この記事は、端的に面白くなかった、と思われる作品の感想を書いています。
もし、その作品が好きな人には、あまり良い印象を受けないと思うので、
読み飛ばしてください。

だけど、今季のベスト賞は読んで欲しいかも。

−秋季終了アニメ全体感想−

 うみねこのなく頃に
 けんぷファー
 夏のあらし!〜春夏冬中〜
 乃木坂春香の秘密ぴゅあれっつぁ♪


 今季のベストキャラ、ベストOP・ED、ベスト声優

の全体感想を書いています。

★うみねこのなく頃に [評価:D]

うみねこのなく頃に24-1 うみねこのなく頃に25-2
楽しめたEp1の面白さはどこへやら。
推理モノからファンタジーへ。魔法を使って、憎む人を殺し、財産を手に入れる。
人間の欲望うずまく腹黒い作品となってしまいました。

そして、ひぐらしの怖さや萌え、次々と出される謎といったものは、
ほぼ、なくなってしまい、残虐性と快楽殺人を助長するようなストーリー展開に
なってしまったのは残念だし、吐き気がする描写はあまり好ましくない。

ストーリー…3

こればかりは、解答編が放送されないと、今までの伏線がどれほど
意味があったものなのかわからないので、一概に甲乙をつけがたい状況。

ただ、ファンタジー色が強くなってしまい、思考を停止させるような、
怒涛の展開には好き嫌いが分かれると思うけど、私は好きじゃなかった。
それだけのこと。

キャラクター性…2

とりあえず、キャラクターが多すぎる。
18人と覚えるべきキャラが多くて、殺害された人を覚えるのも大変なのに、
ベアトリーチェ側の人間も出てきて、もうわけがわからなくなってきた。

特に真里亞の感情に同情しづらく、不安定な感情として、
片付けるには、少し人格が崩壊しているんじゃないかと思うほどの、
多重人格ぶり。

これだけ多い中で、魅力的なキャラがいないというのが残念だった。

画…4

モザイクをかけるんじゃなくて、もう少し、殺害描写を緩和して欲しかった。
グロいというよりもエグい。気持ち悪くなってくるくらいに、死体や血をリアルに
描きすぎたと思う。

演出…3

チェス盤をひっくり返させてもらうぜ的な展開が多すぎて、何が何だかw。
急展開は何度もあれば、慣れてきて、急展開でもなんでもなくなる。

推理しようとして考えると、それは違うとばかりに、今までのカギをなくしたり、
増やしたり、視聴者を混乱させようとして、ひねったのは、わかるけど、
混乱しすぎて、わけがわからなくなるというのは考えなかったのだろうか?

音楽…3

これは好みじゃなかったというのが一番の理由かも知れない。
OP、EDともに独自色が強く、BGMも雰囲気に合わせているけど、
不安にさせる音楽というのは、あまり好きじゃないんだ。

総合的な評価…2

回を重ねるごとに、楽しみが消えていった印象。
お? これは本格ミステリか? と思って、探偵気取り気分から、
徐々に残虐的ファンタジーホラー作品に変わってしまって、気分が萎えてしまった。

紗音や譲二の関係のように、もう少し、キャラに感情移入できるように、
ストーリーを進めてくれれば、多少は変わったんだろうけど、
次々と殺戮されていくだけのキャラを見るのはつらかった。

だけど、一度見てしまうと、答えが気になって、切れないんだよなぁ。

総合点…19


★けんぷファー [評価:D]

けんぷファー7-1 けんぷファー10-2
一体、何だったんだろう、ってな感じで始まって終わった作品。
バトルアニメなのかな、と思っていたら、意外とそうでもない感じで、
学園でのナツルの奪い合いの末に投げっぱなしエンドとな。

勝ち負けの問題じゃなくてだな…。臓物アニマルもそこで歌わない!
といった感じで最終回を迎えて、あぁ、このアニメは、自分をナツルに置き換えて、
ハーレムシチュエーションにもだえるアニメだったんだな、改めて再認識。

ストーリー…2

一応、最後のオチはついたよね?
伏線はとりあえず、回収できただけ、まだ良かったのかな。
もっとひどいエンドを予想していただけに、意外とまとめてびっくり。

毎回、しつこい沙倉さんに身悶える展開で、そのしつこさと粘着質な体質に
笑いさえ取れるほどに積極的な沙倉さんだったよ。

キャラクター性…2

雫かわいいよ雫。
とかなればいいんですけど、あからさますぎると、何故か萌えない。
こうじれったい関係の末に恋とかに発展すると、また違ったんだろうけどね。

無条件に主人公を好きになるキャラというのは、あまり好きではないのです。
意外と、男ナツルの意志って描写されていなかったり。

画…3

ときどき崩れていたような。気のせいかな。
だけど、あまり注目してみていなかったなぁ。

演出…3

ラストになって、変身ヒロインみたいな演出には笑えた。
頑張れば、これだけできるんだぞ的な印象を受けたけど、それまでは普通でした。

音楽…2

あんまり印象に残らなかったなぁ。
栗の子の無駄使いだったような気がするのは気のせいだ。

総合的な評価…2

一番最初に始まって、一番最初に終わった、けんぷファー。
楽しい、面白いというよりも、エロい、ありえねー、、みたいな感じで見ていた自分。

きっとこの作品は見方によって、好きな人にはかなり受けそうなアニメで、
好きではない人は毛嫌いするようなアニメでした。だけど、気になって、
途中で切れない自分もいたので、意外と楽しみにしていたのかも知れないね。

総合点…14


★夏のあらし!〜春夏冬中〜 [評価:D]

夏のあらし!〜春夏冬中〜12-1夏のあらし!〜春夏冬中〜7-2
スクランの小林尽大好き。夏のあらし!未読だけど、一期は見ているし、
シャフトが好きだから、視聴と感想続けたけど、今見返してみたら、
大した内容書いてないな。

それだけ期待はずれだってことなんだろうな。
あまり認めたくないけど。
オリジナル展開はいいけど、マンネリと恒例化は違うと思う。

恒例行事みたいにやよゐの電話注文の間違い、それに、塩ください。
会話の流れとは関係ないポージングに、賞味期限のタイムパラドックス。
色々と同じことの繰り返しで、何のアレンジも加えていない。

あぁ、ここはこうなって、オチはこうなるんだろうな、って感じでほとんど、
ながら見していました。真剣に見ていると、嫌気がさしてくるので。

新しい試みとしての実験作ならともかく、脚本家の手抜きと思われても、
おかしくないような作品提供の仕方には問題があったと思う。

ストーリー…2

一期はたまにオチが落ちてなかったのが不満だったのが贅沢だったように、
全くオチといっていいオチも、ヤマも何もなかった。
しかも、イミフな爆発オチ。という脚本家のやりたい放題。

キャラを存分に生かせない会話のやり取りはどうかと思う。
せめて、「生徒会の一存」みたいに、笑わせてくれれば良い要素が入り込めば、
話は変わるんだけど、無味乾燥な会話の応酬。

ストーリーを進ませてはいけないというしばりがあったのかわからないけど、
変わった事といえば、一とあらしの距離が近づいたことくらいしか思いつかんぞ。

キャラクター性…2

一期はキャラが生きていたんだけどなぁ。
キャラが自由に動き、ストーリーにしばられることなく、思い思いにしゃべる会話に、
少しだけ、心踊らせたものです。

なのに、二期はキャラが死んでる。生きているのは潤くらいだった。
色々な意味での人格崩壊に戸惑ってしまい、やよゐと加奈子好きとしては、
悲しい結末となりました。

画…3

シャフト得意の実写は不発。まあ、少しだけだったから良かったけど、
画だけはしっかりしていた気がする。まあ、会話だらけで、それほど、
背景が変わるわけではないから、描くのが楽と言うのもありますけど。

演出…2

あきらめ気味で見ていたので、それほど目を見張るものはありませんでした。
これだけストーリーが淡々としていると、演出サイドはどうしようもありません。
仕方ないね。

音楽…2

OPから挑戦的。全く作風の合わない楽曲を使うのもどうかと思ったけど、
何回か見ていると慣れるものですね。全く購買意欲はわかないけど。

反面、EDは大好きだった。こういうのを待っていたんだよ。
むしろ、OPは白石涼子さんでも良かったんじゃないか?

あと、やっぱり気になるのがボリュームの大きいBGM。
これのせいで、会話が聞き取れない。それだけで、気分が萎える。
リバイバルで高い年齢層ウケを狙ったんだと思うけど、どうかと思う。

総合的な評価…2

非常に残念な結果になりました。
本当、スクラン大好きだし、一期も頑張ったのに…。
全くやる気が感じられないアニメを見てしまった気分。

別にそれほど、コストをかけているわけじゃないから、
DVDも一期買った人が惰性で買うレベルのような感じ売れればいいよって印象。

好きな人には好きなんでしょうけど、キャラ崩壊だけはやめてほしかった。
二期でイメージ下がったキャラが多いこと、多いこと。

見なければ良かった。そう思えるアニメでした。原作読もうっと。

総合点…13


★乃木坂春香の秘密 ぴゅあれっつぁ♪ [評価:E]

乃木坂春香の秘密ぴゅあれっつぁ♪11-1乃木坂春香の秘密ぴゅあれっつぁ♪9-2
一期を見たときは期待していなかったんですよ。
だけど、二期はもしかしたら、という願望も打ち砕かれました。

なんていうのか、春香の秘密からは大きくそれてしまって、
王道ラブコメの道を進み、メイド隊なるものが出てからは
キャラ萌えだけアニメというか、キャラを覚えるだけで大変だよアニメになってました。

そして、ラブコメのラブの部分はそれほど練られた人間関係でもなく、
今までの延長線上に位置する恋愛となり、見所はエロシチュエーションだけと。

ストーリー…1


初めて1をつけたかな。
これ以上ないくらいに普通で起伏のないストーリーで、設定やシチュエーションを
考えるだけで精一杯と思えるような作者の手詰まり感を感じましたとさ。

キャラクター性…2

ストーリーがダメなら、キャラ萌えってなりますが、全くもって萌えない。
しゃあ氏の絵がなければ、全くもって生きてこないキャラの設定は、作っただけで
満足といった風で、こちらも不満が残る出来でした。

画…3

安定はしているけど、見せてはこない。
エロだけ期待すればよかったのでしょうか。

演出…2

これといった見せ場はなく、淡々と過ぎていく日常と、
おせっかい焼きな人たちが集まって、ダベっているだけという展開。
ヤマなし、オチなしに近い格好。

音楽…3

EDはN'sの力に頼っただけで、それほど気にならなかった。


総合的な評価…1

自信を持って、「1」をつけられるアニメ。
面白いという人もいるかもしれないけど、私としては、これ以上ないくらいに、
楽しめる部分がなかった。

見なければ良かったという後悔と時間の浪費でしかなかったという結果は、
なんとももったいない気分にさせる。もう少し、ストーリーをなんとかすれば、
大きく変わったんだろうけどね。全て予想の範囲内でした。

総合点…12


個人的今季ベストキャラクター、OP・ED、声優受賞発表

生徒会の一存12-4
ベストキャラクター賞…椎名真冬(生徒会の一存)

真冬かわいいよ真冬。キャラ萌えするなら、もちろん、生存から。
リアルでいたら、一緒にいたくないと思ってしまうのに、二次元だと、
思考がかわいすぎると思ってしまうのは何故なんだろうね。

次点では、「そらのおとしもの」からイカロス、「にゃんこい!」から水野楓。
「DTB二期」から蘇芳。「聖剣の刀鍛冶」からはセシリーと一杯いましたね。

イカロスのあの寂しげな表情がどうしても頭から離れない。
楓の純朴さは抱きしめたくなるくらいに、かわいい。蘇芳も同様。
セシリーはガンバレと応援したくなる女の子でした。


ツキアカリのミチシルベ2ツキアカリのミチシルベ1
ベストOP賞…「ツキアカリのミチシルベ / ステレオポニー」(DTB)

何度聴いたかわからないOP。曲の持ち味を最大限に生かした映像美。
作品の雰囲気を出しつつもネタバレ風ではないOP。
ステレオポニーの勇気づけられる力強い歌い方も相まって、最高のOPでした。

次点では、「そらのおとしもの」から「Ring My Bell」。
このかわいらしくも、カッコいいOPの出来は最高でした。
最終回が終わって、改めて見ると、なるほどねー、と感じさせる絶妙さ。

それと、すぐりの「聖剣の刀鍛冶」OPも大好きだったなぁ。


虹色ポケット1虹色ポケット2
ベストED賞…「虹色ポケット / 清浦夏実」(ささめきこと)

この曲は神曲。作品が終わったあとにも、ずっと聴いていたいと思えるほどに、
明るくて、かわいくて、それでいて、切なくて、十分な出来でした。

次点では、「そらのおとしもの」のED全てが良かったんだけどね。
どれが良いってわけでもないくらいに、全部出来が良かった。特にパンツEDは最高!


生徒会の一存7-2
ベスト声優賞…堀中優希(生徒会の一存 椎名真冬役)

ここには新人を入れたいんですよね。

ベテラン声優も素晴らしいんだけど、将来性と声の特徴を考えると、
やっぱり陰鬱でありながらも、どこか夢見がちな真冬という難しい役を
完璧にこなした所に注目して欲しい。

次点では、声が大好きなお二人、井口裕香や保志総一朗とか、
良い感じで自分の色を出せていた気がする。


- 前の記事。

[アニメ]2009年秋季終了アニメ全体感想 -その1-
[アニメ]2009年秋季終了アニメ全体感想 -その2-
[アニメ]2009年秋季終了アニメ全体感想 -その3-

以下は、アニメ調査室(仮)さんがやっているアニメ評価調査。

2010冬調査(2009/10-12月期、終了アニメ、26+2作品)

01,11eyes,C
02,青い文学,x
03,NEEDLESS,x
04,にゃんこい!,A
05,ささめきこと,B
06,けんぷファー,D
07,空中ブランコ,x
08,獣の奏者エリン,x
09,こんにちは アン,x
10,そらのおとしもの,A
11,クプー!! まめゴマ!,x
12,うみねこのなく頃に,D
13,アスラクライン 2 (2期),x
14,真・恋姫無双 (2作目、1期),x
15,聖剣の刀鍛冶 (ブラックスミス),A
16,生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録,A
17,WHITE ALBUM (ホワイトアルバム 2期),B
18,ミラクル トレイン 大江戸線へようこそ,x
19,秘密結社 鷹の爪 カウントダウン (2期),x
20,クイーンズブレイド 玉座を継ぐ者 (2期),x
21,乃木坂春香の秘密 ぴゅあれっつぁ (2期),E
22,夏のあらし! 春夏冬中 (あきないちゅう、2期),D
23,Darker than BLACK 流星の双子 (ジェミニ、2期),S
24,まほろまてぃっく ただいま おかえり (特番),x
25,ひだまりスケッチ×365 特別編,x
26,おんたま! (ネット配信),x
27,古墳ギャルのコフィー (再放送),x

{総評、寸評など} (自由記入、引用する場合あり)

01,11eyes,C

原作プレイヤーと未プレイヤーで意見がわかれたけれど、
未プレイの自分としては、素直に楽しめた作品。最終回がアレだったけど…。

現実と虚構の狭間で揺れる、儚くも熱い友情が見所でした。
次々と覚醒する様はちょっぴり笑えるんだけど、何かワクワクする部分でもあり、
それぞれの能力の背景やエピソードを挟んだことで、より一層、面白さを感じました。

ただ、未来視&平行世界で考えると、何でもアリだな、と思ってしまう点が残念。

04,にゃんこい!,A

視聴前はけんぷファーと同じくらい期待していなかった。
どうせ、萌えアニメとして、無難な出来でそれほど面白くはないんだろうなぁ、と。

だけど、見事に期待を裏切ってくれた。
まさかの日常系ほのぼのコメディとして、毎週の楽しみになっていた。
笑える、泣ける、かわいいと三拍子そろっての完成度。

05,ささめきこと,B

始まる前は、倉田脚本とあって、かなりの期待感をもって臨んだ、初回放送。
だけど、もう少し頑張れたであろうというのが自分の意見。
いや、面白いですよ。毎回が楽しみで仕方なかった。

純夏の一挙一動にも目が離せないし、女の子の心情を丁寧に扱った作品。
必ず比べられるであろう「青い花」とは違った雰囲気を出して、男性の目から見た、
女の子の百合というものが見れたので、なかなかに新鮮だった。

06,けんぷファー,D

一体、何だったんだろう、ってな感じで始まって終わった作品。
バトルアニメなのかな、と思っていたら、意外とそうでもない感じで、
学園でのナツルの奪い合いの末に投げっぱなしエンドとな。

勝ち負けの問題じゃなくてだな…。臓物アニマルもそこで歌わない!
といった感じで最終回を迎えて、あぁ、このアニメは、自分をナツルに置き換えて、
ハーレムシチュエーションにもだえるアニメだったんだな、改めて再認識。

10,そらのおとしもの,A

( ゚∀゚)o彡゚ おっぱい!おっぱい!
そんなアニメだと思っていました。所詮、全てはエロなんだよってな感じで。
神酒原さんに薦められていなければ、見ていなかったかも知れない。

それだけ、エロ要素の塊のイカロス。
エロ嫌いな自分としては、見る価値もないとか狭い了見で作品を測っていました。

だけど、始まってみると、初回はまだしも、エロ要素はギャグ要素として、
時にシリアス要素として、変態に磨きをかけつつ、絶妙な位置を保っていることに、
びっくりした。本当、この作品は丁寧に作られていました。

12,うみねこのなく頃に,D

楽しめたEp1の面白さはどこへやら。
推理モノからファンタジーへ。魔法を使って、憎む人を殺し、財産を手に入れる。
人間の欲望うずまく腹黒い作品となってしまいました。

そして、ひぐらしの怖さや萌え、次々と出される謎といったものは、
ほぼ、なくなってしまい、残虐性と快楽殺人を助長するようなストーリー展開に
なってしまったのは残念だし、吐き気がする描写はあまり好ましくない。

15,聖剣の刀鍛冶 (ブラックスミス),A

萌えと燃えの共有。熱さとクールの中間。悲しみと喜びの狭間。
なんていうか、こちらが期待しているものを、きちんと映像作品として、
伝えてきてくれるので、こちらはそれを考え、妄想し、想像する。

だけど、時に、無常な展開や、悔しさと悲しみに暮れるときもある。
そういうときは、シリアスに考えさせ、悩ませ、苦しむ。セシリーの気持ちになれる。
きちんと考え、それぞれの正しさを楽しむ喜びを味合わせてくれた。

16,生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録,A

今季、一番期待していたアニメ。
期待通り、いや、期待以上の出来だったけど、周りの評価は低い。
面白いのに…と思っても、なかなかこういう作品の擁護は難しい。

本当、ギャグの好き嫌いは感覚的なものだと思う。
パロも人の感じ方によって違うものだし、センスも違う。
建前でハーレムを目指す、わいわいインドアアニメでした。

17,WHITE ALBUM (ホワイトアルバム 2期),B

分割2クールだったホワルバ。前回までの内容を覚えているかといったら、
全部は覚えているわけじゃなくて、どうしても、作品の雰囲気に入り込めなかった。

そういう意味では、こういった伏線が張り巡らされた作品で、
分割2クールは理解が難しかったよね。それで、初回に切った人も多数いました。

でも、意外といっては失礼なんだけど、毎回のクオリティが高く、
ただの恋愛モノ、アイドル成長モノとして、片付けてしまうには惜しい作品であって、
コアな人にとっては、眉唾ものの展開・設定だった。

もう少し、評価されても良いアニメ。ただ、視聴者層のどこを狙っているのかが、
不明だったために、万人にオススメできないのが残念だ。

21,乃木坂春香の秘密 ぴゅあれっつぁ (2期),E

一期を見たときは期待していなかったんですよ。
だけど、二期はもしかしたら、という願望も打ち砕かれました。

なんていうのか、春香の秘密からは大きくそれてしまって、
王道ラブコメの道を進み、メイド隊なるものが出てからは
キャラ萌えだけアニメというか、キャラを覚えるだけで大変だよアニメになってました。

そして、ラブコメのラブの部分はそれほど練られた人間関係でもなく、
今までの延長線上に位置する恋愛となり、見所はエロシチュエーションだけと。

22,夏のあらし! 春夏冬中 (あきないちゅう、2期),D

スクランの小林尽大好き。夏のあらし!未読だけど、一期は見ているし、
シャフトが好きだから、視聴と感想続けたけど、今見返してみたら、
大した内容書いてないな。

それだけ期待はずれだってことなんだろうな。
あまり認めたくないけど。
オリジナル展開はいいけど、マンネリと恒例化は違うと思う。

恒例行事みたいにやよゐの電話注文の間違い、それに、塩ください。
会話の流れとは関係ないポージングに、賞味期限のタイムパラドックス。
色々と同じことの繰り返しで、何のアレンジも加えていない。

あぁ、ここはこうなって、オチはこうなるんだろうな、って感じでほとんど、
ながら見していました。真剣に見ていると、嫌気がさしてくるので。

新しい試みとしての実験作ならともかく、脚本家の手抜きと思われても、
おかしくないような作品提供の仕方には問題があったと思う。

23,Darker than BLACK 流星の双子 (ジェミニ、2期),S

最後まで、一期を見ないまま、最終回を迎えてしまった作品w。
だけど、他のブログの感想を読んでいれば、大体のあらすじはつかめるし、
ストーリーもそれほど難解ではなく、明快だった。

難解というよりも、複雑ではあったけどもね。その複雑さが展開をダラケさせない。
蘇芳の孤独、ヘイの優しさ・残酷さ、そういった内面だけでなく、
アクションや組織の謎など、散りばめられた面白さに感嘆するばかりでした。