今季は色々ありすぎて、なんだか頭が整理できないよ。
なんというか、最終回週となった先週は、悲しさで埋め尽くされたかのよう。

いつも通り、夏アニメが全て終わったので、総評と全体感想でも書いています。
ほとんど、一オタの戯言で、個人的主観だから、別に気を悪くしないでくださいな。

ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人」さんの企画にも参加予定。

なんと今季は14本!
夏季は無茶やりすぎたなぁ。春季は4本だというのに、無理するものじゃないな。
でも、どれもが切って捨てられないくらいに良作が多い今季となりました。

毎度、点数ついてますけど、評価はただの主観なので、気にしないでください。
むしろ、私の場合はストーリーとキャラ萌え重視なので、それほど当てにならんw。
そうなると、ほとんどが満点だw。

てか、今回はマジで長いので、全部読んでくれた人には感謝しきれないです。
(私の記憶が定かなら、過去最長w)

−夏季終了アニメ全体感想−

★宙のまにまに [評価:A]

期待はそれほどしていなかったんですよ。それに初回を見た限りでは普通だな、
と思っていた程度。あとは惰性で見ていたけど、いきなり、美星の輝きのバックに
あるものに気づいてからは全く見方が変わったね。

この子は、星にしか興味がないと。てっきり朔と美星の恋愛モノのような予感が
していたから、いつになったら恋愛モードになるのかと思ったけど、最後まで
ならなかった。よくぞ最後まで貫き通したよ。

そういう意味では、天体観測という題材を元に作られた、青春ドラマと見るべき
なんだろう。星の素晴らしさ、一緒にただ星を見るだけで、これだけの感動を
与えられるとは恐るべし、まにまに、って感じでした。

ストーリー…4

一話完結モノとしては、きちんと、最後に感動を提供してくれて、
いつも楽しみに見せてもらっていた。だけど、コメディ的ノリが少しだけ古くて、
その部分で、中盤だらけた部分もあったかな。

キャラクター性…5

姫ちゃんというキャラなら、どこでもいそうだけど、美星というキャラは、
どこを探してもいないんじゃないかな。これだけ熱中していて、周りが見えていない
ほどに、星を愛しているキャラはいないだろう。

画…4

これは私がキャラデザがあまり好みでないだけで、作画は良かったと思う。
特に星空を描くシーンでの気合の入れようが違うので、なんかそれだけで、
満足している自分。

演出…4

ラスト付近で星を見せるシーンでは、気合が入っていたけど、
日常シーンでは、少しダラダラ感がして、もう少し、活力があった方がいいと思うよ。
特に、朔が。ほとんど憂鬱な顔しか見ていないw。

それでも、星が関わると、美星と同じように輝き出すんだから、
確実に美星から良い影響を受けたよね。

音楽…4

毎回、星を見ながらの、EDの「星空のサラウンド」にはいつも、
胸が締め付けられる程、感動してしまった自分。ここだけは完璧だった。
あとはSEだけがなんとかなれば、もっとよくなったと思う。

総合的な評価…4

とにかく、美星がかわいい。かわいいだけじゃないのが、またいい。
この美星こそが萌えを超越して、一つ高みに上っている気がするよ。

とまあ、星の話でしたね。
最初から最後までテーマは星と友情と絆というのは変わらず、一貫したテーマだった。
横浜に住んでいると、星を見る機会なんてなくて、九州にいたころを思い出して、
その頃の星空を思い出して、感動してしまう。

そんな視聴者も多いんではないだろうか。それぐらい、星というのは、
美しくて、輝いていて、天文学的に離れていて、そんな、大自然の広さ、
大きさを考えると、自分の考えがちっぽけなものだと思って、
どうでもよくなってくるほど、自然に圧倒されます。

いやぁ、良い美星アニメでした。

総合点…25


★青い花 [評価:S]


とても好きな作品で、何度も見たい。
いや、あーちゃんとふみちゃんをずっと見ていたい。

百合が好きではない、いや、むしろ大嫌いに位置している私の価値観でさえ、
超えてしまうような、絶妙な心理描写。

綱割りのような人間関係の微妙なバランス。
それが崩れそうで、なんとか倒れないように見守っているだけでも、
ハラハラドキドキしながらも、先の読めない展開に心躍らせたものです。

ストーリー…5

あーちゃんとふみちゃん、その二人を取り巻く環境に流されながらも、
自分がこれからどうしていきたいかを一歩一歩足を踏みしめながら、
つづられていくストーリーは、秀逸ものでした。

ふみちゃんを中心に、見ていて、泣けるときもあれば、笑えるときもある。
怒りや悲しみが、心の底で小さくくすぶっていて、不満となって、表れるときもある。
そんな女子高生の不安定さを、忠実にリアルに描いた所が素敵でした。

キャラクター性…5

それほど、あーちゃんとふみちゃん以外のキャラは出さずに、
それぞれ魅力的なキャラを持っています。

杉本先輩や京子のような対照的なキャラもいれば、ただ浮かれているだけの
3人組もいました。女3人寄ればかしましいってね。

画…5

この淡くて、水彩画で書いたようなタッチが大好きだった。
崩れるどころか、表情の一つ一つまで、丁寧に描かれていて、
涙のシーンでは、かなりつられ泣きしたものなぁ。

演出…5

ふみちゃんと杉本先輩の話を全面に出すと、全体的に暗くなってしまうので、
少しだけ楽観的な、あーちゃんがからむことで、微妙なバランスと保っていました。
そんな感じで、明と暗が別れていたけど、意識しないで、笑えて、泣けて。

音楽…5

OPの「青い花」が大好きでね。今でもハードリピートしているものだよ。
なんだろう、この歌を聴いていると、あーちゃんとふみちゃんの笑顔が
浮かんでくるんだ。

それに、作中のBGMは少し寂しげで凛としていて、落ち着いた雰囲気を
出していて、淡い絵に絶妙にマッチしていました。

総合的な評価…5

百合作品と一言で片付けられるといてもたってもいられなくなる。
そんな枠で縛るんではなく、少女たちの儚くも、もろい、友情をテーマにした
青春ものとして見て欲しい。

ひと時の夏だけで、少女は子供から大人になる。そんな心の変化。
ふみちゃんを見ていると、心と体はつながっていて、心でダメージを受けたら、
体にもおかしな影響があらわれる。

心が弱い人と言っては失礼だけど、打たれ弱いというか、誰かが守って
あげなければいけない人なんですよね。それほど女性はナイーブで弱い。

そんな少しずつ変わっていく心境の変化を、淡々と、そして情熱的に、
表していて、青春の甘酸っぱさを感じてしまう。

本当、心というものに焦点をあてたら、この作品の右に出るものはいないと思う。

総合点…30


★狼と香辛料II [評価:A]


この作品については大して語る事もないだろう。
一期の出来に負けらずとも劣らずだろう。

ロレンスの苦悩とお金の怖さ。商売という大変さを少しでもわかった本作。
まあ、そんなことより、ホロがかわいければよいのじゃ。

ストーリー…5

ラノベ作品で、これほどまでに丁寧に描写した作品があっただろうか。
本当、荷馬車の上での二人の会話も楽しめ、街に入っての緊張感。
そして、問題。と、ゆったりとしながらも視聴者を飽きさせない展開に脱帽です。

キャラクター性…5

ホロがいるから、それだけで満足。でも、ノーラのかわいさは異常だったなぁ。
再登場を期待したんだけど、そりゃ、まあ、行商人だからね。
出会いも別れも一期一会なもんさ。

まあ、今回はカッコいいエーブの迫真の演技に惚れたな。
いまや、頭の切れるロレンスに対して、勝負を持ちかける度胸と、
その余裕のある姿勢が、どうにも、敵にしたくないキャラなんだぜ。

画…5

完璧でした。
これはそれしかいいようがない。
あ、でも、ホロがだんだんとかわいくなっていくんだがw。

演出…5

ゆったりとした中で、いきなり訪れる転機と張り詰める緊張感。
この空気がたまらないね。ロレンスとホロのたわいない話が嘘のように思える
不思議。ここの演出はお見事。

音楽…5

一期に続いて負けず劣らずのサウンドでした。
OPしかり、EDしかり、全てが高品質クオリティでした。
なにより、ロレンスが焦っているときのBGMなんかは素晴らしいとしかいいようがない。
こちらにまで、緊張が伝わってくる。

総合的な評価…5

さすが狼と香辛料。クオリティもシナリオも全てが高い。
ほとんど安心して見れるのがいいですね。
いきなり超展開とか、突然キャラが崩れることもない。

総合点…30


★GA 芸術科アートデザインクラス [評価:S]


今季、笑いと芸術と美で、かなりイチオシしていた本作品。
動いているだけで、感動モノでした。本当、きゆづき先生の絵が大好きでねぇ。
もう、絵を見ているだけで、うっとしちゃうぐらいさ。

ストーリー…5

ストーリーは4コマなのに、前後がつながっていて、切れ目なく、美術ネタ、
芸術ネタを多く使ってきて、一つの回として、きちんとオチまでつけて、
脚本の待田堂子さんがの上手さが光りました。

キャラクター性…5

きさらぎ、ノダミキ、トモカネとキャラの特性が強い。
それに加えて、美術部のあーさんが上手い具合に中部弁で笑わせてくれました。

あーさんのかわいさは伊達じゃない。部長小屋に入っているあーさんを見ると、
それだけで、飼ってみたくなるもん。でも、その裏では、泣けるエピソードもあるんだし、
素晴らしい美術部のみんなでした。

画…5

これは20点でも30点でもあげたいくらいだ。
芸術と思っている原作絵とキャラデザがほぼ一緒というのは、本当感謝。
動かしているだけで、終始、ニヤニヤしていました。

この絵だけでも、芸術だし、芸術作品にも細かい所にこだわりも見られた。
本当、安心してみていられる。

演出…5

キサラギ組と、あーさん組で、それぞれわかれて、話を展開してくれたおかげで、
マンネリ化だけは防ぐ事ができた。それだけでも素晴らしいと思う。
芸術ネタはわかると面白いけど、わからないと、ただの難解用語だから、
きちんと、例を出して、解説してくれたスタッフの優しさを感じましたわ。

音楽…5

ほんにゃか、ぱっぱ、うんぱっぱー ♪ えーがいて、あそぼ ♪

うわー、いつまでも耳から離れない。
OPとEDが離れないのはあるけど、ただの絵書き歌がここまで耳に残るとは。

音楽の使い方も効果的。そのおかげで、ノダちゃんが輝いていたし、
キサラギの暗い空気で流れるBGMもいい。決めた、サウンドトラック買う。
まあ、OP、EDが入っているんだから、買うしかないだろう。

総合的な評価…5

画のクオリティだけいえば、個人的にダントツ。
そして、面白さでいえば、何度見ても、楽しめるから、この空気と、この雰囲気が、
いつまでもゆったり仲良く過ごしている様子を見るだけで、幸せになれました。

総合点…30


★東京マグニチュード8.0 [評価:B]


実際に大災害の恐怖を感じさせる一作。
地震という日本と言う島国にいては、日常の中で突然きてもおかしくない状況で、
その注意喚起と言う意味では、きっちりと役割を終えた感じがする。

ストーリー…5

家に帰るまで。家に帰ってから。過去と未来どちらも描いていて、
過去の恐怖には毎回緊張しながらも、そのリアリティに、手に汗握る展開となり、
毎回、笑顔という展開も終わり過酷な現実を突きつける、そういったリアリティを、
追求して、自分にもし、襲い掛かったらと、未来の気持ちに感情移入できました。

キャラクター性…5

未来と悠貴と真理さん、この3人だけでも、普通の女子高生、気を使う小学生、
優しい大人と普通にいそうなキャラたちなんだけど、それがこの作品の、
世界観に入り込みやすくしている。

画…5

建物の崩壊の図は圧巻だったし、災害でのリアリティを追求した画でした。
表情は少しだけ、固い部分があったけど、それも演出の一部。

演出…5

いつ何がどこで起こるかわからない緊張感を最後まで描ききって、
悲しさと喜びをメリハリつけていました。

音楽…5

本当、OP、EDもカッコ良かった。
BGMもせつなく悲しい場面での入れ方は絶妙だった。

総合的な評価…4

本当、良作品で、見ていて、ハラハラドキドキしていたのを思い出して、
あぁ、やっぱり良かったなぁ、と感じる。
悠貴の消滅エンドだけがネタバレしてしまったことはちょっといただけなかった。
スタッフの責任ではないけれども。

総合点…29


★PandoraHearts(
パンドラハーツ) [評価:B]

2クールだったけど、それほど長さを感じさせなかった作品。
一人の少年が仲間の手助けを得ながらも、着実に一歩ずつ成長していくストーリー。
序盤・中盤での各エピソードは泣けるときもあり、心動くときであった。

ストーリー…4

とにかく、伏線や謎が張り巡らされ、その謎が解き明かされていくのは見ていて、
気持ちよく、頭の中が少しずつ整理されていく感覚。そして、一つ謎が解ければ、
また一つ増えていく。この連鎖にたまらなくひきつけられました。

キャラクター性…5

男性キャラが、これほどまでにカッコいい作品ってあっただろうか。
オズとギルの主従の関係でありながらも、どちらも誇りをもって生きている。
そして、主が従者を助けるのは当たり前だというオズの言葉には泣けた。

それに対して、ギルはオズを待ち続け、忠誠を胸に秘めながらも、
主が帰ってくるのを何年も待ち続けた、その姿勢には、一番の賛辞を送りたい。

それに、不器用ながらも行動的なアリスを含め、シャロンちゃんや、エコー、
エイダなど、きちんと、萌えキャラについてわかっているような、キャラの魅力。

これはドラマCDは楽しい事になりそうだ。

画…5

ほぼ完璧。描き方は変わっても、崩れる事はなかった。

演出…5

こうシリアスで奈落の底に落ちたような暗い展開だと、視聴者も飽きてくると思っての、
コメディ描写が良かった。特にバランスですね。ここで入れて欲しいという所で
入れてくれる親切設計。コメディ丸々のときもあったけど、それでも面白かったから。

音楽…5

梶浦さんが音楽という時点で満点だろう。
特にオルゴールの音色での、あの旋律は美しく聴いていて心地いい。
この部分だけでもすごいのに、壮大な感じがするBGMなど、
音によって、感じ方が大きく変わった部分が、多いように感じた。

総合的な評価…4

全体的な雰囲気はかなり好きなアニメだった。
いつも悩んでいるオズや、なんとかサポートしようとするギル、そして、
おどけながらも、時々協力してくれるブレイク。

何を考えているかわからないシャロンちゃんに、高飛車なアリスと、このメンバーが
いる空間があるだけで、幸せな気分になれた。コメディ路線だけでも面白い。

だけど、最後の、全て投げ出しエンドだけは、どうしても気になってしまう。
原作が22話までで、あとはオリジナル展開なら、できるだけ、謎を深めないで、
シャロンちゃんのお茶会だけで終わらせても、満足したと思う。

それだけ、キャラに魅力があったし、変に風呂敷を広げないほうがいいと思った。

総合点…28


★大正野球娘。 [評価:A]


野球しろよの大正野球娘。
別に野球しなくても、少女たちが集まって、何かのことに熱中するだけでも、
美しいものだ。

ただ、選択権もなく、将来の目標もなく、許婚とかも決められている
女性が家庭にが当たり前だった大正時代に、生き生きと野球にいそしむ姿が、
なんとも可憐で、そして、微笑ましい。

ストーリー…4

終盤は王道展開のストーリーなんだけど、それが逆に気持ちいいんだ。
その王道展開も少しは変化を加えれば、オリジナルな展開になるんだと、
気づかせてくれたストーリー。

でも、日常を描いた一回短編モノはきっちりとオチもつけての、
飽きさせないシナリオには野球以外で本当、魅せるものがあったと感じさせる。

キャラクター性…5

最後まで名前は覚えられなかったけど、別に覚えても、覚えなくても大差なかった
気がするんだよね。それぞれのキャラは魅力的で、きちんとキャラ付けも
出来ていて、それぞれが勝手に動き出しそうなくらいにキャラが確立していた。

特に小梅や晶子は十分すぎるほどに、活躍してくれたと思う。

画…5

クオリティはほぼ完璧で、キャラデザもかなり好みのものになっていた。
そして、野球という、よく動く描写もきちんと動かして、細かい所に気を配っていた。

演出…4

魅せる所では魅せる。ここぞというときの演出は無難でありながらも、
失敗のない堅実な見せ方で、視聴者を飽きさせなかった。

音楽…5

OPの「浪漫チックストライク」は名曲。何度聴いてもウキウキしてくる。
ここぞというときの盛り上げるBGMには感動したし、ここも無難にこなしてきた。

総合的な評価…5

最後まで楽しませてくれました。

初回の突飛な入り方以外はすんなりと世界観に入れ、初心者にも優しい設計。
アニメ入門者のためのアニメともなりそうな、複雑でもなく、平凡でもなく、
誰でも楽しめるアニメとして、野球に特化しないストーリーには恐れ入った。

それを毎週楽しみにしている自分がいて、見ているだけで幸せになれましたよ。

総合点…28

★化物語 [評価:S]

テレビ版は終了だけど、ネットで配信とあるので、まだ続きを楽しみにしたい。
でも、テレビ版の終わり方は、やっとつながったテーマソングと、
恋愛ドラマとして、心温まる終わり方でした。

個人的には、怪異という建前のギャグコメディなので、
とにかく、ストーリーよりも、笑える会話が大事でした。

そういう意味では、よくアニメ化できたなぁ、と原作既読者的には
感慨深いものがあります。まあ、もっと笑いが欲しければ、原作を読むべし。

ストーリー…5

ストーリーはあってないようなもの、と思っていたけど、シャフトの皆さん、
結構、そのストーリーにこだわりを感じましたよ。

きちんと伏線を張って、怪異が取り除かれるまでの人間ドラマに注目して、
各個人の欠点ともいうべき点を露わにしながらも、どう対処するべきか、
視聴者と一緒に考えさせる姿勢は素晴らしかった。

キャラクター性…5

キャラだけで言うなら、西尾維新氏の横に立つ人間は絶対にいないと思う。
これだけの強烈でインパクトのあるキャラを描いてくれたおかげで、
それだけで十分楽しめたと思う。絶対に誰か一人はお気に入りのキャラがいるはず。

しかし、アニメ版のなでこは卑怯すぎる。
この作品では、見た目はなでこが一番。キャラなら八九寺。
完全なロリですね。本当にありがとうござました。

画…4

少しだけやっちまったなぁという、なでこ編のアクションシーンだけなんだよね。
それ以外はほぼ完璧にこなしてくれたから、放送されただけで、ホッとしました。

演出…5

過剰な演出を割け、シンプル、かつ大胆に魅せてきたのは上手いと思う。
少々の芸術作品としてみてしまいました。
映像美ではないけれど、芸術美なんだよね。

まあ、シンプルにしたのは、コメディとしての会話に集中して欲しいと言う、
スタッフの優しさもあったんだろう。

音楽…5

音楽といえば、「君の知らない物語」は最高だった。
聴いた瞬間、涙が出たもの。でも、始まってみれば、この歌詞と、作品が
どうつながるのか疑問を抱いた視聴者も多数いただろう。
それを最終回で理解させるというナイスアイデアでしたよ。

それと、各キャラごとに分かれたキャラソンをOPにして、
視聴者をとりこにしました。なでこのOPなんて、かなりの中毒性だぞ。
何回聴いてもあきないんだからなw。だから、ロリっていうなぁw。

総合的な評価…5

とにかく、アニメ化してくれてありがとう。話題作にまでしてくれてありがとう。
本当、西尾維新氏のアニメ化だけは、自分の一生の中では見られないだろう、
と思っていましたから、始まる前から浮かれていたものです。

ちょっぴり尺の関係でなでこや羽川の話が急ピッチになってしまって、
なでこと神原との阿良々木漫才が省かれていて、少し残念だったかな。
だけど、原作の1/10くらいの面白さは伝わったと思うので、これで満足。

総合点…29


★ハヤテのごとく!! [評価:B]

今更語るまでもないハヤテのごとく!の2期です。
朝から深夜に移動してもクオリティは変わらずに、逆に楽しめました。
これは甲乙別れたかもしれません。

ストーリー…4

一期は原作既読とあって、それほど楽しめる要素は少なかったのですが、
二期は未読の部分から始まったので、コメディとしてのドタバタ劇や、
ヒナギクやナギのホロッと感動する話を交え、見せ方は良かったですね。

キャラクター性…5

畑先生の描くキャラはいつも魅力的で、本当、描いたキャラが生きているかのよう。
一人歩きして、毎回キャラ萌えさせてもらったものです。

画…5

一期よりも髪の色を濃くしたり、キャラデザもアニメ版といった形で、
少し好みの絵になり、作画崩れもなく、安心して見れました。

演出…4

良い意味でも悪い意味でも、原作準拠。
良い見せ方をしていたと思います。

音楽…4

OPのELISAだけは合わなかったなぁ。
それ以外の音楽はほぼ完璧だし、ヒナギクの歌うEDはかわいすぎて、大好きな曲。
これを見ると、やっぱり二期はヒナギクのために用意された感じですね。

それと、OPがKOTOKOに変わってからは雰囲気出てきた。
やっぱりハヤテのOPはKOTOKOが合う。

総合的な評価…5

やっぱりハヤテのごとく!は面白い。
キャラが生きているのもあるし、キャラ萌えに徹せますからね。

それに恋だけでなく、友情関係というのにも注目できますし、
キャラ同士の会話を聞くだけでも価値がありますね。

総合点…27


★涼宮ハルヒの憂鬱(新作話のみ) [評価:S]

時系列に並んだ再放送から、いきなりの新作を混ぜてくるサプライズ。
そして、エンドレスエイトと話題に事かかないハルヒ節を見せてくれました。
ここは新作のみについて評価したいと思います。

ストーリー…4

笹の葉ラプソディでは素直に感動しました。
丁寧なつくりで、ハルヒの今の暴走は、このときのキョンの言葉に影響されたと
考えると、タイムパラドックスで、なんとも言えない気持ちよさになってくる。

そして、物議をかもし出したエンドレスエイト。
エンドレスエイトのストーリーはほぼ同じなので、別にこれといってないかな。
詳しくは私の過去の感想を見て欲しいとしか言えない。

キャラクター性…5

もう、ハルヒに出てくるキャラで捨てキャラはいないんですよね。
必ず誰かしら好かれるぐあいに、各キャラに見せ場がある。

それだけでなく、二期であった溜息ではハルヒのイライラや不安を表面化させ、
良い暴走を見せてくれました。キョンがその暴走を抑えるといった感じで、
良い関係でした。

夢中になると周りが見えなくなるよね。
でも、若い時に、それだけ熱中できることがあるというのは青春を感じるなぁ。
子供なんだけど、本当に本気で物事に取り組むハルヒの姿勢は見習いたい。

画…5

掘口さん絵に近いキャラデザに変わっていたけど、その分、ハルヒや
みくるちゃんのかわいさが20%増量した感じで、高レベルのクオリティでした。

演出…5

エンドレスエイトでは頃々と演出家を代えて、ストーリーは同じでも、
演出で見せる事が出来ました。

音楽…5

作中のBGMはどれもレベルが高く、緊迫感と楽しさを感じさせる曲が良かったです。
一期も含めたサウンドトラックでも出ないかな。

OPの平野綾さんの「Super Driver」は何度聴いても飽きないスピード感と
サビでの盛り上がりは、本当良い曲でした。EDも良かったなぁ。
本当、曲に関しては文句のつけようのない出来でした。

総合的な評価…5

やっぱりハルヒは何度見ても面白い。
とにかく、見所が多い上に、何をしてくるかわからないスタッフの遊び。
視聴者を驚かせることで、常識にとらわれないアニメの可能性を感じました。

それに、ハルヒの良さは、青春を感じる可能性の開拓。
自分を狭い枠に収めることなく、色々と試して、夢を追いかけるのは
素晴らしいことではありませんか。

いつかは消失もやってくださいね。

総合点…29


★CANAAN [評価:A]


原案が奈須氏ということや、キャラデザに惚れてみてみました。
アクションものは苦手なので、あまり楽しめないかと思っていましたが、
だんだんとマリアが活躍するようになってからは、この作品は、
アクションだけじゃないと思い始めてから、一気に評価が上がりましたよ。

ストーリー…5

愛を全体のテーマにして、ガンアクションをメインにおいての、
マリアとカナンの友情劇。それに加え、「蛇」というテロ組織に立ち向かっていく、
カナンの勇気と絶望と希望。何を目的に戦うのか、何がしたくて、殺しているのか、
それを明らかにしないままに、視聴者に考えさせる形式をとったストーリーはさすが。

キャラクター性…5

カナンという殺し屋を主役にして、マリアと言う一般の女性がいるだけで、
謎めいてくるのに、ハッコーやリャン・チーなど、味方にも敵にも濃いキャラが
大勢いて、それぞれがそれぞれの思いを抱いて動いているのが印象的。

やっぱり、ハッコーが気になる存在だったかな。
好きなキャラではマリアがダントツでしたが、ユンユンの意外な活躍も笑えた。

画…5

よく動くし、よくしゃべるし、アクションはすごいわ。背景もすごいわ。
で、何もいうことはありません。アクション好きにはたまらないだろうな。

演出…5

カナンの色という、人とは違った性質を持っていて、それを才能として、
主人公の強さとして見せるんではなく、逆に弱さを併せ持っていて、絶対的な強さで、
敵を圧倒していくんではなく、自分の心との葛藤を見せながら、マリアをちらつかせ、
何のために、を主眼に置いた演出は上手かった。

音楽…5

OPの「mind as Judgement」はカッコ良すぎた。これはハードリピートだなぁ。
それに作中の曲もイメージにピッタリでシリアス展開にマッチしていた。
ただ、作中アイドルの曲はどうなんだろう、と疑問を感じたり。これもアリ?

総合的な評価…5

特にマリアという武力的な意味で無力な存在と、心が思い定まっていない
敏腕の殺し屋のカナンとで、対比させている構図に引き込まれた。

そして、アルファルドという一応の黒幕がいて、そこで「希望」という名を取り合う
構図へと変わり、死と生を考えさせる展開は本当に面白かった。

アクションでも魅せる所は魅せ、それ以外では、言葉で勝負するなど、
終盤では、終始、緊張感のあるシリアス展開が良かったですね。
まあ、あまり深く考え込まないように、ユンユンという遊びのアクセントを加えたのも
なかなか考えられていた作品だったと思う。

総合点…30


★懺・さよなら絶望先生 [評価:A]


これは多くを語るまでもないだろう。もはや、ストーリーなんてものはなく、
面白ければ、それでいい。でも、きちんと笑いやオチはつけていく、
マメな久米田先生のマンガをきっちりと、アニメ化したシャフトに感謝。
むしろ、定期的に放送して欲しいと思うアニメ作品です。

ストーリー…5

マンネリ化しないような、視聴者の一歩上を行くストーリー展開。
別に一回抜かしても、楽しめるような短編小説を読んでいるかのよう。

キャラクター性…5

普通って、ゆーな。

画…5

久米田先生の絵はシンプルでいて、きちんと萌え絵になっているから、素晴らしい。
シャフトもこれは描きやすいだろうなぁ、って感じでしたw。

演出…5

毎回、冒険していたシャフトも少しは落ち着いてきたようで、
魅せ方もわかってきた感じで、安定感が増した演出でした。
きっと、この3編に分けて、細々とやっていくほうがいいんだろうなぁ。

音楽…4

EDの「絶望レストラン」が大好きだった。

総合的な評価…5

とにかく、面白いんだけど、感想が書きにくい本作品。
突っ込み所さえ間違わなければいいけど、ツッコミがきっちりと入る作品で、
ツッコミを入れるというのも無粋な話。

とにかく、何度見ても面白いと感じる繰り返し視聴オススメの作品です。

総合点…29


★戦場のヴァルキュリア [評価:D]


シリーズ構成の横手さんの手腕と初監督となるヤマカンじゃない山本さんが、
どういう描き方をしたかったのか疑問である本作品。
とりあえず、ヴァルキュリアの力が出てくるまでは純粋に人間ドラマを
楽しめて、感動もしたし、泣けもした。恋愛は微妙だったけど、それなりだった。

ストーリー…2

イサラの死を描くまでは、ほぼ満点の出来だったと思う。
戦争を描く作品としては微妙だけど、ゲームを元にしているので、
そうアクションに期待するほどでもないだろう、と思ってみていたので、
それぞれの人間関係の描き方は上手かったと思う。

特に、アリシアとウェルキンが山小屋にいたときに逃げてきた敵兵の話や、
ロージーを主眼に置いたダルクス人の差別問題など、色々と考えさせて、
その世界に入り込めるぐらいに、感情移入できた。

あとは、ヴァルキュリアの力で、戦闘力のインフレが起こってからは、
ご覧の有様だよw。そこだけなんだよなぁ。でも、、そこが致命的。

キャラクター性…4

アリシアは魅力的で、快活で爽やかな感じがして好きだったし、
イサラもまあまあ、おしとやかな感じがして、親近感がわいた。
なによりも知将のウェルキンが朗らかな感じがして好印象だった作品。

ファルディオもラマールもいい奴だったんだけどなぁ。
第1小隊は使い捨てじゃないよ。

画…5

作画崩れはなかったし、きちんとしたクオリティを最後まで保っていたことは、
評価に値することだと思う。

演出…3

これも、イサラの死を嘆いたウェルキンまでは、ほぼ完璧だったのに。

音楽…4

新EDが感動展開のときは、胸に染みたものだったので、ここは素直に良かった。

総合的な評価…2

ヴァルキュリアの力で頂点対決を描いたときには失笑モノでした。
今までの感動をどうしてくれる、とやり場のない怒りを感じたものです。
せっかく築き上げてきた砂の塔を大波で崩されてしまったときの感覚。

序盤から中盤にかけては、楽しみにしていたんだけど、終盤では、ストーリーを
追う気も失せて、結末だけを知りたかった、そんな感じにまでなってしまった。

元がゲームだから仕方ないと割り切っています。

総合点…20


★かなめも [評価:C]


これは意外と安定的に楽しめたかな。
話の展開は読めるし、何もない日常なんだけど、逆にそれがいい、みたいな。
百合とロリを省けば、もっと面白くなった気がする。

ストーリー…3

良くも悪くも展開が読めるw。
だから、王道なシナリオなんだろう。それがいいのか悪いのか別にしてね。
そういう需要もあるんだと思って、一週間の頭の休養にはなりました。
雰囲気がゆったりしていて、こういうのもいいなぁって思える。

キャラクター性…3

百合とロリと守銭奴。
ここら辺はわかるので、それ以上のオリジナルのキャラ性があったら、良かった。
普通に美華みたいなツンデレ少女だけでも良かった気がする。

あぁ、個人的なお気に入りは、マリモ姉さんと、代理かな。
代理がいないと、このアニメは全くしまらんよw。

画…4

とにかくキャラデザは好みだったし、それだけでも見る価値はあった。
ただ、一部、作画崩れがあって、かなと代理が歩いている方向と背景が
ずれている所があったのが残念だったかな。それ以外は大丈夫だった気がする。

演出…4

えーと、無難かな。でも、ミュージカルとかはわけわからんかったw。

音楽…4

OPの「君へとつなぐ心」は大好き。
サビよりもメロディが好きなのはアニメOPでは珍しい。さすが、橋本由香利さん。
そして、EDの「YAHHO!!」も好きだったなぁ。さすが、ほっちゃん作詞・作曲。

総合的な評価…3

まったり、ゆったりと見れる作品。
百合とロリだけなんとかすれば、もっとゆっくり見れた。
なんかそこだけ、日常からずれた部分だけあって、そこだけ気に入らなかった。

まあ、その部分を抜かすと、この作品のオリジナリティがなくなりそうだけどね。
でも、最終回が一番面白かったので、終わりよければ、全てよしですよ。

総合点…21


★咲 -Saki- [評価:S]


自分の中で、この作品は今まで見た中でも上位に入るぐらいに大好きになった作品。
最初はそれほど期待していなかったんだけど、決勝に入ってからの面白さは
今までの比じゃない。どうして、こんなに泣けて笑えて、感動するエピソードを
もってくるかなぁ。何度も見てしまったじゃないか。

ストーリー…5

とにかく、ストーリーというより、主要キャラのエピソードは泣けてくる。
麻雀を打つ熱い展開も面白いけど、それよりも、それぞれのキャラが、どんな思いで、
この決勝に望んできたかを知るだけで、こう勝負に対しての関心が違ってくる
ものだと思いました。

コミュニケーションが上手く取れなかった人生を歩んできたモモのエピソードも
素晴らしい出来だし、衣のエピソードが一番泣けた。もう、最強の頃の衣の
面影が逆にかわいさ余ってってな感じで、本当、どのエピソードも最高だった。

キャラクター性…5

とにかく、この作品では、キャラの特異性が目立つ。
素晴らしいキャラデザな外見もさながら、内面を少しずつ出す事で、主要なキャラを
覚えてもらうように、キャラの個性を全面に出していた所が素晴らしかった。

個性と言うものは、かなり大事で、決勝が清澄が全国へいくための踏み台にしか
過ぎなかったなら、各3校のキャラなんて、少しだけ得意技とかを出せばいい。
だけど、それよりも、踏み込んで、各3校のキャラを覚えてもらって、
それぞれのエピソードを見てもらって、キャラ人気が出るようにしたのは新しい試み。

画…5

キャラデザも絵も素晴らしかった。

演出…5

この作品はエフェクトが命だな、と思っていた私ですが、
途中からは、それもただの演出の一部でしかなかったと気づいたときには、
すっかりはまっていました。

音楽…5

OPの「Glossy:MMM」は今でも大好きな曲。
橋本みゆきさんの曲が盛り上げたなぁ。それと咲の足を振っている姿が印象的な
「bloooomin'」もなかなかハマっていたと思うよ。

EDも「四角い宇宙で待ってるよ」も、「熱烈歓迎…」もキャラソンっぽくて、
ほんわかした気持ちになれる曲。今でも自分の中で流れ続けている。
そして、「熱烈歓迎…」のカップリングの「残酷な願いの中で」もシリアス展開で、
効果的に使っていて、悲しみに浸りながら終える事ができるなど芸が細かい。

それに最終回一つ前での「Glossy:MMM」のアコースティックVer.で花火を見ている
姿にはちょっと、ウルッときましたよ。これは是非、サントラに入れて欲しい。

総合的な評価…5

きっとね、この作品については、キャラ萌えだけで、何時間でも話すことができると
思えるような作品。話していて、楽しいし、見ていて、毎回、新鮮さと感動を
提供してくれました。

わかる人にはわかる、この良さをみんなに伝えたいくらいだよ。
是非、全国でのプロローグも見せたことだし、第2期もガンガンやってくださいな。

総合点…30


個人的今季ベストキャラクター、OP・ED、声優受賞発表

ベストキャラクター賞
…東横桃子(咲 -Saki-)

今季は好きな作品が多くて、かなり悩んだ。
次点では、「化物語」で、八九寺となでことガハラさんかな。
「GA」でも、あーさんという強力キャラがいるし、「青い花」では、あーちゃん。
「咲 -Saki-」からも、かじゅとか池田とか大好きだし、一人を選ぶのは難しい。


ベストOP賞…「Glossy:MMM / 橋本みゆき」(咲 -Saki-)

またも「咲 -Saki-」から。今思えば、爽快感のあるOPで完成度は半端なかった。
改めて見返してみると、2クール目の伏線も含めたすごいOPだった。
次点では、「青い花」で空気公団の「青い花」も良かったですね。
「CANAAN」の「mind as Judgement」もスピード感あってカッコよかった。
それに化物語のなでこの一回限りのOPも最高だった。


ベストED賞…「君の知らない物語 / supercell」(化物語)

この曲は良すぎて、もう何度聴いても飽きない。
それにテレビ版最終回を美しく飾ってくれ、星空のようなスタッフロールも素晴らしい。
次点では、「咲 -Saki-」の「残酷な願いの中で」が切なくなってくるし、
「ハヤテのごとく!!」での「本日、満開ワタシ色!」のヒナギクのかわいさは反則級。


ベスト声優賞…茅原実里(咲 -Saki-・龍門渕透華役)

長門のような役や、みなみけの千秋が出来たりで、新たな可能性を感じたみのりん。
「GA」からも戸松遥が能登声が出来て、能戸松と器用さが素晴らしかった。
トモカネ役をやった、みゆきちもCANAANでカナン役など色々と良かったなぁ。


以下は、アニメ調査室(仮)さんがやっているアニメ評価調査。

2009秋調査(2009/7-9月期、終了アニメ、43+1作品)

01,青い花,S
02,化物語,S
03,かなめも,C
04,蒼天航路,x
05,咲 -Saki-,S
06,あたしンち,x
07,大正野球娘,A
08,ウチュレイ!,x
09,宙のまにまに,A
10,バスカッシュ!,x
11,シャングリ・ラ,x
12,グイン・サーガ,x
13,CANAAN (カナン),A
14,プリンセスラバー!,x
15,狼と香辛料II (2期),A
16,よくわかる現代魔法,x
17,ヴァイス・サヴァイヴ,x
18,戦場のヴァルキュリア,D
19,東京マグニチュード8.0,B
20,ハヤテのごとく!! (2期),B
21,リロ アンド スティッチ,x
22,ねぎぼうずのあさたろう,x
23,ライブオン CARDLIVER 翔,x
24,忘念のザムド (TV初放送),x
25,ヤッターマン (新シリーズ),x
26,07-GHOST (セブンゴースト),x
27,ティアーズ・トゥ・ティアラ,x
28,ファイト一発! 充電ちゃん!!,x
29,懺・さよなら絶望先生 (3期),A
30,うっかりペネロペ 第2シリーズ,x
31,しゅごキャラ!! どきっ (2年目),x
32,GA 芸術科アートデザインクラス,S
33,PandoraHearts (パンドラハーツ),B
34,シュガーバニーズ フルール (3期),x
35,バトルスピリッツ 少年突破バシン,x
36,スターウォーズ / クローンウォーズ,x
37,アラド戦記 スラップアップパーティー,x
38,真マジンガー 衝撃! Z編 on television,x
39,うみものがたり あなたがいてくれたコト,F
40,チーズスイートホームあたらしいおうち (2期),x
41,Phantom (ファントム) Requiem for the Phantom,x
42,涼宮ハルヒの憂鬱 (再構成版、全28話),x
43,涼宮ハルヒの憂鬱 (新作話のみ),S
44,イヴの時間 (NET配信),x

(以下、自由記入)

{追加評価} (自由記入、第11〜13回調査に参加している方)

{総評、寸評など} (自由記入、引用する場合あり)
01,青い花,S
とても好きな作品で、何度も見たい。いや、あーちゃんとふみちゃんをずっと見ていたい。
百合が好きではない、いや、むしろ大嫌いに位置している私の価値観でさえ、超えてしまうような、絶妙な心理描写。
綱割りのような人間関係の微妙なバランス。それが崩れそうで、なんとか倒れないように見守っているだけでも、ハラハラドキドキしながらも、先の読めない展開に心躍らせたものです。
百合作品と一言で片付けられるといてもたってもいられなくなる。そんな枠で縛るんではなく、少女たちの儚くも、もろい、友情をテーマにした青春ものとして見て欲しい。
ひと時の夏だけで、少女は子供から大人になる。そんな心の変化。ふみちゃんを見ていると、心と体はつながっていて、心でダメージを受けたら、体にもおかしな影響があらわれる。心が弱い人と言っては失礼だけど、打たれ弱いというか、誰かが守ってあげなければいけない人なんですよね。それほど女性はナイーブで弱い。
そんな少しずつ変わっていく心境の変化を、淡々と、そして情熱的に、表していて、青春の甘酸っぱさを感じてしまう。
本当、心というものに焦点をあてたら、この作品の右に出るものはいないと思う。

02,化物語,S
とにかく、アニメ化してくれてありがとう。話題作にまでしてくれてありがとう。
本当、西尾維新氏のアニメ化だけは、自分の一生の中では見られないだろう、と思っていましたから、始まる前から浮かれていたものです。ちょっぴり尺の関係でなでこや羽川の話が急ピッチになってしまって、なでこと神原との阿良々木漫才が省かれていて、少し残念だったかな。だけど、原作の1/10くらいの面白さは伝わったと思うので、これで満足。

03,かなめも,C
まったり、ゆったりと見れる作品。百合とロリだけなんとかすれば、もっとゆっくり見れた。なんかそこだけ、日常からずれた部分だけあって、そこだけ気に入らなかった。まあ、その部分を抜かすと、この作品のオリジナリティがなくなりそうだけどね。でも、最終回が一番面白かったので、終わりよければ、全てよしですよ。

05,咲 -Saki-,S
麻雀を打つ熱い展開も面白いけど、それよりも、それぞれのキャラが、どんな思いで、この決勝に望んできたかを知るだけで、こう勝負に対しての関心が違ってくるものだと思いました。
コミュニケーションが上手く取れなかった人生を歩んできたモモのエピソードも素晴らしい出来だし、衣のエピソードが一番泣けた。もう、最強の頃の衣の面影が逆にかわいさ余ってってな感じで、本当、どのエピソードも最高だった。
きっとね、この作品については、キャラ萌えだけで、何時間でも話すことができると思えるような作品。話していて、楽しいし、見ていて、毎回、新鮮さと感動を提供してくれました。わかる人にはわかる、この良さをみんなに伝えたいくらいだよ。是非、全国でのプロローグも見せたことだし、第2期もガンガンやってくださいな。

07,大正野球娘,A
野球しろよの大正野球娘。別に野球しなくても、少女たちが集まって、何かのことに熱中するだけでも、美しいものだ。
ただ、選択権もなく、将来の目標もなく、許婚とかも決められている女性が家庭にが当たり前だった大正時代に、生き生きと野球にいそしむ姿が、なんとも可憐で、そして、微笑ましい。
初回の突飛な入り方以外はすんなりと世界観に入れ、初心者にも優しい設計。アニメ入門者のためのアニメともなりそうな、複雑でもなく、平凡でもなく、誰でも楽しめるアニメとして、野球に特化しないストーリーには恐れ入った。それを毎週楽しみにしている自分がいて、見ているだけで幸せになれましたよ。

09,宙のまにまに,A
期待はそれほどしていなかったんですよ。それに初回を見た限りでは普通だな、と思っていた程度。あとは惰性で見ていたけど、いきなり、美星の輝きのバックにあるものに気づいてからは全く見方が変わったね。
この子は、星にしか興味がないと。てっきり朔と美星の恋愛モノのような予感がしていたから、いつになったら恋愛モードになるのかと思ったけど、最後までならなかった。よくぞ最後まで貫き通したよ。
そういう意味では、天体観測という題材を元に作られた、青春ドラマと見るべきなんだろう。星の素晴らしさ、一緒にただ星を見るだけで、これだけの感動を与えられるとは恐るべし、まにまに、って感じでした。

13,CANAAN (カナン),A
特にマリアという武力的な意味で無力な存在と、心が思い定まっていない敏腕の殺し屋のカナンとで、対比させている構図に引き込まれた。そして、アルファルドという一応の黒幕がいて、そこで「希望」という名を取り合う構図へと変わり、死と生を考えさせる展開は本当に面白かった。
アクションでも魅せる所は魅せ、それ以外では、言葉で勝負するなど、終盤では、終始、緊張感のあるシリアス展開が良かったですね。まあ、あまり深く考え込まないように、ユンユンという遊びのアクセントを加えたのもなかなか考えられていた作品だったと思う。

15,狼と香辛料II (2期),A
ラノベ作品で、これほどまでに丁寧に描写した作品があっただろうか。本当、荷馬車の上での二人の会話も楽しめ、街に入っての緊張感。そして、問題。と、ゆったりとしながらも視聴者を飽きさせない展開に脱帽です。さすが狼と香辛料。クオリティもシナリオも全てが高い。ほとんど安心して見れるのがいいですね。いきなり超展開とか、突然キャラが崩れることもない。

18,戦場のヴァルキュリア,D
シリーズ構成の横手さんの手腕と初監督となるヤマカンじゃない山本さんが、どういう描き方をしたかったのか疑問である本作品。とりあえず、ヴァルキュリアの力が出てくるまでは純粋に人間ドラマを楽しめて、感動もしたし、泣けもした。恋愛は微妙だったけど、それなりだった。

19,東京マグニチュード8.0,B
実際に大災害の恐怖を感じさせる一作。地震という日本と言う島国にいては、日常の中で突然きてもおかしくない状況で、その注意喚起と言う意味では、きっちりと役割を終えた感じがする。本当、良作品で、見ていて、ハラハラドキドキしていたのを思い出して、あぁ、やっぱり良かったなぁ、と感じる。悠貴の消滅エンドだけがネタバレしてしまったことはちょっといただけなかった。スタッフの責任ではないけれども。

20,ハヤテのごとく!! (2期),B
やっぱりハヤテのごとく!は面白い。キャラが生きているのもあるし、キャラ萌えに徹せますからね。それに恋だけでなく、友情関係というのにも注目できますし、キャラ同士の会話を聞くだけでも価値がありますね。

29,懺・さよなら絶望先生 (3期),A
これは多くを語るまでもないだろう。もはや、ストーリーなんてものはなく、面白ければ、それでいい。でも、きちんと笑いやオチはつけていく、マメな久米田先生のマンガをきっちりと、アニメ化したシャフトに感謝。むしろ、定期的に放送して欲しいと思うアニメ作品です。

32,GA 芸術科アートデザインクラス,S
今季、笑いと芸術と美で、かなりイチオシしていた本作品。動いているだけで、感動モノでした。本当、きゆづき先生の絵が大好きでねぇ。もう、絵を見ているだけで、うっとしちゃうぐらいさ。画のクオリティだけいえば、個人的にダントツ。そして、面白さでいえば、何度見ても、楽しめるから、この空気と、この雰囲気が、いつまでもゆったり仲良く過ごしている様子を見るだけで、幸せになれました。

33,PandoraHearts (パンドラハーツ),B
2クールだったけど、それほど長さを感じさせなかった作品。一人の少年が仲間の手助けを得ながらも、着実に一歩ずつ成長していくストーリー。序盤・中盤での各エピソードは泣けるときもあり、心動くときであった。全体的な雰囲気はかなり好きなアニメだった。いつも悩んでいるオズや、なんとかサポートしようとするギル、そして、おどけながらも、時々協力してくれるブレイク。
何を考えているかわからないシャロンちゃんに、高飛車なアリスと、このメンバーがいる空間があるだけで、幸せな気分になれた。コメディ路線だけでも面白い。だけど、最後の、全て投げ出しエンドだけは、どうしても気になってしまう。原作が22話までで、あとはオリジナル展開なら、できるだけ、謎を深めないで、シャロンちゃんのお茶会だけで終わらせても、満足したと思う。それだけ、キャラに魅力があったし、変に風呂敷を広げないほうがいいと思った。

39,うみものがたり あなたがいてくれたコト,F
方向性が自分とは合わなかったので、見なくなりましたね。ARIAのような癒し作品として期待していたんだけどね。

43,涼宮ハルヒの憂鬱 (新作話のみ),S
やっぱりハルヒは何度見ても面白い。とにかく、見所が多い上に、何をしてくるかわからないスタッフの遊び。視聴者を驚かせることで、常識にとらわれないアニメの可能性を感じました。それに、ハルヒの良さは、青春を感じる可能性の開拓。自分を狭い枠に収めることなく、色々と試して、夢を追いかけるのは素晴らしいことではありませんか。いつかは消失もやってくださいね。