DARKER THAN BLACK -流星の双子-12-1DARKER THAN BLACK -流星の双子-12-2

蘇芳の気持ち、ヘイの真意、色々と考えさせる作品だった。


別に終わらなくてもいいんじゃんか。
終わらないことで、視聴者に考えさせ、思考をめぐらし、気持ちそのままに。
強引にまとめて、終わらせるより、よっぽどいい。

と、言いながらも、一期はまだ、10話くらいしか見ていないので、
ほとんどの意味を理解できないままでいる。まあ、一期を見ている人もわからないと
いっているので、そこは深く考えないでもいいんじゃないか。

ここはDTB蘇芳編として、蘇芳に注目してあげるべきだと思うんだよ。
蘇芳の気持ちを考えていたとは考えにくい紫苑の演出。蘇芳のコピー。
てっきりコピーしたミニクジラを水槽に入れて鑑賞するためだけに作ったと思った。

ただ、自分の為に…、自分が好きだった蘇芳を残したいというわがまま。

そんな理由だと思ったんだよ。だからこそ、蘇芳としては悔しい。真意を知りたい。
だけどさ、紫苑は蘇芳の面影を追って、事故で亡くなった蘇芳にも、
普通の人と同じ人生を歩ませたかったんだと思うよ。全ては蘇芳のために。

自らの犠牲を顧みず、命を削ってまで、蘇芳のコピーを作り、記憶を植え付け、
一人の女性、蘇芳として、人生を終える。それは何も知らないままに、
幸せな形で記憶を重ねて尽きることが、紫苑の本位であるかのように。


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だから、蘇芳は真実を知らない方が良かったんだよ。
知っていい事実と、知らなくていい真実がある。
何も事実や真実ばかりが、正しいわけじゃない。

そこには、人の思いや、感性や感謝や感情がある。
ただ、ヘイと過ごしてきた、厳しくも辛くて、だけど楽しかった思い出。
水族館での家族との憩い。学園でのちょっとした日常。

その全てが全否定されたまま、朽ちていく、蘇芳のコピー人生に、
何か悲しみや憤りや、どうしようもない虚無を感じてしまう。


所詮は実験。ただのモルモットでしかなかった。

だけど、人間なんだよ。一人の人間として、生まれて死んでいった。
せめてもの救いは、生き残ったであろうヘイが覚えていてくれたことくらいか。

あぁ、走馬灯のように蘇る蘇芳の思い出が涙を誘う。

本当、とても良い最終回だったと思いますよ。
一期を見ていない人でも、これだけ楽しめさせるストーリー展開には、
脱帽ものでした。あぁ、また、笑顔で生活する蘇芳が見たい。