がある。キャラへの愛がある。世界観を全く壊さない。曲だけ聞くと『K』の世界観を壊しているように見えるけど、それを全く感じをさせない。

それぞれの王やそれを囲む仲間たちが生きているって感じがしてメロディ部分から迫力満点なんですよね。ただ、刀を出すだけでもスタイリッシュに見える。全く読めないような感じに崩したスタッフ名とか画面にすごく馴染んでいる。その上、カメラの移動が絶妙だし、常にキャラは動いているように見えるし、サビでのバトルは爽快です。なんだかこれだけで『K』の一部を垣間見た感じがします。もう本編見なくてもいいや、って感じる。(いや、それはダメだろ

次点では、『となりの怪物くん』の『Q&Aリサイタル!』が気分が高揚してきて大好き。だけど、映像的には『K』の方が良かったので、こうなりました。あとは『中二病』なんだけど、目がチカチカする方でもしない方でもなんだか京アニの独自性が感じられなかったので、もっと面白いOPが作れたという意味では厳しいけれどやめました。それにEDも『中二病』だし、お前、京アニしか見ていないじゃんっていうツッコミがありそうだからね。

それと、『ToLOVEる ダークネス』のRayとか普通に素晴らしいですよ。まさに楽園Projectの未来。この輪の中に俺もは入りてーって思わせる最強のOP。あとは『SAO』の二つはどっちもすごすぎてw。それか『ハヤテのごとく!』の謎のリンゴ推しとか面白かったけれどねw。『BTOOOM!!』は格好いいし、『武装神姫』の織田哲郎作曲の歌だけでも泣きそうだし。何を選べばいいのやらw。


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ベストED賞 「INSIDE IDENTITY / Black Raison d'etre(中二病でも恋がしたい!)」

逆に魅力的なEDが少ない。まあ、クレジットが多くなるからシンプルになるんだけどね。その中でもやっぱり、『中二病』の格好良さは随一だろうな。個人的には『Lite』の方を選びたかったんだけどね。OPも含めて。でも、ヒロインのそれぞれが干渉し合っていないためにセンスは良いんだけど、なんだか寂しさを感じてしまうのはやっぱり作品の内容を理解した上で見ると最強だと思う。どの回にも合うEDはそうそうないと思うし。

次点では『SAO』のたかくーんとかいいよね。本当、飛んでみたくなる。I Can Fly。すごい哀しくなってしまうんですよね。なので、曲は大好きなんだけど、映像をもっと凝って欲しかった。1クール目よりは断然いいんだけどね。あとは、『ハヤテのごとく!』の謎のルカライブ。うん、これはいい。きっと、これをヒナギクが歌っていたら最高に人気が上がったと思う。勿体無いけれど、ルカはルカでいいんだよ。


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ベスト声優賞(男性部門) 「松岡禎丞(ソードアート・オンライン キリト役)」

『中二病』の福山潤と迷いましたけれど、やっぱり、喜怒哀楽をこれ以上ないってくらいにキリトというキャラになりきって、言葉だけで鋼の意志を感じられた松岡が一番だろうなぁ。今クールでは『さくら荘』でもいい演技をしているし、木村良一みたいにこれから伸びてきそうな声優です。でも、キリトといえば松岡というイメージを視聴者に与えたのは素直にすごい。逆に言えば、松岡と言えばキリトみたいなことにもなっているけどねw。


中二病でも恋がしたい! - アニメ画像040
ベスト声優賞(女性部門) 「内田真礼(中二病でも恋がしたい! 小鳥遊六花役)」

これは同じ『中二病』の赤崎千夏と迷った。モリサマーの演技は最強。だけど、それ以上に邪王心眼は最強ってことで、内田真礼にしました。いや、そういうことでもないんだけどね。赤崎千夏はもっとメイン級の演技が出来るから、その時に選ぼうかなと思っています。将来性という意味では二人とも上手すぎるから。W受賞でもいいくらい。

あとは、『K』のねこ役の小松未可子かな。EDもかなりいいし、いつの間にかハマったらいつまでもハマりそうな声優になっていましたよ。それと、新人では『お兄ちゃんだけど』の木戸衣吹ですね。14歳で初夜とかHとか色々危ないワードを言わせて楽しんでいるスタッフ出てこい! でも、それを淡々とまるで変人の秋子になりきっているような演技はすごかった。もう、「グフフ」って言ってるだけで笑える。すごいな今の声優って。そう感じましたよ。