世界観

[日常][ファンタジー][恋愛][学園][名詠式]

あらすじ

自分の進むべき道。それを探す召喚ファンタジー!
夏の移動教室へきたクルーエルとネイトたち。クルーエルは、ウキウキする反面、自分が使う召喚術・名詠式への悩みを抱えて複雑な気持ちだった。そんな中、移動教室の近くの研究所で人が石化する事件が起きて……!?

短文感想(ネタバレなし)


一巻の内容や設定が好きで、気に入ったこのシリーズ。

幅を広げるという意味ではこれは限界かなぁ、と感じる一巻の締めだっただけに、
あまり期待しないで、二巻を読んだんだけどね。

意外や意外。一巻の設定を生かしつつ、一人の少女が道に悩み、苦しむ姿を
詳細に描き出し、新たな可能性を見出した本作。

特にこの作者は心理描写が上手いですね。文章力はそれほど高いというわけでは
ないんですが、ピュアであるがゆえに、一言一言が心に染み入るほど、
率直で純粋な言葉に変換されて、それだけで悲しくて、心揺さぶられる。

ストーリー展開には少し迫力が欠けるものの、無難にまとめてきており、
一つのテーマで一貫したストーリーになっているのもキーポイント。

それに、ハーレム状態になっている状況で、それほど、読者のポイント稼ぎに
走らずに、サラッと流して、シリアスモードを継続させる作者の心意気が、
とても気に入りました。そういう作品ではないと、提示されたようで嬉しかった。

でも、最近、クルーエルがかわいくて仕方ないです。
強気なのか弱気なのか、わからないけど、悩みを抱えながらも、
何か、隠された秘密を持っていそうで、含みのある言葉。

彼女の成長物語としても、これからに期待したいです。

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竹岡 美穂

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