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信頼と友情に対抗する正義感との葛藤。


ポルターガイスト事件よりも、何よりも気になってしまうのが、初春たちの心情。
痛いくらいに伝わってくる。ダイレクトに、回り道をせずに、直接響いてくるんです。
その初春の強い声が…。

黒子は事件の解決に向かうために、ただの参考人として、話が聞きたかっただけ。
だけど、その言い方があまりにも春上にとってのデメリットしかないような聞き方が、
悪かった。そこで、目的と心情の食い違いが生じる。

佐天さんの場合は、どんなに正論であろうと、自分の意見が通らなくても、
美琴たち先輩のことを尊重する。あくまで、自分は無能力者なんだから、と。

だけど、初春は違う。そこは佐天さんのように引かずに、反撃に出る。
どちらが正しいとは言わない。ことなかれ主義に近い佐天さんが宥めるのもわかる。
もう少し、お互いが冷静に話しあえば、わかりあえる仲なんだから、と。

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でも、熱くなった初春は止められない。
自分に自信が持てなくても、他人を守ることだけは初春の信条だから。

変わりたい。そう願う春上。今の自分では不十分と承知の上での苦悩。
初春は他人の痛み、春上をわかってあげられるのは自分だけなんだから、と。

だから、守る。守り切る。どんなにそれが不毛な言い訳であろうとも。
それが初春。佐天さんのために泣いてあげられるような気持ちが溢れ出るのが、
初春なんだよ、と。ちょっと知った時間での相手でも、これだけ感情移入できる。

どんな相手でも疑うことから始めない。まずは相手を全面的に受け入れて、
全てを信じてあげることから、友情は生まれるんだと思っているから。

まあ、そこで、正義感の塊である黒子との対立。真実の中に答えがある。
まずは真実を知ること。それだけが大事なこと。
そのためには、手段や苦労や努力を厭わない。それが黒子。

でも、初春には、真実を知ったとして、その先に待ち受けている被害者や加害者の、
ちょっとした気持ちでも、わりきれない弱さ、いや、強さを持っているんですよね。

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徹底追求の黒子と全面的信頼の初春。

この二人のケンカはいつ見ても、面白い。
そういえば、昔の事件で初春たちが知り合った後の約束については、どちらも、
折れませんでしたよね。

そういう意味では、言葉はなくても、また仲良くなれるでしょう。
そんな二人の信頼の絆というのは太い気がしますね。お姉さま好きだしねw。

とまあ、春上のチャイルドエラー発覚はサプライズでしたが、
ロケットの中身が枝先だったというサブストーリーの中で明らかになっていたので、
それほど驚きはしませんでした。

問題はこれから。本当の核となる真実への追求はこれからですね。
だけど、その追求に初春と黒子の仲はどうなるのかは気になる所です。