ブログネタ
とある科学の超電磁砲 に参加中!
とある科学の超電磁砲12-1とある科学の超電磁砲12-2

弱者は強者には勝てなくて、でも、少しだけ、希望は見えて…。


交戦になったときには、初春の拘束具をあらかじめ外して、
いつでも逃げられる状態にしてあげる。やっぱり、弱いものには優しい。
弱者を守るための、強者いじめ。

初春は図らずも、木山せんせいと呼んで、枝先を思い起こさせた。
研究者としての木山せんせい。教師としての木山せんせい。
どちらも権威ある有職者だ。木山に対する敬意や信頼がこもっている。

でも、木山せんせいは責任を感じてか、もしくは、こうなった結末を憂いてか、
白衣を脱いで、研究者として、先生と呼ばれるポジションから降りたはず。
だけど、初春みたいな純粋な子は、まだ自分を先生と呼ぶ。

やめてくれ! そんな気分だろう。
だけど、悪くはない。最後まで弱者の味方であり続けたんだから。
なので、初春に助言をした。あくまで、慕ってくれたお礼だ。

とある科学の超電磁砲12-3とある科学の超電磁砲12-4

美琴「ごめんね。気づいてあげられなくて」


佐天さんを含む無能力者の心からの叫び。それは期待からプレッシャーから、
夢や希望を全て打ち砕き、プライドまでなくしかけるような、そんなセカイ。

そのセカイの中で日々闘い続けていた、佐天さんの気持ちを
美琴は、こう表現した。悪いのは強者じゃない。だけど、弱者でもない。
なのに、なんだ、このもどかしくて、悲しい気持ちは。

正義や悪といった、そういうものではなく、ただ悲しみに暮れている無能力者の
思念が、鬱憤がたまっているだけなんだ。それをまた、能力で、ちからで、
押さえつける結果になってしまったことに、美琴は寂しくもつらい思いを感じている。

だからこそ、そんな弱者の思念をまっすぐに見ていられなくて、
下を向きながらも能力で、化物を倒そうとしている姿には、カッコよくも、
なにか憂いを感じるシーンでした。

だけど、レールガンを撃つシーンには感動した。
感動と言う言葉で表現するのが、おこがましい程の感動。
このときの「only my railgun」の盛り上げ方がハンパなかったし。

弱者の憂いを吹き飛ばし、励ますかのような、希望を送ったレールガン。
それは笑顔で、明るく前を向いて歩けるように夢に向かって努力してガンバレと、

とある科学の超電磁砲12-5とある科学の超電磁砲12-6
で、我らが佐天さんも久しぶりの登場。

あんなことをしゃべってしまって、恥ずかしさや照れを感じて、病室を抜け出して、
初春と再会したときのことを考えていたんだろう。

なので、そのごまかしのために、あくまでいつもと同じように明るく振舞う佐天さん。
だけど、初春の努力が、初春の体の傷から伝わってきて、うまく言葉にできない。

いや、顔を見られたくない。見せたくない。
泣きそうになるなんて、もう、自分のそんな弱い部分をこれ以上は。


だからこそ、抱きしめて、顔を見られないで、お礼や謝罪を言う。
それが、現時点で出来る佐天さんの恩返し。そして、しんみりしたムードを
吹き飛ばして、いつも通りの関係でいてくれるよね的なスカートめくり。

せっかく良いシーンなのに、台無しなんて思わないよ。
だって、今までもこれからも、二人は、こんな感じで、いつまでも一緒に
い続けるんだから。しんみりよりも明るく楽しく生きていたいものね。


そんないつまでも変わらない4人の姿があって、
しんみりしたED曲なのに、何故か拍子抜けするくらいに、
4人とも愛しくて明るくて、誰もが悪いわけjないグッドエンドでした。