デュラララ!!-0デュラララ!!-0(1)

人が最も美しく輝けるとき、その刹那、その瞬間。


いやぁ、終息に向かって収束していく物語の気持ちよさ。
そして、紀田のカッコ良さ。半端ないです。

紀田は丸腰で黄巾賊に向かっていったわけじゃない。
何も武器を持たない。何も装備しない。何かに頼って生きることはしない。
そんな決意でもって、立ち向かっていった、その熱意に感じるものがある。

数の恐さ、武器の恐さ、色々あっただろう。
死ぬことへの覚悟を決めて、何かを守る美しさを感じてしまった。

そう、美しいんだよ。
私の美的感覚がどうかわからないけど、冷静さを持った熱意には惚れる。
熱くもなく、寒くもなく、そこに"決意"の2文字があるのだから…。

無謀とか、無理とか、畏れ慄いているわけでもない。
大きな凶暴な力に立ち向かうだけの勇気と希望。そして、未来。
そんな自分にはわからない心渦巻いているものが動き出すとき。

決まったストーリーを書き換えられる。
何かを守りたいと、過去の失敗を、もう一度、繰り返さないと、
そう決めた時の人間の可能性を感じる、その眼光の鋭さ。

そこに、解決の意図があり、未定の将来を変えるだけの力強さ。
そして、その勇気と暴走を応援する仲間がいる。友達がいる。

一人で闘っているわけではないと実感させてくれる。
そんな最後の引きの上手さ。かなりしびれた幕切れだった。
これは来週まで眠れない夜が続きますよ。
 
デュラララ!! (電撃文庫 (0917))デュラララ!! (電撃文庫 (0917))

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