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家族と友達の絆。どちらも、強固なものであって…。


人のことをよく聞く風早が、爽子の言葉をさえぎってまで、主張したのが印象的。今までは、爽子の気持ちを汲みとって、言葉の一つひとつを大事にしていたのに、関係が進んで、風早から前に一歩踏み出した。

あくまでも、風早の強い意志。爽子のためではなく、自分のため。いや、爽子のことも考えてのことだろう。なんとか爽子をクラスのみんなと馴染ませてあげたいという気持ち。

それと交錯するように、自分の爽子への想いを抑えつけながらも、言葉に出してしまった風早。一瞬、くるみちゃんの告白のときのような緊迫感を感じてしまった。

だって、好きという思いにどんどん理由を付け足すよりも、素直な自分の気持ちをストレートに相手にぶつけることの方がフェアだから…。

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そして、ほんの些細な日常がこれほどまでに奇跡に包まれるなんてね。みんなと過ごせる日々。それは家族と過ごしてきた日々にはかなわなくて…。

ただ、一緒にいられることがこれほどまでに幸せだと感じられるのは、純粋に爽子が想われている証拠だろう。

そして、偶然と失敗は時に歯車を狂わせるけど、時に良い方向に出る。自分の思っていなかったこと。それは全てマイナスに作用するわけでもなくて、人によってはプラスに出ることもある。

それは今までの爽子のちょっとした努力。ちょっとした日常での自分の周りの人への思いやりが、転換期を迎えて、報われるときがきただけ。それだけなのに、涙が出る。

それは家族に対する優しさ。親からの期待に応えたい。親からの愛情に恵まれていると思っているからこそ、裏切れない。それは裏切りじゃなくて、成長なのにね。

だからこそ、お父さんは爽子に携帯をプレゼントした。今までは、ケータイを持たせないで、いつも家に居るのが当たり前だったから、必要なかった。

だけど、お父さんは爽子の成長を見ていたから…。いつかは、自分の元を離れて、旅立つときがくる。でも、一人娘として、自分の元にいつまでも置いておきたい。そんなわがまま。

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そのわがままは家族に対する縛り付けだと感じてからはやっと子離れ。そえは爽子の涙を見てからじゃなくて、父親として、いつも爽子を見ているからこそ、サンタではなく、自分からのプレゼントだと言えた。

これからは、家族だけでなくて、友達とも、色々な知らない人とも、交流ができる。その危険性を知っているからこそ、お父さんは慎重になった。

でも、爽子は立派に育った。そう確信したからこそ、雛鳥は親元を離れ飛び立てる。

飛び立って、信頼のおける友達の元へと、少しずつ変化を見届けられる。
それは爽子が願っているからこそ…。

本当のプレゼントは、ケータイではなくて、親としての許可なんだろうね。

そこで待っていた風早。言い出しっぺなので、みんなとのつながりも大事にしたいけど、一番大事なのは、爽子との関係。爽子といると楽しいと思える。

そんな爽子のためなら、なんだって出来る。
寒空の下、一人で爽子を待っていられる。

それは間違っていなくて、爽子のケータイという親の許可から、風早という友達へと受け継がれていく絆が、とても美しかったですね。

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