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どうなるんだろう、これ? 伏線が徐々に解消されて面白すぎてたまらないのだけれど、解消されると同時に張られる伏線。これは最後にどんでん返しとか来てもおかしくない。


序盤で謎要素を多めに散りばめ、中盤で萌えと友情と憎悪を共存させ、終盤に来て大風呂敷を広げた格好になりました。でも、作品のテーマとしては固まっていて、既に疑問形として提示しているので、それをこれからどのように料理してラストまで持っていくのか楽しみで仕方ないです。

8年前の事件を知ることで人の心を知る


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前に殺された先生のエピソードを匡平が日々乃さんに語りましたけれど、あれで阿幾が匡平に対して共犯扱いするまではわかりました。

だけど、匡平が我を忘れてまで、阿幾を殴り倒すぐらい憎んでいるのは、あまり納得できなかったというか、共犯関係にされたぐらいで苛立つ匡平の堪忍袋の緒の切れ方が凄まじかった。そこでは頭の整理が困難で理解できませんでしが、ようやくここにきて理解できた感じで気持ちいいです。

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8年前の事件'(となると、先生の前のエピソード)が新たに語られて、そこで匡平は心をなくした。その心は優しさとか愛情といったものだとは思うのですが、先生のエピソードの中での匡平は普通に優しさをもった良い子だったと思います。

だから、失くしたと思っているのは気のせいだったと思うけれど、何かを失くしてしまったんでしょう。あの時の記憶は今回出てきた日向まひるや阿幾や匡平の三人とも覚えている。そして、そのトラウマに今も囚われてしまっている。

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その失った何かというのはきっと三者三様で、阿幾は人や村に対しての敵対心や敵意や憎悪といったわかりやすいもの、日向まひるは周りへの配慮や信頼(その分、助けられた匡平には多く注ぐ)、匡平はセキという立場やプライド、それらを失くした。そして三人とも、人としての歯車が上手く回らなくなってしまったような感覚だと思います。

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でも、失くしてしまった中で、三人とも人として上手く周りと共存出来てきた。阿幾は敵意をもってはいるけれど、孤独の中で必死に耐えて野心を燃やしていた。

それは決して悪いことではなく、間違ったことを見極め、正しく直そうという国会議員まで登りつめた平城と同じようなことを考えていた。

その気持ちは同じなのに、世間では世直しとして期待されている地位と名誉のある国会議員と殺戮者である殺人鬼とで大きく違っている。だからこそ、阿幾は助けられた身として平城に対して礼は言わずに、同じ気持ちを抱いていたのに現状ではここまで違っている世の中や村が許せなかったのでしょう。それに、阿幾としては平城と対面で話しているだけでも、まるで身分の差を見せつけられているようで苛立ってくる。

匡平が阿幾を憎む理由


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で、阿幾は殺戮者となってしまった現実は巻き戻せることなく、先生のためとはいえ、案山子をそんな道具にしてしまった同胞を匡平は許せなかった。

匡平自身にも阿幾とは同じぐらいに何かを変えたいという願望は渦巻いていただろうけれど、それは平和的なやり方で解決したかった。でも、案山子で前科を作ってしまったがゆえに、案山子は守るのではなく破壊と殺戮のための道具としてしか見れなくなってしまった。

それはきっと、トラウマになった巨大な人の心を喰う案山子と同じで、案山子の未来はきっとそんな術しか残されていないという結論が、匡平自身の過去の記憶から案山子と接する度に蘇ってしまう。だから、まだ人の心を喰われていない純粋な詩緒に託した。

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だけど、それは阿幾風に言えば逃げた。案山子や村と関わらないことで、過去の記憶を出来るだけ封印しようとした匡平の前に、村の中で案山子を操る阿幾がきたのだから、心中穏やかにはなれないですね。

だから、匡平としては阿幾を捕獲することには協力し、詩緒が操るククリを見て、人命救助や人を守るために活躍する姿を見て、少しずつ心が晴れやかになったのだろう。だけど、そんな詩緒の純粋な意志を阿幾は言葉と実力で覆した。でも、今は一人ではない詩緒は日々乃さんの言葉や匡平の励ましで、どうにかセキとしての役割や自信を取り戻した。ようやく、ここで納得。

日向まひるの活躍


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まあ、そんな匡平と阿幾の問題も解決した所で、お転婆娘と言っては失礼かもしれないけれど、こちらも何かのネジが外れているかのようにぶっ飛んでいるから面白い。

なりは真っ当ではないヤクザ風情の匂司朗が一番正常な感覚を持った人間なんだから、人というのは外見では判断できないですね。

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でも、日向と枸雅のお見合い(?)を破綻させて、やられたと思ったら即逃げる。そして、阿幾の所で一悶着。今回は濃厚な過去エピソードもありましたし、内容的にはお腹いっぱいのボリュームですね。詩緒成分が圧倒的に足りないと思うかも知れないけれど、小さい頃のまひるで我慢してくだせぇ。(え?

まあ、そんな暗いトラウマになるエピソードとは裏腹にお姉ちゃんぶる詩緒と強がる桐生が面白かったですね。もう十分に仲の良い姉弟喧嘩になっていますよ。なんだろう、日々乃さんのお姉ちゃんの余裕を見せて笑顔を見せるよりも、背伸びをして弟に命令するお姉ちゃんとしての自覚や強気な態度が表れていて、逆にお姉ちゃんっぽくなっていて、どちらも素直になれない微笑ましいシーンとなりました。

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で、所変わって国会議員の平城のビル。こちらではダイナミック入室したまひるがなんだか笑えます。そして、結構大事な話をしているのに、度々スカートを気にするまひる。

いや、それだったら、机の上から降りろよ、って思いますが、上から目線を貫きたいんでしょう。なんか些細なコトで子供っぽさが出るまひるは、もしかしたら、8年前の事件から成長していないのかも知れないです。

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未だに、その事件のことを根に持っていて、別に阿幾に対しては正当防衛的に監禁するものの、何かをする気配はない。匂司朗に連絡して、阿幾を捕まえてもらえば一件落着のように見えますが、このお嬢様はあくまで匡平だけしか見えていないようです。

あの頃の話を持ちだして、阿幾より匡平様の方が何事も上回っていることをなんとかして納得させたいというのはなんなんでしょうねw。まひるとしては、阿幾が匡平に頭を下げて、「ありがとう」と言えば済む話にしたいんだろうけれどね。

匡平はそんなこと望んでいないと思うのに、一方的な感情で押し切られると途端に扱いづらくなりますね。そのせいで詩緒と日々乃さんがより可愛く見える。まひるも十分可愛いんだけどね。あ、器師(名前覚えてない)さんも可愛いですよ。って、余った久羽子はそれほど可愛くないという(ボソッ

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で、話は阿幾の捕獲とまひるの暴れっぷりと匡平の失った心を取り戻すことと、より明確になりましたね。一番大きなテーマは村そのものの意図や存亡。

そして、案山子の在り方についてだと思うのですが、これは明確に答えが出そうで出なそうで楽しみに次週以降を待ちたいと思います。

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やまむら はじめ

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