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どちらかというと、「懇意と困惑」といった感じになってしまったんだけど、これをどう動かしていくのか人間関係は難しい。


風疾もこういう事には不器用なんですよね。好きだという気持ちを伝えるだけだと思っていたけど、周りにはやし立てられての告白はどうみても、普通にからかっているとしか思えないというジレンマを抱く。

告白という言葉自体が一般に使われるようになって、恋愛小説の一つの過程で描かれており、青春の一コマとしてはドキドキする瞬間でもある。でも、白日のもとにさらすという意味では風早の気持ちに気づいていない人たちに向けて、自分の気持ちをおおやけにするということなので、告白としては間違っていない。

告白する勇気は買うけど、場所と雰囲気が…


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ただ、告白したときの人数と雰囲気がまずかった。風早の気持ちを知っている人は健人ぐらいだとは思う。それにその告白の反応はどうしても興味津々な第三者へと移る。その反応を見て、告白された側は応えないといけないので、二人きりよりも爽子としての素直な反応をすることができなくなってしまう。

風早が矢野と話した時に爽子に対しては直接「好き」だと告白すると言った。だけど、どうだろう。

その告白は、言い回しは微妙な健人の方がより真摯に対応しているように感じるくらいに、風早は場の空気を読めていない。


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ここが健人との格の違いだと思う。別に風早が悪いとかそういう批判ではないですよ。ただ、みんなと仲良くすることに対しては上手に振舞うことができる風早にとって、女の子とは友情を意識した関係でしか見ることができない。

恋愛感情を持つことは悪くないと思ってるんだけど、その過程が想像できない。


だから、こんなことになってしまった。

爽子が泣いているから、仕方なく「好き」だと言った。健人が爽子を遠まわしに「好き」だと言ったのに対抗した。みんながからかうから、その場のノリで言った。この3つがどうしても、爽子じゃなくても、風早の本気の告白に見えないんですよね。


いつもの風早ならくるみちゃんよりは上手く話せそうなのに…。

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これが、みんなの風早というニックネームと貞子と言われ近づきがたい爽子との距離感。その距離感を縮めてきたけど、最後が上手くいかない。どっちも悪くないんだけど、どちらもこういうことには不器用で、矢野の気持ちも段々とわかってきました。

でも、くるみちゃんの件は矢野が出張ってなんとかしましたけど、風早は健人に対して、正々堂々勝負しないといけないわけなんですよね。ここら辺は風早としての男らしさを見せて欲しい所。大切に思うからこそ慎重にしたい。大切に思うからこそ、みんなの冷やかしにマジメに反応してしまう。みんなから好かれるわけですわw。

呼称から感じる健人と風早の差


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健人と爽子のお互いの呼称は「貞子ちゃん」と「師匠」なんですよね。


これは健人が出来るだけ親身になってあげているという「ちゃん」付けという馴れ馴れしさに加え、貞子という昔からの呪縛を解き放つまではしないような付き合い方を求めている。親身になって救ってあげるけど、これ以上の関係になると付き合ってもらうよ、みたいな感じのプレッシャーを与えている。

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その応えに応じるように、爽子も乗り気で「師匠」としている。暗にそれ以上の関係はお断りと言っているようなものなんですよね。尊敬はしているけど、それは恋愛としての好意の眼差しではないというのに気づいて欲しいという爽子からの心に秘めた返し技なんですよ。だから、健人の「俺でもいいよ」発言は全く的を射ていないので、それほど嬉しくないと思っていると感じました。

少しは考えただろうけど、ほんの少し、師匠との関係が悪くならないで断るにはどうすればいいか、ということを考え始めたと思うんですよ。


出来るだけ、敵は作らないようにする性格なので、傷つけないように断らなければいけない。それよりも、風早に好きな人がいるという現実のショックから抜け出せない。それを意味する涙だった。

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対して、風早と爽子は「黒沼」と「風早君」なんですよね。


これは最初から変わってない。きっと変えたくない。この二人の距離感が一番ちょうどいいと思っているし、それより関係を深めるよりも、そばにいれるという安心感がお互い欲しいと感じているんだろう。

風早も貞子というニックネームから何とか救ってあげたいと思っているので、他の呼び方を考えた。爽子だと失礼だから、黒沼。あくまで、一人の女子として見ている感覚を相手にも周りにも与えたかった。何よりも、自分が呼称を変えたことで冷やかされるのもその当時は嫌だったのだろう。

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それに最初の頃は警戒していた爽子にとっては苗字で呼んでくれるということで、親近感がわいた。貞子というニックネームはいまやマスコット的愛称になっているけど、その頃は近づきがたい雰囲気という意味で蔑称として使われていて、それを受け入れている爽子を見ていられなくなって、助け舟を出したのがきっかけだった。

そこから、順風満帆とまではいかないけれども、急速に進展はしないけど後退はしない。


一歩ずつ歩を進めるやり方でお互いの意思表示や意思交換をしてきた。だから、呼称も変わらない。変えないでいいこともあるので、自分たちのテリトリーを二人で守っている様子がなんだか初々しいカップルみたいで見ていて晴れやかな気持ちになりますね。

風早によってなびくロングストレート


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これはストーリーとは、ちょっと違った見方になりますが、爽子のことを龍が言っていた「こけしに見える」は全うな一般人の意見だと思うのですよ。そしたら、吉田はただのヤンキーじゃんかとツッコミたくなりますが、人は外見ではなく心が大事なんですよ。それを知っている龍の言葉。

だからこそ、龍は爽子のことを知らないので「こけし」と揶揄した。風早に聞こえないように…。


で、こけしたる爽子を「こけし」として印象づけているのが、彼女のロングストレート。今時の女子高生ではなかなかいないので、かなり印象強いのですが、やはり見た目が古風で固く見えてしまう。

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でも、風早の苗字の「風」を送り込むことで、彼女の綺麗な黒髪が舞って、孔雀(?)みたいに輝いて見えるんですよね。それがOPで爽子がスカートをパラシュートがわりにして、ゆっくり降りてくるシーン。

あのシーンのように、ロングストレートであっても、ちょっと風を当てれば外見は輝いて見えるという意味で隠れている、彼女の内面の清楚で純真なイメージが「風」早によって、魅力がどんどん引き出せていけるような気がするんですよね。


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