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自分をさらけ出して、良い面も悪い面も強さも弱さも全て吐き出してしまえるような本物の友人が欲しいですね。


本当、言葉にしないとわからないことって多いですよね。伊織が言っていた姫子のように察しのいい人間ばかりじゃない、という言葉は熱くなっている伊織なりの優しさが含まれているように感じます。

姫子は周りのことを言葉だけでなく雰囲気や空気から感じ取れるということを褒めている反面、それが出来ない伊織たちにとっては姫子に対しての接し方はどうすればいいのかわからない。

周りが姫子のようになれるか?


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姫子のように察しのいい人間になれ、るわけがない。そこが姫子の持ち味だから。姫子らしさだから。だから、周りが喜んで、自分だけが悲しい。そんな状況を各人が感じたら、姫子のことを気にし始める。

姫子に対して憐憫ではない純粋な優しさをかけようとする。だから、それが嫌なんですよね。優しさを強制しているようで、今までの5人の関係が良い方向に崩れ去ってしまう。

5人の関係が悪い方向に崩れ去ることを気にして部室でずっとみんなを待っていた伊織とは違って、プラスマイナス含めて今のままを願った二人のすれ違いではあるけれど、思いは一緒だったのが心温まる話でした。

友情と恋愛


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でも、友情と恋愛の愛情って厄介ですよね。友情を取るか、恋愛を取るか、その二者択一が多いストーリーの中で、そのどちらも手に入れて誰もがハッピーエンドを願うというのがこの作者の素晴らしい所だと思います。

伊織の言葉を通してではあるけれど、作者の意志って太一よりも伊織を通して感じられる気がする。で、姫子はその二者択一で考えていたわけで、それを伊織は全否定した。

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人間関係って普通の人が思っているよりも複雑で、単純に友情のパラメータはいくつあるかとか、恋愛での好感度はどれくらいかとかではなく、人と人の二人だけでも何を相手に思っていて何を嫌がっているか何を好んでいるか何を求めているか、それ以上にもっとあるわけで、それを突き詰めれば一日あっても終わらないわけです。

それが日々出会うごとに変わっていくし5人の関係は変わらないとしても一人ひとりの感情もまた違うわけですね。だから、せめて好まれているか嫌われているかぐらいで判断してもいいと単純に考えます。

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嫌われたくない故に我慢する。それが皆からの好意へと変わるために。だけど、周りも色々考えちゃうんですよね。姫子の考えているように嫌われないから好かれるってわけではない。

それが今回の例で言うと、唯と義文でエプロン姿を褒める義文に唯はこんな時にそんな脳天気に考えられる思考というのは本気で羨ましいのだと思っている。だけど、義文全体を見た時には恋愛対象としてはまだまだなわけで、好きか嫌いかでは単純に決められないんですよね。

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そんな義文でさえ一点だけ誰にも負けないものがあるので(ひどいw)、姫子には一杯あると思うんです。ただ本人がそれに気づいていないだけ。

自分からみた自分像と周りから見た自分像に乖離ができてしまったように感じるんですよね。きっと、それは極力自分の思いを言葉にしない姫子だからこそ、一人で悩んでしまったわけで、伊織の言葉が一番姫子に響いたと思う。

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姫子が好きな伊織が姫子を好きだということを信じて。これだけなら、ある程度はわかる。だけど、いつも姫子を見ていないとわからないことを言える伊織がすごかった。

傲岸不遜、慇懃無礼とか一見悪そうに見える面も伊織の目からするとそれも姫子のプラス要素なんだよ、って感じで姫子には思いもつかなかったことを並べ立てられれば有無をいわさずそのことを信じようと思ってしまいますよ。

面白いと思った空気を読んだ風船葛


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そして、ようやく仲良くなれたと思ったら、風船葛登場ですよ。もう上げて落とす(太一的な意味でも)。ようやく安心したと思ったら、一気に不安へ急降下。何もこんな姫子が救われた状況で出て来なくてもいいじゃないか。

それも救った伊織になるなんて。空気を読め、風船葛。しかも、太一が落ちたという情報は現時点で必要か不要かという意味では完璧に不要。こう重体な状態だったら、早く駆けつけないといけないかもしれないけど、ベンチで横になって立ち上がれるくらいに元気。

まあ、風船葛としては事実を言ったわけだけど、落ちたというだけでは崖からだと思うし、最悪の事態を考えてしまう姫子に心的ショックを与えるだけなんですよね。そのショックを楽しんでいる風船葛が好きでない。むしろ、落ちたけど平気みたいです。ぐらいは言えよって思いましたよ。

きっと蝋梅する姫子の涙を見たかったんでしょうね。絶望からの安堵は面白いから。嘘は言ってないけど、段々陰湿になってきてむかつくを通り越しました。

姫子の喜怒哀楽が好きでした


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で、全て万事解決したわけだけど、姫子が今の文研部と同じくらい大切にしているというのは太一ではないですよね。文研部と太一を同じくらい大切にしているなら太一への愛情は文研部の友情並ってことになるので、次回以降に持ち越しかな。

でも、今回はキズランダム編では出番が少なかった姫子の喜怒哀楽が見れて最高でした。やっぱり、姫子はかわいいよ。外見的な意味ではなくて、強がっているふりをして実は弱いという部分で。その弱さをどうだしていけるかが今後の姫子の課題ですね。

これは弱さを出すことで、姫子自身のプライドが許さないというよりも、周りの姫子に対する失望につながる不安や恐れがあるからなので、伊織と言い合うような信頼関係が他の4人とも築けるといいですね。

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あとはファーストキスなのにセカンドキスになっているというシーンが面白かったなぁ。それに対して恥ずかしがる姫子も可愛かったし、太一は二人に対してキスしたことになるけど、実質は姫子だけというもどかしさも感じただろうし、伊織は太一とキスできていないのに、姫子は二回キスしている。

これが伊織に対してかわいいだけの女に負けない姫子なりの強気な言動の結果だとすると、伊織の言葉は本当に姫子に届いたんだと感じて泣き出しそうになりますね。

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