俺の妹がこんなに可愛いわけがない-0俺の妹がこんなに可愛いわけがない-0(1)

こんな優しくしないで、どんな顔をすればいいの♪ 全くだ。


POPたん協力のキャラ絵のエロゲーに心掴まれました。
立ち絵の表情や角度が一緒で分岐のCG絵も同じとか、どんな詐欺会社だよw。

こんなのクソゲーだと言って捨てる人もいれば、桐乃みたいに楽しめる人
もいるんですよね。それこそ、達成率が99%でも文句を言わずに、
再度試みるぐらいに。自分はあきらめるけどね。

だけど、その未達成感から達成するまでがパズルのピースを探すように、
RPGをクリアするかのように面白いと思える人がいるんですよね。
それはコアユーザに限らず、そういう性格なんだろう、と思う。

だから、桐乃は少しだけぶっきらぼうに見えるかも知れないけれど、
そこにはきっちりとした正確な性格があるんだろう。曖昧が許せないみたいな。
だからこそ、自分の性格に戸惑いを覚えている。このままでいいのか、と。

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別に死ぬわけじゃないし、少しくらいの趣味は許していいんだろうけれど、
父親のマジメな性格を投影している彼女だからこそ、反論できない。
葛藤があるからこそ、納得できないけれど、納得しなければいけないみたいな。

父親の前では黙ることしか出来なかった。何も言い返せなかった。
自分で自分を擁護できなかった自分が悔しい。その悔しさをまたゲームで発散。
その帰結は面白かったですね。やっぱり、ゲームは自分の一部なんだと言うように。

それに父親の前では言えなかった内に溜まっていた数々の叫び。
自分自身、曖昧に片付けていたエロゲーとの格闘の結果を京介の前では、
全て吐き出せる。ようやく、自分の言いたいことが言える。

そんな兄貴としての立場。兄貴への信頼度や心が開ける包容力。
初めて人生相談をしてきて、一緒に過ごしてきた季節が織り成せるワザ。
そこには罵倒することもなく、八つ当たりすることもなく、助けてという響き。

桐乃のそんな心の声や、今までの桐乃の表情とかオフ会での悔しさや楽しさ。
そんな桐乃を見てきたからこそ、その笑顔を壊したくないと思ってしまった。
思いたくないけど思ってしまったなら、仕方ない。本当、仕方ないんです。

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自分がやらなきゃ、桐乃は破綻する。そんな兄貴としての優しい思いが芽生えた。
一緒に秘密を共有してきた仲間として、居るだけで嫌いな存在となっていた自分
への信頼に応えたいという気持ちから、京介は罪をかぶった。

京介自身が罪をかぶらないといけないという心に少しだけ背徳感はあった。
父親に殴られてもいいと思うぐらいに、父親に掴みかかるくらいに言いたかった。
桐乃を大切だという気持ちは一緒なんだということ。それを証明した。

まあ、お二方の桐乃への愛情が痛いほどにわかった今回。
桐乃愛されているなぁ、と思わせておいて、次のシーンではいつも通りの日々。
生意気な桐乃がそこにはいて、感謝の気持ちの一言でもないのかよ、と。

そう思わせておいての背後からの一言に泣けた。
本当は目を合わせて言えないくらいに恥ずかしい。言おう言おうと思いながらも、
プライドが邪魔をする。だから、京介の去り際に…。そんな桐乃が可愛くてねw。

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とまあ、良い最終回だった。冒頭のOPを削っての京介と父親の舌戦に重き。
そんな感じで十分魅せてくれたと思います。この回の料理の仕方しだいで、
視聴者の視聴意欲や納得度が大きく変化すると思いますからね。

そういう意味では最高でした。ただ、R-18のエロゲーを中学生がやって、
悪い影響を及ぼさないというと、何気にそうでもないから推奨は出来ないんだよね。
それが悪い例になるかならないかは別問題で、その意味を考えて欲しい。

良いと思うなら、好んでやればいい。悪いと思うなら、やらないでおくのが一番。
それも教育方針の一環でもあり、個人の選択の自由だからだ。
だから、否定派、肯定派があっても、親の指針、子の選択に任される。

その範囲を超えて強要することはできないんですよ。
だから、京介も負けを認めて、自分のせいにした。殴られることも承知した。
親の教育方針に逆らって、子の選択を優先したんですよ。

なので、今回の場合は親に責任はなくて、子の責任になる。
この場合は桐乃の責任は京介に覆いかぶさる形になるだろうね。
それでも、彼女の笑顔を優先した京介がカッコよく感じたのは秘密。

今週も面白かったので、来週からの新展開に期待しています。主に黒猫が。