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りんが強ければ、大吉も心強い。りんが弱ければ、大吉は心許ない。そんな相互関係にコウキママが援護する。


同じ小さい子供を持つ親(大吉は微妙に違うけど)として、助けあって生きていく。それは小学校でパパ友になったように、人と人は支えあって生きていく。

男は弱く女は強い


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今回わかったのは親として男は弱く女は強いということ。今までのテーマとして、ひそかにりんが大吉を心の中での支えになってきて、りんを大吉が生活面で支えつつも、いざというときに弱くなってしまう。今まで大吉が気遣ってきたコウキママはその恩返しとばかりに進化する。

それに加え、大吉はとにかくうろたえて、母親に聞くしかない。きっとそれは頼る人がいないからで、男は仕事で働いているがゆえに、子育ての面では逃げている節があるからこそで、せっかくのババ友になって、電話番号を交換した意味はあまりなかった。普段の生活について話せる友達としては良いけれど、子供の高熱に対する対処という意味では役に立たなかった。

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まあ、いきなり友達になったばかりの人に助けを呼ぶのも悪い気がするせいもあるだろうけれど、どうしても、男という立場から医療関係者でもない限り、ただ一緒に困惑するだけのような気がして、大吉一人で全て背負いこんでしまった。今まではそんな一人に慣れていた大吉でも、りんの親としての責任と弱い者を守りたいという正義感というプレッシャーに押しつぶされてしまった。

でも、普通に考えれば、39度以上の高熱が続くのであれば、入院させて自分は仕事に行くくらいの対処をしたい所だと思う。でも、小学校の教室でママたちが話していたインフルエンザのように、子供の高熱はよくあることなので、そうもいかない。

大吉の仕事の選択の結果


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きっと、これが大吉の中で仕事を殺した選択の結果でもあり、子供の急病で仕事にいけないとなると、色々な所に迷惑がかかる。これを予期していつでも休める理解のある職場に移ったという意味では大吉の選択は正しかった。もし、大吉が高熱で職場にいけないとなると、上司から自己管理について指摘されることにはなる。

それは努力すれば直ることかも知れない。だけど、子供の場合はそうはいかない。上司も仕方のないことだと思って割り切るしかない。そうなると、大吉という部下の使い方について悩んでしまう結果になり、結局は仕事での出世の道は諦めなければいけない。だけど、りんが病気になる前に選択したおかげで、職場の人間とのいさかいもなく、納得もしてくれた。

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これが人間関係でもかなり重要で、大吉としては責任を大事にしたがゆえに、周りからの非難の目で見られたりすることなく精神面での自分を守ることも出来た。

そして、それをりんのせいにすることもない。もし、仕事で重要なポジションにいたら、仕事のことで頭がいっぱいになって、りんの看病や対処とか何も出来ないままに終わって、大事に至る可能性もあった。

コウキママの母親としての強さ


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で、そこにコウキママの強さが加わる。今までコウキのことを助けて恩返しでもあっただろうけれど、子供のことになれば必死に頑張ろうとする強さが彼女に加わる。でも、コウキママって大吉からすれば、かなりコウキのことで親しくしていたけれど、未だにコウキママなんですよね。

名前さえ教えてもらっていないという彼女なりに処世術をわきまえているというか、近くとも遠からず、お互いをフォローするような一児の親としての立場。ある意味で、パパ友とそれほど変わらないんですよね。

感謝はするけれど、それはコウキのママとして、大吉とコウキママの関係は出来るだけ平行線上にいたい彼女としては、自分の恋愛よりも子供を愛しているんですよね。もしかしたら、コウキのためになるなら、大吉と結婚という手もあるけれど、きっといつまでもコウキが仲良くしてもらっているりんちゃんの父親として大吉を見ているんだろうなぁ。

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それを踏まえた上で、りんちゃんを守らなければいけない。これは大吉も同じような感覚ではいるけれど、守ると決めても自分の意志通りにいかないときにどうしたらいいのかわからない。前の仕事場ではかなりデキル男として部下から尊敬されるような人だったけれど、大切な子供の命を守る術を知らない男としての弱さが浮き彫りになったと思います。

だからといって、大吉が悪いわけではなく、その気持ちはとても大事で、コウキママが言った通り、信頼しているりんからの手を握ってそばにいてあげることで、一人ではないという安心感から不安を取り除き、りんが病気と闘い続けることが出来る勇気につながっているわけなんですよね。

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でも、そのことを教えてあげて、色々看病の世話をしてあげたコウキママの強さって、コウキが病気になった経験だけじゃない気がする。だって、教室のママたちがインフルエンザの話をしたときに気持ち悪くなってしまうくらいに、子供の熱に対しての対処を間違えてしまったのではという責任感で押しつぶされてしまったから。

それは名誉挽回のチャンスってわけではなく、ただ単に子供に対しての想いが強すぎるせいだと思います。こんなに冷静な対処を知っている母親はあまりいないと思っていたり。他はどうかわからないけれど、コウキの時と同じように間違ってしまうかも知れないという不安が逆に彼女を襲ってしまうだろうから。

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でも、そんな時に女としての強さが出てくるんだろうなぁ。なんでそこまで子供の気持ちがわかるのか不思議になってくるくらいに適切な対処と優しさがまさっていて、りんとコウキママの関係が普通に母親と娘みたいに見えてしまった。

こんな体が弱っているときのりんは心も弱っているので、コウキママの凛とした態度にも、やはり安心感につながって、コウキママに励まされた大吉が握った手とコウキママのおじやが小さな命を守ったのだと思って、OPのピアノBGMと相まって涙腺が緩む回でした。

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さて、来週はノイタミナなので第11回だから最終回なのかな。コウキママに病気が移ったということで、何か話が大きく動くのか、それとも、コウキの嘘だったりして、ほんわか日常風味に終わるのか楽しみだけど、終わってしまうのが寂しいです。

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宇仁田 ゆみ

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