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気付かされてしまったという話。気づかなくて良いこともある。気づいて良いこともある。そのバランスが大事なんだと思いつつも、そのことに気づいたらもう遅いという話。


話と全然関係ないけれど、カコランダム編のEDが最高だった。いや、キズランダム編の姫子も良かったけれど、それ以上に魅力的に見えた。

基本、背景が白(本当に真っ白というわけではない)というベースはそこに何もない分、スタッフの手抜きだと思われる反面、そこにセンスがあればキャラがより一層引き立つ色なんですよね。

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背景が何もないことで視聴者の目が知らずのうちにキャラにいってしまうという。偏った見方をすればその人が育った背景(過去)は気にしないで今いるその人に注目して欲しいという暗示でもあるかも知れない。

いや、そういう無駄な勘繰りはやめて、このデザインセンスを素直に賞賛したいと思うくらいになんだか心温まるEDでした。というよりも片霧烈火を使うなんて思っても見なかっただけに最高のサプライズだった。EDで歌うのは『ひぐらしのなく頃に』以来でしょうか。

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この人はどんな曲でもどんな歌声でも出せるので、ある意味、誰の要望にも合わせられる伊織14歳みたいなものですね。いや、この人に年齢は禁句でした。曲調も一転激しく熱い曲が作れるので、これは片霧烈火じゃないと魅力を出せない。本当、なんでこの人はプロでやっていかないのか全く不思議でたまらない。

この歌声に惚れて、何年経つことか。カコなんだから切ない曲でも良かったけれど、この白背景でキズランダム編と同じ感じを出さないためにも、この歌声が気分を高揚させてこれから何か始まるんだ、と感じさせる。って、それはOPの方がいいような気がするけれど、気にしない。とりあえず、なんだかこのEDだけでも欲しくなってくるような映像と曲を提供してくれてありがとうと言いたいです。

風船葛の2番目


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で、話の内容になると、カコランダムということで、過去に逆行するという現象。しかも、ランダム。まあ、何度試練を繰り返せば気が済むのか?という話になるので、今回の黒幕は風船葛じゃない。

そういう意味では3回連続でおもちゃにされたらたまったものじゃないけれど、違う勢力というものがいるおかげで、マンネリ感を防ぐという意味や風船葛にも何らかの意図があって動いているという背景が見えてきて、なんだかもどかしくも不思議な気持ちになってきますね。

で、その風船葛2番目は太一に対して興味を示したようで、太一がどう動くのかを楽しみにしているように感じます。いや、風船葛の策略も文研部が解決したように見えるけれど、太一が動かなければ5人の仲は引き裂かれていたように思う。

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だから、その2番目は太一の腕試しをしてみたいといった所なのかも知れない。まあ、風船葛の2番目と自ら言ったようにあくまで人の体を操って心模様を監視して楽しむといった感じは全く同じものを持つので不快感以外のなにものでもないのだけれど。

これで過去を知って5人の仲が良くなれば、「まんざらでもないんでしょう」とか言われて終わってしまうし、5人の仲が悪くなればそれはそれで人間っておもしろって感じで終わってしまうだけで、なんだか人の仲を裂こうとしつつも、実はもっと仲良くするきっかけを与えているに過ぎないんだよ、という精神なのだから、人でなしって感じでしょうか。なんだかこの作品が始まってから風船葛の悪口しか言っていない気がするよw。

知られたくない。知られたくない。


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まあ、ロリの人ではない私にとってはロリ姫子はたまらないわけで、沢城みゆきのロリボイスが久々に聞けて満足。伊織も唯も可愛いのだけど、やっぱりお持ち帰りしたいのは姫子なんですよね。伊織は今も昔も伊織のイメージそのままだし、唯は唯のまま育ったような気がするので、毒舌も吐かないような純粋な姫子は新鮮なんですよね。

これだけ純粋であればあるこそ、その純粋な気持ちはどうして消え去って不安と絶望と隣合わせの性格になってしまったのか、これまた気になります。これはキズランダム編の文研部と同じくらい大切なものともつながっていそうですね。勝手な憶測ですけれど。

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知られたくない。知りたくない。その反対に知りたい。知られたい。それらが交錯する中で、どれが一番の選択肢なのか与えられないのがこのカコランダムの怖い所ですよね。

過去を見ないで今を見て欲しい。こんな結論になりそうですけれど、その過去を知った上でその人を知ることが出来て、より一層その人が好きになるという顛末よりも、そんな過去を持っているからその人に対する目が厳しいものになってしまう不安が、姫子が感じるように私も感じてしまうんですよね。

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人生には美談よりも黒歴史の方が多いわけで、何事も成功してきた人生というのは稀で、人は失敗して反省するからこそ成功へとつながるわけで、その失敗が取り戻せないことも多々あるので、失敗が成功を上回ることは少ないと思うんですよね。

で、カコランダムの怖い所は時間が短時間だけ過去に戻るわけで、その失敗の一部分だけしか見せない場合もあるわけで、そこから反省したとか、そこから失敗をなくすだけの努力をしたとか、そういう部分は見えてこないわけで、失敗や負の感情部分を垣間見てしまった時の太一や逆行していない4人が見た時にどう感じるかというのが大事になってきそうです。

本当の好きはどこに?


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その中でも義文が今回問題をしまったわけで、唯を好きな気持ちというのは嘘ではないかという疑念が本人にも唯にも生まれてしまった。

それは問題というには軽いものに見えるのは義文のいつもの脳天気ぶりを見ていたという点だと思うけど、実は重い問題となっていて、前に唯に対してどこが好きか答えるという質問で「可愛い」を2回答えてしまったのも今思うとそれは唯の外見だけに惑わされていたようにも感じてしまう。

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ナナ(漢字がわからない)という昔の恋人に似ていたから、唯の「可愛い」外見がナナの面影に似ていたからで、実はナナが遠く離れてしまったことに対して寂しい気持ちを紛らわすために唯がそばにいて欲しいと願ってしまったのではないか。

そう思うと、前回のキズランダム編の2人でホテルに泊まるという義文ならではの信頼の証が薄っぺらく感じてしまって、唯の危険性も考慮したら、このナナ発言は義文という人物に対しての不信感が募ってしまう。本当に唯が好きなのかどうかという気持ちや、今でもナナのことが好きだという気持ちで、現在と過去が交錯する。

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今回で義文が軽薄な人間に見えてしまったけれど、中学生というまだ右も左も分からない恋人関係ということと遠く離れてしまって遠距離恋愛として成り立たなくなってしまうほどの関係だと考えると、それだけの気持ちだったんだろうと割り切ることが出来れば幸せなんですけどね。

人間、そう上手くはいかないもので、もしかしたら、高校生になった今の自分ならもっとナナのことを見れたんじゃないか。ナナが好きなのか、唯が好きなのかはっきり出来たんじゃないか。

でも、ナナが過去の人となってしまった気持ちは思い出として、いや、もしかしたら、唯には悪いけど未だにナナのことを好きでいる自分がいるかも知れない。そう考えると、一人の人だけをいつまでも好きになるという難しさを感じることが出来て、義文の人間の弱さと愛しさの本音を垣間見ることが出来ました。

伊織の伊織なりの希望


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あとは姫子が知りたくないことや知られたくないことは知らないままでいた方がいいと言うのに対し、今まで太一と二人きりになってしまった時にみんなの前では押し殺していたネガティブな発言しか言わなかった伊織が「もっと上手くやりたい」と前向きな発言をしている。

過去を知ることが出来れば、その過去の失敗を第三者の大人に近づいた目で見ることが出来る。そうしたら、自分一人のままではわからなかった過去の失敗や過ちを今いる伊織自身が克服してもっと良い自分になれるかもしれない。そんな発言が、こんな暗い世界の中での希望を見出したようなセリフだと思います。

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