一人の人の夢を守るため、自らの命をさし出してでも叶えたい夢がある。夢を守ることが夢。そんな夢でいいのか?
今回が最終回だと思っていたら、まだ続いて4月に入るのね。一番終わるのが遅い作品になりそう。でも、全13話と少し多めで嬉しいと一人で歓喜しています。まあ、ストーリーの方は陰鬱な展開が続くけど、これが内に秘めた本物の熱さだと思う。
ミストルティンの存在というのが、これまた斬新で考えさせる。「夢の狭間から生まれる(ミストルティン)。一日で溜め込んだ負の感情を夢へと捨てていき、また明るく日々を生きる。捨てたはずのその悪意の溜まる場所。それが悪夢の狭間だ」。
この言葉から、ミストルティン=悪となるのはわかるけど、彼女自身が生まれた理由と害なす理由がわからない。つまりはミストルティン自身が悪だと思い込んでいないのかもしれない。この部分ははっきりさせておきたい。
話はそれますが、人間の脳の記憶容量はすごくて、一生で覚えた知識を仮に忘れないと仮定しても、30%も使っていないらしいです。嫌なことも良いことも全て覚えていた場合ですよ。だけど、良いことはともかく、悪いことは反省材料として覚えていればいいだけで、あまり悪いことを気にする人生はつまらない。
だからこそ、人間は忘れるという機能があるんですよね。これは脳の欠陥ではなく、元から備わった機能なんですよね。つまりは、人間が想像されたときには嫌なことは忘れることを許されている。いや、忘れないと、脳と精神がやられてしまうためのヒューズ的な役割を担っているわけです。
つまりは、悪意の塊となる「夢の狭間」は人間にとって「夢」と同じ必要なことであって、夢魔が生まれる限り、ミストルティンみたいな「悪夢の狭間」が生まれることは必至になってしまうんですよね。今は勇魚を守ることだけを第一にして考えるのもいいけど、その後のことも考えておきたいものですね。
「悪夢の狭間」が生まれないようにどうにか手を打つ必要があるのだけれど、レオンが自らの命と他の犠牲者の命をかけて発射した銃の弾丸がミストルティンに当たったとしても、また、同じようなミストルティンが生まれた時には、もうレオンはいない。誰かが食い止めることができるわけでもない。
この今の絶望と将来の絶望を考えた時に、夢路たちはどう戦っていけばいいのかわからなくなっている。だからこそ、自らの死を覚悟して守ろうとした夢路の無謀とも言える勇気は、勇魚に対するヒーローであり続けるということや、メリーたちを勇気づけようとするきっかけになるのかもしれない。
だけど、ここで、夢路が特攻して敗れたとする(まあ、ほぼ100%だろうけど)。そうしたら、弾丸が出来上がるんじゃないんですかね。メリーやエンギのどちらかが消滅することで弾丸は揃う。
だけど、自分を犠牲にして、エンギにもこの世界で頑張ってほしいし、メリーには家路に帰ってほしい。ならば、ヒーローとして、ここで最期を遂げるのも悪くないな、ってそんなことを思ってしまったのだろう。
無謀とも思える賭けだけど、今の状況を打開するにはジッとしていられない彼なりの正義感が功を奏すかどうか見物です。
ここで飯島先生を殺すというのはダメか。これはある意味、一番手っ取り早いけど、前科一犯になってしまう。てか、そういう問題じゃないね。
でも、人間は人間同士でどうにかすべき問題だと思う。夢魔のバトルに期待するよりも、お互いの最善策を探して欲しいとは思っている。メリーとエンギが共感したように。まあ、飯島先生は言っても聞かないか。
あと、問題は弾丸が揃っても、レオンが消滅することには代わりない。つまりはまた空っぽになってしまう。それを彼女は受容しているのか、それとも、何か方法があるのだろうか。
でも、恩返しできたことに代わりはないので、夢なくしで勇魚との思い出が消え去っても、また彼女なら一からスタートを切れる。この社会で強く闘っていけると思う。
そんなレオンとの契約でもあり、お互いの目標がネガティブでありながらも、どこか満足できそうな関係がなんとも言えないくらいにお互いに干渉せずにわかりあえるクールな性格にちょっと惚れちゃいそうです。
ミストルティンの存在というのが、これまた斬新で考えさせる。「夢の狭間から生まれる(ミストルティン)。一日で溜め込んだ負の感情を夢へと捨てていき、また明るく日々を生きる。捨てたはずのその悪意の溜まる場所。それが悪夢の狭間だ」。
この言葉から、ミストルティン=悪となるのはわかるけど、彼女自身が生まれた理由と害なす理由がわからない。つまりはミストルティン自身が悪だと思い込んでいないのかもしれない。この部分ははっきりさせておきたい。
話はそれますが、人間の脳の記憶容量はすごくて、一生で覚えた知識を仮に忘れないと仮定しても、30%も使っていないらしいです。嫌なことも良いことも全て覚えていた場合ですよ。だけど、良いことはともかく、悪いことは反省材料として覚えていればいいだけで、あまり悪いことを気にする人生はつまらない。
だからこそ、人間は忘れるという機能があるんですよね。これは脳の欠陥ではなく、元から備わった機能なんですよね。つまりは、人間が想像されたときには嫌なことは忘れることを許されている。いや、忘れないと、脳と精神がやられてしまうためのヒューズ的な役割を担っているわけです。
つまりは、悪意の塊となる「夢の狭間」は人間にとって「夢」と同じ必要なことであって、夢魔が生まれる限り、ミストルティンみたいな「悪夢の狭間」が生まれることは必至になってしまうんですよね。今は勇魚を守ることだけを第一にして考えるのもいいけど、その後のことも考えておきたいものですね。
「悪夢の狭間」が生まれないようにどうにか手を打つ必要があるのだけれど、レオンが自らの命と他の犠牲者の命をかけて発射した銃の弾丸がミストルティンに当たったとしても、また、同じようなミストルティンが生まれた時には、もうレオンはいない。誰かが食い止めることができるわけでもない。
この今の絶望と将来の絶望を考えた時に、夢路たちはどう戦っていけばいいのかわからなくなっている。だからこそ、自らの死を覚悟して守ろうとした夢路の無謀とも言える勇気は、勇魚に対するヒーローであり続けるということや、メリーたちを勇気づけようとするきっかけになるのかもしれない。
だけど、ここで、夢路が特攻して敗れたとする(まあ、ほぼ100%だろうけど)。そうしたら、弾丸が出来上がるんじゃないんですかね。メリーやエンギのどちらかが消滅することで弾丸は揃う。
だけど、自分を犠牲にして、エンギにもこの世界で頑張ってほしいし、メリーには家路に帰ってほしい。ならば、ヒーローとして、ここで最期を遂げるのも悪くないな、ってそんなことを思ってしまったのだろう。
無謀とも思える賭けだけど、今の状況を打開するにはジッとしていられない彼なりの正義感が功を奏すかどうか見物です。
ここで飯島先生を殺すというのはダメか。これはある意味、一番手っ取り早いけど、前科一犯になってしまう。てか、そういう問題じゃないね。
でも、人間は人間同士でどうにかすべき問題だと思う。夢魔のバトルに期待するよりも、お互いの最善策を探して欲しいとは思っている。メリーとエンギが共感したように。まあ、飯島先生は言っても聞かないか。
あと、問題は弾丸が揃っても、レオンが消滅することには代わりない。つまりはまた空っぽになってしまう。それを彼女は受容しているのか、それとも、何か方法があるのだろうか。
でも、恩返しできたことに代わりはないので、夢なくしで勇魚との思い出が消え去っても、また彼女なら一からスタートを切れる。この社会で強く闘っていけると思う。
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