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どんなに頑張ろうとも空回ったり、自分の夢を見失ったり。それぞれ進路に向けてのお話でした。特に紗羽の情熱には圧倒されるものがあり、応援したい反面、その世界じゃなくても紗羽が生きる場所って色々あると思うんだけどなぁ。


合唱部でのウィーンの扱いが段々わかってきた女性陣3人の連携が笑える。しかも、真面目に一緒に補修を受けていた和奏までもが平然とそのネタにのってきた。まあ、ネタはネタとしてネタ明かしするのが楽しみなんですが、それすらも許されない合唱部でのウィーンの扱いはボケ担当ってことで癒し要員になりそうですね。

大体、こういうキャラは女性がやることが多いのですが、ウィーンが普通に不憫に思えてきた。それで、そのネタにのって、サイの話をしだすと、「サイはもういい」と真面目に紗羽に返されるのだから、不憫さを通り越して、なんだか新手のいじめに見えてきたよ。

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せめて、それは誤解なんだと最後に言ってあげて欲しかった。せめて、合唱部の良心である大智が騙されているということを言ってあげればいいけど、大智も大智でバドミントンの借りがあるので女性陣を敵に回したくないから、そう簡単に騙されたと言えない。

騙されたとなれば温和なウィーンといえど、女性陣に反抗的な態度をとることは目に見えているので、大智は黙っておくしかない。で、ネガティブに考えずに明るい話で手紙を書こうとして、サイの話を送るウィーンが笑えるのだけど、ちょっと可哀想な笑いになってしまったね。でも、こうやって間違った噂は広まっていくんだという良い例になりました。

勝ち負け…こだわるに決まっているじゃないですか!


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で、大智が勝ち負けにこだわらない姿勢を見せてみんなの雰囲気を良くするも、声楽部の冷たい態度にやっぱり勝ちにこだわる来夏と紗羽は本当負けず嫌いだし、なんとかして自分たちは間違ったことをしていないということを証明したいんでしょうね。

大智もバドミントンでは勝ち負けにこだわる。ベスト8で全国に行けなかった悔しさがあるし、一つでも相手に上回っていれば全国の切符を手に入れられてスポーツで生きる道も開けていた。

だから、勝ち負けにはかなりこだわっているのは大智なんですよね。その大智が勝ち負けにこだわるなというのは勝ち負けにこだわりすぎて自分みたいに挫折して悔しい思いをしてほしくないという優しさも含まれていたと思います。

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だけど、声楽部と合唱部の因縁は違う。それはどんなに来夏たちが頑張っても、声楽部に勝ったと思っても、声楽部の人たちや教頭が合唱部の意義や存在を認めたことにはならないのですよね。

どんなに頑張っても、自分たちは正統派だと思い込んでいる声楽部としては合唱部の遊びに負けたと思わないでいると思います。となると、来夏たちが負けたと思わない相手に勝つことは不可能になるので、この勝負はほとんど無効に近い形で終わると思います。

だけど、教頭から言われた来夏への言葉「あなたには音楽で人を楽しませる才能がない」ということに対して、合唱部として何人かの人を感動させることが出来ればある程度は教頭や声楽部の人たちに認めてもらえるかも知れません。和奏頼りの今、来夏たちの底上げをはかるために相当の努力は必要になってくると思いますけどね。

似たもの同士からの卒業


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で、残されたウィーンと和奏。ウィーンとしては似たもの同士ということで、補修を受けるということで普通の人から少し遅れていること、何かしたいこと、やりたいこともない。そんな感じでお互い励まし合っていきていこうっていう言葉の意味だったと思うけれど、ウィーンのその言葉は和奏には届かず、和奏はやらなければいけないことが待っている。

それは自分以外に出来ない特別なこと。自分だけに託された特別なこととして、和奏の生きる道を決めかねない今やらなければいけないことに臨んでいるんだと思います。そういう意味では、補修からも離れ、似たもの同士からも離れ、共感を覚えて助け合っていきていこうとしていたウィーンにとっては肩透かしになったと思います。

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別に恋愛感情があったわけではなく、ただ単にお互い一人ではないということで何もやりたいことが見つからない者同士で、一緒に考えていこうという姿勢だったのだと思います。

そういう意味では一人残されたウィーンとしては孤独感だけでなく、こんな調子で日本にいていいのか焦燥感がわいてきたのだと思います。そういう意味ではウィーンが何を見つけるか楽しみではあります。

紗羽の騎手にかける思い


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そして、紗羽の進路に暗雲。騎手って競馬の騎手なんですね。ギャンブルの世界。その世界に飛び込んで、誰かが喜び、誰かが悲しむ。自らに期待はされるけれど、それはお金に対する信頼でしかなく、本当に騎手を応援している人間なんて一握りだろう。それが競馬という賭博が儲かっている所以なのだから。

で、騎手として自分がなったとしてもそれは馬を愛するという以外に馬を利用するという事由が発生する。骨折したり、もう走れないと思った馬は殺される。ただ走れないだけで、人間のために速く走るように調教されながら短い一生を終える。そんな業界に飛び込めば、紗羽本人が望んだ世界とは違って見えて、馬が大好きな人は騎手になってはいけないと思う。

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サブレもちょっと骨折したぐらいで殺されるなら、そんなの馬を愛してはいない。そして、騎手になって、その世界を一度経験してしまうと、サブレを愛する紗羽としては心に傷を残してその世界を去ることが目に見えている。だからこそ、父親は反対した。母親は優しく反対した。だけど、紗羽の心は変わらない。

一度決めた紗羽は決して信念を曲げたりしない。それは良くも悪くも。本当にやりたいこと、本当に目指したいことが今見えていないのが紗羽だと思う。騎手に憧れて目先の将来が見えていない。

そこを上手く説得するのが父親の役目だけど、そこは堅物な父親だけあって、紗羽のしたいこと望んでいること全てを理解して、それを踏まえて助言するのが父親の役目だろうと思う。この親にしてこの子ありである。

無理なダイエットは禁物


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そして、騎手になるためにダイエットを始める。このダイエットを見ていると本当に騎手になりたいんだ、と思う反面、その勝負の世界で負けたり勝ったりして、精神的に披露がたまらないか心配です。

身長が高いだけにダイエットとしてかなり体を絞らないといけないという生まれつきの背の高さを恨むしかないですが、そのダイエットだけでこれほどまでに弱ってしまう紗羽を見てしまうと、それよりもっと厳しい世界で戦っていくには不安を覚えてしまう。

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ダイエットに成功したとしても、競馬協会の方から紗羽に対して断りの電話を入れていることから、見込みがあるかないかは身長と体重だけ見ても騎手としては難しいということを暗に教えてくれているのだと思います。

でも、紗羽はやると決めたからにはその世界に入って一緒に走るであろうプロにも負けたくないという気概を持っているからこそ、その熱意を違う方向に向けられれば家庭でも紗羽の体調面でも上手くいくと思うんですけど、そう簡単に夢は諦められないよね。

やるだけやって、無理なら諦めよう。それぐらいの気持ちで気楽に前に進んでいければいいんですけどね。

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