2

三人一緒にいられれば、それでハッピーエンドになるのだろうか。それとも、後味の悪さを残してメッセージ性を重視するか。


救出劇に続く救出劇。掬っても救っても救われない。心の部分での救いがないことには身体的な面でのサポートは何の意味もなさないのだろう。だからこそ、フリュネは自らを犠牲にして、クレインたちを守ろうとした。

3
いつまで経っても、クレインは誰かを守ることが出来ない。きっと、最終回になっても、クレインに守られた人物はいないだろう。彼自身が守るという概念を理解していないために、自らの心身を守ることの優先順位が高いために、周りに目がいかない。

今回もクレインはフリュネを守りきれなかった。やっぱり、守られてしまう。それに気づかないクレインはいつまでも成長しないだろう。

だからこそ、ネッサがいる。本能に忠実で人間らしさをクレイン以上に感情や表情やセリフで表現し、人と人とのつながりの重要性を彼女はクレインに提示しているのだろう。その提示に対して、ただ単に感受性が強い女の子と思うよりも、自分の今したい気持ち、自分が思った感情に探りを入れることができるのかがクレインの使命だろう。

4
と、こんな感じで、前回の量産型ネッサで、この作品のテーマでもあり、作り手からメッセージでもあったことについては、既に視聴者に提示されているので、あとは、クレインがフリュネを心身ともに救い、本当に守ることが出来るのかという点がキーポイントになってきました。

見所はそれだけですけど、ようやく冒険譚という感じになってきたので、深く考えずにエンターテイメントとして楽しんでいきたいと思っています。前回の話の要約だけでも考えると、誰もがハッピーで終わることはないだろうけど、視聴者が楽しめた、考えさせられたと思わせる事が出来れば、作り手側の勝ちなのではないでしょうか。

フラクタル第1巻Blu-ray【数量限定生産版】「ねんどろいどぷち ネッサ」付フラクタル第1巻Blu-ray【数量限定生産版】「ねんどろいどぷち ネッサ」付

東宝 2011-04-22
売り上げランキング : 722

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

フラクタル(1) (ガンガンコミックスONLINE)フラクタル(1) (ガンガンコミックスONLINE)
マンデルブロ・エンジン 山本 寛 岡田 磨里 東 浩紀 赤崎 睦美

スクウェア・エニックス 2011-01-22
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools