私はなぜ泣いているんだろう?

私は何のために泣いているのだろう?

そもそも、何のために生きてきたのだろう?

そこに答えなんてなかった。アハハ…。

待ち望んでなかったんじゃない。期待していなかったわけじゃない。
この世界の創始者でもあり、私が死ぬ前の創始者でもあった相手に相対したい。
そこで問い詰めたいの?

なんで、私は生きているの?

って。もう、死んでもいいじゃない?
別に死なせてくれたっていいじゃない。もう終わってもいいでしょう?
私の人生なんだから、自分で決めさせてよ。

なのに、なんで、こんな世界なんて用意したのよ。
復讐を誓ったあの日から、今まで、それだけを考えてきた。

だって、いきなり、この世界で一からやり直せなんて、私にとって虫のいい話あるわけないじゃない。
だったら、なんで、妹たちの記憶を残したままにしたのよ?

その記憶が頭の中を邪魔して、この世界の中で楽しみを見出すことなんてできない。
でも、その記憶があることを大切にしたかったのは事実。
忘れてしまって、私だけが楽しんでいるのなんて、不公平だよね?

だけど、思い至ったのよ。
別にNPCと何ら変りなく、ただ、私に従順にするだけのSSSメンバーと時を重ねるごとに、いつの間にか、愛着がわいていたんだって。
でも、妹たちとは別格だと思ってた。

妹たちのためなら、自分は戦える。
私の人生は妹たちのためにあるって。少しでも、妹たちのためになることをしないと…。

私から何もかもを奪っていった、この世の中に対して、せめて一矢報いたいじゃない?
だから、私は与えられた、この世界で彼女たちのために動く。

SSSメンバーはそのために結成されたんだもの。
でも、私が私怨のために動いているなんて知ったら、幻滅するかなぁ?
でも、音無くんは私のことを軽蔑しないし、彼も私のことを思ってくれている。

あぁ、思ってくれているんだ。
こんな私でも、彼らにとってはかけがえの存在なんだと思ってくれている。
ようやく、それに気づいた。気づいてしまった。こんな緊迫した場面で…。

妹たちのために、私のためじゃなく、妹たちのために動きたかったのに…。
私の人生、すべてを投げ出しても、彼女たちのために動きたかったのに…。

なのに、私は自分の感情を制御出来なかった。これは私の失態。
SSSメンバーと過ごしてきた時間がとても長すぎて…とても大切で…。

でも、妹たちはもう帰ってこない。
そのために戦ってきたけど、もう無理。限界。お手上げ。

だから、これからは自分の為に生きてもいいよね。もう、十分頑張ったよね?

私は彼らたちと今まで通り、一緒に過ごしていたいんだもの。
それを愛だと呼んだ人もいたけど、違うと思う。違うと実証したかった。
でも、出来なかった。

私が愛を抱いていたのは、妹たちだけだと思っていたかったのに…。
余計なこというから、、、でも、これで良かったのかも…。

間違ったことはしてこなかったというのがわかっただけでも十分かな?
だから、ちょっとだけ、自分のこの気持ちを大切にしてみたいと思う。

彼女たちに対する愛情と、彼らに対する愛情は別物だけど、同じ愛情なのだから…。