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あー、んもう! たまらなく、かわいいなぁ、みんな!


かわいいとか、好きとか、嫌いとか、そんなの、どうでもいいくらいに、かわいいなぁ。
片思いに片思いを重ねて、つながっていく人間模様。

それが恋とか、愛とか、そんな気持ちだけで割り切るんではなく、
好きという気持ちが先行しすぎて、絡まっていく人間関係。
だけど、少しずつ、ほどけていって、自分の中で、それぞれ折り合いをつける。

今回のキャラたちがかわいいと思ってしまうのは、純夏も朱宮も、
自分の魅力を引き出そうとするんではなく、相手に自分の好みを合わせているから。
なんとか、精一杯、自分を変えて、好きになってもらう努力をする。

それは風間にとっての「かわいい」になりたいという純夏の気持ち。
今回は純夏にとってはべた褒め回だったと思います。
才色兼備、文武両道、ある男子生徒が言っていた完璧すぎる女生徒。

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完璧すぎても、それは風間にとって好かれる要素がなければ、
自分には無駄なものと考えてしまう純夏の気持ちは、純真で、まっすぐで、
だけど、時々、周りが見えなくなってしまう。だからこそ、かわいい。

完璧な人間なんていません。いたとしても、それは完璧に見えるだけであって、
それぞれ、自分なりの悩みを抱えているものです。だからこそ、風間の「かわいい」
になりたくて、頑張ろうとする純夏が愛おしく思えるんだ。

その「かわいい」に固執しすぎて、風間は純夏に対するポジティブなイメージを
語ってくれているのに、耳に入らないw。風間は暗に、「かわいい」と純夏は別物で、
純夏は純夏のままで、十分好きなんだよ、というのを伝えたかったんだと思う。

風間の「守ってくれる」とか「女子高では大人気」とか、もはや、デレの領域。

なのに、完璧主義の純夏にとっては、自分には「かわいい」がなかったのを
気にしていて、ようやく朱宮のおかげで、「かわいい」を手に入れたと思って、
花束をもって、いきなり自信に満ち溢れている姿には少し笑えた。


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だけど、現実は残酷で、「タイプじゃない」の一言で、全てが崩れ去りました。

風間さんはいい子で、明朗快活で他人思いの所は十分にある子なんだけど、
時々、こういう何気ない失言をはいてしまうのは、少し問題かな。

親友だと思っていた人に、「お前は友達ではないよ」と言われたときの気持ちと
似ている。気持ちのすれ違い。言葉で傷つくことも多くあるだろう。
だけど、落ち込むだけでなく、それに立ち向かっていかなければいけないときもある。

今回は、朱宮を追いかけることで、少しだけ、自我を取り戻していた純夏の心は、
強いなぁ、と思ったり。例え、親友じゃない、友達じゃないと言われたとしても、
今まで通りの関係を築いたままにしたい純夏の気持ちには、少し励まされた。

そして、朱宮の勇気をもっての、ちょっとした告白w。

禁断の「かわいい」ワードを口に出してしまったがために、少しずれた方向にw。
まさか、告って、壁に貼り付けられるとは思っていなかっただろうに。
足が浮いていたのに、少し笑えたよ。この態度も「かわいい」ってw?

あぁ、だけど、3人とも青春しているなぁ。

男女交えての三角関係だけど、どれも実りそうにない、面白い関係。
お気にの、きよりんは今回出番少なかったけど、朱宮を交えての4人での
様子が見てみたいですね。