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爽子フィルターでは良い人か悪い人か判別できない精度。


爽子の良い人フィルター。話しかけられるだけで、良い人認定は危ないぞ、爽子。その理論で言うと、道を尋ねてくる人はみんな良い人になるぞw。

爽子と好対照な、くるみ(下の名前、沢梅では呼ばれないので、以後、苗字にした)。思ったことは一緒でも考えていることは違う。

爽子は思ったことをストレートに言葉に表現するけど、くるみは途中で変換かけてる。

そういう素直すぎるのもどうかと思われている、昨今の厳しい社会の中にあって、爽子は大変な思いをするかもしれないけど、それはまだ先の話。

ここは思っていても、言葉に出すときには、取捨選択して吐き出すくるみの器用さに注目したい所。

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「髪の伸びるお人形」

くるみに風早を重ねた爽子だけど、くるみはやはり、貞子としか思っていないようで。

矢野と吉田も同じように言葉を選んで出しているけど、こちらは嘘偽りなく話すたちなので、相手にとって気まずいことは遮断しているんだよね。そこがくるみだと、相手にとって耳障りの良い言葉に変換して出す。

思っていることと逆の言葉を出すことと、思っていることを出さないのでは全然印象が違ってくるんだなぁ、と実感。

風早の前では良い子ぶりを印象付けるくるみですが、風早と爽子と同じ、表面でのキラキラ感をバックに当てると、本当は純粋な良い子なんじゃないかと思えてくるから、表面や外見の見てくれで、裏面を覆い隠してしまうような感覚。

外見と内面は表裏一体と思わせてくるんだから、邪気のない笑顔というのは、ある意味、詐欺と同じようなものだなぁ。それでいて、くるみの内面を全然表現してこない不思議さ。本当、わからない。

何が正しくて、何が間違っているのか、爽子視点で見ても、風早視点で見ても、矢野と吉田視点で見ても、わからないんだから、人の心を読んだり偽ったりできるというのは、ある意味では才能なのかもしれないね。

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とまあ、髪型という、こんな大事なことを矢野と吉田に決めてもらう爽子がかわいすぎる。本当、爽子が言うと、一生そのままの髪型で生きていきそうだからこわい。

ロングのストレートは手入れが大変(ドライヤーだけで40分くらいかかる)なので、なかなか好む女性はいないから、そういう所はきちんとしている爽子としてはオリジナリティにもなるし、そのままが一番いいと思うけどね。

だけど、矢野と吉田が今まで触れないでいてあげた髪形について、自ら提案してくるとは爽子も少しだけ乙女の一歩というか、友達を頼ることを覚えたって感じでしょうか。それすらもおこがましいとか思ってそうだもんな。

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そんなこんなで急速に近づいたくるみと爽子の関係。

矢野と吉田と友達になるまでは紆余曲折あって大変な思いをしてきて、平野や遠藤とも何度か話して、何度も話して友達になった。

そんな苦労も何もかもスッとばして、爽子と友達といえるくるみの親近感。

それは欺きか才能か、本心がわからないことには、なんともいえない。

だけど、爽子の表面しか見ていないで、悪い噂でしか聞いてなくて、それほど話もしていないで、相手が仲良くしようというのは、どう見ても裏がありそうだと思ってしまうんですけどね。

風早やくるみに会う前の、爽子と平野・遠藤の対比がうまいんだよね。屈託なく話している二人との関係以上のものをくるみは求めているんだから。

今回はそんなくるみや風早や爽子の心情を丁寧に扱ったおかげで、それほどストーリーは進んでおりません。だが、それがいい。これからも、このスローテンポでお願いします。

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