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「そもそも群れるのは好きじゃない」。


人との関わりって多ければ多いほど楽しくもなるし、孤独感を解消させてくれたり、知らない有益な情報を手に入れたりと色々とメリットがあるように思えます。

ですが、今のネット社会を見れば分かる通り、広がりすぎた人間関係は(上手くやっている人を除けば)ストレスの原因にもなり、人に気を使いすぎたり、人を気にし過ぎたりして、心労となってしまうのですよね。

だから、同じ趣味や思考や感覚を持っている人たちとの関わりだけに狭めるのも現代社会を生き抜く上での必須要素。そういう意味では六花のこの言葉は的を射た発言だと思う。

八方美人の恐さ


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それに、「人を気にする」という面では勇太は中二病であるデメリットばかりに注視しているが故にある意味中二病と思われない「普通」という八方美人になろうとしているようにも思えるんですよね。森夏しかり。

だけど、前回、森夏がくみん先輩に愚痴を漏らした通り、何もかも上手くやろうとすると人間関係での意思のすれ違いというコミュニケーション問題が発生するわけで。

それが昔は自らのセカイに入り込んで孤高な存在と思い描いてきたビジョンが崩れ去った今、「普通」の人に遅れをとっているわけで、人とどう付き合えばいいのか結構悩みどころなんですよね。

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それが元中二病のデメリットでもあるんですが、六花の「群れる」という言葉がいいですね。ここで、「普通」の人は好きじゃないとか、友達なんていらないとか、明日から本気だすとか言ってしまうと、なんだか負け組みたいな感じに見える。

ですが、多くの人と関わりを持つことはそれだけ一人の人に対して割ける時間が減ってしまうということ。この言葉の意味を考えれば、それだけ勇太や『夏』の森夏たちとの交流を深めるということに重点を置いているという意志が感じられるんですよね。

別に団体行動がどうのこうのってわけではないので、六花もクラスとして協調は出来ると思う。逆に「群れる」という協調だけを押し付けることで、出る杭は打たれるがごとく、良さも悪さも全て消し去られていつの間にか無個性な「普通」の人間を創りだしかねない。

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なので、自分が決めた自分のやり方で突き進めばいいのですよね。それを既に悟っているのが六花で、勇太と森夏がそれが本当なのか実験している段階な感じが見ていて考えさせますね。

むしろ、「群れる」ことは前回のラストの六花がつくった満面の笑みで否定しているので今更聞くこともないのですよね。勇太が自分だけのために考えて送ってくれたコード。

それはまるで高級なプレゼントをもらった以上の感覚だと思う。しかし、「群れ」ていたならば、それはいつか何かのきっかけでバラけてしまう。

むしろ、そんな一期一会にも似た時間の使い方をするよりも、気のあった仲間といつまでも仲良くしておきたい気持ちの方がなんだか普通に思えませんか?

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で、今回も早苗 vs 森夏のバトルを楽しみながら、六花とくみん先輩を眺めるという感じで『夏』の普通の日常を映しだしつつ、いつの間にか、そこに一色が入り込んだというのもなんだか面白いですね。

一色に同情したいけれど、それは自業自得。それを周りの罪をかぶって自らが全てを背負い込んだように見えるけれど、別にカワイコちゃん選手権をしている主催として動いていたり、ランク付けを希望していたのは一色ですし、重大な手帳を落としてしまった一色の完全なるミスなのだから、そこに同情の余地はない。

だけど、なぜだろう。なんだか良い話っぽくなったのは。これが『夏』の闇に差し込む光の仕業か? でも、一色が周りの男子も含めてやったとか、主催は一色だとかバレたとしても、疑念は疑念のまま残るんじゃないかな。

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投票数とか書かれていたら一人でやったようにも思えないし、拍手をしている男子を見たらどう見ても男子をかばった一色という図が浮かんでしまうわけで、クラスメートの女子は男子に対して知らないふりをして、裏で軽蔑してそうな勢いだと思う。

てか、カワイコちゃん選手権が行われただけで学級問題になるとは思わなかったよw。我々男子は女子を見た目も含めて差別じゃなくて区別しているだけといってしまっても差し支えないと思うと発言しちゃってもおかしくないお年ごろ。

もしかしたら、女子でもカッコイイ男子No.1とか決めていそうな可能性だって捨て切れないわけで、人をランク付けすることに対してどう思うかという点が焦点になるのでしょうね。

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ひそひそと裏で聞きまわってそれだけでクラスの男子の輪を強固にした一色の功績は褒めたいと思う。入学してから、多少の集まりがあるとはいえ、内気で孤独を感じている男子に対しても(いるかどうかわからないけど)、話題を切り出すきっかけとしては一番妥当だと思う。

大体知り合いじゃない人に声をかける時は天気の話が多いのは少なからずも誰もが共通の興味があるという点で攻めてくるわけですが、高校生でいきなり天気の話ってのもなんだから、「カワイコちゃん選手権ってのをやっているんだけど」って感じでいきなり話しかけてくれるってのは嬉しいことなんじゃないかな。

天気よりも何よりも興味のある女子ネタは健全な男子であれば、ある程度以上に食いついてくると思う。そんな感じで聞きまわった結果、今のクラスの男子の結託力が強くなっているわけで、一色を通して友人作りにも一役買っているんじゃないかな。

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この子が一番可愛い、とか言ってきたなら、その女子に入れた男子を紹介してい同じ審美眼を持っている男子を紹介していそうな感じもして、一色の手帳で学級問題になっている中、誰もが口を閉ざしたままというのはそれだけ一色が他の男子のことも考えているってことなんですよね。

それぐらいに一色はクラスの男子から太い絆を築き上げていたというのは誇っていいと思える。まあ、一色が主催だとバラしたら、自分たちもそれに参加したかしないかの問題になってくるだろうしね。

そうなると、手帳の票数を見れば男子全員が参加したことがバレてしまうので、そこはお互いの思いやりなんだろう。これが六花の言った「群れる」だけではない友情なんだと。

きっと、それは六花が勇太からコード(メアド)をもらったのと同じように何物にも代えがたいものを得られたという意味では一色は幸せものだよ。

そんなわけでラブレターをもらって一人の女子から好かれているかもしれないことが、いつの間にか、クラスの男子全員に好かれた結果になったことが面白いですよね。もう、一色は性転換しちゃいなよw。

女子なら誰でもおk


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でも、クラスの男子をかばったことよりも、宣言通り髪を刈ったことよりも、一色を素直にみなおせたのはカワイコちゃん選手権をやるほどの見た目重視な姿勢を貫いていて、それをクラスで決めてしまうくらいに労力を惜しまず駆けずり回っているほど可愛い子が好きなんです。

だけど、そこには集計した結果、上位もいれば下位にいる女子もたくさんいるはず。だけど、誰であってもシミュレーションしておくという姿勢が素晴らしいですね。見た目は残念。なので、お断りします。

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みたいな感じでランクが低い相手ならば、断るシミュレーションをしてもおかしくないのに、そんな女子でも自分を好いてくれたというだけで、その女子を好きになれるという一色の精神は見習いたい所ですね。

たとえ、森夏のようにカワイコちゃん選手権トップをとった可愛い子であっても、中身は……。ってなるなら、森夏の言葉通りに一度付き合ってみてから決めるみたいな感じで誰であっても承諾姿勢は崩さない。

なので、中身が良ければ見た目のランクとか関係ないぜ!みたいな感じがいいですよね。本当、男子の絆を深めるために動いた選手権なので、一色に何のメリットもなかった選手権だったけど、それはそれで一色なりに楽しめたからよしとするべきか。髪は刈られたけど。

なら、いっそのことそのままけいおん部から野球部に転向しちゃいなよ。野球部もモテるぜー!(今の時代のモテる要素がわからないがゆえに確信出来ないけど)

森夏の本質


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それにしても、森夏は『Lite』の方でもそうでしたが、早苗が「偽モリサマー」という度に反応するんですよね。普通にスルーして何言っているのあの子みたいな感じで知り合いじゃないふりをしていればいいのに、「モリサマー」という部分でモリは森、サマーは夏で森夏だと気づく人もいるかも知れない。

だから、そこで弁解できるか不安要素があるものだから、何度も連呼されると黙らせないといけないんですよね。だけど、黙らせるために凶暴な森夏が登場してバトルを繰り広げるものだから、『中二病』に加えて乱暴な女というレッテルが貼られそうで危険な学校生活を送っているけれど、それが彼女なのだから仕方ない。

そんな彼女の一部が見えただけで恐喝まがいな態度に出てしまう森夏の方が恐いですw。ある意味、森夏にそれが出来るってことは普通の人以上にコミュニケーションが取れているんじゃないかw。

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一色も憧れの森夏様に足を踏まれて興奮、、、しない所を見ると、ドMではないようですね。これは一色も記憶をなくさないといけない。実際になくしたのは手帳だったけどね。

もういっそのこと、何もかもなくして、一から始めればいいのさ。ってわけにはいかないだろうけどね。なんだか勇太の中学生時代の気持ちを高校生で実践しているような気分ですよね。

来週から女子の冷たい視線が一色に向かうのは見たくなかっただけに、『夏』だ、海だ、水着だー!って感じで爽やかな『夏』が見れそうでなによりです。