なんだかリアルが忙しすぎて、途中、挫折してしまった春アニメ。結局、週6本しか書けなかった。本当は、最初に決めた9本はやりかったんですけどね。どうにも、上手くやれなかった自分が不甲斐ない。

まあ、春アニメも視聴は溜め込んで追いつかない状態でどうしようもない状態です。少しでも見れればいいんですけど、なかなか時間がとれないのは難点です。

だから、思った以上に少ない本数のレビューになってしまいましたが、レビューを書いた作品はそれなりに言いたいことをまとめて表現出来ているような気がするので、私は私なりに成長しているんだな、と実感していたり。(そうでもない?w)

あと、今回から、作画とか音楽とか個別の点数つけるのやめます。個人的には演出も作画も含めて一つの作品に絶対的な点数を付けるほど、アニメの本数も見れていないし、私はほとんど脚本だけ目がいってしまうので、全体評価と矛盾が生じてしまうので、軽くいいたことだけをつらつら書く感じにしたいと思います。

今季終了対象作品は7本で、ほぼ感想書いているのだけ。
とりあえず、好きなアニメ順に書いています。

−春季終了アニメ全体感想−


この記事では、

 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
 電波女と青春男
 神のみぞ知るセカイII
 GOSICK -ゴシック-
 戦国乙女〜桃色パラドックス〜
 Aチャンネル
 そふてにっ


の全体感想を書いています。

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★あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 [評価:S]

岡田磨里脚本で、あまりコメディもないシリアス路線を突っ走って、人の感動に真っ向から向き合った貴重な作品。見ていて、心が優しくなれる。人の負の感情も見せつつ、結局は誰かにすがって、誰かと一緒に生きる道を歩みたいと思ってしまう。だけど、そこから、一歩踏み込み、自立の道を模索しながらも、背中を押してくれる仲間と共に自分の人生を形成していくんだろう。

思いはめんまから、じんたんの母親に焦点が変わって、じんたんの心を守ろうとした母親の愛がとても深くて、だけど、そこから、何も出来ない自分が不甲斐ない。環境が悪い。体調が悪い。わかってる。だけど、そこから、母親として何かしてあげたいという熱意と悔しさだけが残り、何としても愛する息子のために生きようとした彼女とめんまが起こした奇跡。

その奇跡から、めんまの思いから、超平和バスターズの再結成から、お互いの思いのすれ違い。昔とは違う今の関係を築きあげる難しさ。偏見と劣等感だけが彼らを包みこみ、そこから、励ましあい、自らのプライドを保っていく。そのために、泣き、怒り、笑い、誰かと一緒にいることの楽しさを感じて、アニメという物語を通して、リアルに今という時代を描ききったという意味では、一般層向けというのも頷ける。


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★電波女と青春男 [評価:S]

もーふもーふもーふもーふもー ♪
最高の作品に出会えた。もう、二度とないかも知れない。なんだか淡々と過ぎていくんだけど、その過ぎていく時間の使い方について考えさせる内容だった。それを青春ポイントに換算して、自らの人生を有意義に過ごしたいと感じつつも、周りに流されてしまう自分もどうかと思ってしまうけど、それでも、彼は誰とでも関わり、誰とでも仲良くする。その人間関係の大切さを理解しているから。

だけど、彼の普通の青春は周りの電波女たちに囲まれ、普通とは言えない普通を満喫することになる。それは嬉しいことなんだけれど、同時に悲しいことでもある。頼り頼られ、生きていきたいと願っている真に対して、いつでも、彼を頼ろうとする人間が多く、その好意に応えることが出来るか、いつも悩まされる。それくらい、自分が魅力的だと思えればいいんだけど、あくまで他者を第一にするので、放っておけない自分もなんだか流されてしまっているなぁ、という雰囲気を出しながら、話は進んでいく。

その中でも、エリオはとりわけ問題児で、真なしでは生きていけないんじゃないか、と思わせるくらいに真に依存している。真がいるからこそ、私もいる。みたいな感じで迫られると、いくら美少女とはいえ、結構対応に困る。だけど、その思いは真剣だからこそ、誠実に応えなければいけない。助けてしまった代償として、自らの時間を彼女に捧げなければいけない。

なら、助けなければ良かった、ということになってしまうけれど、人が溺れて死にそうになっているのを見て、見ぬふりは出来ない。それは当たり前のことなんだけど、当たり前が通用しない相手を助けてしまった。それが不運だった。だけど、彼女との一緒の生活で、彼女なりに必死に生きようとする姿に励まされて、努力をすることを諦めていた彼の成長ストーリーでもあった。

それに周りの電波女さんたちが魅力的で、キャラについて語ろうとすると、もう、何時間でもしゃべってしまうので、それぞれの魅力は省略します。この物語の中で不幸で終わったキャラはいないので、皆、一様に救いを求めて、その救いに誰かが応えてあげる絆や優しさを大事にしていました。

おばあちゃんの話は感涙もので、何度見ても、これから先がない彼女のこれから先を生き抜く勇気を与えてもらった彼女なりの余生の生き方が少しだけ気になっていたりね。女々さんの生き様にも惚れました。そして、リュウシさんもキャラがぶれずに己と恋と友情で闘い続けている彼女を見ていると、抱きしめたくなってきます。本当、可愛い。みんな仲良し!


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★神のみぞ知るセカイII [評価:A]

ハクアとちひろと長瀬純は良かった(これだと暗に楠編はダメだと言っているみたいだなw)。女の子の攻略。それは恋愛もしたことのないリアルの恋愛ゲーム。それがクソゲーであるかの判断は視聴者に任せられるけど、桂馬自身はその思い通りにならない恋愛ゲームにハマりだしているのかもしれない。

攻略という言葉で軽く片付けていますけれど、恋愛という女の子と一緒に親密度を高めていく行為は好意以上の何かを相手に求め、自分も相手に与えなければならない。そうなると、好きじゃない女の子に対して、好意を寄せつつも、それから先の桂馬とその女の子の未来は一緒に進むのではなく、一旦リセットされる分、桂馬からの好意というのは最終的に無駄になってしまう。

そうとわかっていて、駆け魂狩りに専念するため、出来るだけ、感情の変化を見せないようにする桂馬だったけど、ハクアとちひろの両者によって、誰かと一緒に共存する道も悪くないと思い始め、彼の成長が徐々に感じられて、いつかは自分自身もリアルでの恋愛というゲームにハマってしまわないか心配だったり。

御託はそれくらいにして、とにかく、神のみは女の子が可愛すぎる。原作も可愛いのですが、キャラデザの渡辺明夫氏のこの絵はもうハマりまくって、若木民喜の描く内面と相まって最高の女の子が出来上がっていて、どの子にも気持ちが入ってしまって、桂馬でなくとも救ってあげたいと思うくらいに愛しい。それに表情の変化がとてもうまく、表情だけで何を考えているのか思いを巡らせるだけでお腹いっぱいになります。

第2期では何を描きたかったのかという部分では、やっぱり、第1期と同様に、人に期待しない、人に感動しない、人を信じない桂馬のコミュニケーションを少しずつ成長させ、人と一緒にいることの幸せを描きつつも、その築き上げた関係をリセットしないといけないという辛さに打ち勝てるかどうかという部分で、どんな女の子であっても、自分との関係を深めるよりも、その女の子の将来を開こうとするボランティア精神が彼の原動力になりつつあるのかも知れません。あぁ、第3期やらないかなぁ。


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★GOSICK -ゴシック- [評価:A]

ミステリー風味の淡い友情物語。陰湿で残酷で環境という不平等さに対して、精一杯対抗しようとした一人の少年と一人の少女の物語。

長かったけれども、少ない希望と取り囲む絶望という中で、か弱い少女は一人の死神と出会い、死ぬことではなく生きることを覚える。そして、生きていくことへの意志を感じ始める。それと同時に、死ぬことに躊躇いのなかった彼女の中では意識していなかった世界が怖くなり始める。生きていたいけど、この世の中は自分が生きることを拒んでいる。全力にそれに対抗する少女。そして、肉体面では頼りにならないけれど、必死になって守ろうとする少年。ボーイ・ミーツ・ガールストーリーとして、王道を突き進み、それに応えてみせた。

推理面ではわかりやすかったかもしれない。だけど、そのわかりやすさの影に隠れた本質を見抜いて欲しい。殺人事件が起こるということは人が誰かを憎んだ結果でもあり、事故でもあり、度を超えた愛の結果でもあり、そこには色々な人間関係や、憎悪などの感情が込められている。そんな事件をただ解くのではなく、その事件の背景に注目して、どうすべきかを常に考えていたヴィクトリカは本当に頭の良い少女だったと思う。

事件の真相がわかれば、それで終了ではない。きっと、それは新たな憎しみの始まりを告げる合図。知ることで憎み、知らないことで誤解を生み、それを知って、後悔する。そんな日常でありふれた光景が過酷に、そして、精算に描かれていた。これこそ、今までの人間が犯してきた罪と愚かさを証明するものであり、これからを考えさせる内容だった。

そして、終わり方も、美しく綺麗に…。それは生き抜いてきた彼女が出した答え。真実よりも愛。人を知り、人を愛した彼女の成長の記録。守られてきた彼女は人としてのプライドを取り戻し、一人の少年と共に生き続ける道を選び、幕を下ろした。


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★戦国乙女〜桃色パラドックス〜 [評価:A]

('A`)アッアーアーアアアアアアー。
とくにゃんの黒可愛さは異常。そして、ヒデヨシの無邪気可愛さは異常。異常だらけの異常なストーリーとして、他アニメとの差別化を図った。何が面白いかわからない。いや、わからないからこそ面白いんだ。

そんな不条理アニメが期に一つくらいあってもいいじゃない。この感覚は説明しにくいけれど、ただのアニメと侮るなかれ。見る所によっては全てが楽しい。エンターテイメントとしてのアニメの在り方を考えさせるくらいに、こういった気楽に見れるアニメがあると嬉しい。


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★Aチャンネル [評価:B]

笑っていればいいと思うよ。淡白なんだけど、どこかのどかな雰囲気が愛しい。キャラの可愛さはともかく、そのキャラが、ただただ、ゆるーく日常を過ごしていて、その女子高生の普通な日常がなんとなく面白い。自分がその輪の中に入っているかのような感覚になるくらいに、心地よい空間を提供してくれた。

話の起伏はないけれど、彼女たちが動いているだけで、一つのストーリーが始まり、脳内妄想での補完が始まる。それこそ、起承転結の転結をあえてなくすことで、中途半端なゆるさをだして、どこまでも続いていくような錯覚を覚えてしまう。それこそ、彼女たちの関係はいつまでも続くかのような友情物語としては上々の出来だったと思います。


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★そふてにっ [評価:C]

キタエリかわいいよキタエリ。
もう、熱血キャラを演じさせたら、この人の右に立つものはいないくらいに見事に空回ってくれました。主役のかな恵ちゃんのセリフを消してしまうくらいに、琴音ちゃんマジ暴走。明日菜はマジ妄想。

もはや、「そふてにっ」ってタイトルはいらないくらいに、ソフトテニスをやらないのは仕様です。本編はゆるっとしたエロパロコメディというだけでソフトテニスは飾り。バトル漫画と化した「テニスの王子様」に対抗しようとした。「テニスはやるもんじゃねぇ。スポーツというのは体と体のぶつかり合いなんだよ!」と、琴音ちゃんが言いそうだけど、明日菜はこの言葉でエロ妄想するという典型的なパターンが王道なんだけど、なんだか面白い。なんでだろう? よくわからない作品だけど、何も考えぬまま見ているとなんとなく笑えてくる不思議。

とにかく、琴音ちゃんが大好きすぎて死ぬる。シンプルで媚びている顔の作りじゃないんだけど、その勝気な性格と一途で青春してますって感じのハイテンションがたまらなく愛しいんだろうなぁ。琴音ちゃんだけ貰って帰っていいですか?


個人的今季ベストキャラクター、OP・ED、声優受賞発表

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ベストキャラクター賞 「ヴィクトリカ(GOSICK -ゴシック-)」

これほどまでに守ってあげたいと思える女性はいないんじゃないだろうか。いや、守るための勇気と努力と誠心誠意の気持ちと自らの命を差し出す覚悟と、ありえないくらいに、彼女と一緒にいるだけで、色々投げ出さなければいけない犠牲が多すぎる。

だけど、その犠牲以上に彼女は最高の笑顔を見せてくれる。泣き顔を見ないでいられる。心の奥底に押し込めた彼女の悲痛な思いを感じるだけで涙が出てくる。彼女を思うと夜も眠れない。そういう意味では、ホラー的なミステリーとしては当たっていると思う。ヴィクトリカかわいいよヴィクトリカ。


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ベストサブキャラクター賞 「長瀬純(神のみぞ知るセカイII)」

ハクアとちひろと三つ巴の争いだった。渡辺明夫のキャラデザは最高です。その中でも抜きん出ていたのが、彼女。もうね、なんとかしよう、頑張って打開してみよう、という気持ちが空回ってしまうのだけれど、それでも、前を向いて歩き出そうとする彼女を応援してあげたい。応援してもらう代わりに、授業してもらいたい。むしろ、家庭教師に呼びたい。なぜ、彼女みたいな子がコンビニでバイトしているのか、わけがわからないよ。

でも、美人教師ってだけで女子から疎まれそうだ。彼女には険しい道のりが待っているので、支えてあげたい。プライベートでストレス発散させてあげたい。もう、自分じゃなくてもいい。誰でもいいから、スポーツ観戦するときに誰か隣にいてあげてください。彼女を一人にしないであげて欲しい。元気でやる気いっぱいなのに、それ以上に憂いを帯びた表情を見せる彼女にゾクッときました。


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ベストサブキャラクター賞 「とくにゃん(戦国乙女〜桃色パラドックス〜)」

もう一人、個人的に加えたいなぁ、と思ったのが、とくにゃん。可愛くないですか、この表情?

めっちゃ可愛いですやん。黒可愛い。もう、何やっても可愛い。目の中に入れても痛くないくらい可愛い。無限大の可愛さを魅せつけてくれました。ドジっ娘可愛いなら、ヒデヨシが担当しているので、この作品では、色々な属性を発見させられて、自分の性癖に嫌気がさしました、はい。

そんな彼女にゾクッときました。


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ベストOP賞 「青い栞 / ガリレオ・ガリレイ(あの花)」

このイントロがたまらなくいいです。もう、『あの花』世界に一瞬で入れます。この作品は必然的に涙腺が弱くなってしまうので、この入りだけ、すでに泣き出してしまいそうになるという。この不思議な感覚。男性曲はあまり好きではないんですけど、ガリレオ・ガリレイは『おお振り』といい、心に響く歌をつくりますよね。

なんだろうね、この切なさは。AメロとBメロも完璧で、サビでのシャウトに似た盛り上がりが、じんたんの心の叫びのように聞こえて、嫌になってくるくらいに心を刺激してくる。本当、良い歌です。


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ベストED賞 「アイノヨカン / 神のみぞ知り隊(神のみぞ知るセカイII)」

この理由についてはここ(アニ☆ブロぶろぐ)にも書きました。以下、抜粋。

このEDに入る瞬間、毎回すげー泣きそうになるんですもの。このメロディでのツカミは本編のラストと相まって絶大な効果を発揮している気がする。冒頭は地球を映すことで桂馬が神視点ということを印象づけて、その中でもPFPをやっている桂馬。

でも、PFPという二次元の中に攻略する三次元少女が入り込んでいる姿が彼の中に彼女たちが入ってきている。桂馬の中では彼女たちは、三次元の中でも二次元美少女として存在していて、それが三次元と二次元の境界としての彼の妥協。

だけど、ラストはPFPが消え去り、地球だけが見える。最後は桂馬の意志か環境がそうするのか、いつしか二次元から三次元に向きあうことになることを暗に示しているように感じるんですよね。ここだけで物語が展開できている1分30秒の演出に脱帽。


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ベスト声優賞(男性部門) 「江口拓也(GOSICK -ゴシック- 久城一弥役)」

最初はあまり久城一弥の声にはあってないように聞こえたけど、段々慣れていくと、弱々しくも懸命に這い上がろうとする久城一弥自身の言葉を段々理解していって、シリアス面での活躍は目を見張るものがありました。

相手が実力派の悠木碧ちゃんだから、それなりに緊張すると思うんですけど、一緒にいてもおかしくないくらいに二人の連携が取れていて、良い役をとりましたね。


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ベスト声優賞(女性部門) 「日高里菜(戦国乙女 ヒデヨシ役)」

個人的に好きな声優になりました。禁書目録のラストオーダーをやってから、ロリ役をやらせたら、もうたまらないです。嫁にしたい、じゃなくて、娘にしたい。本当、こんなキャピキャピ明るい可愛い声を出す娘がいたら、会社員辞めて、自営業に転向だよ。嫁はいいから、娘になってくれー。

そんな日高里菜さんは、来季『ロリきゅーぶ!』の香椎愛莉役なので、今からワクテカして待っています。本当、1クールに1回は出て欲しいくらいですよ。

以下は、アニメ調査室(仮)さんがやっているアニメ評価調査。2010冬調査(2011/1-3月期、終了アニメ、39+2作品)
(リストは次の行から)
2011夏調査(2011/4-6月期、終了アニメ、30+1作品)

01,X-MEN,x
02,変ゼミ,C
03,GOSICK,A
04,もしドラ,B
05,フジログ,x
06,昭和物語,x
07,DOG DAYS,x
08,そふてにっ,C
09,世界一初恋,x
10,Aチャンネル,C

11,緋弾のアリア,D
12,電波女と青春男,S
13,星空へ架かる橋,x
14,30歳の保健体育,D
15,イナズマイレブン,x
16,俺たちに翼はない,x
17,アスタロッテのおもちゃ!,x
18,殿といっしょ 眼帯の野望,x
19,聖痕のクェイサーII (2期),x
20,戦国乙女 桃色パラドックス,A

21,デッドマン・ワンダーランド,x
22,神のみぞ知るセカイII (2期),A
23,よんでますよ、アザゼルさん。,B
24,Dororonえん魔くん メ〜ラめら,x
25,まりあほりっく あらいぶ (2期),C
26,ファイアボール チャーミング (2期),x
27,あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。,S
28,[ C ] The Money of Soul and Possibility Control,B
29,Starry☆Sky (ネット配信),x
30,俺の妹がこんなに可愛いわけがない TRUE ROUTE (ネット配信12-15話),A

31,俺の妹がこんなに可愛いわけがない (全16話),B

(以下、自由記入)

{追加評価} (自由記入、第18〜20回調査に参加している方)

{総評、寸評など} (自由記入、引用する場合あり)

02,変ゼミ,C
これぞ変態中の変態アニメ。変態を追求するとこんなことになるんだよ。いいから、普通の人間はやめときな。と、言いたいくらいに高度な変態が集まり、変態道を極めていく。名前だけ見れば、げんしけんみたいに入ってみたいと思うけど、ここには死んでも入りたくない。だけど、やっていることはマジメなんだよね。そういう意味では良い勉強になった。

03,GOSICK,A
長かったけれども、少ない希望と取り囲む絶望という中で、か弱い少女は一人の死神と出会い、死ぬことではなく生きることを覚える。そして、生きていくことへの意志を感じ始める。それと同時に、死ぬことに躊躇いのなかった彼女の中では意識していなかった世界が怖くなり始める。生きていたいけど、この世の中は自分が生きることを拒んでいる。全力にそれに対抗する少女。そして、肉体面では頼りにならないけれど、必死になって守ろうとする少年。ボーイ・ミーツ・ガールストーリーとして、王道を突き進み、それに応えてみせた。

08,そふてにっ,C
もはや、「そふてにっ」ってタイトルはいらないくらいに、ソフトテニスをやらないのは仕様です。本編はゆるっとしたエロパロコメディというだけでソフトテニスは飾り。バトル漫画と化した「テニスの王子様」に対抗しようとした。「テニスはやるもんじゃねぇ。スポーツというのは体と体のぶつかり合いなんだよ!」と、琴音ちゃんが言いそうだけど、明日菜はこの言葉でエロ妄想するという典型的なパターンが王道なんだけど、なんだか面白い。なんでだろう? よくわからない作品だけど、何も考えぬまま見ているとなんとなく笑えてくる不思議。

10,Aチャンネル,C
話の起伏はないけれど、彼女たちが動いているだけで、一つのストーリーが始まり、脳内妄想での補完が始まる。起承転結の転結をあえてなくすことで、中途半端なゆるさをだして、どこまでも続いていくような錯覚を覚えてしまう。それこそ、彼女たちの関係はいつまでも続くかのような友情物語としては上々の出来だったと思います。

12,電波女と青春男,S
もーふもーふもーふもーふもー ♪
最高の作品に出会えた。もう、二度とないかも知れない。なんだか淡々と過ぎていくんだけど、その過ぎていく時間の使い方について考えさせる内容だった。それを青春ポイントに換算して、自らの人生を有意義に過ごしたいと感じつつも、周りに流されてしまう自分もどうかと思ってしまうけど、それでも、彼は誰とでも関わり、誰とでも仲良くする。その人間関係の大切さを理解しているから。

14,30歳の保健体育,D
何か合わない。生理的に合わない。きっと、それだけ。でも、意外に笑えるから何とも言えない。ついつい期待して見てしまうけれど、期待したものはやっぱり与えられないので、自分の中でのハードルを低くしたら、楽しめたアニメに変化するけど、オススメはできない微妙な感じのアニメ。

20,戦国乙女 桃色パラドックス,A
そんな不条理アニメが期に一つくらいあってもいいじゃない。この感覚は説明しにくいけれど、ただのアニメと侮るなかれ。見る所によっては全てが楽しい。エンターテイメントとしてのアニメの在り方を考えさせるくらいに、こういった気楽に見れるアニメがあると嬉しい。

22,神のみぞ知るセカイII (2期),A
第2期では何を描きたかったのかという部分では、やっぱり、第1期と同様に、人に期待しない、人に感動しない、人を信じない桂馬のコミュニケーションを少しずつ成長させ、人と一緒にいることの幸せを描きつつも、その築き上げた関係をリセットしないといけないという辛さに打ち勝てるかどうかという部分で、どんな女の子であっても、自分との関係を深めるよりも、その女の子の将来を開こうとするボランティア精神が彼の原動力になりつつあるのかも知れません。あぁ、第3期やらないかなぁ。

23,よんでますよ、アザゼルさん。,B
小野坂さん、まんまやん。もう、ラジオCDでもいいくらいに会話を聞いているだけで楽しくてハイテンションなコメディ。だけど、何でもありな感じがたまらない。世の中はそんな甘くないんだよ、と人に教えるのではなく、悪魔に教えるという、悪魔に同情を覚えるくらいに可哀想だけど、ついつい笑えてしまうアニメでした。

25,まりあほりっく あらいぶ (2期),C
第2期をやってくれて嬉しい。良い意味でも悪い意味でも必然的に後回しになってしまう。ゆるーい感じのコメディで『そふてにっ』と競いあって、日常的な百合ラブ(片思い)コメディとして揺るぎない地位を確立した。だけど、放送日時の関係で見ている人が少ないという悲しい競争社会に敗れてしまった格好。いや、でも面白いから見てー。

27,あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。,S
岡田磨里脚本で、あまりコメディもないシリアス路線を突っ走って、人の感動に真っ向から向き合った貴重な作品。見ていて、心が優しくなれる。人の負の感情も見せつつ、結局は誰かにすがって、誰かと一緒に生きる道を歩みたいと思ってしまう。だけど、そこから、一歩踏み込み、自立の道を模索しながらも、背中を押してくれる仲間と共に自分の人生を形成していくという主旨に心を打たれました。

28,[ C ] The Money of Soul and Possibility Control,B
人とお金は天秤にかけられるか? そんな疑問をあっさりと映像化して、それを一つのエンターテイメントとして、提供するという新しい試み。今期の中では精神的に一番残酷だと思う。人の未来を担保にして、ただの紙切れと交換するという実験的で楽しく(悲しく)経済の勉強になるアニメでした。意外にも設定やキャラの心情とか深く追求していたので、心が痛む場面が何度もありました。

(リストはここまで)