過去の束縛からのようやくの解放。そして、切り拓く未来。
ゆりっぺ…。ゆりっぺが創造し、想像する世界。
やっぱり、彼女が選択する。この世界の主役は彼女だから…。
彼女が、この世界で生きてきた人生の中で一番大きな痛みを感じ、
一番、辛い人生を送ってきた。（それは他人と比べられないけれど）
そして、失い、また得て、また失おうとしている。
失うものが、また等価値であると知ること。
姉妹たちと同じくらいに、ここの世界での人間関係を大切に想ってしまった。
そのことに、何か幻滅した。自分に落胆した。
だけど、そんな自分は別に否定できなくて…。
間違っているのは自分ではなく、その世界を創った人というわけで…。
だからこそ、自分を苦しめているものから解放されたいと願ってきた。
間違っている世界そのものを破壊したいと思ってきた。
その世界を作った人間がいるのなら、問い詰めたいと思った。
なぜ、私はこんな悲劇な半生を送り、貴方に敵意をむき出しにしているのか？
だけど、そんな相手はいなかった。
自分の想いを打ち明けて、解消してくれる相手は既に存在していない。
その存在は、この世界を渡すといい残して…世界を去った。
そんな等価値にならない条件なんていらない。
すぐにそんな思いに至らなかった自分に何か幻滅し、暴走した。
冷静になれなかった。だって、過去を変えることはできないのだから…。
過去を変えるための未来なんて存在しない。
そんな過去を忘れさせてくれるくらいに、楽しい未来があればいいのに…。
いや、そんな未来があったとしても、過去に囚われ楽しめない。
一生、過去に束縛されたままの人生を送っていく。
理不尽。彼女が、姉妹たちに対して感じた感情を自分に対しても抱く。
そんな理不尽な人生なんていらない。
それは、死んだ姉妹たちの人生ではなく、自分の人生に…。
愛する人が感じる痛みは、自分が感じる痛みよりも大きいから…。
なら、どうすればいい？
どうしようもないだろう？
じゃあ、なんで、こんな世界なんて用意した？
何故、自分の辛い過去を残したままに、生きていかなければいけない。
わからない。わからない。わからない。わからない。
だけど、この世界で生きたプログラマーは、恋愛相手を待ちわびた。
ゆりっぺと同じように…。ゆりっぺが弟と妹を待つように…。
ゆりっぺが言った「もう一度、出会える可能性なんてない」という言葉が重く響く。
自分に対しても、それが適用されると感じないのは、
この世界の創始者への恨みに転嫁されていたから…。
自分の状況を自分で把握できていない。
人のことはわかるのに、自分のことはわからない。
それだけ、人に対して、無私の愛を与え続けていたのだろう。
そして、彼女もまた、その愛を受け取っている。
ここを”永遠の楽園”にすること。愛を与え、愛を受けとる。
幸せな世界に改変することができる。だけど、彼女は拒んだ。
そこには答えなんてないから・・・。
幸せは過去の苦悩に縛られたままでは享受できないから…。
だからこそ、ED前の弟と妹からの励ましの言葉が胸に響く。
そして、切なくて、悲しくて、どうしようもない。だって、解決できないままに、
救ってあげられないことがわかったまま、自分は生きていくことを選んだから…。
でも、自分でもわかっていたんだろう。仇討ちしても無意味なことに。
あの子たちを救い、助け、一緒のときを過ごしていくことの可能性のなさに…。
だから、あの妄想か回想なのかわからない、あのシーンがあった。
自分の中で整理をつける。過去を忘れ去り、現実”今”を楽しむ。楽しんでいい、と。
ゆりっぺが初めて見せる涙。泣いていい。
弟や妹たちのために泣いてあげるだけで、それだけでも救ってあげられる。
自分自身も救ってあげられるんだ。
そういう意味で、ようやく自分の中でケリがついたゆりっぺの今回の話は
重かったけど、十分に説明がつき、十二分に心の痛みが伝わってくる回で、
個人的には今までで一番、納得”満足”した回でした。
そんな感じでゆりっぺの気持ちになって考えてみましたので、
もう少し、読みたい方はこちらからどうぞ。
ゆりっぺの憂鬱（Angel Beat! 第12話感想）（アニプレッション！！）
やっぱり、彼女が選択する。この世界の主役は彼女だから…。
彼女が、この世界で生きてきた人生の中で一番大きな痛みを感じ、
一番、辛い人生を送ってきた。（それは他人と比べられないけれど）
そして、失い、また得て、また失おうとしている。
失うものが、また等価値であると知ること。
姉妹たちと同じくらいに、ここの世界での人間関係を大切に想ってしまった。
そのことに、何か幻滅した。自分に落胆した。
だけど、そんな自分は別に否定できなくて…。
間違っているのは自分ではなく、その世界を創った人というわけで…。
だからこそ、自分を苦しめているものから解放されたいと願ってきた。
間違っている世界そのものを破壊したいと思ってきた。
その世界を作った人間がいるのなら、問い詰めたいと思った。
なぜ、私はこんな悲劇な半生を送り、貴方に敵意をむき出しにしているのか？
だけど、そんな相手はいなかった。
自分の想いを打ち明けて、解消してくれる相手は既に存在していない。
その存在は、この世界を渡すといい残して…世界を去った。
そんな等価値にならない条件なんていらない。
すぐにそんな思いに至らなかった自分に何か幻滅し、暴走した。
冷静になれなかった。だって、過去を変えることはできないのだから…。
過去を変えるための未来なんて存在しない。
そんな過去を忘れさせてくれるくらいに、楽しい未来があればいいのに…。
いや、そんな未来があったとしても、過去に囚われ楽しめない。
一生、過去に束縛されたままの人生を送っていく。
理不尽。彼女が、姉妹たちに対して感じた感情を自分に対しても抱く。
そんな理不尽な人生なんていらない。
それは、死んだ姉妹たちの人生ではなく、自分の人生に…。
愛する人が感じる痛みは、自分が感じる痛みよりも大きいから…。
なら、どうすればいい？
どうしようもないだろう？
じゃあ、なんで、こんな世界なんて用意した？
何故、自分の辛い過去を残したままに、生きていかなければいけない。
わからない。わからない。わからない。わからない。
だけど、この世界で生きたプログラマーは、恋愛相手を待ちわびた。
ゆりっぺと同じように…。ゆりっぺが弟と妹を待つように…。
ゆりっぺが言った「もう一度、出会える可能性なんてない」という言葉が重く響く。
自分に対しても、それが適用されると感じないのは、
この世界の創始者への恨みに転嫁されていたから…。
自分の状況を自分で把握できていない。
人のことはわかるのに、自分のことはわからない。
それだけ、人に対して、無私の愛を与え続けていたのだろう。
そして、彼女もまた、その愛を受け取っている。
ここを”永遠の楽園”にすること。愛を与え、愛を受けとる。
幸せな世界に改変することができる。だけど、彼女は拒んだ。
そこには答えなんてないから・・・。
幸せは過去の苦悩に縛られたままでは享受できないから…。
だからこそ、ED前の弟と妹からの励ましの言葉が胸に響く。
そして、切なくて、悲しくて、どうしようもない。だって、解決できないままに、
救ってあげられないことがわかったまま、自分は生きていくことを選んだから…。
でも、自分でもわかっていたんだろう。仇討ちしても無意味なことに。
あの子たちを救い、助け、一緒のときを過ごしていくことの可能性のなさに…。
だから、あの妄想か回想なのかわからない、あのシーンがあった。
自分の中で整理をつける。過去を忘れ去り、現実”今”を楽しむ。楽しんでいい、と。
ゆりっぺが初めて見せる涙。泣いていい。
弟や妹たちのために泣いてあげるだけで、それだけでも救ってあげられる。
自分自身も救ってあげられるんだ。
そういう意味で、ようやく自分の中でケリがついたゆりっぺの今回の話は
重かったけど、十分に説明がつき、十二分に心の痛みが伝わってくる回で、
個人的には今までで一番、納得”満足”した回でした。
そんな感じでゆりっぺの気持ちになって考えてみましたので、
もう少し、読みたい方はこちらからどうぞ。
ゆりっぺの憂鬱（Angel Beat! 第12話感想）（アニプレッション！！）
 | My Soul, Your Beats!/Brave Song 【初回生産限定盤】 Lia      by G-Tools |
