生徒会の一存9-1生徒会の一存9-2

珍しく全体的に良い雰囲気でまとめてきたなぁ。


過去をさらしても、大丈夫だという知弦姉さんの生徒会メンバへの信頼感。

本気出せば、シリアスな人間関係や感情変化とか、うまく表現できるんだなぁ。
今まで、みくびってきたよ。笑いだけでなく、心ほっこりもできるんだね。

高校デビューという言葉がある通り、中学の時のイメージを一新させて、
心機一転、今までの悪いイメージから脱却し、良いイメージをつけさせることが
目的の学園生活があります。

中学では陰気な人が明るく盛り上げ役になったり、ふざけた人がまじめになったり、
若いからこそ、自分の性格を変革して、周りに合わせることができるんですよね。

まあ、大体は、外見は見繕っていても、いつかは内面がバレる日がくるので、
それはそれで面白さや悲しみがあります。

なので、そんな知弦さんが中学時代から高校時代になってから変わったこと。
それが生徒会メンバにばれてしまったときに、周りや自分がどう対応するのか、
色々と楽しみや不安が残るものです。

だけど、知弦としては、高校ではクールな性格で、少しだけ高飛車な雰囲気を
まとっているけれど、昔は違ったんだよというのを、
生徒会メンバに知って欲しかったという勇気に感服です。

だって、二重人格とまでは言わないまでも、今の知弦も受け入れて、
昔の知弦を受け入れられるかは、当事者たちの問題だと思う。
そんな暗い過去も含めて、今までと変わらずに接せられるか。

真冬や深夏のテンパリ具合とか面白かったけど、結果的には、
知弦の狙い通り、生徒会メンバが優しく今まで通り接してあげることが
できた優しさに感動モノでした。