進路について真面目に考えてみた。結構、希望と不安が入り混じる社会で彼女は喜びを見出すことが出来るのだろうか?
個人的にはエンギの再登場は嬉しいなぁ。彼女は復讐という使命を果たすために何とか生き残っている感じで、行き先も目指す先も未来も希望もない彼女なんですが、由衣のサポートもあって、現での生きがいを見つけていく形になりそうです。
夢路とメリーの目標とは違って、難問題なために、取り組みが結構シビアで作品に深みが増してきましたね。本当、まどかと比べても劣らないぐらいに良い作品だと思います。
Aパートでは勇魚の進路希望がメインになっていましたが、彼女の言動は一人の女子高生として、どの道を進み、どんな人になりたいかという誰もが若い頃に悩む問題。今のままでいいかなぁ。そのうち、段々と自分のしたいことも見つかってくるだろう。別に高二という若さで全てを決定することが難しいと思うので、現実を受け入れて進みたいという考え。
これは別に甘いことを言っているのではなく、出る杭は打たれるかのごとく、自分だけ周りより何か特化したいと思えることが敬遠される傾向にあるのですよね。
お嫁さんになりたいとかだったら別ですけど、自分のやりたいことを絞るということはその道のスペシャリストを目指すことになるし、夢がないなら色々オールラウンダーにこなせればいい。
日本の教育だと、まずはオールラウンダーになることを目指し、そこから自分のしたいこと、極めたいことを見つけて、その道のスペシャリストになっていくことが多いんですよね。
まあ、スペシャリストでオールラウンダーなすごい人もいますが、それは別として、
だから、進路指導ではしっかりと現実を直視して、失敗のない人生を歩ませるためにアドバイスをしているわけなんですよね。かなり人生を左右する行為なので、教師の方は一言一言を選んで薦めなければいけない。
それが何十人という生徒を相手にしなければいけないその重圧を考えると教師って大変だなぁ、と思う。
だからこそ、厳しい言葉で出来るだけ平面に生きて失敗のない道を進めたがるんですよね。で、この行為自体が「夢なくし」だと思うわけですよ。
まあ、教師としては夢をなくそうというわけではなく、ただのアドバイスのつもりだろうけどね。
勇魚は夢に向かうこと、無難に歩むことを天秤にかけて、アドバイスをもらおうとした。その夢を話した相手が教師であることで安心感もあったのだろうけど、その教師が「夢なくし」の原因だとしたら、勇魚が危ない。
でも、それが世間一般に言われている厳しい現実を付きつけるだけの「夢なくし」なのか、夢魔の能力で「夢なくし」を使っているのかが気になります。まあ、後者だろうけどね。
あと、面白かったのは「鳥」と「飛行機」の描写。
勇魚は教師に自分の夢を打ち明けて否定されなかったのが嬉しかったのか、それとも隠していたことを誰かに言えて少しだけスッキリしたのかわからないですけど、勇魚自身が自分を「鳥」に重ねて、どこまでも自由に生き、自分のやりたいことをやりたいがままにできそうな印象を受けたと思うんですよね。
だけど、少しだけ不安にさせるのが「飛行機」。「鳥」とは違い、自由気ままというわけでもなく、どこかからどこかまでと操縦者は大体決まって運行させている。
なので、「鳥」から喜びを感じて「飛行機」からリスクを学んだ、果たして、彼女は何を選択するのだろう。「鳥」の自由さに着目するか、「飛行機」からの不安から、無難な現実を選び事になるのか気になります。
まあ、それは次回以降の大筋になってくると思うけど、エンギと由衣のコンビ、夢路とメリーのコンビで夢魔の野望を打ち砕こうとする彼女たちのコンビプレーや心の通わせ方が上手いだけにかなり期待しています。
ドーナツ大好きメリーが可愛いよ。あれですね、実力もあり強気なヒロインの弱みが単なる食べ物というギャップに萌えてしまうんだろう。シリアスとの兼ね合いがとてもバランスがよくて、ストーリーに起伏があって飽きさせませんね。
夢路とメリーの目標とは違って、難問題なために、取り組みが結構シビアで作品に深みが増してきましたね。本当、まどかと比べても劣らないぐらいに良い作品だと思います。
勇魚の進路を決めることで選ぶことになる「夢」
Aパートでは勇魚の進路希望がメインになっていましたが、彼女の言動は一人の女子高生として、どの道を進み、どんな人になりたいかという誰もが若い頃に悩む問題。今のままでいいかなぁ。そのうち、段々と自分のしたいことも見つかってくるだろう。別に高二という若さで全てを決定することが難しいと思うので、現実を受け入れて進みたいという考え。
これは別に甘いことを言っているのではなく、出る杭は打たれるかのごとく、自分だけ周りより何か特化したいと思えることが敬遠される傾向にあるのですよね。
夢をもつは特化で、夢がないことは平面化。
お嫁さんになりたいとかだったら別ですけど、自分のやりたいことを絞るということはその道のスペシャリストを目指すことになるし、夢がないなら色々オールラウンダーにこなせればいい。
オールラウンダーからのスペシャリスト転向
日本の教育だと、まずはオールラウンダーになることを目指し、そこから自分のしたいこと、極めたいことを見つけて、その道のスペシャリストになっていくことが多いんですよね。
まあ、スペシャリストでオールラウンダーなすごい人もいますが、それは別として、
オールラウンダーからスペシャリストに絞るということは、自分の才能や能力を考えつつ、他の道を切り捨てないといけないので、実際問題人生の歩み方に大きく影響します。
だから、進路指導ではしっかりと現実を直視して、失敗のない人生を歩ませるためにアドバイスをしているわけなんですよね。かなり人生を左右する行為なので、教師の方は一言一言を選んで薦めなければいけない。
それが何十人という生徒を相手にしなければいけないその重圧を考えると教師って大変だなぁ、と思う。
だからこそ、厳しい言葉で出来るだけ平面に生きて失敗のない道を進めたがるんですよね。で、この行為自体が「夢なくし」だと思うわけですよ。
まあ、教師としては夢をなくそうというわけではなく、ただのアドバイスのつもりだろうけどね。
でも、生徒にとっては学校という狭い世界と高二という浅い経験に比べれば、経験と世間の事情を知っている大人の世界からの言葉は心に響くのだろう。
勇魚は夢に向かうこと、無難に歩むことを天秤にかけて、アドバイスをもらおうとした。その夢を話した相手が教師であることで安心感もあったのだろうけど、その教師が「夢なくし」の原因だとしたら、勇魚が危ない。
でも、それが世間一般に言われている厳しい現実を付きつけるだけの「夢なくし」なのか、夢魔の能力で「夢なくし」を使っているのかが気になります。まあ、後者だろうけどね。
「鳥」になるか、「飛行機」になるか…
あと、面白かったのは「鳥」と「飛行機」の描写。
勇魚は教師に自分の夢を打ち明けて否定されなかったのが嬉しかったのか、それとも隠していたことを誰かに言えて少しだけスッキリしたのかわからないですけど、勇魚自身が自分を「鳥」に重ねて、どこまでも自由に生き、自分のやりたいことをやりたいがままにできそうな印象を受けたと思うんですよね。
教師に認められることによって、この広い世界(勇魚の夢が広い世界という社会に受け入れられるのと鳥が広い世界でどこまでも羽ばたけることを重ねて)でも、夢を否定されずに生きて行くことができるんだ、と。
だけど、少しだけ不安にさせるのが「飛行機」。「鳥」とは違い、自由気ままというわけでもなく、どこかからどこかまでと操縦者は大体決まって運行させている。
決められた人生。それが脳裏をよぎる。それと関連して、「飛行機」には墜落の危険がある。夢敗れて墜落したときに自分がどうなってしまうのか怖くて予想できない。
なので、「鳥」から喜びを感じて「飛行機」からリスクを学んだ、果たして、彼女は何を選択するのだろう。「鳥」の自由さに着目するか、「飛行機」からの不安から、無難な現実を選び事になるのか気になります。
まあ、それは次回以降の大筋になってくると思うけど、エンギと由衣のコンビ、夢路とメリーのコンビで夢魔の野望を打ち砕こうとする彼女たちのコンビプレーや心の通わせ方が上手いだけにかなり期待しています。
ドーナツ大好きメリーが可愛いよ。あれですね、実力もあり強気なヒロインの弱みが単なる食べ物というギャップに萌えてしまうんだろう。シリアスとの兼ね合いがとてもバランスがよくて、ストーリーに起伏があって飽きさせませんね。
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