バカとテストと召喚獣12-1バカとテストと召喚獣12-2

俺たちの戦いは、これからも続いていくのでしょうか?


さて、今回の話が面白かったと問われると、うーん、となってしまう。
別に悪かった点は思いつかない。だけど、良かった点もない。

今回に限っていえば、単体での面白さはそれほどなかったということになりそう。
別に悪い意味ではないですよ。ギャグもそれなりではありましたけど、
面白かったですし、秀吉の声の演技には惹かれましたしね。

雄二の言っている通り、今までの積み重ねで、今回があるわけですから。
だけど、その集大成としては少しだけ期待はずれ感がある。

第2話でのAクラスとの戦いでの緊迫感やオチといったもの。
単純なシステムのイメージを覆すかのようなダイナミックなアクションシーン。

そして、前回の試験召喚戦争での作戦の読み合い。頭脳戦。
それこそ、頭を使って、システムを最大限に利用したAクラスとの本当の戦い。

あれ、待てよ。てか、前回の雄二の言葉は、どこにつながってくるんだ?

この学力だけがウェイトを占め、学力社会での差別化を図るシステムの狙いの
脆弱性や、その間違いを問うような流れじゃなかったのかな?

単純な試験召喚システムの本当の在り方。
学力だけが全てじゃない、と結論づけるために、今回のAクラスとの戦いが
オチというのなら、なんか納得がいかないですね。

雄二の言いたい事は、学力だけじゃなくて、今回の作戦みたいな
柔軟な発想力とかを指しているのだとしたら、大層な言葉を放っておきながら、
あなたもシステムに踊らされている一員ですよ、ってことになる。

うーん、次回、描かれるのかな。第2回のようなCパートでのオチがなかっただけに、
かなり不完全燃焼感が強い。あれ、今回はこれで終わり?って感じでした。