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動き出した歯車は止まらない。彼女たちは答えを導き出すことが出来るのだろうか…。自分たちの幸せという解に…。


学園祭の準備と学園祭当日はすぐに終わってしまう所に色々と注目点がありそうなんですけど、私の頭では上手く汲み取ることができなかったので、やや消化不良。この話は結構なターニングポイントになりそうなので、もう一度見返してみる必要がありそうです。

それにしても、学園生活ではイベントごとというのは重要なので、そこに結構な話数を割くかと思いきや、今回で終わらせる潔さに感服です。色々な意味で最高でした。

自分のことだけの世界から周り(他人)が見える世界へ…


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「自分のことだけで一杯一杯」という言葉がシンプルだけど心に響いたなぁ。他人を思う気持ちなんて自分のことの一部に過ぎないのかも知れない、と。自分に関連した他人がいて、自分を介さない他人はいなくて、自分だけの世界がこの世界の全てなんだと、そう思えた時期が私にもありました。

やっぱり、若い頃には心に余裕がなくて、自分が感じた過去への後悔、今を楽しむ術の検討、将来が見えない未来への不安。


そんな感じで毎日がハードだった気がします。でも、他人から見れば脳天気な性格に見えたみたいで、何も考えていないとか思われていたりして、世の中は自分に対して、なかなかに不遇な扱いなんだと思いましたw。

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いや、これは個人的な経験論からだけどね。自分では周りに気を使っているつもりでも、周りが見えていないと、その努力はムダに終わるのが難しい所です。

自分と他人との距離感や関係って、ピンみたいな経験者が語るみたいな感じの助言とか、痛い思いでもして後悔や反省してこそ、気づいていける部分なのかも知れない。


それが風早は上手くやっているように見えていたのですが、実際は完璧超人なわけではなく、他人からみると一杯一杯になってしまっている自分の甘さに気づいたという所でしょうか。

一つ彼の成長が見えただけで展開としては大きな動きはないですが、感情や感覚面では著しく成長している彼を見ているだけで、気分が高揚してきますね。

ダイジェスト風味の学園祭の準備風景


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それに、今回の風早の爽子への視線から始まる学園祭までのダイジェストテイストでのドラマ。そこには色々なことが起こって、色々な人が頑張って、色々な思いが詰まっている。その学園祭にかける皆の思いというのは言葉だけでは伝わらないので、こういった感じにしたのは面白い試み。

それだけじゃなく、風早の爽子への視線から始まって、爽子から風早への視線で終わる、このダイジェスト。

爽子にとっての風早は特別であることには変わりはないのだけれど、それは風早の告白からヒートアップした二人の冷却期間として、学園祭の準備に集中してお互いの思いを、それぞれで確認するという流れだったのだと思います。


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学園祭の準備という二人が熱中することが出来て、少しの間、離れていることが出来る。離れているので、二人の関係は進展するということはないけれども、それだけが学園生活の全てではないと印象づけた感じでしょうか。

まあ、二人の恋愛をピックアップしたという意味合いも含めて、第二期ではこういう方向性ですよ、というのを明示した感じです。(というよりも、私自身が今更気づいたというw)

爽子の「静」と「動」


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そして、ようやく動き出した爽子。本格始動という感じでしょうか。爽子は基本「静」なんですよね。まあ、口下手な部分もあるし、緊張し過ぎだったり、話すのがおこがましかったりで、「静」かという面もありますけれどね。

静かでいることで、波風を立てないように、周りに迷惑をかけないように、出来るだけ、自分を消して他人の主張を通す姿勢だったわけです。


他の人のためなら、自分は喜んで犠牲になる。それは今回の学園祭での「貞子」としての役割もそう…。「貞子」ではなく、爽子個人として見て欲しいという風早の本気には惚れたけどねw。

その風早の思いとは逆に、爽子はみんなが喜ぶように、静かに静かに行動している。それは努力もあまり見せないように、さりげなく…。だから、周りが爽子を持ち上げる流れは、きっかけはどうであれ、爽子と周りの距離が近づいた証拠でもあり、彼女の努力の賜物なんですよね。

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だから、「静」でいることの結果を彼女自身が感じている。自分は「静」でいいんだ、と。それだけで十分だと思った。だけど、「静」では手に入れられないものがあった。それが風早。

『このまま、学園祭の準備の時のように、時間だけが過ぎていって、何もないままに学園生活が終わってしまうのかな?』


『祭りのあとの「静」けさみたいに、風早君とのつながりも祭りで浮かれていただけで終わってしまうのかな?』


この二つの不安が彼女を包んだ。学園祭が終わり、帰りの道すがら、ふと考えてしまったこと。別に”今”じゃなくてもいい。

いつかは自分も変わり「静」じゃなくなるだけでいいのかも知れない。だけど、”今”という時は戻ってこない。そんな不安を抱えたまま、ずっと過ごしたくない。

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祭りという「動」の中で自分も「動」きたい。


祭りが終わり周りが静けさを取り戻すときには、爽子は「静」の人間なので、それに逆行して「動」くことが出来るか不安。

でも、「動」くことで、秒ごとに消えていく”今”という時間を止めることはできないけれど、気持ちだけでも体だけでも、その思いを大切にしたい彼女の必死な表情がとても印象的です。


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初めて爽子が走りだすことで、急激に回りだす歯車を止めることはできなくなりました。


くるみちゃんも、それを邪魔するわけではない。正々堂々の勝負に口出しするのではなく、爽子と風早が一対一で話しあってそこに見えた未来が現実。くるみちゃんはそれを受け入れるだけ。そこに支えや励ましや叱咤や嫉妬はない。

矢野のそんな彼女を見つめる眼差しが憐憫でも皮肉でもなく、ただ単に彼女への関心で発言したことに、もしかしたら、同情を感じたのかも知れない。

一応は敵として認識していた矢野としては、走りだした爽子に対してくるみちゃんが背を向けていることに彼女の決意や進歩を見出したと思うので、今後の友情が芽生えるきっかけになったかも知れない。

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健人もくるみちゃんも別に敗北宣言をしたわけではなく、ただ単に自分が思っていなかった選択をしただけに過ぎないので、そこに未来が閉ざされているわけではなく、彼と彼女それぞれの道の途上を描いたという意味では、皆にとって幸せな作品になりそうです。

そんな感じで「動」きだした爽子に対して、風早がどんなアクションをとるのかが楽しみです。爽子としても、走りだしたはいいけれど、思いを正しく伝えることが出来るのかの正念場になってきました。

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